夏の猛暑と8月下旬の長雨で、我が家の菜園のトマトはわき芽がすっかり伸び放題。
ご近所さんからは「お宅のトマトは立派ですね〜」なんて言われる始末。
暑さも和らいできましたので、急ピッチで秋冬野菜の準備を進め、名誉挽回(なんの名誉?)といきたいところでございます。
さて本題ですが、家庭菜園を始めてみたいけど、何から始めて良いのか分からないというお話を聞きます。
本コラムでは菜園初心者のために、カップを利用して室内で野菜をつくるおうち菜園を以前ご紹介いたしましたが、今回ご紹介する”種だんご”も簡単に野菜づくりの楽しさを味わえるひとつのアイデアです。
砂遊び感覚で種だんごをつくり、野菜づくりのファーストステップである”種まきと発芽”を体験学習します。
種だんごづくりの準備
用意するもの
・ケト土
・培養土
・野菜の種(好光性種子、レタス類がおすすめ)
・土をこねるボール
ケト土以外は100均で買い揃えることができます。
(ケト土がホームセンター等に売っていない場合は、インターネット通販等でお取り寄せすることもできます)
《ポイント》
野菜の種類によっては、外気温が低すぎて発芽しないものもあります。
種の入っている袋には、種まきから収穫までのスケジュールが書いてあるので、それを目安にして種を選ぶと良いでしょう。
さぁ、準備ができたら種だんごづくりを始めましょう!
(1)土づくり
ボールにケト土と培養土を5:5の割合で入れ、少し水を少し足して混ぜ合わせます。
水を足すとだんご状にまとまりやすくなります。
「コネコネ〜」としゃべりながらこねています。
ケト土の粘土成分でおててが真っ黒
(2)種を混ぜる
(1)でつくった土を一握り取って、手のひらに伸ばします。
伸ばした土の上に、パラパラと種をばらまき、その種を包み込むようにしながら土を丸めていきます。
うーん、少し種が多すぎるかな・・・・・・
(3)おだんごを丸めて完成
丸めた土(空気を含んだ状態)を、空気を抜くようにしながら、手のひらでコロコロ転がして固めていきます。直径3〜4cmほどのおだんごができれば完成です。
おだんごが小さすぎると栄養分が少なくなってしまい、大きすぎると内部まで光が届かず発芽しにくくなります。
息子は、おだんごが崩れないように慎重に丸めていました。
種だんごは陽当たりのよい花壇、プランターの土の上に少しだけ埋めておくだけで、自然に発芽し根を伸ばし成長していきます。
お部屋のなかで栽培する場合は、鉢に培養土を入れ、その上に種だんごを置いて、陽当たりのよい窓際に置いておきます。
種だんごに混ぜた10粒の種が全て発芽すると、互いに栄養分を奪いあうため、小さい鉢なら元気の良い3芽だけ残して他は間引きます。
夏の暑さが和らぐ9月は、屋外で野菜づくりやガーデニングを始めるにはオススメの季節です。
普段食べる野菜がどこからやってくるのか、子どもたちが実際に体験して学ぶことができます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!