埼玉県坂戸市の保育士求人一覧

坂戸市には2021年10月時点で、公立保育所が5園、私立保育園が9園、私立認定こども園が3園、小規模保育園が13園、認可外保育施設が4施設あります。2021年度、埼玉県全体の保育士有効求人倍率は4.44倍であり、全国平均の1.5倍に近い数字です。2021年4月のデータによると、坂戸市の待機児童数は0人となっており、前年度の数字を維持しています。しかし、坂戸市では0歳児から2歳児の保育ニーズに対し確保量が不足する見通しを示しており、認可保育園の定員構成見直しによる0歳児受け入れ枠増加を図る予定となっています。そのため、保育士さんを必要とする保育現場が多くなることが考えられます。

2020年度、埼玉県全体における保育士の月の平均給与は、男性が33万2800円、女性が24万4600円であり、男性は全国平均を上回っています。坂戸市内で保育士を目指す方は、埼玉県が行う保育士支援策を活用できます。たとえば、保育士・保育園支援センターの利用です。ここでは、事業者や潜在保育士さんからの相談に応じています。また、埼玉県社会福祉協議会が行う貸付事業も活用できます。その中のひとつ「保育所復帰支援貸付」は、未就学児をもつ保育士さんが県内の保育所に就労する場合、保育料の一部を貸し付けるものです。上限月額2万7000円として保育料の半額が貸付けられ、一定期間保育士として業務に従事すれば貸付金の返還は全額免除されます。他にも、就職にかかる費用を軽減できる「保育士就職準備金貸付」もあります。坂戸市で保育士を目指す方は、県の取り組みをチェックしてみてくださいね。

坂戸市では、育児をサポートしてほしい人とサポートをしたい人が会員となり、保育園への送迎といった相互援助活動を行うファミリーサポートセンターがあります。またこの施設とは別に、2021年4月より緊急サポート事業を展開しています。これは、会員組織の子育て援助活動という点では同じですが、保護者の急な用事や仕事などで、宿泊が必要な際に活用できるものです。利用会員はファミリーサポートセンターと同様、市内在住及び在勤であり小学校6年生までの子どものいる保護者です。このように坂戸市は子育て支援に力を入れており、子育てに関する市民の援助が得られやすいエリアと考えられます。保育士資格を活かせる場所とも言えるので、詳細をチェックしてみてくださいね。

埼玉県のほぼ中央に位置し、秩父山系を源とする高麗川が流れる坂戸市は、人口約10万人以上を擁する街です。自然環境に恵まれたエリアですが、都心へのアクセスも良好であり、在来線を使用すると池袋まで約45分、東京の中心駅まで約1時間で行くことができます。市内の移動は市民バスを活用できるほか、地勢が平坦なこともあって自転車での移動がしやすく、保育士さんの移動手段の選択肢も広がるでしょう。また1年を通してさまざまなイベントを行っているため、坂戸市は保育士さんにとってリフレッシュを図れるエリアかもしれません。