保育園の10月のおたより文例。季節の書き出しや子どもの姿など

10月のおたよりにどのようなことを書けばよいか悩んでいる保育士さんもいるでしょう。季節感のある挨拶文や、年齢ごとの子どもの姿を考えるのは難しいですよね。今回は、保育園の10月のおたより作成に役立つ書き方のポイントや文例を紹介します。書き出しや行事のお知らせ、保護者への連絡などジャンル別にまとめました。


落ち葉で遊ぶ子ども

milatas/shutterstock.com


10月のおたよりを作成するときのポイント

徐々に秋が深まる10月のおたよりは、どのように作成すればよいのでしょうか。まずは作るときのポイントから見ていきましょう。



秋の深まりを感じられる話題を入れる


10月になると、気温が下がってきて肌寒い日が多くなり、秋らしさを実感できるようになりますよね。


過ごしやすくなったことから、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋と新しいことにチャレンジしたくなるワクワク感をおたよりで表現できるとよいかもしれません。


キノコなどの旬の食べ物や紅葉、コスモス・キンモクセイといった花々などの話題を入れ込むと季節感のある内容になるでしょう。



10月の行事について書く


10月の行事といえば、運動会や遠足、芋掘り、絵本の読み聞かせ会などが挙げられるでしょう。


また、目の愛護デー(10月10日)や、例年であればスポーツの日などの記念日があるようです。


これらにふれるとともに、子どもたちがその行事に向けてどう過ごしているかを伝えるとよいかもしれません。



子どもの成長を感じられるような内容を心がける


10月になると、4月に比べてできることが増えてきた子どもたちの姿があるでしょう。


子どもたちの成長や新しいことにチャレンジしようとする姿、友だちとの関係の深まりを記載し、保護者に伝えられるとよいですね。

10月のおたより:季節を表す書き出しの文例

保育園の10月のおたより作成に活用できる書き出しの文例をまとめました。



10月の自然にふれた書き出しの文例


文例①

風が冷たくなるとともに空が高くなり、秋らしい季節になりました。


澄んだ空気をいっぱいに吸い込んで、秋の空の下を駆け回る子どもたち。

園庭や公園に出かけて小さい秋を見つけに行きたいと思います。

文例②

散歩に行くと、いつもの公園がススキでいっぱいになっています。


ススキのサワサワとした感触にくすくすと笑いながら、虫を探しに夢中で分け入っていく子どもたち。目を輝かせながらバッタやカマキリを追いかけています。

文例③

園庭の木々が赤く染まり、秋の深まりを感じられるようになりました。


落ち葉やどんぐりは子どもたちにとっては宝物。膝が砂まみれになるのも気にせず、ポケットにたっぷりとため込んで帰ってきます。

みんなが見つけた自然物を使って、秋のリースを作りました。

文例④

散歩に行くと、いつもの道にたくさんのイチョウが落ちています。


あたり一面が黄色く染まる光景に興味津々な様子の子どもたち。「すこしくさーい」と言いながらも、秋ならではの自然とたくさんふれ合っています。


10月のおたよりの書き出しには、秋の深まりによって園庭や公園の様子が変化した様子をうかがえるような表現を盛り込むとよいでしょう。


秋の自然とふれ合った子どもがどんな反応をしているか、どんな遊びを展開しているかを保護者に伝えるとよろこんでもらえるかもしれません。



10月の行事にふれた書き出しの文例


文例①

10月はいよいよ運動会があります。

朝保育室に入ると、「早くダンスの練習しようよ」と自分たちでラジカセを用意している子どもたち。やる気はばっちりのようです。


クラスみんなで毎日練習してきたダンスやかけっこの成果が発揮されることを願っています。

文例②

春から子どもたちが水やりをして育ててきた芋の収穫がもうすぐです。


「大きくなあれ」と心を込めて育てた芋。掘ったあとの焼き芋パーティーも楽しみのようで、「何個とれるかな」「こんなに大きいお芋もあるかな」と今からワクワクしています。


植物の成長の不思議さと、自然の恵みへの感謝の気持ちが育めるよう話をしていきます。

文例③

10月31日のハロウィンに向けて、部屋の装飾を作っている子どもたち。


カボチャや黒猫の切り絵、貼り絵を作っては、「できた!」と友だちと見せ合いっこをしています。

外国の文化に親しみを持てるよう、ハロウィンの由来や意味を伝えながら楽しんでいきます。

文例④

読書の秋ということで、10月27日から2週間にわたって読書週間が始まります。


今年は絵本専門士の先生をお呼びして絵本の読み聞かせ会を行うことになりました。どんな絵本を読んでもらえるのか楽しみな様子の子どもたち。


園でも、子どもたちが絵本の世界に入り込めるような読み聞かせを行っていきます。


10月の行事にふれた書き出しを作成する場合は、行事に向けて練習を頑張る姿や当日を楽しみにしている子どもの様子を添えるとよいですね。

10月のおたより:子どもの姿を伝える文例

笑顔の女の子

MIA Studio/shutterstock.com


続いて、保育園の10月のおたより作成に活用できる子どもの姿の文例を紹介します。



乳児(0歳児、1歳児、2歳児)の姿を伝える文例


10月に見られる乳児クラスの子どもの姿の文例を年齢別にみていきましょう。

0歳児

<文例1>

食欲の秋の言葉通り、「食べたい!」と意欲たっぷりの子どもたち。

スプーンを握ってごはんをすくおうとしたり、好きなメニューをあっという間に完食したりと、食べることにも一生懸命です。


<文例2>

クラスでよくかけている音楽がお気に入りになりつつある0歳児さん。


気に入っている音楽が流れると、ハッと気がついて音のする方向を見る子どももいます。

曲に合わせて身体を揺らしたり先生の動きを真似しようとしたりと、自由に表現することを楽しんでいます。

1歳児

<文例1>

だんだんと歩き方がしっかりしてきたため、園の周りを散歩するようになりました。

どんぐりを拾っては先生に見せたり、コスモスの花を見つけて指をさしたり、秋の自然探しに大忙しです。


<文例2>

友だちの遊びが気になり始めた1歳児さん。


横からじっと見ていることもあれば、2人で遊びに夢中になっていることもあります。

「かして」「どうぞ」のやり取りを楽しんでいる様子がとても微笑ましいこの頃です。

2歳児

<文例1>

涼しい日が続き運動にぴったりな気候になりました。

2歳児クラスでは、毎日のように園庭で走ったりボールを蹴ったりとはしゃいでいます。


ずいぶん速く走れるようになり、ボールを取るのも上手になった子どもたちを見て成長を感じます。


<文例2>

ゲーム遊びに少しずつチャレンジしている2歳児さん。先日はフルーツバスケットをみんなで楽しみました。


自分のフルーツが呼ばれるのを待っている間の、期待と緊張が混じった表情に成長を感じます。

鬼になってしまったときも、エヘヘと笑いながらうれしそうな顔を見せてくれました。



幼児(3歳児、4歳児、5歳児)の姿を伝える文例


10月に見られる幼児クラスの子どもの姿の文例を年齢別にまとめました。

3歳児

<文例1>

みんなでいっしょに行う活動が楽しめるようになってきました。

クラスで声を合わせて歌ったり鬼ごっこをしたりしたときは、友だちとの一体感を味わい、より遊びに熱中している3歳児さんです。


<文例2>

食べ物の手遊びを気に入っている3歳児さん。

「やきいもグーチーパー」や「パン屋に5つのメロンパン」などがお気に入りのようで、繰り返し遊んでいます。


料理の真似っこやお買い物ごっこなどをしながら食べ物に親しむ姿に、食欲の秋を感じます。

4歳児

<文例1>

涼しくなったので、体力作りを兼ねて少し遠くの公園まで散歩に行っています。

友だちと手をつなぎ、「さんぽ」の歌を歌いながら歩く4歳児さん。


「疲れちゃった」と言う友だちに、「あとちょっとだよ」と声をかけて励ます心優しい〇〇組です。


<文例2>

だんだんと仲間意識が芽生えてきた4歳児クラスの子どもたち。

友だちとの仲がいっそう深まったように感じます。困っている友だちに「こうしたらいいんだよ!」と助け船を出す姿に心が温かくなりました。

5歳児

<文例1>

読書の秋ということで、絵本棚に新しい絵本を追加しました。

すぐに気がついて読み始めた子どもにつられ、「なあにそれ」と絵本に興味を示す子どももちらほら。読書の輪が広がるとよいなと願っています。


<文例2>

5歳児クラスでは、運動会の日に飾る国旗を少しずつ作っています。

さまざまな国の国旗の見本を見比べて「どれをかこうかな」「こんな色の国旗があるんだね」と興味深そうにする様子も。


運動会当日には、子どもたちお手製の国旗が園庭を彩ることを楽しみにしています。


「こんな遊びができるようになった」「友だちに対してのかかわり方が変わってきた」など成長を感じられるエピソードを書くと、保護者も子どもの育ちに気づくきっかけになるかもしれません。


子どもたちと行事の練習や準備に取り組む園では、その様子を盛り込むのもよいですね。


クラス編成から半年が経った10月のおたよりでは、改めて4月からの子どもの成長を振り返ってみるのがポイントかもしれません。

10月のおたより:園生活の注意事項

芝生に座る子ども

TierneyMJ/shutterstock.com


保育園の10月のおたよりに役立つ園生活の注意事項のポイントと文例を紹介します。



衣服の用意について


10月になると肌寒くなり、朝夕は冷え込むことが多くなるでしょう。しかし日中は太陽が出ると温かくなり、体温の調整が難しい季節ですよね。


おたよりを通して、保護者に衣服の用意をお願いしておきましょう。


  • 朝晩は涼しくなる日が増えてきました。10月1日は衣替え。冬服へと切り替わるタイミングですので、着替え用の衣服の準備をお願いいたします。また、衣服への記名も忘れずにお願いいたします。

  • 日中は暖かい気候の日もありますが、徐々に冷え込んでいきますので早めに防寒着の用意をお願いいたします。フードや紐がついているものは子どもの安全性の観点から〇〇園では着用不可となっておりますので、ご準備の際にご確認ください。

日によって気温が上下する10月は、体温を調節しやすいように半袖と長袖の両方の用意をお願いしておくとよいかもしれません。


また、衣類の用意をお願いする場合は、ボタンやチャックは子どもが自分で留めやすいものを選ぶといった配慮を書いておくのもポイントです。



行事の準備について


運動会や遠足などの行事を予定している保育園もあるでしょう。

行事の開催に伴い各家庭にお願いしておきたいことがあれば、あらかじめおたよりで伝えておくことが大切です。


来たる10月〇日(〇)、〇〇保育園では令和〇年度の運動会を開催することとなりました。


子どもたちは運動会に向けて毎日かけっこやダンスの練習に励んでいます。保護者の皆様にはぜひご参加いただき、子どもたちの勇姿を見届けていただきたいと思います。


開催時間や持ち物などのくわしい内容は、後日配布するプリントにてお知らせいたします。


行事の詳細をすべておたよりに記載するのは難しいため、別途プリントを配布するとよいですね。


特に5歳児クラスは行事が多いので、情報を整理して伝えると親切でしょう。



台風などの緊急時について


地域によっては、10月になると大型台風の影響を受けることもあるかもしれません。

万が一に備え、緊急時の対応に関するお知らせを伝えておくことも大切です。


10月は台風シーズンです。台風接近時には、暴風警報や特別警報が発令されていないかご確認ください。朝〇時の時点で〇〇地区に警報が発令されている場合は、休園とさせていただきます。


また、警報が発令されていない場合でも、登園が難しいと判断した際は当園にご連絡のうえご欠席ください。


台風接近時には保護者の皆様にメールをお送りしますので、当日はそちらをご確認のうえご対応いただきます。くわしい保育対応については、別途配布するプリントに記載してありますのでご確認ください。


台風で休園になった際の対処や、緊急時の連絡方法について周知しておくと保護者も安心しやすいでしょう。あらかじめ園で対応マニュアルを作成し、プリントにまとめて配布しておくとより丁寧かもしれません。

10月のおたより:行事に関する連絡

保育園のおたよりでちょっとした話題になる10月の行事には、以下があるでしょう。


  • スポーツの日(例年10月第2月曜日、2021年はスポーツの日として7月23日に変更)
  • 目の愛護デー(10月10日)
  • ハロウィン(10月31日)

東京オリンピックが開催される影響で、スポーツの日が7月に移動したことにふれると面白いおたよりになりそうです。


また、目の愛護デーにちなんで、園での視力検査の様子や、目の働きについてまとめるとよいでしょう。


行事の簡単な解説や家庭での過ごし方のポイントなどを添えれば、子どもとのちょっとした話題として役立ちそうですね。

10月のおたより:保健・食育に関する連絡

10月のおたよりに使える、保健・食育に関する連絡のポイントを紹介します。



保健に関するお知らせ


10月になるとRSウイルスや溶連菌、ノロウイルスなどの感染症が増加し始めるようです。


また、朝夕の冷え込みから風邪を引きやすくなる季節でもあるでしょう。


家庭でできる感染対策を紹介するとともに、感染症の主な症状をまとめておけば、万が一発症しても早期発見に役立つかもしれません。


また、目の愛護デーにちなんで、子どもの視力低下を防ぐ方法について解説してもよさそうですね。



食育に関するお知らせ


10月は、ハロウィンや芋堀りといった食べ物に関するイベントがあるので、食育と絡めて紹介するとよいかもしれません。


たとえば、ハロウィンにちなんで、カボチャのランタンの作り方やカボチャに含まれる栄養について紹介してみましょう。


また、芋掘りや栽培を通した食育の様子を伝えたり、焼き芋グーチーパーなどの歌遊びで食に親しむ方法を解説したりしても面白いかもしれませんね。

ポイントを押さえて、10月のおたよりを作成しよう

今回は、保育園で10月のおたよりについて、季節の書き出しや0歳児から5歳児までの子どもの姿の文例など紹介しました。


10月のおたよりでは、紅葉や旬の食べ物などにふれながら、秋の深まりを感じられるような表現を盛り込みましょう。また、新学期と比べて成長した子どもの姿、行事にまつわる保育園での活動についてまとめられるとよさそうです。


作成のポイントや文例を参考に、10月ならではの季節感が伝わるおたよりを作ってみてくださいね。



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