保育園で過ごす0歳児ができることとは?ふれあい方のポイントや遊びの例

0歳児ができるようになることについて知りたい保育士さんもいるでしょう。寝返りや腹ばいをするきっかけや時期、かかわり方などがわかれば、日々の保育に活かせるかもしれません。今回は、0歳児ができるようになることについて、見られる姿や子どもとのふれあい方のポイントなどを、月齢ごとに解説します。


0歳児 女の子

spass/shutterstock.com


0歳児に見られる姿や特徴とは?

0歳児の子どもは毎日著しい成長を遂げています。


できることがいろいろ増えていくなかで、月齢にあわせてどのように保育をするとよいのか戸惑うこともあるかもしれません。



0歳児のこどもができるようになることや見られる姿について、いくつか例を挙げてみましょう。


  • 音への反応
  • 寝返り
  • お座り
  • 腹ばい
  • 捕まり立ち
  • ハイハイ
  • 伝い歩き

月齢ごとにどのような特徴があるのか知っておくと、子どもに寄り添った保育ができるかもしれません。


0歳児がどのような段階を経ていろいろなことをできるようになっていくのか、心と体の成長過程をみていきましょう。

0歳児ができることの目安【体と心】

生後1カ月から1歳に至るまでにできるようになることの目安をまとめました。



~生後1カ月


生後10日頃には体重が少し減少しますが、毎週体重が増えていくようです。


生後1カ月頃までは殆ど眠っていますが、母親の声を聞き分けることができると言われています。

何か生理的に嫌なことがあれば泣いて表現しますが、大人にあやされると泣き止むようです。


また、手を握ったり足を縮めたりして、意思表示をする姿が見られるでしょう。



生後2カ月


子どもの機嫌がよいときに「アー」「ウー」と発声するクーイングをするようになるようです。


手足の動きもスムーズになり、自分の手を興味深く見つめる子どもも出てくるでしょう。

物や音などに反応し、顔を左右に動かして追視をする姿が見られるようです。


大人があやすと嬉しそうにすることもあるかもしれません。



生後3カ月


首がすわってきて、うつぶせにすると腕を使って頭を持ち上げるようになるでしょう。


指しゃぶりをし始める子どももいるかもしれません。

話しかけると、笑ったり泣いたりという感情表現が見られるようになるようです。


あやすと笑うようになり、コミュニケーションがとりやすくなるでしょう。



生後4カ月


首がしっかりしてきて、腹ばいで首をあげる姿が見られるでしょう。


指しゃぶりも盛んに行うようになる時期かもしれません。

感情表現が豊かになり、気に入らないことがあれば体を激しく動かしながら泣く姿が見られるようです。


また、喃語の種類も増えてくるでしょう。



生後5カ月


首がすわり、うつぶせでも両手を使って遊べるようになる子どももいるようです。


体をねじって寝返りもできるようになる時期かもしれません。

興味のある玩具に手を伸ばす姿が見られるようです。


物を手に持って舐めたり動かしたりすることもあるでしょう。



生後6カ月


寝返りを活発にするようになり、手で支えることでお座りもできるようになる時期でしょう。


また、持っている物をもう一方の手に持ち変えることもできるようになる頃かもしれません。

感情表現がより豊かになり、さまざまな理由により泣き声に変化が表れてくるかもしれません。


物を口に入れて確認する行為も見られ始める時期でしょう。



生後7カ月


お座りしながら、前にあるものを取って遊べるようになる子どももいるようです。


手指をよく動かせるようになり、指ではさんで物を持てるようになる子どももいるかもしれません。

保育者の言動に興味を示すようになり、姿が見えないと泣くようになる頃でしょう。 


人見知りが始まる子どももいるかもしれません。



生後8カ月


お腹をつけて腕の力で前進する、ずりばいをし始める子どももいるでしょう。


手指の動きが発達し、小さなものも掴めるようになる頃かもしれません。

消えたものが出てくることを予測し、「いないいないばあ」などの遊びを好むようになるようです。

好奇心が旺盛になり、探索行動をしたり欲しいものを見て声を出したりするでしょう。


また、人見知りが激しくなる子どももいるかもしれません。



生後9カ月


ハイハイができるようになり、行動範囲が広がるでしょう。


捕まり立ちをするようになる子どももいるかもしれません。

保育者の姿を追って、後追いをするようになる子どももいるでしょう。


欲しいものに指を差したり、抱っこして欲しいと両手を上げたりする姿も見られるようです。



生後10カ月


捕まり立ちが上手になったり、伝い歩きをしたりする姿が見られるようになるでしょう。


左右の手を連動させて動かすこともできるようになる時期かもしれません。

簡単な言葉を理解するようになり、促すと手を振ってバイバイをする子どももいるでしょう。


泣いて意思表示をすることが減り、手や体を使って気持ちを伝える姿が見られるようになるようです。



生後11カ月


伝い歩きが上手になってくる頃でしょう。


手指を器用に動かせるようになり、シールをはがしたり蓋を開けたりできるようになる子どもも出てくるかもしれません。

ものと言葉を結びつけて覚え、簡単なやりとりができるようになる時期のようです。


大人の動きを模倣する姿も見られるかもしれません。



生後12カ月


足の力で体を支えられるようになり、1歳前後で歩き始める子どももいるでしょう。


初語が出ることもあるかもしれません。

記憶力が育ち、一度聞いた物の名前を覚えていることもあるようです。


模倣する姿も多く見られるようになる頃かもしれません。

0歳児ができること【遊び】

0歳児 ボール遊び

milmed/shutterstock.com


0歳児の姿やできるようになることをもとに、子どもが楽しめる遊びを紹介します。



生後1カ月~3カ月


音のする方へ顔を動かすなど、追視して遊ぶ姿が見られるようです。


大人とのふれあいを楽しむ時期なので、音の鳴る玩具を使って子どもをあやしてみましょう。



生後4カ月から6カ月


ビニール袋などを子どもに持たせると、触って感触を楽しむ姿が見られます。

見たり聞いたり触ったりして、五感を刺激する遊びに取り組んでみましょう。 


また、機嫌がよいときは、興味のあるものを見つめながら1人で落ち着いて遊ぶこともあるかもしれません。



生後7カ月から9カ月


マットで作った山をハイハイで上るなど、両手を使ったダイナミックな遊びを取り入れてみましょう。


また、この時期は出したりしまったりできるような、繰り返し遊べる玩具を好むようです。

楽しく遊びながら記憶力を育めるような遊びもよいでしょう。


たとえば、目の前で物を隠して、子どもにどこにあるのか当ててもらうゲームをすれば、思考力が身につくかもしれません。



生後10カ月から12カ月


簡単なやりとりができるようになるので、物の受け渡しを遊びに取り入れてみましょう。

「はい、どうぞ。」「ちょうだい。」などと子どもに声をかけてみます。

その通りにできたときに子どもをたくさん褒めることで、言葉の意味を理解することにつながるでしょう。


また、この頃は大人の模倣をする行動がみられるようになるので、リズムに合わせて体を動かすなどしてまねっこ遊びをするのも楽しいかもしれません。



以下の記事では、0歳児が夢中になる手作りおもちゃを紹介しています。

子どもとのコミュニケーションを楽しむ際の参考にしてみてくださいね。



関連記事:0歳児が夢中になる手作りおもちゃ18選!保育に役立つ、音や感触を楽しめる簡単アイデア/保育士バンク!

0歳児とのふれあい方のポイント

愛着を形成するには、大人が0歳児とふれ合うことが大切と言われています。


では、具体的にどのようにふれ合うとよいのか、みていきましょう。



生後1カ月から3カ月


世話

子どもが泣いて訴えるときは目を見ながらおむつ替えをするなど、スキンシップをしながらお世話をするとよいでしょう。


外気浴では聞こえる音や見える景色のことを伝えるなどして、子どもの反応を見ながらふれあいを楽しめるとよいですね。

コミュニケーション

おむつを替えたりミルクを飲ませたりするときは、「おむつ取り替えようね。」「ミルクおいしいね。」とたくさん語りかけると子どもも安心するかもしれません。


また、子どもが認識できるように顔を近づけてあやすなどして、たくさんコミュニケーションをとりましょう。



生後4カ月から6カ月


世話

授乳や昼寝の時間を決め、生活リズムを保つよう意識しましょう。


離乳食がスタートしたら「〇〇おいしいね。」と語りかけながら進めると、食への興味が深まるかもしれません。

コミュニケーション

子どもにたくさん話しかけ、「ちょうだい。」「どうぞ。」などの簡単な言葉のやりとりを楽しみましょう。


欲しいものに手を伸ばすなど意思表示をしてきたら、子どもの気持ちを汲んで話しかけることで、信頼関係を育むことにつながるかもしれません。



生後7カ月から9カ月


世話

離乳食に合わせて昼寝の時間を決めるなどして、生活リズムを整えていきます。


夕食の時間が遅くならないように注意しましょう。

コミュニケーション

人見知りが激しくなる子どももいるかもしれませんが、普段慣れている大人との愛着が形成されているとも考えられるでしょう。


腰がすわって安定したお座りができるようになってくる時期なので、両手を使った手遊び歌も積極的に取り入れてみるとよいかもしれません。



生後10カ月から12カ月


世話

歩きたいという気持ちを汲んで、まだ不安定なところは保育士さんがサポートしましょう。


活発に動き回ってなんでも口に入れたがる時期なので、小さな物が落ちていないかなど配慮することが大切です。

コミュニケーション

1人遊びができるようになる子どももいるようですが、保育士さんが積極的にかかわって遊ぶことが、愛着を形成するうえで大切な要素となるでしょう。


子どもの意思表示を汲んで気持ちを代弁するなど、言葉の発達を刺激できるように声をかけることで、コミュニケーション能力が育まれるかもしれませんね。



以下の記事を参考に、0歳児の子どもとのふれあい遊びを楽しんでみてくださいね。



関連記事:乳児向けのふれあい遊び。ねらいや効果、保育園で楽しめる人気の手遊び歌/保育士バンク!

0歳児ができることを知って、保育に役立てよう

今回は、0歳児ができることについて、月齢ごとに特徴やふれあい方などを紹介しました。


0歳児は、日々著しく成長していきます。

腹ばいや寝返りをするなどの成長段階に沿った遊びを取り入れることで、子どもは無理なく楽しむことができるかもしれません。


また、保育士さんが0歳児にたくさん話しかけたりスキンシップをとったりすることで、愛着関係を築きやすくなるでしょう。


子どものできるようになったことに目を向けながら、一人ひとりに寄り添った保育ができるとよいですね。



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