パラバルーンの技15選とねらい【2026年】年齢・難易度別一覧&演目構成

運動会や生活発表会で人気の演目「パラバルーン」。パラバルーンとは何か、何歳から取り入れられるのか、どんなねらいがあるのかが気になる保育士さんも多いのではないでしょうか。今回は、おせんべいや波などの基本動作から、お山・帽子・メリーゴーランド・気球・フィニッシュといった大技まで、パラバルーンの技を年齢別・難易度別に15種類紹介します。演目の組み立て方や曲選びのポイント、よくある失敗と対策もまとめたので、参考にしてみてくださいね。また、盛り上がる▶運動会の競技集も合わせてチェックしてみてくださいね。

この記事でわかること
  • パラバルーンのねらいをチェック!指導案に活用を♪▼詳細
  • 基本動作4種+技15選を年齢別・難易度別の一覧▼詳細
  • 膨らまない・波がバラバラなど、よくある失敗への対策▼詳細

目次

パラバルーンとは?保育に取り入れるねらい

パラバルーンとは、カラフルな円形の大きな布の縁を複数人で持ち、揺らしたり膨らませたりしてさまざまな形を表現する遊びです。「パラシュート」と「バルーン」を組み合わせた言葉で、大きく見栄えすることから運動会の演目としても親しまれています。

3歳児クラスから取り入れ、4歳児・5歳児クラスでは難しい技に挑戦することもできるでしょう。

パラバルーンを保育に取り入れるねらい

パラバルーンを保育に取り入れるねらいには、以下のような点が挙げられます。

バンクルちゃん

パラバルーンのねらい

  • ・友だちと力を合わせて演技する楽しさを感じる
  • ・曲に合わせて体を動かし、リズムに乗って表現する喜びを味わう
  • ・技を披露する中で全身を大きく動かし、体力をつける
  • ・友だちとタイミングを合わせることを通して、協調性やコミュニケーションの力を育む

指導案や月案に落とし込むときは、「協力する」「表現する」「体を動かす」のどこに重点を置くのかをクラスの様子に合わせて選ぶとよいですね。

なお、練習全体のねらいの立て方や年齢別の声かけについては、▶運動会の練習のねらい・年齢別のポイントと声かけ例もあわせてご覧ください。

パラバルーンのサイズと人数の選び方

パラバルーンは、直径3mほどの小さなものから10m前後の大きなものまでさまざまな種類があります。

人数の目安は、直径3mで15人程度、5mで20人程度、8mで30人程度とされていることが多いようです。

人数に合わないサイズを選ぶと、布がたるんで技の形が出なかったり、逆に子どもの手が届きにくくなったりすることも。

購入や借用の際は、製品に記載された推奨人数を必ず確認し、クラスの子どもの人数に加えて中に入る保育士さんの人数も見込んで選ぶと安心です。

また、園にすでにあるものを使う場合は、練習の初日までに一度広げて、破れやほつれがないかを確認しておきましょう。

パラバルーンの練習を進めるなかで、「技がなかなかそろわない」「他の園はどんな演目を組んでいるんだろう」と悩むことはありませんか?

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【年齢別・難易度別】パラバルーンの技一覧

この記事で紹介する基本動作4種と技15選を、年齢の目安と難易度別に一覧にまとめました。気になる技をタップすると、その技の解説にジャンプできます。

技の名前 年齢の目安 難易度
まず覚えたい基本動作
おせんべい 3〜5歳児 ★☆☆
小波 3〜5歳児 ★☆☆
大波 3〜5歳児 ★☆☆
横波(洗濯) 3〜5歳児 ★☆☆
【3歳児向け】初級の技
お山 3〜5歳児 ★☆☆
帽子 3歳児後半〜 ★☆☆
あさがお 3〜5歳児 ★☆☆
飛行機 3歳児後半〜 ★☆☆
【4歳児向け】中級の技
シーソー 4〜5歳児 ★★☆
メリーゴーランド 4〜5歳児 ★★☆
ポップコーン 4〜5歳児 ★★☆
テント 4〜5歳児 ★★☆
ウェーブ 4〜5歳児 ★★☆
【5歳児向け】上級の大技
きのこ 4歳児後半〜 ★★★
クラゲ 4歳児後半〜 ★★★
ちょうちょ 5歳児 ★★★
気球・ロケット 4歳児後半〜 ★★★
花火 4歳児後半〜 ★★★
フィニッシュ 4歳児後半〜 ★★★

技の名前は園によって呼び方が異なることも多いため、それぞれの技に別名も併記しています。「園で使っている名前と違う」というときは、別名から探してみてくださいね。

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まず覚えたいパラバルーンの基本動作4種

技の練習に入る前に、基本となる4つの動作を覚えておきましょう。この4種はほとんどの技の土台になるうえ、演目の中で技と技をつなぐ役割も果たします。

それぞれの動きを身近なものに見立てて伝えると、子どもたちもイメージしやすくなりますよ。

おせんべい(せんべい・ピザ)

年齢の目安:3歳児〜5歳児 難易度:★☆☆

パラバルーンをピンと張り、平らな状態を作る動作です。すべての技のスタート地点になります。

遊び方

  1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
  2. 自分の方へ引っ張り、布をピンと張った状態にします。

ポイント

「みんなで力を合わせて、大きなおせんべいを作ってみよう!」と声をかけると、引っ張る力が入りやすくなります。引っ張りすぎると形がゆがむので、隣の友だちと同じくらいの力で持つように伝えられるとよいですね。

小波(こなみ)

 

 

年齢の目安:3歳児〜5歳児 難易度:★☆☆

パラバルーンを小さく上下に揺らし、細かな波を表現する動作です。多くの技がこの小波の応用で成り立っています。

遊び方

  1. パラバルーンを囲んでしゃがみ、縁を両手で持ちます。
  2. 保育士さんの合図で、パラバルーンを上下に小刻みに揺らします。

ポイント

「小さく」と伝えても、楽しくなって大きく振ってしまう子も多いようです。その場合は、手首だけを動かすように伝えると小さな波になりやすいでしょう。

大波(おおなみ)

 

年齢の目安:3歳児〜5歳児 難易度:★☆☆

腕全体を使って大きく上下に揺らし、ダイナミックな波を表現する動作です。全員の息が合うと大きくうねるため、子どもたちにも人気があります。

遊び方

  1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
  2. 保育士さんの合図で、腕全体を使って上下に大きく揺らします。

ポイント

大きく振ろうとしてジャンプしてしまう子もいるようです。足は動かさず腕だけを大きく動かすことを、保育士さんが見本を見せながら伝えるとわかりやすいですね。

横波(洗濯・よこ波)

年齢の目安:3歳児〜5歳児 難易度:★☆☆

パラバルーンを左右に揺らす動作です。洗濯物を洗う動きに見立てて「洗濯」と呼ばれることもあります。

遊び方

  1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
  2. 保育士さんの合図で、パラバルーンを左右に大きく揺らします。

ポイント

左右が反対になってバラバラになりやすい動作です。「みぎ、ひだり、みぎ、ひだり」と声に出しながら動かすと、そろいやすくなるでしょう。

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    【3歳児向け】パラバルーンの初級の技

    3歳児クラスでは、初めてパラバルーンに挑戦する子も多いかもしれません。手順が少なく、形の変化がはっきり見える技からスタートしてみましょう。

    お山(山・おまんじゅう)

     

    年齢の目安:3歳児〜5歳児 難易度:★☆☆

    パラバルーンの中に空気を閉じ込め、こんもりとした山の形を作る基本の技です。この後に紹介する「帽子」「きのこ」「クラゲ」はすべて、このお山からの発展技になります。

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
    2. 両手を勢いよく上へ持ち上げます。
    3. 保育士さんの合図で、縁を地面につけて押さえ、中に空気を閉じ込めます。

    ポイント

    降ろすタイミングがそろうと、きれいな山の形になります。「空気が逃げないようにしっかり押さえてね」と伝えておくとよいですね。

    帽子(ぼうし)

     

    年齢の目安:3歳児後半〜5歳児 難易度:★☆☆

    お山を作った状態で子どもたちが縁に座り、大きな帽子のような形を作る技です。

    遊び方

    1. 「お山」と同じ手順で、パラバルーンの中に空気を入れます。
    2. 縁を地面につけたら、子どもたちが外側を向いて縁に座り込みます。
    3. 空気が抜けないよう、おしりでしっかり押さえます。

    ポイント

    そのまま寝転がって両手を上へ伸ばすと、お花のような形にも変化します。お山→帽子→お花と連続してつなげられるので、演目に組み込みやすい技です。

    あさがお(花)

     

     

    年齢の目安:3歳児〜5歳児 難易度:★☆☆

    保育士さんが中心に立ち、縁を一斉に持ち上げることで、アサガオの花が咲いたように見える技です。手順が少ないわりに見映えがするため、運動会のプログラムにもおすすめです。

    遊び方

    1. 保育士さんがパラバルーン上に立ち、中央でしゃがみます。
    2. 子どもはパラバルーンを囲んでしゃがみ、縁を両手で持ちます。
    3. 合図で、縁を一斉に上へ持ち上げます。
    4. 保育士さんもいっしょに立ち、両手を上に伸ばします。

    ポイント

    保育士さんも子どもも一斉に腕をまっすぐ上へ伸ばすことで、大きな花が咲く様子を表現できるでしょう。

    飛行機(行進・グライダー)

     

    年齢の目安:3歳児後半〜5歳児 難易度:★☆☆

    子どもたちが片手でパラバルーンを持ち、同じ方向へ行進する技です。空いている手を横に伸ばす姿が、まるで飛行機のように見えます。この後の「メリーゴーランド」の土台にもなります。

    遊び方

    1. 全員が同じ側の手で縁を持ち、布をピンと張ります。
    2. 全員が同じ方向を向き、パラバルーンを持っていない方の手を横へ伸ばします。
    3. 円を描くように歩きます。

    ポイント

    布がたるむと見映えが落ちるので、腕を伸ばしてピンと張ることを意識してもらいましょう。

    左右どちらの手で持つかがわかりにくい場合は、片方の手首にリボンやブレスレットをつけると区別しやすくなるようです。

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    【4歳児向け】パラバルーンの中級の技

    4歳児クラスでは、友だちと声をかけ合ったり、順番を確認したりする場面が増えてくるかもしれません。少し手順の多い技にも挑戦して、できあがったときの達成感を味わえるとよいですね。

    シーソー(ぎったんばっこん)

     

     

     

    年齢の目安:4歳児〜5歳児 難易度:★★☆

    子どもたちを半分に分け、交互に上げ下げすることでシーソーの動きを表現する技です。

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
    2. あらかじめ子どもたちを半円ずつの2グループに分けます。
    3. 合図で、片方のグループは腕を勢いよく上へ、もう片方はしゃがみながら下へ動かします。
    4. 2回目の合図で、上下を入れ替えます。
    5. リズムよく繰り返します。

    ポイント

    どちらのグループが先に下げるのか、順番を決めておくと混乱しにくいでしょう。慣れるまでは、両サイドに保育士さんが入ってサポートするのもよいですね。グループの境目にいる子は「右手は下、左手は上」と左右で高さを変えられると、完成度が上がります。

    メリーゴーランド(かさ)

    年齢の目安:4歳児〜5歳児 難易度:★★☆

    「飛行機」の応用技です。保育士さんが中央で布を持ち上げて軸を作ることで、外から見るとメリーゴーランドのように見えます。

    遊び方

    1. 保育士さんがパラバルーンの内側に入り、中心を高く持ち上げます。
    2. 子どもたちは腰の高さで片手に縁を持ちます。
    3. 全員が同じ方向へ、円を描くようにゆっくり歩きます。

    ポイント

    中心を持ち上げ続けるには力がいるため、背の高い保育士さんが担当するとよさそうです。子どもたちは楽しくなって速く走りがちなので、「小さい歩幅で歩こうね」と伝えておくと形が崩れにくいでしょう。

    持つ手を上に上げると花のような形に、小走りにするとスピード感のある動きに変化するので、同じ曲の中で2回使い分けることもできます。

    ポップコーン

    年齢の目安:4歳児〜5歳児 難易度:★★☆

    パラバルーンの上でボールが跳ねる様子が、はじけるポップコーンのように見える技です。

    用意するもの

    • カラーボール(複数個)

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
    2. 「大波」の動きでパラバルーンを波打たせます。
    3. 保育士さんが上からカラーボールをたくさん投げ入れます。

    ポイント

    波に強弱をつけると、ボールの跳ね方が変化して一層ポップコーンらしく見えます。合図で大波と小波を交互に繰り返してみましょう。大きさの違うボールを混ぜると跳ね方にばらつきが出て、より賑やかになりますよ。

    テント(パラソル)

    年齢の目安:4歳児〜5歳児 難易度:★★☆

    保育士さんが中に入って中央を支え、カラフルなテントに見立てる技です。

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
    2. 保育士さんがパラバルーンの中に入り、中心をできる限り高く持ち上げます。
    3. 子どもたちは一斉に縁を引っ張りながらしゃがみます。

    ポイント

    子ども同士の間隔を詰め、かけ声でしゃがむタイミングを合わせると、きれいな三角の形に仕上がるでしょう。中に空気をたくさん含ませると、ふわりとしたテントになります。

    ウェーブ

    年齢の目安:4歳児〜5歳児 難易度:★★☆

    座った状態から順番に立ち上がることで、波が一周していくように見せる技です。

    遊び方

    1. パラバルーンを地面に置き、囲んで座って縁を持ちます。
    2. 合図を出した子から順に、隣へ隣へと立ち上がって腕を上げていきます。
    3. 一周したら、同じ順番で座っていきます。

    ポイント

    隣の友だちの動きを見てタイミングを取る必要があるため、最初は少し難しいかもしれません。保育士さんが円の外から順番に目線や合図を送ってサポートすると、流れをつかみやすくなります。

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    【5歳児向け】パラバルーンの上級の大技

    5歳児クラスでは、うまくいかないときに「どうすればできるかな?」と子どもたち自身で意見を出し合う場面も大切にしたいですね。保育士さんは積極的に教えるだけでなく、見守る時間を意識してつくれるとよさそうです。

    ここからは、運動会のクライマックスにも使える大技を紹介します。

    きのこ(おうち・お饅頭・ドーム)

    年齢の目安:4歳児後半〜5歳児 難易度:★★★

    「お山」の中に子どもたちが入るバージョンの技です。技の中では唯一、バルーンの内側で友だち全員の顔が見える場面になるため、子どもたちにも人気があります。

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を両手で持ちます。
    2. 両手を勢いよく上へ持ち上げ、少しずつ中心に向かって歩いて集まります。
    3. 浮いている間に、全員が左右の手を持ち替えて外側を向きます。
    4. 合図で空気を含ませながら一斉に縁を降ろし、内側に入ります。
    5. 空気が抜けないよう、内側から縁を押さえます。

    ポイント

    手を持ち替える動作がいちばんの難所です。慣れるまでは両手を放さず、片手ずつゆっくり持ち替えるように声をかけるとよいでしょう。

    クラゲ

    年齢の目安:4歳児後半〜5歳児 難易度:★★★

    「きのこ」からの発展技です。バルーンの中から足を出してバタバタと動かす姿が、海に浮かぶクラゲのように見えます。

    遊び方

    1. 「きのこ」と同じ手順で、パラバルーンの内側に入ります。
    2. 縁を手で押さえながら座ります。
    3. 地面とパラバルーンのあいだから、足を外側へ伸ばします。
    4. 合図で、足をバタバタと動かします。

    ポイント

    手順が多い技なので、「きのこ」ができるようになってから挑戦するのがおすすめです。足を出すのが難しい場合は、「帽子」の状態からパラバルーンの上に寝転がって足を動かす形でも、クラゲらしく見せられます。

    ちょうちょ(蝶々)

    年齢の目安:5歳児 難易度:★★★

    対角線上の2人が布を中央へたぐり寄せることで、残りの部分がちょうちょの羽のように見える技です。

    遊び方

    1. あらかじめ、くぼみをつくる2人と羽の先を持つ2人を決めておきます。
    2. 羽の先を持つ2人は動かず、布を引っ張ったまま待ちます。
    3. くぼみをつくる2人が、中央へ向かって布をたぐり寄せます。
    4. ほかの子どもは布の動きに合わせて、ちょうちょの形を作ります。
    5. 全員でしゃがみます。
    6. 中央以外の子どもが布を上下に動かし、羽ばたく様子を表現します。

    ポイント

    羽の先を持つ子が動かないようにすることで、形がきれいに出ます。羽を動かすときは、みんなで声を出してタイミングを合わせるのがコツです。

    気球(ロケット・パラシュート)

    年齢の目安:4歳児後半〜5歳児 難易度:★★★

    中に空気を入れた状態ですぼめ、上へ細長く伸びる気球のような形を作る技です。園によっては「ロケット」「パラシュート」と呼ばれることもあります。立体的で動きが大きいため、曲のサビや終盤の大技として取り入れる園も多いようです。

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を持ってピンと張ります。
    2. 合図で一斉に両手を上げ、中に空気を入れます。
    3. そのまま中央へ向かって進み、縁を寄せて空気を上へ押し上げます。

    ポイント

    まずは布をピンと張った状態から始めることが、きれいに膨らませるコツです。中央へ進むときは子ども同士がぶつかりやすいので、歩く速さと立ち位置を事前に確認しておきましょう。

    花火(クラッカー)

    年齢の目安:4歳児後半〜5歳児 難易度:★★★

    パラバルーンの反動を使って、上に乗せたポンポンを空高く打ち上げる大技です。「クラッカー」と呼ばれることもあり、運動会では大きな歓声が上がる技のひとつです。

    用意するもの

    • PEテープ(数色)で作ったポンポン、またはカラーボール

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、布を少しゆるめた状態で縁を持ちます。
    2. 保育士さんが、上にポンポンをたくさん放り投げます。
    3. 波立たせないようゆっくり持ち上げ、勢いよく下げて縁を地面につけます。
    4. 反動でポンポンが宙に舞います。

    ポイント

    上げ下げのタイミングがそろうほど、高く打ち上がります。ポンポンづくりを子どもたちといっしょに行うと、当日への期待感も高まりそうですね。子どもがポンポンを持って踊り、そのあと自分たちで投げ入れる演出にするのもよいでしょう。

    フィニッシュ(飛び出す)

    年齢の目安:4歳児後半〜5歳児 難易度:★★★

    パラバルーンの中から子どもたちが飛び出してきたように見える大技です。「きのこ」からの発展形で、演目の最後を飾るのにぴったりです。

    遊び方

    1. パラバルーンを囲んで立ち、縁を持ちます。
    2. 合図で中心へ進み、中に空気を取り込みます。
    3. 内側で外向きに向きを変え、縁を地面につけてしゃがみます。
    4. 合図で全員が手を放し、一斉に立ち上がって両手を上げます。
    5. 保育士さんが外から中央を勢いよく引っ張り、布を巻き取ります。

    ポイント

    手を放すタイミングがそろうことが成功の鍵です。曲の終わりやアクセントがはっきりわかる曲を選ぶと、合わせやすくなるでしょう。

    どんな曲がパラバルーンに合うのか迷ったときは、▶保育士256人が選んだ運動会におすすめの曲もあわせてご覧ください。

    パラバルーンの演目構成を組み立てるコツ

    技を覚えたあとに悩みやすいのが、「どの順番でつなげて1つの演目にするか」という点ではないでしょうか。ここでは、構成を考えるときの基本的な考え方を紹介します。

    「基本動作→中級の技→大技」の順に並べる

    演目全体の流れは、簡単な技から始めて少しずつ難易度を上げ、最後に大技で締めくくる形が基本です。

    冒頭におせんべいや小波といった基本動作を置くと、子どもたちが緊張していても入りやすく、観ている保護者にもパラバルーンの動きが伝わりやすくなります。そこから中級の技を重ね、終盤に気球やフィニッシュなどの大技を配置すると、盛り上がりが自然に高まっていくでしょう。

    技と技のあいだに基本動作を挟む

    技を次々に詰め込むと、次の準備が間に合わずに形が崩れやすくなります。

    技のあいだに小波や横波を挟むと、子どもたちが立ち位置を整えたり持ち替えたりする余裕の時間が生まれます。見た目にも動きが途切れないため、演目としてのまとまりも出やすくなりますよ。

    曲は「行進の歩く速さ」を基準に選ぶ

    選曲で迷ったときは、飛行機やメリーゴーランドのように歩いて移動する技のテンポを基準に考えてみましょう。

    子どもの歩く速さより速い曲だと、移動が追いつかずに動きが乱れてしまいます。逆にゆっくりすぎると、大波や花火の勢いが出にくいことも。曲調が変わるところで技を切り替えると、子どもたちも流れを覚えやすくなるようです。

    演目構成の流れ【一例】

    技の並べ方の一例を、年齢別に紹介します。園によってパラバルーンのサイズやクラスの人数、曲の長さが異なるため、あくまで組み立ての参考としてご覧ください。

    4歳児クラスの構成例

    1. おせんべい(登場・立ち位置を整える)
    2. 小波 → 大波(動きに変化をつける)
    3. 飛行機(歩いて移動する)
    4. 横波(隊形を整えるつなぎ)
    5. シーソー
    6. ポップコーン
    7. お山 → 帽子 → お花(連続技で締める)

    5歳児クラスの構成例

    1. おせんべい(登場・立ち位置を整える)
    2. 小波 → 大波 → 横波(基本動作でリズムをつくる)
    3. 飛行機 → メリーゴーランド(応用技へつなげる)
    4. 小波(つなぎ)
    5. ちょうちょ
    6. 花火
    7. きのこ → クラゲ
    8. 気球
    9. フィニッシュ(最後の決め技)

    子どもたちが目標を持って練習に向かえるよう、▶運動会のスローガンのアイデアと絡めてテーマを決めるのもおすすめです。

    パラバルーンでよくある失敗と対策

    練習中につまずきやすいポイントと、その対策をまとめました。

    お山や帽子が膨らまない

    もっとも多い原因は、持ち上げるタイミングや縁を降ろすタイミングがそろっていないことです。

    笛やかけ声で合図を統一してみましょう。かけ声にするなら「ひっぱるよ」「あげます」「すわるよ」のように動作と言葉を1対1で対応させると、子どもが迷いにくくなります。

    それでも膨らまない場合は、縁を地面につけたあとに空気が横から抜けていることが多いので、押さえる強さを確認してみてくださいね。

    波の動きがバラバラになる

    横波で左右が逆になる、小波なのに大きく振ってしまうといったケースがよくあるようです。

    横波は「みぎ、ひだり」と声に出しながら動かす、小波は手首だけを動かすなど、動きを言葉に置き換えて伝えるとよいでしょう。

    並び順が毎回変わると混乱しやすいので、練習の初期に立ち位置を決めておくのも大切です。

    大技で子どもがぶつかりそうになる

    気球やきのこのように中央へ集まる技では、子ども同士の接触に注意が必要です。

    また、背の順に並ぶと、いちばん背の高い子といちばん低い子が隣同士になり、持ち上げたときに低い子の手から布が離れてしまうことがあります。

    並び方は背の順ではなく、手を上げたときの高さが近い子を隣にする形で組んでおくと安全です。

    練習が思うように進まないときの声かけや、中だるみへの対処法については、▶運動会の練習のお悩みQ&Aで現場の保育士さんの解決策を紹介しています。

    保育園でパラバルーンの技を指導するときのポイント

    技を教えるときに、あらかじめ押さえておきたい点をまとめました。

    並び順と担当の色を決めておく

    練習のはじめに立ち位置を決め、一人ひとりにパラバルーンの色(持つ場所)を割り当てると、毎回スムーズに始められます。人数が多い場合は、色と色の境目にも子どもが立つようにするとバランスが取れますよ。

    握り方を確認する

    鉄棒を握るときのように、親指を布の下から、ほかの指を上からかけて持つように伝えましょう。握り方を間違えると途中で手が離れてしまい、思わぬケガにつながることもあります。最初のうちは、一人ずつ握り方をチェックしてあげると安心です。

    合図をそろえる

    全員の動きをそろえるには、合図が聞き取れることが前提になります。屋外での練習では声が届きにくいため、笛を使ったり、複数の保育士さんで分担して声をかけたりと、伝わる工夫をしてみましょう。

    楽しむことを最優先にする

    形をきれいに仕上げようとするほど、指導にも熱が入りやすいものですね。ただ、いちばん大切なのは子どもたちが楽しんで取り組めることです。

    難しい技を詰め込みすぎず、練習の合間に撮影した動画をみんなで観てみるのもおすすめです。自分たちの演技が外からどう見えているのかがわかると、「もっとこうしたい」という気持ちも生まれやすくなるでしょう。

     
     
     
     
     
     
     
     
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    パラバルーンの技についてよくある質問

    パラバルーンについて、保育士さんから寄せられやすい質問をまとめました。

    Q. パラバルーンは何歳から取り入れられますか?

    A. 3歳児クラスから取り入れる園が多いようです。

    パラバルーンは布を握って引っ張る力が必要になるため、幼児クラスから始めるのが一般的です。3歳児クラスではおせんべいや波などの基本動作、お山や帽子といった手順の少ない技から始め、4歳児・5歳児で少しずつ難しい技に挑戦していく流れが取り組みやすいでしょう。

    Q. パラバルーンの練習はどのくらいの期間が必要ですか?

    A. クラスの人数や技の数によって変わるため、一律には言えません。

    技の数を絞れば短い期間でも仕上がりますが、大技を入れる場合は基本動作の習得に時間がかかります。まずは基本動作を確実にできるようにしてから技を足していくと、無理のないスケジュールが立てやすくなりますよ。

    担任間で「どの技を必ず入れるか」を先に決めておくと、進め方の判断もしやすくなるでしょう。

    Q. 運動が苦手な子や、参加をためらう子への配慮はどうすればよいですか?

    A. 全員が同じ動きをする技から始めてみましょう。

    パラバルーンは個人の走力や技術を比べる場面がないため、運動が苦手な子でも参加しやすい演目です。

    それでも不安が強い場合は、保育士さんが隣に立っていっしょに持つ、はじめは見学しながら少しずつ加わるなど、その子のペースに合わせた関わり方ができるとよいですね。

    Q. パラバルーンの技の名前が園によって違うのはなぜですか?

    A. 見立てる対象が園ごとに異なるためです。

    同じ動きでも「気球」「ロケット」「パラシュート」のように呼び方が分かれることは珍しくありません。この記事では代表的な別名も併記しているので、園で使っている名前と照らし合わせてみてくださいね。

    Q. 雨天で室内練習になったときはどうすればよいですか?

    A. 天井の高さと広さを確認してから行いましょう。

    パラバルーンを大きく持ち上げる技は、照明や設備に当たる危険があります。室内では基本動作や座って行うウェーブなど、高さを使わない動きに絞って練習するとよいでしょう。

    立ち位置の確認や合図の練習だけでも、当日の完成度は変わってきますよ。

    パラバルーンの技を知り、子どもに表現する楽しさを伝えよう

    パラバルーンは、曲に乗ってみんなで動きをそろえることで、ひとつの形を作り上げていく遊びです。

    基本動作4種を土台に、年齢や子どもたちの様子に合った難易度の技を選び、少しずつつなげていくことで演目として仕上がっていきます。うまくいかないときは、合図のそろえ方や並び順といった土台の部分に立ち返ってみてくださいね。

    子どもたちが一丸となって技を完成させる姿は、保護者にとっても忘れられない光景になるでしょう。パラバルーンを通して、力を合わせて頑張る喜びや、表現することの楽しさを伝えていけるとよいですね。

    また、運動会の競技集をまとめた記事もあわせてご覧ください。

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