宮崎県西都市の保育士求人一覧

西都市には2021年4月時点で、公立保育所が2園、私立保育園が7園、認定こども園が9園あります。2021年度、宮崎県全体の保育士有効求人倍率は1.91倍であり、全国平均の2.94倍を大きく下回っています。2020年3月のデータによると、西都市に待機児童は「0人」ですが、女性の就業率は高まり、共働きの家庭が増える中で求められる保育のニーズは増加しているといえるでしょう。今後も保育の受け皿を増やすための施設整備や人材の確保を行い、子どもの居場所を提供する保育需要が高まると考えられます。求められる保育のニーズに合わせて、西都市でも保育士さんを必要とする保育現場が増えていくと考えられるでしょう。

2020年度、宮崎県全体における女性保育士さんの月の平均給与は24万400円であり、全国平均をやや下回っています。宮崎県では現在保育士さんとして働いている方に向けて、「保育士等キャリアアップ研修」を実施し、専門知識の補完を通して保育の質向上を図る取り組みを行っています。また保育の人材確保を図るため、指定保育士養成施設を卒業後、県内で保育士として働く意思のある方に対し、修学資金を無利子で貸付ける「保育士修学資金貸付制度」を実施しています。一定の条件を満たすことで、貸付金を全額返還免除にするなど、資金面をサポートする取り組みを行っています。西都市は、宮崎県全体で行う制度を取り入れ、保育の人材確保に力を入れている地域といえるでしょう。

西都市では、積極的に子育て支援を実施しています。妊娠中の方や今後、出産・育児を考えている方が安心して出産、子育てを行えるよう「西都市子育て世代包括支援センター」を設置しています。妊娠期の保護者に対し、面談や電話などを通してサポートを行ったり、助産師などに不安点や疑問点を相談できる体制を整えたりしているようです。また、出産後には産後健診、新生児の経過観察訪問、育児相談などを行い、在籍する母子保健コーディネーターと母子担当保健師が、出産から子育て期の総合支援を行っています。また、市町村が主体となり、保護者が仕事や病気などの理由により留守家庭の小学生を対象にした、放課後児童クラブを設置しています。放課後の時間を過ごす場所を提供し、子育て支援に貢献しています。地域全体で子育て家庭のサポートに取り組む西都市は、保育士さんの活躍の場が広いエリアといえるでしょう。

宮崎県の真ん中に位置している西都市は、県内の中でも代表的な観光地のひとつであり、農産物が特産品として知られているエリアです。豊かな自然に恵まれており、季節ごとの景色が楽しめることでも知られています。市全体で見ると非常に広い土地を持つ地域ではありますが、商業施設などは西都市の中心部にまとまっています。そのため、居住者が暮らしに必要な買い物の移動に困ることは少ないと考えられ、比較的住みやすい地域ともいえるでしょう。中でも、子育て世代への支援や定住促進には特に力を入れていることもあり、西都市には子育て世帯が暮らしやすい環境が整っているといえるのではないでしょうか。