【採用担当者向けコラム】退職者が相次ぐ原因3選！保育士さんを急募するポイント

退職者が相次ぎ、人材が定着せずに悩みを抱える保育園もあるかもしれません。代わりの職員がなかなか見つからず、人手不足が慢性化しているケースもあるでしょう。今回は次々と退職者が出てしまう保育園の原因と対策について詳しく解説します。求人票の書き方など保育士さんを急募するうえでのポイントもまとめました。

ponta1414/stock.adobe.com

保育園で退職者が相次ぐ原因

保育園の中には退職者が相次ぎ、運営に支障が出てしまうケースもあるのではないでしょうか。

人材が定着すれば運営も安定しますが、一斉退職や次々と離職者が出てしまう状況に陥ると保育の質を保つことも難しいかもしれません。

そもそもなぜ退職者が相次ぐのか、その原因を考えてみましょう。

人間関係に問題がある

まず、退職者が続く場合には園内の人間関係に問題があるケースが多いかもしれません。

• 園長や主任が威圧的で相談や質問がしづらい
• 職員間で上手くコミュニケーションが取れないため辛い
• 仲のよい職員が退職してしまって相談する人がいない

などの不安を抱くと辞めてしまう職員が増えてしまいそうです。

また、「ペアの先生と子どもへの関わり方が合わない」「保護者の方と職員の前との態度が違って苦手な人がいる」など不信感を持ったまま過ごしていると、他の職員が辞めたことをきっかけに自分も離職してしまおうという思いが芽生えそうですね。

労働環境が悪い

maroke /stock.adobe.com

給与が安い、残業が大変といった労働環境に不満を抱いている方が多いと、次々と退職する保育士さんが出てしまうでしょう。

また、ときには職員間で園への不満を言い合う場面もあるかもしれません。

「もっと給与がもらえる園に転職したい」「持ち帰り残業がない園で働きたい」といった思いを共有するうちに「いっしょに辞めてしまおうか…」という気持ちになり、一斉に退職に向けて動き出すこともありそうです。

人手不足で一人ひとりの負担が多い

人手不足が慢性化している園では保育士さん一人ひとりの負担が多いでしょう。保育活動、書類作成、衛生管理や保護者対応などさまざまな仕事を一人でこなさなければならず、精神的にも肉体的にも限界を感じてしまいそうです。

また、「自分が休めば代わりの職員がいない」というプレッシャーを感じて身体が辛くても働き続け、体調を崩してしまう保育士さんもいるかもしれません。

その結果退職者が相次ぎ、さらに人手が不足してしまうという悪循環を招く可能性もあるでしょう。

保育園で相次ぐ退職を防止する方法

保育園で相次ぐ退職者が出てしまう場合の対策方法をまとめました。

面談の場を設定して職員の状況を把握する

まず、退職者がなぜ相次ぐのか原因を突き止める必要があるでしょう。

離職した方に辞める理由を聞いてもなかなか本音を話してくれない場合も多いようです。在籍する職員に園に対する不満はないか確認することが大切です。

面談の場を設けて、人間関係や労働環境、業務の割り振りなどについて詳しく聞いてみましょう。

また、特に人間関係については不満を抱えていてもなかなか口にしないケースもありそうです。

内密にすることを伝えたうえで何か気になる点はないか聞いてみることが大切ですね。

職員同士のコミュニケーションの場を設定する

taka/stock.adobe.com

退職者を出さないためにも園全体で良好な人間関係を築くことが重要になります。

上手く職員間のコミュニケーションが取れずにいると働きづらさを感じる方が多いでしょう。

交流会やランチ会などを開き、職員同士で楽しく過ごせる場を設定するとよいですね。

また、職員会議中にざっくばらんに話す時間を作ったりお菓子やお茶を用意してティータイムを設けたりして一息つける場を提供してみましょう。

職員同士が自然とコミュニケーションを取れるような配慮を意識するとよいかもしれません。

適切な評価制度を策定する

労働環境の改善に向けて評価制度を策定するのも一つの対策です。

国は保育士さんの処遇を改善するための制度を整備していますが、手当の給付に「経験年数3年以上」「研修に参加した方」など規定を設けています。

キャリアアップを考える方にとっては充実した内容ですが、若年層の保育士さんや働き始めたばかりの方にとっては制度の活用が難しいでしょう。

そのため、独自に適切な評価制度を設けて待遇の向上を図ることが大切ですね。意欲や態度、子どもへの接し方、保護者への対応などさまざまな視点で評価できるようにしましょう。

また、その際は「職員に威圧的な態度をとらない」「チームワークを大切にしている」といった協調性に関する項目を設定するとよいかもしれません。

職員一人ひとりが評価項目を意識することで良好な関係を築くことができ、ハラスメントの抑止にも役立ちそうです。

相次ぐ退職に向けて保育士さんを急募するためのポイント

退職が相次ぐと代替職員を急いで探さなければなりません。

保育士さんを急募する際のポイントをまとめました。

求人票のタイトルに「急募」と記載する

まずは求人票のタイトルに「急募」とわかるよう、文言を記載しましょう。

急いで募集しているという意図が求職者に伝われば、すぐ働き始めたい方からの応募が集まりやすいかもしれません。

また、急募の文言に加え、園の働きやすさや高待遇をアピールする文言を記載するとよいですね。

上記のように、タイトルには数字や具体的な内容を記載して、求職者の目に留まるように工夫しましょう。

転職エージェントを活用する

taka/stock.adobe.com

退職者の代わりの職員を探す場合は転職エージェントを活用するのも一つの方法です。登録者の中からすぐ働ける保育士さんを紹介してくれる可能性があるでしょう。

転職エージェントの多くは初期費用などがかからない成功報酬型を導入しており、採用が決まった時点で料金が発生する流れとなります。

また、履歴書や職務経歴を見て面接や採用を見送りたいと感じた場合は断ることが可能。内定を出すまでは費用がかからないため、安心して利用することができそうですね。

エージェントには面接日程の調整や求職者との希望条件のすり合わせなども頼めるため、保育業務や行事が忙しい園でも活用しやすいでしょう。

相次ぐ退職を防ぎ、保育士人材の定着化を目指そう

退職者が相次いでしまうと保育の質の維持が難しくなり、保護者からの信頼を失うきっかけになるかもしれません。

人材定着化に向けて原因の究明を行い、早めに対応策を立てることが大切ですね。

保育士バンク！は国内最大級の保育士・幼稚園教諭専門の転職支援サービスを母体としたプラットフォームです。

有資格者の人材データベースを多数保有

全国各地の法人・事業者様のご利用実績あり

エリアに詳しい担当者が伴奏して運営をご支援

人手が足りない、職員が定着しない、業務負担が多い、広報ができていない……

お育施設の多様な課題に対して、幅広い解決方法をご提案致します。

ご相談はこちら

ご相談はこちら