保育士の転職活動で不採用になった場合、理由を知りたいと思う方もいるでしょう。選考結果の理由について、聞くことができるのか気になりますよね。今回は、保育士が不採用になった場合、理由を採用側へ確認できるのか解説します。あわせて、園へ理由を聞くときのマナーや、考えられる不採用の原因などをまとめました。
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■目次
保育士が不採用になった理由を聞くのはOK?
転職活動をするなかで、不採用になった場合何が理由なのかを知りたいと思う保育士さんもいるかもしれません。
面接や書類選考で不採用になった理由について知り、今後の転職活動に役立てられるとよいですよね。
そもそも、採用担当者へなぜ不採用になったのか聞くことはできるのでしょうか。
一般的に、理由を問い合わせること自体に問題はないようですが、トラブルが起きるのを避けるためにも、採用担当者側に答える義務はないようです。
そのため、確認をしたとしても自身が納得できる回答を得ることは難しいかもしれません。
そのことを踏まえたうえで、不採用になった理由について保育園へ尋ねる場合は、採用担当者に対する配慮が必要です。
まずは、不採用の理由を聞く際に、心掛けておきたいマナーについて見ていきまよう。
保育士の転職活動で不採用になった理由を聞くときのマナー
保育士として不採用になった理由を問い合わせるときのマナーについてまとめました。
なるべく早いタイミングで聞く
理由を聞くにあたり、どのタイミングで連絡をとれば失礼にあたらないのかと考えるかもしれません。
選考時に使用した個人情報や書類選考のデータは、パートや正職員など職種に関わらず一定期間保管した後に破棄する可能性があるため、できる限り早いタイミングで聞くようにするとよいでしょう。
なお、もしも電話で不採用の連絡がきた場合は、その場で理由を確認してもよいかもしれません。
メールで問い合わせる
採用担当者によっては、電話では不採用の理由を答えづらいと感じる場合があるかもしれません。
また、電話をすることは相手の時間をもらうことになるため、メールで連絡するほうが望ましいといえそうです。
なお、メールには採用担当者への感謝の気持ちを沿え、その園で働きたかったからこそぜひ不採用になった理由が聞きたい、という姿勢を意識するとよいですね。
【例文】保育士の転職活動で不採用の理由をメールで聞く方法
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メールで不採用の理由を問い合わせる際は、以下のテンプレートを活用するとよいでしょう。
〈件名〉採用結果に関する問い合わせ(氏名◯◯◯◯)
〈本文〉
◯◯保育園園長 ◯◯◯◯様
お世話になっております、先日貴園にて面接を受けさせて頂きました(氏名)です。
この度は、選考結果のご連絡を頂き、ありがとうございました。
今回の選考結果に関して、差し支えなければ不採用の理由を教えて頂くことは可能でしょうか。
今後の転職活動の参考にしたいとの想いから、ご連絡させて頂きました。
大変お忙しいなか恐縮ですが、ご返答頂きたく存じます。
改めまして、選考結果のご連絡、誠にありがとうございました。
氏名
メールアドレス
電話番号
パートや正職員に関係なく、採用担当者側に不採用理由を開示する義務はありません。そのため、回答を得られないことがある旨を理解しつつ、メールを送付しましょう。
もし不採用の理由を聞けなかった場合、面接や書類選考に通らなかった原因が分からないまま次の転職活動を開始しても、同じことを繰り返してしまうのではないかと心配になる方もいるかもしれません。
最後に、なぜ保育士として不採用になったのか、考えられる理由をまとめました。
保育士が不採用になった理由として考えられること
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保育士が転職活動で不採用になってしまう理由をいくつか挙げてみました。
対処法もあわせて紹介しているので、今後の参考にしてみてくださいね。
印象がよくなかった
面接において、緊張のあまり表情が強張っていなかったでしょうか。
話し方に品がなかったり、話を聞くときに採用担当者と目を合わせていなかったりすると、好印象を与えにくいでしょう。
また、服装に乱れがあったり、髪の色が明るすぎたりしても、清潔感が感じられず不採用となってしまうかもしれません。
<対処法>
- 面接を想定した話し方を練習する(可能であれば第三者からアドバイスを受ける)
- 服装など身だしなみを整える
- 背筋を伸ばした姿勢を保つ
- 相手の目を見ながら笑顔で対応する
面接の練習の様子や服装について、第三者にチェックしてもらえれば当日も安心して臨めるかもしれません。
受け答えの際は背筋を伸ばした姿勢を保ち、相手の目を見ながら笑顔で対応することを心がけることが大切です。
コミュニケーション能力が低いとみなされた
採用担当者側からの質問に対して的確な受け答えができていないことなども、面接に落ちる理由として考えられるでしょう。
<対処法>
- 事前準備を丁寧に行い、心に余裕を持たせる
- あらかじめ質問されそうなことを予測しておく
- 逆質問を用意する
質問の意図を理解して自分の意見をしっかり伝えられれば、コミュニケーションしやすいと感じてもらえるかもしれません。
あらかじめ質問されそうなことを予測しながら受け答えの練習を行い、可能であれば第三者からアドバイスを受けるとよいでしょう。
また、「何か質問はありますか?」と聞かれた際に上手く質問できないと、コミュニケーション力だけでなく、志望度が低いとみなされてしまうこともあるようです。
そのため、業務内容などに関する逆質問を用意しておけば、志望への本気度や熱意をアピールすることにもつながるかもしれませんね。
経験不足だと判断された
保育士としてのスキルや経験値が園側の求めるレベルに到達していなかった場合も、不採用になることがあるかもしれません。
<対処法>
- ピアノを習得するなど、保育に活かせる技術を向上させる
- 自分のスキルや経験にあった求人を探す
- 今までの経験から自分の長所をまとめて、自己PRを仕上げる
スキルはあるものの自己PRが弱く、経験不足だと判断されてしまう場合もあるかもしれません。
そのため、保育士としての経歴や子育ての経験から得たことをまとめ、積極的にアピールすることが大切でしょう。
また、経験年数が少ない場合は、キャリアを重視しない保育園の求人を探すのもひとつの手かもしれません。
保育士として不採用の理由を聞くことができたら、次の転職活動に活かそう
今回は、保育士の面接や書類選考で不採用になった場合に理由を聞くことができるのか、また確認する際のマナーについて解説しました。
不採用になった理由について問い合わせること自体に問題はありませんが、採用担当者側に答える義務はないようです。
そのため、採用担当者へ不採用の理由を尋ねる場合は、パートや正職員など雇用形態に関わらず、回答を得られないことがある旨を理解しておくとよいかもしれません。
自分の面接を振り返って保育士として不採用になった原因を探り、次の就活に向けて万全な対策ができるとよいですね。
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