子ども達が大好きな外遊び楽しいだけでなく、子ども達の成長にはとても大切な時間です。好奇心や探求心を養い、体力も身につきます。子ども達は寒い冬でも元気に外遊びを楽しみますよね。今回は冬の外遊びをめいいっぱい楽しめる遊びと効果についてお話しするので保育活動に取り入れる際の参考にしてみてくださいね。
■保育園での外遊び、遊具無しで楽しめる事は?
保育園で外遊びといえば、砂遊びやボール遊び、公園などに行く場合はブランコや滑り台などがあります。
しかし子ども達は遊具がなくても楽しめるもの。
冬を楽しむ外遊びも沢山あります。
1.かけっこ
年間通して楽しめる、子ども達が大好きな遊びです。
2.日だまり探し
日向の場所を探して温かさを感じたり、日陰に移動して温度の違いを感じて楽しみます。
日向が多い様なら、”日向に入ったら捕まらない”などルールを作って鬼ごっこをしても楽しそうです。
3.白い息をはいて遊ぶ
暖かい室内から外に出ると、冬は白い息が出ることがありますね。子ども達は白い息に大はしゃぎ!
なんで息が白くなるのか理由は分からなくても”疑問”を感じることが成長に繋がります。
4.風車
風向きを感じて方向を変えたり、風のスピードや感覚を楽しめます。
5.落ち葉遊び
落ち葉は一枚ずつ形も色も違います。
落ち葉集めをしたり、虫にかじられた跡が残っている落ち葉をさがしてみたり、楽しみ方はさまざまです。
落ち葉だけでなく、子ども達が探してきた物は子ども達にとって宝物です。
「よく見つけたね~」と褒めてあげたいですね。
■遊具がもたらす効果
保育園や公園にある遊具には、子ども達の学びや成長にとても良い効果をもたらしてくれます。それぞれどんな効果があるのかを調べてみました。
〇砂遊び…子ども達の五感を刺激してくれる効果がありあます。季節や湿度によって触り心地にも変化が見られたり、
触って見て、好きな形に変えたり潰したり固めたり…子ども達には人気の遊び場です。砂遊びの後は特に着替えなどアフターケアーも必須ですね。
〇ブランコ…身体のコントロールを養う効果があります。他にも筋肉の発達や判断力、チャレンジ精神も養われます。
順番を守ったり譲り合ったり、社会性を学ぶこともできますね。
〇滑り台…身体のバランス感覚を養い、姿勢を良くすると言われています。
階段を登る為、平衡感覚や筋力もつきます。
〇鉄棒…腕やお腹、背中などの筋力を強化します。
〇ジャングルジム…斜めに登ったり下りたり、自由な動きをするため位置感覚を学ぶことができます。
視覚だけに頼らない身体を使ったイメージを覚えられるのも利点です。しかし怪我をやすいので充分に気をつけてあげたいですね。
〇雲梯(うんてい)…自分で身体を支え、交互に腕を出して前進させるため、脳に良い刺激を与え、知性を伸ばすと言われています。
バランス感覚や握力、腕力や脚力、あらゆる筋肉に効果をもたらします。
〇のぼり棒…下肢の伸展力を強くし、キック力やジャンプ力の向上にも効果があります。
身体の発達だけでなく、スポーツの上達にも大きな効果があります。
〇ターザンロープ…太ももの筋肉を強化すると共に、頭と身体を同時に使うので運動能力と脳を相乗効果で伸ばします。バランス感覚や挑戦する気持ちも養われます。
遊具それぞれにさまざまな効果がありますが、安全に気をつけながら楽しんでもらいたいですね。
■外遊びで気をつけたい事
子ども達は外遊びが大好きです。
室内にいる時よりも開放的になり、怪我もしやすくなります。
1度に何人もの子ども達の安全を守らなければいけない為、保育士さんは大忙し。
子ども達の安全を守ることも簡単ではありません。
怪我以外にも外に出る事でウイルスを取り込みやすくなる事もあります。
手洗いうがいはもちろん、年間を通して着替えもしっかりとしなければいけません。
特に冬の外遊びは、防寒対策が必要です。
寒さに少しは触れたほうが免疫力アップには繋がりますが、寒さで風邪をひいては意味がありませんよね。
暖かい恰好をしても、子ども達の運動量は凄いです。
あっと言う間に汗をかいてしまいますので、汗で身体が冷えないようにこまめにチェックしてあげましょう。水分補給も大切に。
冬はいつも以上に子ども達も身体の免疫が落ちやすいです。
楽しく遊びながら丈夫な身体を作ってほしいですね!