子どもたちが盛り上がる手遊びをたくさんストックしておきましょう。手遊びは、活動の導入やお話しをする前など、注目を集めたいときに活躍します。子どもたちが思わず釘付けになるネタを知って、今後の保育に役立ててみてくださいね。今回は、子どもに人気の盛り上がる手遊び歌を、目安の年齢別に総まとめしました!

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保育園で手遊びをするときのポイント
活動前に楽しい雰囲気を作ったりお話しを始めたりする際に役立つ「手遊び」。
手軽に子どもたちの注目を惹きつけることができるため、さまざまな場面で取り入れている保育士さんは多いかもしれません。
子どもたちに手遊びを楽しんでもらうためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
- 豊かな表情で演じる
- 明るく大きな声で歌う
- 手はゆっくりと大きく動かす
保育士さんが表情豊かに演じれば、それを見ている子どもたちが「なんだか楽しそうだな」と興味を示してくれるかもしれません。
また、子どもたちが真似しやすいように手を大きく動かすことや、はきはきと歌うことなども意識しましょう。
【乳児向け】保育園で盛り上がる手遊び10選
ここからは、保育園の子どもたちに人気の手遊び歌を乳児・幼児向けに分けて紹介していきます。まずは乳児クラスで盛り上がる手遊びを、目安の年齢別に10個見ていきましょう。
0歳児~1歳児向けの手遊び
①むすんでひらいて
ローテンポで覚えやすいメロディーと、簡単なグーパーの動きを楽しめる人気の手遊びです。手を置く位置を頭やお腹などにアレンジして子どもたちと楽しんでみましょう。
②手をたたきましょう
「タンタン」というリズムに合わせて手をたたく簡単な振付なので、0歳児から楽しめるでしょう。
「プンプン」「エンエン」といったオノマトペの繰り返しがあるため、子どもたちが心地よい言葉の響きを楽しめそうです。
③ひげじいさん
最後に「手はおひざ」となるため、お話しをしたり絵本を読み聞かせたりする前にぴったりでしょう。
動画のようにポーズを決めた後に一言付け加えると、子どもたちは面白がって真似してくれるかもしれませんね。
④さかながはねて
はねた魚が身体のいろいろなところにくっつくストーリーが面白い手遊び歌です。
「ぴゅーん」という歌詞と手の動きが特徴的なので、0歳児や1歳児さんといっしょに楽しめるでしょう。
⑤まあるいたまご
「ピヨピヨ」「がおがお」などのオノマトペが面白いでしょう。
たまごからいろいろな動物が生まれる歌詞にアレンジすれば、子どもたちが盛り上がるかもしれませんね。
1歳児~2歳児向けの手遊び
⑥コロコロたまご
たまごからひよこ、そしてにわとりへの成長を表現した人気の手遊び歌です。
振付が簡単で繰り返しがあるため、1歳児や2歳児さんでも覚えやすいかもしれませんね。
⑦キャベツの中から
同じ手の動きが繰り返されるので、1歳児や2歳児さんでも真似しやすいでしょう。
「ニョキニョキ」という言葉とともにあおむしの家族が登場するストーリーが面白いですね。最後にはちょうちょになって羽ばたくので、ちょうちょが出てくる絵本を読み聞かせる前に歌ってみるのもよいでしょう。
⑧のねずみ
指で数字を作りながらのねずみを数えていく手遊びです。
のねずみが増えるにつれて声を大きくしていくと、大騒ぎしている様子を表現できるので盛り上がるかもしれませんね。
⑨いとまき
歌詞や手の動きが繰り返されるので1歳児や2歳児クラスにぴったりでしょう。
動画のように、「できたできた」の後に続く言葉を子どもたちの名前にアレンジすると、子どもたちは盛り上がるかもしれません。
さらに、「〇〇ちゃんのクレヨン」などその後の活動で使うアイテムを登場させれば、スムーズな導入となりそうですね。
⑩りんごのうた
「コロコロ」「カンカン」といったオノマトペが楽しい手遊びです。
振付も簡単なので、1歳児でも真似しやすいかもしれません。
子どもたちが慣れてきたら、歌詞を「パイナップル」や「メロン」など他のフルーツにアレンジしてみるのも面白いでしょう。
【幼児向け】保育園で盛り上がる手遊び10選
続いて幼児クラスで盛り上がる手遊び歌を、目安の年齢別に10個見ていきましょう。
3歳児~4歳児向けの手遊び
⑪ミッキーマウスマーチ
馴染みのあるキャラクターが出てくるミッキーマウスマーチは、子どもたちに人気の手遊び歌です。
1から5までの数字を表す振付があるので、数字に興味を持ち始める3歳児や4歳児頃から取り入れてみてくださいね。
⑫三ツ矢サイダー
繰り返しの歌詞とシンプルな振付なので真似しやすいでしょう。また、歌が短いので手軽に覚えられるかもしれませんね。
最後の「シュワー」という歌詞を子どもたちにアレンジしてもらい、自由にサイダーを表現してみるのも面白いでしょう。
⑬かみなりどんがやってきた
かみなりどんに取られないように、身体のさまざまな場所を隠していく手遊びです。
どんどん隠す場所が増えていくので、子どもたちは間違えないかドキドキしながら楽しめるでしょう。
慣れてきたら子どもたちに好きな場所を聞き、順番に隠してみるのも面白そうですね。
⑭はじまるよ
歌詞の通り、次の活動に映るときに導入としてぴったりでしょう。
数を数えながらいろいろなものになりきっていくので、だんだんと盛り上がるかもしれませんね。
手遊びに慣れてきたら、他の動物などにアレンジして楽しんでみてくださいね。
⑮やきいもグーチーパー
歌にあわせてじゃんけんの手の動きを覚えられる手遊びです。
じゃんけんのルールを覚え始める3歳児以降のクラスで取り入れてみましょう。
歌が短いので、じゃんけんの練習として繰り返し楽しむのもよいですね。
4歳児~5歳児向けの手遊び
⑯おおきくなったらなんになる
指で数を数えながら、それぞれの仕事の特徴的な動きを表現する手遊びです。
将来の夢や職業に興味を持ち始める4歳児や5歳児クラスにぴったりでしょう。
子どもたちと、なりたいものや夢についてお話しするときの導入として歌ってみるのもよいですね。
⑰くいしんぼうゴリラ
くいしんぼうなゴリラが食べ物を見つけていくストーリーの手遊びです。
ゴリラが食べ物を食べたり感情を表現したりする様子が面白いので、子どもたちは盛り上がるかもしれません。
給食や遠足で動物園に行くときなどの導入として取り入れてみましょう。
⑱線路は続くよどこまでも
手や膝を叩いたり、グーにした手を重ねたりと多様な動きがあるので、4歳児や5歳児にぴったりでしょう。繰り返しの振付なので、慣れてきたらアップテンポにして挑戦してみるのも面白そうです。
電車ごっこやじゃんけん列車などで遊ぶ前に歌えば、その後の活動がさらに盛り上がるかもしれませんね。
⑲奈良の大仏さん
小さなスズメにとって大きな大仏がどのように見えているのかがわかる、子どもに人気の手遊びです。振付がシンプルなので、子どもたちも覚えやすそうですね。
スズメの部分を犬やネコにアレンジして、鳴き声を「ワンワン」「ニャンニャン」などに変えてみるのも面白いでしょう。
⑳どんぐりとこりす
転がったどんぐりの数を数えるストーリーが特徴的な手遊びです。
「ひとつ」「ふたつ」と1から10までの数え方を学べるので、4歳児や5歳児クラスで取り入れてみましょう。
歌詞とあわせて手でも数字を表現しているので、手遊び歌を通して指を使った数の数え方も覚えられそうですね。
子どもが盛り上がる手遊びをレパートリーに加えよう!
今回は、保育園で子どもたちが盛り上がる手遊びを20個紹介しました。
手遊びは、活動の導入や隙間時間、お話しの前などさまざまなシーンで活躍します。そのため、子どもの注目を惹きやすいネタをいくつか知っておくとよいでしょう。
また、歌詞やストーリーが面白い手遊びをストックしておけば、その後の活動を盛り上げるのにも役立つかもしれません。
手遊びを演じるときは、保育士さん自身が楽しそうに行うことがポイントです。今回紹介したネタを参考に、子どもたちが盛り上がる手遊びのレパートリーを増やしてみましょう。
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