保育士の採用面接を行う際に、評価項目や基準を定めた「チェックシート」。あらかじめシートを作成しておくと、面接官が人材を見極める判断材料として活用できるのではないでしょうか。今回のコラムでは、求職者の第一印象や保育士の適性など、さまざまな項目を設けたチェックシートの作り方の例を紹介しますので、参考にしてみてください。
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■目次
【保育士採用】面接官が活用するチェックシートを作成しよう
保育士さんの採用面接を行う際に、選考方法に迷う担当者の方もいるかもしれません。
自園の求める保育士像に相違なく選考するためにも、「評価項目」と「評価基準」を明確にした、チェックシートを作成してみましょう。
求める人物像があいまいな場合に、面接官の経験や直感で合否を決めてしまうと、採用のミスマッチが発生する可能性もあります。
しかし、評価シートがあることで、面接官が人材を見極める判断材料となるだけでなく、応募者を客観的に評価し、正確に人材を見極めることにも役立ちそうです。
面接で活用できるチェックシートを作成し、選考の際に利用してみましょう。
【保育士採用】面接官がチェックする基本項目
面接前にあらかじめ評価基準を設定することで、自園が求める人物像の明確化にもつながるでしょう。
保育士の採用において、面接官がチェックする基本項目を紹介します。
<面接時のチェック項目>
- 応募者情報
- 身だしなみ
- 視線
- 表情
- 話し方
- 声の大きさ
- 志望動機
- 自己PR
- 保育士経験
- 保育方針
- 長所
- 短所
- 向上心
- 保護者との関わり
- 職員との関わり
- ピアノのレベル
- 面接官コメント記入欄
- 合否欄
この他にも英語に力を入れている園であれば、英語力が必要になりますし、リトミックなどを中心に保育活動を展開している園であれば、音楽や歌が好きな方を採用したいというケースもあるかもしれません。
園独自のチェックシートを作成し、どのような人材が必要なのか明確にして、評価に役立てましょう。
面接に活用できるチェックシートの作り方
ここでは、保育士の採用で面接官が活用できるチェックシートの一例を紹介します。
上記のようなシートがあると、評価基準が明確になり、複数の応募が集まった場合も選考しやすくなります。
評価基準の項目には各項目にコメント欄を用意し、求職者の人物像がよくわかるように、なぜそのような評価に至ったのか理由を記載できるようにするとよいかもしれません。
また、項目を決める際は自園の求める人物像を明確にしておくと、その内容に沿って判断基準を設けることができそうです。
評価項目・基準はそれぞれの園で違いがあるため、上記の表などを参考にして園独自のチェックシートを作成してみましょう。
チェックシートを作成して保育士の採用面接に役立てよう
面接官の評価基準となるチェックシートを作成すると、求職者の人物像を客観的に捉えることができ、選考の公平性を保つことにも役立つでしょう。
採用担当の園長先生や副園長先生が不在の場合は、他の職員の方が面接を行うケースもあるかもしれません。
不在だった方々に選考の相談をする際もシートがあることで、求職者の人物像を説明しやすく、合否の判断材料として活用できます。
保育士人材の確保を目指してチェックシートを作成し、選考に役立ててみてはいかがでしょうか。