保育現場では「なかなか休みが取れない」という悩みがよく聞かれます。有休を取りづらかったり、土日・お盆期間などに出勤があったりと、リフレッシュの時間を確保できないと仕事のストレスが溜まってしまいますよね。今回は、保育士さんの休暇の実態と合わせて、しっかり休みが取れる保育園の特徴を紹介します。
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■目次
保育士さんが休めない理由とは?
保育士さんは休みが少ないという印象を持たれがちなもの。
一般的な保育園は月曜日から土曜日まで開園していることが多いうえ、場合によっては日曜日や祝日も保育を実施しているケースもあります。
また「子ども〇人に対して職員〇人で見守る」と配置基準が定められており、必要な職員数が決まっていることも休みづらい原因の一つ。
加えて、子どもとのかかわり以外にも書類の作成や製作物の準備といった業務量が多く、仕事の疲れをリフレッシュする時間が少ないのもつらいですよね。
今回は「休みがない…」と悩む保育士さん向けに、休暇が取りづらい原因と休みやすい保育園探しのポイントを紹介します。
保育士さんが休みづらい原因1:雰囲気的に休めない
- 周囲の保育士さんがめったに有休を取らない
- クラス担任が自分しかいないので特別な理由がないと休みづらい
- 新人だから他の職員を差しおいて有休を取れない…
など、休みを取りづらい雰囲気を感じて躊躇してしまう保育士さんは多いのではないでしょうか。
入職後に「勤務体制を変えて休日を多くしてほしい!」という要望を伝えてもなかなか叶わないもの。
転職を視野に入れて、たとえば「有給休暇取得率100%」の園やGW、お盆休みに休日を設けている園などを探してみてもよいでしょう。
ただ、「休みが取れると思って入社したら人手が足りなくて取りづらかった」というケースも…。
まずは、地域の園の内情に詳しい保育士専門のアドバイザーに相談することが大切。自宅近くの保育施設の休日事情を聞いてみましょう。
保育士さんが休みづらい原因2:振替休日が取れない
シフト制で働くことの多い保育士さんですが、振替休日が取得できず疲れが取れない…と悩む方が多いよう。
- 休日出勤の振替休日がない…
- 土日に大きな行事があると連勤になってしまう
職員数が足りないとどうしても振替休日が取れないため、休日出勤の疲れを引きずって仕事をしている保育士さんもいるのではないでしょうか。
特に、運動会や生活発表会など大きな行事のあとは「朝起きるのがつらい…」と感じることもありますよね。
「休みがしっかり取れる環境で働きたい!」とお考えの方は、年間休日120日以上といった休みが多い園に転職するのも一つの手。
中には夏休み・年末年始に有給を組み合わせて休みがとりやすい園もあります。
まずはどんな求人があるのか確認することが大切。相談窓口に「シフト調整がしやすい園がいい」、「子育てママが働きやすい園を知りたい」など希望条件を伝えてみましょう。
保育士さんが休みづらい原因3:急な事情でも休めない
- 人手が足りなくて体調不良で休みたい日も無理して出勤せざるを得ない
- 子育て中の先生が少なくて、子どもの熱で休むことに気が引ける…
こうした悩みをお持ちの方は、「パートのフリー保育士を配置」「各クラスにプラス1人保育補助がつく」など人員に余裕を持たせている園を探してみるのもひとつ。
職員数に余裕があることは、休みの取りやすさだけでなく、保育の質を担保するうえでも大切な要素です。
また、「入職後すぐに体調を崩してしまったらどうしよう」という懸念をお持ちの方は、入社初日に有休が付与される園であれば不安を解消できるかも!
特に新人保育士さんの場合、初めのうちは子どもたちから風邪をもらいやすいもの。「もしもの時は有休を使える」という安心感があることで、ストレスなく働けそうですね。
保育士さんが休みづらい原因4:仕事量が多すぎる
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- 行事前は製作物や企画書などをいつも持ち帰っている
- 月末や年度末は書類の量が多すぎて休日出勤…
など、子どもたちのことを思うと仕事に力を入れたいと感じるものの、
体力の限界を感じている保育士さんも多いかもしれません。
慢性的に業務量が多かったり、そもそも職員が足りていなかったりする園の場合、自身の健康のために職場を変えることを検討してもよいのではないでしょうか。
ただ、詳しい残業時間数や持ち帰り残業の有無は入職してみないとなかなかわからないもの。職員同士の業務分担がしっかりできているのかチェックすることも難しいですよね。
転職前には、そういった詳しい園の内情も知っておくことも必要。
まずはお住まいの地域の転職のサポート窓口にご相談を!保育士専門のアドバイザーに聞いてみましょう。
職場選び次第で保育士さんでもしっかり休みが取れる!
有給が取りやすかったり元々の年間休日数が多かったりと環境がよい園は「休みがない」という悩みを持たずに働くことができますよね。
保育士として責任感を持って働いているのだから「労働環境がよい園で勤務したい」という望みは当然のこと!
保育士バンク!は、あなたのお悩みに合わせて働きやすい職場を探すお手伝いをさせていただきます。
- 年間休日125日以上の保育園で働きたい!
- 旅行の際やお盆には5連休くらいが可能な園がいい
- 子どもの熱や学校行事のときに気兼ねなく休めるパート求人はない?
などあなたのご希望をお聞かせくださいね。「退職するか悩み中…」という方からの相談もお待ちしています。