神奈川県横浜市鶴見区の保育士求人一覧

横浜市を構成する18行政区のひとつである鶴見区には、2019年4月時点で、公立保育所が4園、私立保育所が74園、認定こども園が3園、この他にも小規模保育事業施設が16園、家庭的保育事業施設が2園あります。鶴見区がある神奈川県の有効求人倍率は2018年度で3.36倍と、1都6県のなかでは東京都、埼玉県に続いて高い数字となっています。鶴見区の待機児童数は2019年時点で、前年度の「6人」から「5人」へとやや減少傾向ですが、横浜市内には希望する認可保育園への入園待ちをしている「保留児童」が約3000人います。鶴見区には、2019年4月に新規開園した認可保育園が13園あることからも、保育士のニーズが大変高いエリアといえるでしょう。

2018年度、神奈川県全体の保育士の月の平均給与は、男性が22万3000円、女性が24万8300円で、女性の保育士の給与は全国平均を上回っています。鶴見区で保育士を目指す人は、横浜市が行う保育士のための取り組みを利用することができます。「潜在保育士の復職支援」や「県外及び県内の新卒保育士の就職支援」など、働きたい意欲のある保育士ための取り組みを積極的におこなっています。将来の保育士候補をサポートするために「保育所での高校生インターンシップ」を実施したり、保育所運営費の加算を取り入れたりと、さまざまな助成制度を実行することで、保育士のよりよい処遇へとつなげています。また、「保育士の宿舎借り上げ支援」の実施では、保育士のために借りる物件費用を国が補助し、家賃や税の負担を大幅に軽減することで、保育士が働きやすい環境づくりを実現しています。

横浜市の鶴見区には「つるみ・ふらっとるーむ」と呼ばれる、未就学児とその保護者のための交流スペースが約50カ所あります。コミュニケーションや仲間づくりを行うための場を提供しており、施設によってボール遊びや親子クッキング、夏祭りイベントなど、施設によってプログラムや開催日もさまざまです。また、鶴見区の子育て支援拠点「わっくんひろば」では、育児に関する相談や情報提供を無料で行い、子どもを預かってほしい人と預かれる人とをつなげる、会員制の「子育てサポートシステム」を実施するなど、地域全体で子どもが健やかに育てられる土台づくりをしています。このように鶴見区は地域全体で子育てに寄り添う支援をしていることからため、子育てしやすいエリアといえそうです。

神奈川県横浜市の鶴見区では、横浜開港後からトマトやキャベツ、ニンジンといった西洋野菜の栽培が行われるようになり、「西洋野菜の先進区」として全国的に知名度が広がっていきました。都市化のなかでもさまざな工夫を凝らし、地域に根ざした農業を続けており、現在はビニールハウスで季節の花々を栽培する園芸農家なども盛んです。さくらの名所にも選ばれている緑豊かな総合公園や温水プールなど、子どもと楽しめる遊び場も多く、利便性と自然の恩恵を兼ね備えた魅力的なエリアです。