【例文あり】保育士の自己紹介。子ども向けグッズや保護者、職員への挨拶のコツ

保育園の新学期は、自己紹介をする機会が増える季節です。ペープサートやスケッチブック、カードなど子どもの目を惹くグッズを制作したり、おたよりに載せる挨拶文を考えておいたりするとよいかもしれません。今回は、保育士の自己紹介のコツを紹介します。子ども向け、保護者向け、職員向けの例文もまとめました。


保育士の写真

metamorworks/shutterstock.com

 

保育士にとっての自己紹介とは?

保育園の年度初めは、クラス替えや異動、転職などで、職場の環境がガラッと変わる時期ですよね。

 

クラスの子どもや保護者の方と初めて顔を合わせる日や、新しい園に転職したときには、自己紹介がとても大切になります。

 

そもそも、保育士さんにとっての自己紹介にはどのような意味があるでしょうか。

 

自己紹介をする意味

 

自己紹介は、初めて会う人に自分の名前と顔を知ってもらうことが目的です。

 

これから接する職場の先生たちや保護者の方、子どもたちに、自分のことを覚えてもらうために必要なものといえるでしょう。

 

また、最初にしっかりと自己紹介をすることで、信頼関係を築きやすくなるという効果もあるかもしれませんね。

 

いつ・誰に向けて自己紹介をする?

 

自己紹介は、4月のクラス替え後や、転職・異動をしたときに行うことが多いでしょう。

 

主に以下の相手に向けて行います。

 

  • 子ども
  • 保護者
  • 職員

 

初日にクラスの子どもたちに挨拶したり、送迎時に保護者の方へ挨拶をしたり、これからいっしょに働く職員のみなさんに挨拶をしたりと、自己紹介をする場面はたくさんあるよ うです。

保育士が自己紹介をするときのコツ

自己紹介をする場面がわかったところで、自己紹介を成功させるためのポイントを紹介します。

 

笑顔を心がける

 

まずは笑顔で話すことを意識しましょう。

 

にっこりと口角を上げて話すことで、やわらかい印象になり、子どもや保護者の方も話しかけやすくなるかもしれません。

 

前もって、自宅の鏡の前で笑顔の練習をしておくとよいですね。

 

聞いている人の顔を見ながら話す

 

自己紹介をするときにはつい緊張して、下を向いてしまったり、視線が泳いでしまったりするかもしれません。

 

なるべく子どもや職員の方、保護者の方の顔を見て話すことで、親しみやすさを感じてもらえそうです。

 

大勢の前で自己紹介をするときは、目の前の人の顔だけをじっと見るのではなく、端のほうにいる人や、奥にいる人にも視線を送るよう心がけましょう。

 

聞き取りやすい話し方や内容を意識する

 

自己紹介をするときはやや大きめの声で話すことを意識しましょう。

 

お腹の底から出る大きな声ではきはきと話すことができれば、元気で頼りがいのある印象を持ってもらえそうです。

 

また、自己紹介では緊張して早口になってしまうことも考えられます。そのため、意識して少しゆっくりとしたスピードで話すことも大切です。

 

さらに、自己紹介の内容は、子ども、保護者、職員など相手によってアレンジすることもポイント。コラムを参考に、聞き手に合わせた自己紹介の方法を考えてみましょう。

保育士の自己紹介~子ども向け~

子どもに自己紹介をする保育士の写真

maroke/shutterstock.com

 

まずは、子ども向けに自己紹介をするときのポイントや例文を見ていきましょう。

 

子どもたちへ自己紹介をするときのポイント

子どもたちの意識を自分に向ける

自己紹介をする前に、子どもたちの意識が自分の方に向くような工夫をしてみましょう。

 

「○○組さーん」「みなさん、おはようございます」と子どもたちに呼びかけたり、簡単な手遊び歌をしたりすれば、子どもに興味を持ってもらえるかもしれません。

 

年齢にあわせた手遊び歌をいくつか用意しておくと、自己紹介も楽しくできそうですね。

 

関連動画:手遊び歌「あさのうた」/保育士バンク!

分かりやすい言葉に言い換えて伝える

子ども向けの自己紹介は、簡単な短い言葉で話すことが大切です。

 

オノマトペや身振り手振りを使って、子どもが楽しく聞けるような話し方を心がけましょう。

 

また、子どもが大人数いるなかでは、全体に聞こえる大きな声でゆっくり話すことを意識することもポイントです。

ペープサートやカードなどの視覚教材を使う

子どもの興味を集めるには、ペープサートや画用紙カード、スケッチブックといった視覚的にアピールできる自己紹介グッズを活用してみましょう。

 

ひと目みてわかるイラストや動くグッズを使うことで、子どもたちの関心を惹きつけることができるうえに、飽きることなく自己紹介を聞いてもらえそうです。

 

子ども向けの自己紹介グッズ3選

 

ここでは、子どもたちに楽しんでもらえる自己紹介グッズを紹介します。

自己紹介グッズ①スケッチブック

スケッチブックを制作して自己紹介をしてみましょう。

 

スケッチブックのページごとに、自分の名前や好きな食べ物、動物などの絵をかいて紹介すれば、子どもたちも言葉だけの説明よりも理解しやすくなり、印象に残りそうです。

 

また、スケッチブックを使ったシルエットクイズを取り入れてみましょう。
画用紙を上にめくるとヒントが出てくるような仕掛けを作って、自己紹介のやり方を工夫してみてもよいですね。

自己紹介グッズ②ペープサート

画用紙でペープサートを制作して自己紹介グッズもよいでしょう。
子ども向けに楽しめる「あいうえお作文」のペープサートの制作方法を紹介します。

 

<例:保育 花子さんの場合>

1.丸くカットした画用紙を12枚用意します。

2.ペープサートの裏面用に、(1)に1枚ずつ「ほ」「い」「く」「は」「な」「こ」とひらがなを書き入れます。

3.ペープサートの表面用に、(1)に1枚ずつ「ほし」「いちご」「くま」…など、名前と頭文字が対応したモチーフのイラストをかきます。

4.割り箸を持ち手にして、対応する(2)と(3)の画用紙を貼り合わせてできあがりです。

 

「保育の『ほ』は、おほしさまの『ほ』、『い』はいちごの『い』、『く』はくまの『く』と覚えてね」と自己紹介してみましょう。

 

また、名前はもちろん、自分の好きな食べ物や動物などの絵をかいたペープサートを見せれば、子どもたちも覚えやすくなりそうですね。

 

以下の記事ではペープサートを使った自己紹介のさまざまなアイデアを紹介しています。参考にしてみてくださいね。

 

自己紹介グッズ③パタパタカード

パタパタと広げると、いろいろな絵が出てくる「パタパタカード」を制作してみましょう。

 

まず画用紙のカードを横につなげてテープで貼り、保育士さんの名前、好きなもの、得意なことなどを1面ずつかき込んでいきます。

 

蛇腹状に折っていくと、1面ずつカードを開いてお話ができる自己紹介グッズのできあがりです。

 

画用紙で作るほかにも、牛乳パックを利用するカードの作り方もありますよ。
牛乳パックを使ったパタパタカードの制作方法は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

 

 

これらのように仕掛けのある自己紹介グッズを制作すれば、よりわかりやすく自分がどんな人かを伝えることができるかもしれません。

保育士の自己紹介~保護者向け~

保護者に自己紹介をする保育士の写真

maroke/shutterstock.com

 

保護者向けに自己紹介する場面は以下の2通りあるでしょう。

 

  • 送迎時や懇談会など、対面して自己紹介をするシーン
  • おたよりなど書面上で自己紹介をするシーン

 

それぞれのシーンによって、自己紹介の内容を変化させることが大切です。

 

保護者へ自己紹介をするときのポイント

 

まずは、保護者向けの自己紹介をするときのコツを紹介します。

目標や抱負を伝える

保護者の方に対しては、担任として1年間の意欲や、子どもを預かる責任感が伝わるような自己紹介をしましょう。

 

また、担当となったクラスの年齢にあわせた自己紹介にすることもポイントとなります。

 

年齢別に、保護者向けに自己紹介で付け加えるとよい一言の例文をまとめました。

 

0歳児、1歳児 子ども一人ひとりのリズムに合わせて愛着関係を作るとともに、安全に配慮しながら安心できる保育をしていきます。
2歳児、3歳児 子どもたちの成長にあわせていっしょに歌ったり身体を動かしたりと楽しい活動を考えていきます。
4、5歳児 自発的にいろいろなことに取り組めるよう子どもたちの自主性を尊重しながらサポートしていきます。

 

このように、子どもたちをしっかり見守ることはもちろん、どんなクラス作りをしたいかと抱負をつけ足すとよいかもしれませんね。

寄り添う姿勢を意識する

保護者の方に寄り添う姿勢を示すことも自己紹介のポイントの一つです。

 

元気よく頼りがいがあることも大切ですが、親身になってくれる先生は保護者の方にとって大きな存在となるでしょう。

 

「困ったことがあればいつでも相談してくださいね」と言葉を添えることで、話しやすい印象を持ってもらえるかもしれません。

 

【シーン別】

保護者向けの自己紹介の例文

保護者と対面で自己紹介するとき

ここでは、懇談会や入園式など、保護者の方と顔を合わせて自己紹介をするときの例文を紹介します。

 

<例文1>

〇〇組担任の〇〇と申します。


子どもたちが『また明日保育園に行きたい!』と思えるように、遊びを工夫したり積極的にコミュニケーションを取ったりして、早く子どもたちと信頼関係を築いていきたいと思います。


保育園のこと、子育ての悩みなど、疑問や気になることがあれば遠慮なく、お声がけください。これから1年間よろしくお願いいたします。

 

<例文2 ※新任保育士さん向け>

〇〇組の担任をさせていただくことになりました、新任の〇〇です。


子ども一人ひとりと向き合い、「落ち着くなあ」「安心するな」と思ってもらえるようなかかわりを目指していきます。


新任での配属のため至らぬ点もあるかと思いますが、精一杯がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

おたよりやクラスだよりで自己紹介するとき

次に、おたよりやクラスだよりなど、書面上で自己紹介をするときの例文を見ていきましょう。

 

<例文1>

〇〇組の担任をさせていただくことになりました、〇〇です。


笑い声あふれる明るいクラスを作れるよう、個性を大事に寄り添った保育をしていきます。


気になることや子育ての悩みなど、些細なことでも遠慮せずにお声かけください。
1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 

<例文2 ※新任保育士さん向け>

〇〇組の担任をさせていただくことになりました、新任の〇〇と申します。


子どもたちのよいところをたくさん見つけて、どんどん伸ばしていきたいと思います。


まだまだ未熟ですが、子どもたちといっしょに成長していきたいです。1年間よろしくお願いいたします。

 

おたよりやクラスだよりなどは書くスペースが限られているかもしれません。最低限の内容で簡潔に伝わるような自己紹介文を意識するとよいですね。

保育士の自己紹介~職員向け~

最後に、園の職員の方に向けた自己紹介のやり方をまとめました。

 

職員へ自己紹介するときのポイント

意欲を伝える

新任として入職したり、転職したりしたときの初日は緊張しますが、笑顔で、明るい挨拶をしましょう。

 

話すのが苦手な方でも、一生懸命話しているのが伝わると好印象を与えられるかもしれません。

 

ピアノやスポーツなどの特技や保育に生かせる経験などを加えれば、保育士としての意欲や熱意が伝わるような自己紹介になりそうです。

簡潔に話す

自己紹介は簡潔に話すことを意識しましょう。だらだらと話が長くなってしまうと、何を伝えたいのか曖昧になっていまいます。

 

また、語尾を伸ばして話すことなく、終わりまでしっかりと話し切ることで、はきはきとした印象を与えられそうです。

 

職員向けの自己紹介の例文

 

職員の方向けに話す自己紹介の例文を考えてみました。

 

〇月からこちらで働かせていただくことになりました、新任の〇〇です。


保育園での仕事は初めてですが、子どもが大好きなので、これから毎日子どもたちと関われることがとても楽しみです。


小学生から高校生までピアノを習っていたので、ピアノ経験を生かして子どもたちと歌や遊びを楽しみたいです。


ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

 

謙虚な姿勢とともに、これから頑張りたいことを加えることで、意欲や積極性を伝えられるかもしれませんね。

保育士の自己紹介のポイントを押さえて、上手に自分を伝えよう

今回は、保育士の自己紹介の例文やポイントを子ども向け、保護者向け、職員向けとシーン別に紹介しました。

 

子ども向けに話すときは、簡単な言葉で伝えるのはもちろん、カードやペープサートといったグッズや手遊び歌を活用すると、興味を持ってもらえそうです。

 

保護者の方にはおたよりや送迎時などに自己紹介をしますが、保育の目標や寄り添う姿勢を伝えるとよいでしょう。
また、新任の保育士さんの場合、謙虚な姿勢だけでなく、がんばりたいことを付け加えると意欲が伝わりそうですね。

 

例文やコツを参考に、シーンや相手に合わせた自己紹介を心がけましょう。

 

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