東京都葛飾区の保育士求人一覧

葛飾区には2021年6月時点で、区立保育園が41園、私立保育園が89園、小規模保育園が16園あります。2021年度、東京都全体の保育士有効求人倍率は3.72倍と全国平均の2.94倍を大幅に上回り、保育士さんを必要とする施設が多いといえるでしょう。2020年4月のデータによると、葛飾区の待機児童数は前年度「54人」から「21人」へとやや減少の傾向にあります。一方で、葛飾区の保育所等利用定員数は前年度と比較して増加傾向にあり、今後も保育ニーズは増加し、保育士さんの需要が高まる地域であると考えられます。

2020年度、東京都全体における保育士の月の平均給与は、男性が27万3100円、女性が27万8100円であり、男性はほぼ横ばいの数字ですが、女性は全国平均を上回っています。葛飾区では、保育園で働く方に向けてさまざまな支援を実施しています。「葛飾区保育士等奨学金返済支援事業補助金」制度は、奨学金を利用して保育士資格を取得し、現在区内の私立保育施設に勤務する保育士さんに対して、奨学金の返済額の全額または一部を補助するものです。また保育園で働きながら保育士資格の取得を目指す方に向けて、「現任保育従事職員資格取得支援事業」を展開し資格取得にかかった費用の一部を補助するなど、保育士さんとして勤務しやすい環境にあるといえるでしょう。

葛飾区では、さまざまな子育て支援に取り組んでいます。区内には、妊娠期の方から高校生世代までの子どもがいる保護者の方が利用できる、総合的な子育て支援施設「子ども未来プラザ」があります。また、区内に住んでおり、健康保険に加入している中学3年修了前までの児童を養育している方を対象に、子どもに係る医療費の一部を助成しています。この制度では、子どもの保健の向上と健やかな育成を支援することを目的としています。さらに、子育て世帯の経済負担の軽減を目的に、保育施設などへの送り迎えや外出時の安全性を高める三人乗り自転車、関係物品の購入費助成を行うなど、多角的に子育て支援に取り組んでいるエリアといえるでしょう。

東京都23区内の東北端に位置している葛飾区は、東京の下町として親しまれています。交通アクセスも良好で、4つの在来線が乗り入れ、鉄道網のさらなる充実に向けた動きも期待できそうです。公共施設や医療施設など区内の移動の利便性向上のため、循環バスの運行も始まっており、区内で働く保育士さんにとっても活用しやすい交通の取り組みがされています。また葛飾区には、柴又や堀切菖蒲園・水元公園など魅力ある観光スポットが存在しています。このような観光資源に恵まれている環境は、日頃忙しく働く保育士さんがリフレッシュできる休日のお出かけ先として利用できるでしょう。