保育士のやりがいや大変なこと。苦労や喜びなどを感じられる保育の瞬間について

保育士の仕事には、苦労や大変なことが多いと感じている保育士さんも多いのではないでしょうか。しかし、その分感じられるやりがいや喜びも大きいですよね。今回は保育士の仕事において大変なことや、だからこそ感じられる保育士のやりがいや魅力を紹介します。保育士という仕事の魅力やよさを再発見してみてくださいね。


絵をかく子どもたち

milatas/shutterstock.com


保育士の仕事にはどんなやりがいや大変なことがある?

保育士の仕事には、さまざまなやりがいや大変なことがあるでしょう。


そもそも保育士の仕事は、子どもたちと遊ぶこと以外にも、食事や睡眠、排泄など基本的な活習慣を身につけるためのサポートを行っています。


そのなかで、保育園に子どもを預ける保護者とのコミュニケーションも仕事をするうえで欠かせないでしょう。加えて、職員同士のコミュニケーションや共同作業も必要となり、一日の仕事量は多いかもしれません。他にも園の運営に関わる雑務などもこなす必要があるので、大変なことや苦労する点はいくつか挙げられるでしょう。


その一方で、大変なことや苦労を乗り越えたからこそ得ることができるやりがいも多い仕事と言えそうです。

子どもが好きで保育士さんになったという方にとっては、自分に向けられた子どもの笑顔が仕事の励みとなるでしょう。また、行事やイベントごとなどで苦労がかさんだ分、子どもたちの成長を間近で感じることができれば達成感を得ることができ、やりがいにつながるかもしれません。


毎日、少しずつ成長する子どもと向き合っている保育士さんだからこそ感じることができるやりがいや魅力を見つけられそうですね。


ここからは、具体的に保育士さんの仕事にはどのような大変なことややりがいがあるのか紹介します。

保育士が感じる仕事の大変なこと

世間のイメージ通り、保育士さんの仕事は責任も重大であるため実際に大変なことも少なくないでしょう。まずはその「大変」な側面から紹介します。



職員との関係において


職員との人間関係において、保育士さんはどのような点に苦労を感じていたり大変だと感じているのか見ていきましょう。

人間関係

職員同士の人間関係に苦労している保育士は多いようです。


園長や主任保育士、勤続年数が長い保育士さんとの人付き合い、コミュニケーションは、キャリアの浅い保育士さんの悩みの種になりがちでしょう。厳しい上下関係や、保育観、仕事に関する価値観の違いから、若い保育士さんが息苦しさを感じる場面もあるそうです。


例えば、クリスマス会などの大きな行事の際には、私用ではなく冠婚葬祭などの場合でも、1人休む=その分他の職員の負担が増える、穴埋めが必要になるとして、なかなか上司に休みたいと言えないという声も挙げられています。


このような場合の対処法として、定期的にミーティングを開いて職員の間で話し合いをしてみるといいでしょう。

業務改善という目的で行われるミーティングであれば、積極的に意見を出し合える環境になり、職員間での状況や問題の把握、共有もスムーズに行うことができそうです。

保育の価値観の違い

職員同士では、保育に対する価値観の違いから苦労する面があるという意見も挙げられています。


たとえば、近年パソコンを使用した業務の簡素化を試みることが増えているなかで、従来のやり方である手作業での書類作成を強要する園もあるそうです。


これは、決定権のある園長たちがなかなか保育業界へのIT化を受け入れらず、「これまでもこの方法でやってきたから」という理由で、新しいやり方や効率化に踏み出せないことが原因として挙げられています。キャリアの浅い保育士さんの意見がなかなか通らないという現場では、上司の声が職員全体に影響を与えてしまう傾向が顕著といえるでしょう。


このような場合の対処法として、定期的な話し合いの時間を設けることが大切になります。

しかしミーティングをする時間が設けられない場合には、5~10分のちょっとした話し合いの機会を設けてコミュニケーションを取るようにするだけでも、意見交換をし合うことができそうです。


また子どもたちに関することについては、ふせんを使ってコミュニケーションを取るのもいいいかもしれません。時間を作るのが難しい場合でも、ふせんを残しておくことで職員間の情報共有もスムーズにできるでしょう。



保護者との関係において


保護者との関係において、保育士さんにとってどのような大変なことがあるのか紹介します。

保育方針への要望対応

保育士さんにとっては、朝と夜の子どもの送り迎え時に保護者と関わることがメインですが、その保護者対応に頭を悩ませる保育士さんも少なくないようです。

なかには、保護者同士の人間関係を子どもの人間関係に持ち込むような要望を言ってくる保護者もいるかもしれません。


このような場合の対処法としては、保育のプロとして対応してみましょう。

保護者に保育の意図をしっかり説明することも、保育の専門家としての大切なお仕事と言えますよね。園の保育方針などをしっかりと伝え、子どもたちの保育において大切なことであるということを理解してもらえるように努めるといいでしょう。


また、保護者と信頼関係を築くためには、コミュニケーションをしっかり取ることも対処法の一つとなります。その日に子どもができたことを褒めて伝えたり、世間話をしたりして保護者と向き合う時間を作りながら保護者との信頼関係を築いていくといいかもしれません。

クレーム対応

保護者のなかには、自宅でついたであろう傷を保育園でついた傷と勘違いし、過剰に反応して保育士さんの責任を責めるという意見もあるそうです。


このような無理難題に対して、保育士さんは何も言うことができず、謝るしかない状況に辛い思いをする保育士さんもいるでしょう。子どもが大切であるがゆえに保護者が園内でのことについて過干渉になってしまい、その対応に苦労することがあるようです。


このような場合の対処法として、保護者とのコミュニケーションの取り方を工夫してみるといいでしょう。一度要望を聞いて保護者の気持ちを汲んだうえで、保護者の意見や要望に近い形の答えを返すようにしたり、保護者の意見を取り入れようとする姿勢を示したりすることで、保護者の方は安心して理解してくれそうです。


また、保護者に親身に寄り添いながら話を聞く姿勢を心がけることで、保護者に「話しやすい先生だな」「相談しやすい雰囲気だな」と思ってもらえるかもしれません。

保護者と信頼関係が構築できていれば、理不尽な要望やクレームを防ぐことにつながったり、丁寧な要望の伝え方をしてくれることが期待できるでしょう。



子どもとの関わりにおいて


子ども同士の好き嫌いやケンカに対する対応、子どもになついてもらえないなど、うまく保育ができないことに苦労する保育士さんもいるようです。

子どもたちの感情表現はストレートで、小さい子ながらも人間関係のグループができてしまったり、「わたしあの子と遊びたくない!」と言われたことがあるというエピソードもあるそうです。


このような場合の対処法としては、子どもの気持ちに寄り添った声かけをすること意識してみましょう。子どもたちがどうしてそのような状況になっているのか、どうしてそのような発言をしているのかなど、子どもたちの気持ちを汲み取って声をかけるとよさそうです。


そうすることで、子どもたちも理解してもらえたという気持ちになり、自分の気持ちに冷静になることができるかもしれません。


また、子どもたちの気持ちが自然と向くように上手に誘導してみるといいでしょう。あれこれと指示をするのではなく、さりげなく誘導することで子どもたちが自発的に動くのを待つようにして、現状の改善を試みるのもいいかもしれません。


このように、保育士さんの仕事にはさまざまな苦労や大変なことがある中で、反対にどのような時にやりがいや喜びを感じることができるのか紹介します。

保育士の仕事のやりがいや魅力

遊ぶ子どもたち

maroke/shutterstock.com


大変といわれる保育のお仕事ですが、そのやりがいは保育現場においていたるところで感じられるでしょう。大変なことや苦労がある分、その経験を経て得られるやりがいや達成感、喜びも大きい仕事と言えそうです。

ここでは、保育士の仕事を通して感じられるやりがいや魅力について紹介します。



職員との関わりにおいて


職員との関係において感じられる保育士さんの仕事のやりがいについて紹介します。

イベントごとを成功させたとき

職員同士で協力して大きな仕事を成し遂げたときにはやりがいを感じられるようです。

年中行事の中でも大きなイベントである、運動会やクリスマス会などを職員みんなで成功させたり、トラブルを共に乗り越えることで職員の間に信頼感が生まれ、仕事にやりがいを感じられるでしょう。

園児の卒園を見送ったとき

卒園児を共に担当した先生同士ならば、子どもたちを卒園までいっしょに育てて送り出せたことに、大きな達成感を味わえるでしょう。


保育士さんは小さかった子どもたちが大きく成長する姿を近くで見守ることができる貴重な職業と言えますよね。担当していた子どもたちが卒園する姿を職員と一緒に見届けることで、同じ気持ちで感動を味わえるかもしれません。



保護者との関わりにおいて


保護者との関係において感じられる保育士さんの仕事のやりがいについて紹介します。

社会にとって必要な存在となっている

保育士さんの仕事は、主に保護者が働いているために家庭で保育することができない子どもを預かり保護者に代わって保育をすることと言えるでしょう。その原点に立ち返るだけでも、多くの保護者を助け、社会にとって必要不可欠な仕事を担っているというやりがいを感じられるのではないでしょうか。


女性の社会進出が進んだ現代では、共働きの家庭が当たり前になりつつあるかもしれません。

そのような中で、働きながら社会を支える共働きの保護者に代わって、未来を担う存在である子どもたちを保育している保育士さんは、社会全体を底から支えている重要な存在と言えるでしょう。


保育士さんが不足しているという現状があるからこそ、今の社会にとって保育士さんはなくてはならない存在であるということを実感できれば、保育士さんの仕事にやりがいを感じることができそうです。

保護者にとって必要な存在となっている

多くの保護者が悩みながら子育てをしている現代では、子育てのサポートも保育士さんの大切なお仕事ですよね。


時には「落ち着きがない」「みんなができることができない」など、保護者から子どもについて相談を受けることもあるでしょう。保護者と同じくらいの時間を子どもたちと過ごし、プロの視点からアドバイスできる保育士さんの存在は、保護者にとってとても心強い存在と言えそうです。


保護者同士では質問しづらいこと悩み事について、保育のプロとして頼り、保育士さんにアドバイスを求める保護者もいるでしょう。

保護者の気持ちに寄り添いながらサポートすることで信頼関係が築けたり、「保育園に通いだしてから、子どもの好き嫌いが減りました」など、保護者から感謝されることは大きなやりがいと言えそうですね。



子どもとの関わりにおいて


子どもたちとの関係において感じられる保育士さんの仕事のやりがいについて紹介します。

子どもの成長を感じられる

保育の仕事の一番の魅力は、子どもの成長が見られたときでしょう。

前までは食べられなかった野菜を食べてくれるようになったり、落ち着いて集中できる時間が長くなったりなど、子どもたちの成長の瞬間に直に立ち会うことができるのは、保育士さんとして嬉しいことですよね。


特に自分の声掛けによって成長を感じることができたのであれば、なおさら喜びにつながりそうですね。

子どもに慕われる

「先生見て!」「これ先生にプレゼント」と子どもたちが慕ってくれることも、保育士さんにとっては嬉しい出来事でしょう。いっしょに楽しく遊んでくれたり、「先生だいすき」と言って自分を求めて来て手をつないでくれたりすると、一層喜びを感じることができそうですね。


大変なことを乗り越え、子どもとの信頼関係が築けているのを実感できる瞬間も、大きなやりがいを感じられる保育士さんの仕事の魅力と言えるでしょう。


このように、保育士さんは職員、保護者、子ども、それぞれの関わりの中でやりがいを感じることができる魅力的な仕事と言えそうです。

保育士はやりがいが大きく魅力あふれる仕事

保育士さんの仕事の大変なことや苦労、それに対する対処のヒント、さらに保育士さんの仕事のやりがいや喜びを感じることができる場面について紹介しました。


保育士さんの仕事に対するイメージとして持たれがちな「大変そう」というイメージ通り、おそらく客観的・主観的に見ても大変な仕事であることは本当かもしれません。

保育士さんは子どもの命を預かる責任の大きい仕事であるため、大変なことや苦労も多いでしょう。しかし同時に、やりがいが大きく魅力ある仕事であるとも言えそうです。


転職をすることが普通になっている現代において、やりがいを求めて転職をする人は多いかもしれません。そのような中、毎日同じことが起こらないという刺激にあふれ、未来を担う子どもたちの成長をサポートする保育士さんの仕事ができていることは、毎日がやりがいに満ちていると言えるでしょう。


子どもたちの笑顔を見ることや小さな成長を感じることができる瞬間は、保育士さんにとって何にも代えがたい喜びを感じることができる瞬間ではないでしょうか。

社会にとっても貴重な存在である保育士さんという仕事に誇りを持って取り組んでいきたいですね。



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