インターナショナルスクールで保育士として働くには。英語を活かせる保育園

保育士さんが英語力や留学経験を活かして働ける職場に、インターナショナルスクールがあります。英語で保育をすることが特徴ですが、どの程度のスキルや資格が必要なのか気になりますよね。今回は、インターナショナルスクールで働く保育士に求められるスキルと仕事内容、就職する方法を紹介します。収入や求人状況についてもまとめました。


インターナショナルスクールの様子

milatas/shutterstock.com

 

保育士が働けるインターナショナルスクールとは

保育士さんが英語力を活かして働くことができるインターナショナルスクール。
日常的に英語を使って保育を行うのが特徴のようですが、どのような保育園なのでしょうか。

 

インターナショナルスクールについて

 

インターナショナルスクールとは、日本に住む外国人の子どもや、外国で生まれ育った日本人の子どもなど、海外で育ってきた子どもたちのための教育・保育の場です。

 

認可外保育施設という位置づけになるものの、近年ではバイリンガルに育てたいという親の意向で日本生まれの子どもが通うケースも増えてきていると言われています。

 

職員については、全員ネイティブの保育園もあれば、英語を教えるバイリンガルの日本人の先生がいたり、保育を専門に行う保育士さんがいたりと、園によってさまざまなようです。

 

スクール内の公用語は基本的に英語を使う保育園が多いですが、英語を教えるのではなく、園で過ごす中で自然に英語を身につけてもらうという目的を持つスクールが多いでしょう。

 

プリスクールとの違い

 

プリスクールと間違えられることが多いインターナショナルスクールですが、この2つには以下のような違いがあります。

 

インターナショナルスクール:海外で育った子どもに対して、英語で保育や教育を行う

プリスクール:日本で育った子どもに対して、英語の習得を目的とした保育を行う

 

ただし近年では、英語の習得を目的する保育園であってもインターナショナルスクールと名乗るなど、両者の違いはほぼなくなってきているようです。

 

そのため、求人を探す際には名前だけで判断せず、保育内容をしっかりチェックするとよさそうですね。

インターナショナルスクールで働く保育士の仕事内容

インターナショナルスクールであっても、保育士さんの仕事内容は一般的な保育園とほとん変わりないようです。

 

<仕事内容の例>

  • 月案・週案の立案
  • クラス環境の整備
  • 各家庭との連絡、連携
  • クラス運営
  • 事務作業
  • 行事の企画
  • 衣装や製作物の準備

 

また、子どもといっしょに遊んだり、トイレなどの生活面をサポートしたりといった子どもとのかかわりも同じです。

 

一般的な保育園との違いは、外国人講師と話し合って保育内容を決めたり、子どもたちと英語で話したり、英語で保護者対応や通訳を行ったりと英語が必要な仕事内容と言えるでしょう。

 

また、子どもたちが日本語で話す力も養えるよう、日本語や伝統文化を学ぶクラスを実施するスクールもあるそうです。

保育士がインターナショナルスクールで働くやりがい

インターナショナルスクールで働く保育士さんのやりがいにはどのようなものがあるでしょうか。

 

英語のスキルを活かして働くことができる

 

1日中英語を使って保育を行うインターナショナルスクールでは、保育士さん自身の英語スキルを活かして仕事をすることができます。

 

また、日本語と英語が混ざってしまう子どもや、英語を話せない日本人の保護者の方など、ネイティブ講師だけでは対応がしにくい場面でも橋渡し役として活躍でき、やりがいに感じられるでしょう。

 

日本の保育園とは違ったアプローチを学べる

 

海外で育った子どもが通うインターナショナルスクールでは、日本の一般的な保育園とは異なるカリキュラムや保育方針を掲げていることが多いでしょう。

 

また、グローバル社会へ羽ばたく子どもたちのために、創造性や主体性の向上に力を入れたレッスンを行う保育園もあるようです。

 

ネイティブの講師と話し合いながら保育ができるため、海外の保育を学んでいける環境にやりがいを持てるかもしれません。

 

子どもたちに多様な価値観を養える

 

外国生まれの子どもや、海外で生活していた日本の子どもなど、さまざまな国籍を持つ子どもが集まるインターナショナルスクールでは、保育をするなかでも多様な価値観にふれることができると言えます。

 

さまざまな価値観や背景を持つ子どものために必要なかかわりやサポートを考えることも、保育士としてのやりがいを感じられるでしょう。

 

また、ハロウィンやイースターといった海外の行事を本格的に取り入れたり、茶道や舞踊など日本の伝統文化にふれる機会を作ったりと、子どもたちがさまざまな体験をできるのも魅力です。

 

このように、一般の保育園ではなかなかない特色を備えたインターナショナルスクールでは、保育士として自分自身も成長することがやりがいにつながりそうですね。

インターナショナルスクールで働く保育士の給料や収入事情

インターナショナルスクールの様子

ucchie79/shutterstock.com

 

英語のスキルを持つインターナショナルスクールの保育士さんは、給与面でも有利になりそうなイメージですが実際はどうなのでしょうか。

 

インターナショナルスクールで働く保育士の収入事情

 

インターナショナルスクールの保育士の求人をもとに、給料の具体例を見ていきましょう。

 

  • メインの保育士:月21~30万円
  • アシスタントの保育士:月17~23万円
  • パート英語保育スタッフ:時給1350円~

 

一般的な保育士さんの給与が17万~21万程度であるのに対し、インターナショナルスクールの保育士さんの給与は比較的高めに設定されているようです。

 

給料は月額27万円スタートや、無資格OKで月給21万円という好待遇の求人もあるため、収入面においては優遇されていると言えるかもしれません。

 

インターナショナルスクールのキャリアプラン

 

インターナショナルスクールでキャリアアップするには、どのようなプランがあるのでしょうか。

 

具体例としては、入社2年目で420万円、入社6年目で480万円といった保育園もあり、昇給の幅は一般的な保育士よりも大きいと言えるでしょう。

 

働きながら英語力を伸ばしたり保育の経験を積んだりして、主任や園長に昇進するというパターンもあり、保育園ごとに異なるようです。

 

また、産休・育休後に復帰できる体制が整っているインターナショナルスクールもあり、自身のキャリアプランに合わせて求人を探せるとよいですね。

インターナショナルスクールで保育士として働くには

仕事内容や求人・収入事情を紹介しましたが、インターナショナルスクールの保育士として就職するにはどうすればよいのでしょうか。

 

必要となる英語力

 

インターナショナルスクールの保育士さんに必要な英語力は保育園によって異なります。

 

例えば、保育士さんの英語力は不問という保育園もあれば、日常会話レベルの英語力が応募条件という求人もあります。

 

ただ、実務のことを考えたときに、ネイティブの先生や英語しか話せない保護者とのコミュニケーションを取る機会があるので、ある程度の英語力は身につけておくと安心ですね。

 

必要な資格

 

TOEICなどの英語の資格が必要だとイメージする方が多いかもしれませんが、応募条件として求められることはあまり多くありません。

 

それよりも、子どもの成長をサポートする教育機関である以上、保育士資格や幼稚園教諭免許の保有が求められることがほとんどです。

 

英語の資格に関しては、面接や履歴書でのアピール材料として持っておくとよいでしょう。また、留学経験や英語の試験を通過した経験があると面接で有利になるかもしれません。

 

インターナショナルスクールの保育士の求人状況

 

インターナショナルスクールの募集には、担任となるメインの保育士、アシスタントの保育士、マネージャー、事務などがあり、雇用形態も正社員から契約社員、パート・アルバイトまでさまざまです。

 

インターナショナルスクールは、ネイティブの外国人講師が中心となってクラスの運営を行っていく園が多いため、日本人保育士を募集している求人はアシスタントやサポーターとしての募集が増えるようです。

 

中には、スキル不問なサポート保育士の求人もあるため、「インターナショナルスクールの世界に飛び込みたい」と考える未経験の保育士さんも求人を探してみるとよいかもしれません。

インターナショナルスクールで保育士として働こう

今回は、インターナショナルスクールで働く保育士さんの仕事内容や必要な資格、給料や求人事情についてまとめました。

 

海外で育った子どもたちのために英語で保育を行うインターナショナルスクールは、英語スキルを身につけられるだけでなく、子どもたちに多様な価値観を教えられるというやりがいがあるようです。

 

また、施設によっては一般的な保育園より給料が優遇されることもあるため、収入面でも安心して働くことができるかもしれません。

 

子どもも英語も好きという保育士さんは、ぜひインターナショナルスクールで働くことを検討してみてはいかがでしょうか。

 

ベビーシッターとして働く

 

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