雨の日が続くと「今日の保育、何しよう…?」と悩むことが増えますよね。梅雨の時期は室内遊びのアイデアが尽きてマンネリになってしまい困るもの。そこで今回は、保育士さんに調査した「雨の日にぴったりな遊びアイデア」を一挙紹介!室内でもしっかり身体を動かしたり、6月ならではの自然を楽しんだりしながら、梅雨を満喫しましょう。
■目次
これで雨の日もバッチリ!梅雨の保育アイデア集
雨の日が続く梅雨は、保育士さんたちにとって「室内遊び、何をしよう」と悩みの多い時期なのではないでしょうか?
太陽の下で思い切り遊ぶ機会が少なくなることから、子どもたちもストレスが溜まってしまい「なんとなくクラスが落ち着かない…」と困ることもあるかもしれません。
そこで今回は、保育士バンク!公式Instagramで募集した室内遊びのアイデアを紹介します!
ユニークなアイデアがいっぱいなので、ぜひ参考にしてみてください。
【保育の室内遊び】身体を動かすアイデア
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雨の日は、子どもといっしょに思い切り身体を動かして遊びましょう。
ここでは、保育士さんに聞いた安全に楽しめる梅雨の室内遊びアイデアを紹介します。
1.新聞紙遊び
手軽に取り入れられる新聞紙遊びは大人気。口に入れてしまうおそれが減ってくる1歳児後半頃から楽しめるでしょう。
新聞紙はさまざまな遊び方を楽しめるので、保育士さんから集まった遊びのバリエーションをまとめました。
基本の遊び方
- びりびり破って楽しむ
- 穴を開けてのぞく
- ちぎったものを上から降らせる
- ボールを作って遊ぶ
- プールにして楽しむ
- 最後は袋を用意してお片づけ競争
ちぎる、丸める、集める…まずは新聞紙の感触を楽しみながら、いろいろな形に変化させて楽しみましょう。
新聞紙だけでなく、チラシやフラワーペーパーなどを混ぜて遊ぶのも盛り上がりそうですよ。
アレンジした新聞遊び
- 新聞島でじゃんけん勝負!
- 大きなてるてる坊主を作る
- 新聞紙ボールでサッカー遊び
- 傘をひっくり返して玉入れ
新聞島じゃんけんから、サッカー遊びまで、子どもによろこんでもらえそうな遊び方がたくさん!
中には「打ち上げ花火の曲に合わせて上に投げる遊び→お皿を用意して焼きそば屋台ごっこ」など遊びの流れや季節感を意識したアイデアも。
新聞紙遊びのアイデアを知りたい保育士さんはこちらを読んでみてくださいね。
2.風船
風船も簡単な準備で楽しめる遊び道具の一つ。乳児から幼児まで幅広く楽しめるので、縦割りなどの合同保育でも取り入れやすいですよね。
「風船で部屋をいっぱいにする」「風船めがけて的当て」といった遊びでしっかり身体を動かして、外で遊べないストレスを発散しましょう。
以下から風船遊びのアイデアをチェックしてみましょう。
3.鬼ごっこ
身体を動かして遊びたい!走りたい!と、子どもたちがウズウズしている雨の日は、身体を動かして楽しめる鬼ごっこがぴったり。
室内で遊ぶなら「ハイハイ鬼」や「線鬼」などが最適かもしれません。陣取りゲーム系の鬼ごっこなども工夫とスペース次第で楽しめるでしょう。
梅雨に向けてさまざまな鬼ごっこのアイデアを知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。!
4.運動遊具
続いて、運動遊具を使った室内遊びのアイデアを紹介します。
すべり台
室内で遊べるすべり台をよく取り入れるという保育士さんの声が寄せられました。
階段に室内用すべり台専用の板を立てかけたり、巧技台とマットを使って簡易すべり台を作ったりと取り入れ方はそれぞれのようです。
すべる子どもの側について、危険のないようしっかり見守りましょう。
平均台
バランス感覚を養える平均台を梅雨の遊びに挙げる保育士さんもいました。2~3歳児以上から取り入れている園が多いかもしれません。
ただ上を渡るだけでなく、途中で止まってポーズをしたり、平均台の下をくぐったり、さまざまな動きができるのもポイントのようです。
平均台を使った楽しい室内遊びのアイデアや、保育士さんが配慮する点を知りたい方は以下の記事を見てみてくださいね。
マット遊び
思う存分に身体を動かせるマット遊びも雨の日にぴったりです。
- ジャンプをする
- ひっぱって遊ぶ
- 横になってゴロゴロと転がる
上記のように、園児の年齢に合わせていろんな楽しみ方ができますよ。
くわしくはこちらの記事を参考にしてみましょう。
大縄跳び
「思い切って、室内で大縄跳びをして遊ぶ!」という保育士さんも。
大縄跳びは、みんなで縄跳びをするのはもちろん、
- 床に置いて縄の上を歩くゲームをする
- へびのように動かして飛び越える
といった遊び方ができるため、ダイナミックに身体を動かせる室内遊びにぴったりでしょう。ホールなど十分なスペースを用意して取り入れてみましょう。
大繩を使った室内遊びのアイデアはこちらの記事へ。
5.体操
体操も雨の日の保育アイデアとして人気でした。
ダンスの要素を取り入れて音楽に合わせて身体を動かしたり、4歳児や5歳児なら簡単なマット運動を取り入れたり。子どもたちも戸外で遊べないフラストレーションを解消できるかもしれません。
6.ボール遊び
開放感たっぷりに楽しめるボール遊びを挙げる保育士さんの声も届いています。
- ボールプール
- 玉入れ
- 的当て
などの遊び方にチャレンジしてみましょう。子どもといっしょに新しい遊びを考えてみてもよいかもしれませんね。
その他の運動遊びアイデア
保育士さんから聞いた運動遊びアイデアから、ユニークな回答をまとめました。
圧縮袋で風船マット
布団用の大きな圧縮袋に風船をたくさん入れると、乗っても割れない不思議な風船マットができあがります。
ジャンプしたりごろんと寝転がったりして、不思議な感触を味わってみましょう。 軽量なので持ち運びや片づけがしやすいのもうれしいですね。
圧縮袋を使った楽しい遊びは、以下の記事でもまとめています。
布団山ハイハイ
大きな布団の山をハイハイで登る遊びは、0歳児や1歳児クラスにぴったりでしょう。
山の高さや勾配を調整すれば、月齢差が大きいクラスでも安全に楽しめそうです。転倒した場合のために、周囲にマットを敷いておくと安心です。
キャタピラ
雨の日は、運動遊びとしてキャタピラを取り入れるという声も寄せられました。
大きいダンボールの上部と底の部分をカットして、ガムテープで補強すれば筒状のキャタピラが完成します。中に入って、ハイハイをして前に進んでみましょう。
キャタピラは一度作れば繰り返し遊べるので、ぜひ梅雨の時期に取り入れてみてくださいね。
【保育の室内遊び】ゲームのアイデア
続いて、室内で楽しめるゲーム遊びのアイデアを紹介します。
大人気!定番のゲーム8選
- じゃんけん列車
- 椅子取りゲーム
- フルーツバスケット
- もうじゅう狩り
- ハンカチ落とし
- ボウリング
- カルタ
- 神経衰弱
定番のゲーム遊びのアイデアを雨の日のためにストックしている保育士さんが大勢いました。
特にフルーツバスケットやじゃんけん列車といったゲームは身体を動かすこともできるので、梅雨にぴったりかもしれません。
以下の記事では、年齢別のゲーム遊びを紹介しています。室内遊びが続く梅雨に取り入れてみましょう。
定番以外のゲーム遊び4選
ここでは、梅雨の保育に取り入れたい保育士さん発信の室内遊びを紹介します。
1.宝探し
お部屋の中にぬいぐるみやおもちゃなどの「お宝」を隠して、宝探しゲームをしているという保育士さんがいました。
宝探しの地図や、お宝を隠した人物からの手紙といったヒントになるアイテムを用意すれば、子どもたちがより遊びの世界に入り込めるかもしれません。
2.魚釣りごっこ
手作りおもちゃで楽しむ魚釣りも子どもたちから人気です。
4歳児や5歳児クラスであれば、魚や釣り竿を自分たちで作ってみてもよいでしょう。
釣れた枚数を競って魚釣りチャンピオンを決めたり、釣った魚を使って魚屋さんごっこを始めたりと、いろいろな遊びを展開してみましょう。
3.ストップゲーム
雨の日には、ピアノの音に合わせて動いたり止まったりする「ストップゲーム」で身体を動かしているという回答が寄せられました。
動物や忍者に変身したり、メロディに強弱をつけてみたりと工夫すれば、子どもたちも想像を膨らませながら楽しめそうです。
4.おしりでだるまさんがころんだ
「だるまさんがころんだ」をおしり歩きでやっているという保育士さんからのアイデアもありました。
戸外遊びと異なった身体の使い方ができるので、運動不足になりがちな雨の日の室内遊びにちょうどよさそうですね。
カニ歩きやハイハイなど、いろいろな進み方でアレンジできそうです。
【保育の室内遊び】表現・ごっこ遊びアイデア
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保育士さんのアンケートから、室内で楽しめる表現遊びやごっこ遊びのアイデアを紹介します。
1.忍者ごっこ
雨の日は忍者になりきって修行に励む!という保育士さんがいました。
- フラフープくぐり
- ケンケンパ
- 一本橋わたり
など、サーキットのようにいろいろなコーナーを用意しておき、子どもたちが障がい物競争のように各コーナーをクリアしていく遊びのようです。。
忍者になりきることで、普段から親しんでいる遊具でも新鮮な気持ちで楽しめるかもしれませんね。
忍者ごっこのアイデアは以下の記事を参考にしてみましょう。
2.プロジェクターを使った遊び
戸外に出られない雨の日だからこそ、一味違った遊びを楽しむという声も 。
プロジェクターを投影して、光を使った遊びを取り入れるという保育士さんがいました。
光の遊びってどうやるの?と気になる保育士さんは以下の記事をチェックしてみてくださいね。
3.リズム遊び
リズム遊びも雨の日に人気がある遊びの一つでした。
「かえるのうた」や「でんでんむし」などの歌を使えば、梅雨らしい季節感を味わいながら楽しめるかもしれません。
リズム遊びの指導法やアイデアに困っている方はこちらの記事がヒントになりそうです。
4.変身ごっこ
変身ごっこを取り入れるという保育士さんも大勢いました。
- 動物
- 職業
- 忍者
など、テーマは無限大!
そのとき子どもたちの間で流行っているものや、人気の絵本の内容などを取り入れるのもよいかもしれません。
5.フルーツ狩りごっこ
お部屋の中にロープを張って、洗濯バサミでフルーツの折り紙やカードを挟んで「フルーツ狩り」をするという方も。
ひっぱる動作のみで楽しめるので、0歳児や1歳児クラスから取り入れられるのがポイント。洗濯バサミの挟む力は事前に確認しておきましょう。
【保育の室内遊び】感触を楽しむアイデア
薄着になる6月頃は、のびのびと感触遊びをするのにぴったりな時期でしょう。
梅雨の雨の日に取り入れたい感触遊びのアイデアが寄せられました。
1.小麦粉粘土
小麦粉粘土はアンケートでも上位に食い込む人気でした。
小麦粉に水を混ぜるだけなので簡単に用意することができます。
食品なので万が一口に入れても安心ですよね。取り入れるときは、小麦アレルギーに配慮するようにしましょう。
2.寒天遊び
涼を感じられる寒天遊びは、蒸し蒸しする梅雨の時期にぴったりな活動です。
食紅などでカラフルな寒天を用意すれば、より遊びが盛り上がるでしょう。おもちゃのお皿やフォークなどを用意しておままごとにつなげてもよいですね。
3.スライム作り
雨の日の活動にスライム作りを取り入れるという回答もありました。
材料を混ぜていくうちにどんどん触感が変化していく様子は、まるで実験のような雰囲気で楽しめるため、4歳児や5歳児クラスにぴったりかもしれません。
ホウ砂なしで安全に楽しめるスライムもありますので、気になる方は以下の記事をチェックしてみてくださいね。
4.マスキングテープ遊び
マスキングテープを床やボードなどに貼っておき、子どもたちに剥がしてもらう遊びも寄せられました。
指先を使った遊びが楽しめる0歳児後半や1歳児頃から取り入れるとよいかもしれません。
5.パン粉粘土
パン粉をこねて粘土を作るという保育士さんも!
かさかさとしていたパン粉を混ぜるうちに、もっちりとした粘土になる様子が面白いですよね。
パン粉のよい香りがするので、子どもたちが誤って口に入れないように注意しましょう。
【保育の室内遊び】自然に親しむアイデア
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雨の日でも戸外の空気を取り入れた室内での自然遊びを取り入れるという保育士さんもいました。
子どもたちが「梅雨もいいな」と思えるような楽しい活動を紹介します!
1.雨の音を楽しむ
窓際で子どもたちと雨の音に耳を傾ける活動を挙げる声がありました。
大雨の日に窓を叩くザアザアという音や、小雨でポツポツと降る音など、子どもたちF
梅雨にぴったりな簡単折り紙のアイデアは以下の記事をチェックしてみましょう。
2.お絵かき
「大きな画用紙を床に広げてお絵かきをする」という声が聞かれました。
のびのびとダイナミックに楽しめるうえ、仕上がった時の達成感も大きいかもしれません。
さらに、梅雨の時期は絵の具遊びが定番という回答も。
ボディペインティングや染め紙遊びなど、気温が上がってくるこの時期だからこそ楽しめる遊びを考えたいですね。
3.てるてる坊主作り
雨の日の保育園では、「明日天気になあれ」の思いを込めててるてる坊主を作るという声がありました。
さらに、新聞ちぎりを楽しんだあと、ビニール袋に詰めて大きなてるてる坊主を作るという保育士さんも。子どもたちと願いを込めて作ることで、晴れた日のよろこびもひとしおかもしません。
梅雨を満喫する室内遊びで雨の日の保育をもっと楽しく
今回は、保育士さん向けのアンケートをもとに、梅雨の雨の日にぴったりな保育アイデアを紹介しました。
大人にはちょっぴり憂うつに感じる雨の日も、子どもにとっては楽しいことがいっぱい。
室内遊びに使えるゲームや製作、運動遊びなどたくさんのアイデアを参考にしながら、梅雨も楽しく過ごしてくださいね。
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