埼玉県深谷市の保育士求人一覧

深谷市には2021年4月時点で、公立保育所が4園、私立保育園が32園、私立認定こども園が2園、小規模保育園が9園あります。2021年度、埼玉県全体の保育士有効求人倍率は4.44であり、全国平均の約1.5倍であることから、保育士さんのニーズが高いことがわかります。2021年4月のデータによると、深谷市の待機児童数は0人です。これは認可保育園の開設や、市独自の補助金を創設し、保育需要の高まっている低年齢児の定員拡大に取り組み、待機児童の減少に努めた結果と予想されます。引き続き待機児童を発生させないために、保育の受け皿整備と保育士の人材確保に向けて取り組みを強化していく必要があるといえるでしょう。

2020年度、埼玉県全体における保育士の月の平均給与は、男性が33万2800円、女性が24万4600円であり、男性は全国平均を上回っています。埼玉県は保育人材確保のため、「保育士修学資金等貸付事業」を実施しています。その一つとして「保育士修学資金貸付」があります。これは保育士資格取得を目指している学生さんに対し、学費の一部や入学準備金、就職準備金を貸付けるものです。また、「保育所復帰支援貸付」では、未就学児の子育てをする保育士さんが保育所に勤務する場合、保育料の一部を貸付し復職のサポートに努めています。貸付資金は、一定期間保育士業務に従事したり、指定期間内に資格取得をしたりといった条件を満たすことで返還を免除しており、保育人材への資金支援を行っています。これは北本市の保育士さんも利用できるため、保育士として勤務しやすい環境にあるといえるでしょう。

深谷市では、積極的に子育て支援を実施しています。子育て支援センターでは、未就学児の子どもと保護者の方が誕生日会などのイベントやおはなし教室などの利用を通して、地域交流を図る場所を提供しています。保護者からの育児相談や、絵本の読み聞かせ、ふれあい遊びなど、子育て家庭が気軽に参加できる支援を行い、地域全体でサポートに取り組んでいます。また、小学校に就学している児童を対象とした「学童保育室」があります。保護者の方が就労などで昼間家庭を留守にしている場合、子どもが放課後の時間を過ごす安全な居場所づくりを行い、子育ての支援に取り組んでいます。深谷市は地域から子育て家庭が孤立しないよう、さまざまな支援を積極的に行っており、保育士さんの需要も高いエリアであるといえるでしょう。

深谷市は、東京都心から70キロメートル、埼玉県北西部に位置する都市です。誰もが住んでみたい、住んでよかったといわれる住みよい環境を目指すとともに、地域の活性化を図りながら、定住を促進するための各種施策に積極的に取り組んでいるそうです。交通面は、高速道路や国道などが広域間の基幹的役割を果たす道路として機能しています。鉄道は2路線において駅を有しており、各方面の交通の要衝となっています。市内では駅の周辺いコミュニティバスが運行しています。各種割引制度も充実しており、保育士さんの移動手段としてお得に活用できるかもしれませんね。