東京都新宿区の保育士求人一覧

新宿区には2021年2月時点で、区立保育所が12園、私立保育園が50園、区立認定こども園が10園、私立認定こども園が8園あります。2021年1月時点の東京都全体の保育士有効求人倍率は3.72倍であり、全国平均よりも高い数字です。新宿区では待機児童の解消に向けた取り組みとして、新たな保育所の開設と保育施設の定員拡大を目指しています。新規の施設開設としては、私立認可保育所を2所開設し利用定員数96名の枠を確保しました。併せて、2022年4月までに認証保育所を認可保育所に移行、さらに賃貸物件の整備を行い私立認可保育所を2所開設することで185名の定員数の確保を予定しています。新宿区は今後の保育現場数の拡大に努めており、保育士さんの需要が高い地域であるといえるでしょう。

2020年度のデータによると、東京都全体の保育士の月の平均給与は、男性が27万3100円、女性が27万8100円であり、男性は全国平均とほぼ同一ですが、女性で全国平均を上回っています。新宿区では「保育従事職員宿舎借り上げ支援事業」を行っています。この事業は、区内の私立認可保育施設や認証保育所で働く保育士さん等に対して、事業者が宿舎の借り上げを行う場合に、新宿区がその経費の一部を補助するものです。また、新宿区は保育所の個別のニーズに応じた研修をはじめ、巡回保育相談など保育さんの人材確保のためにさまざまな施策を行っており、保育士さんとして働きやすい環境にあるといえるでしょう。

新宿区では、子育て支援を積極的に取り入れています。妊娠中の方や子育て中の保護者の方向けに「新宿はっぴー子育てガイド」を発行し子育てに関する情報をお届けしています。ガイドには、一時預かりや育児に対する悩みなどの相談先をはじめ、子どもの成長に合わせた遊び方、お出かけや遊び場情報など、子育てに役立つ情報を掲載しているようです。また、子ども総合センターや子ども家庭支援センターを区内に5ヵ所設置しています。こちらは、理由を問わず、6ヶ月から小学校前までの子どもを預かってもらえる「ひろば型一時保育」や、子育てに対する不安や悩み、困りごとを気軽に相談できる「子どもと家庭の総合相談」を行うなど、子育て支援に関する事業を展開しています。子育て中の保護者の方が孤立しないための支援が充実していることから、新宿区は子育て中の保育士さんも住みやすいエリアであるといえるでしょう。

新宿区は都内23区のほぼ中央に位置し、都庁の所在地でもあります。電車やバス、高速道路などの交通網が整備され、都内主要都市へのアクセスが良好であるなど、新宿区に住む保育士さんの通勤にも便利な環境といえそうです。また、新宿駅周辺は、繁華街や高層ビルなどが立ち並ぶ一大ショッピングエリアです。少し足を延ばせば、博物館や美術館、能楽堂、神社など、日本独特の文化を感じるスポットが数多く点在しているため、プライベートも充実した時間が過ごせるでしょう。2017年1月時点で、外国人の人口が都内1位と国際色も豊かなエリアのようです。