意向調査で「退職したい」という意向を示した保育士さんに、どう向き合えばよいか悩む園長先生もいるでしょう。人手不足が続くなか、頼りにしていた保育士さんが抜けてしまうと運営への影響も心配になりますよね。今回は、意向調査で退職希望を出している保育士さんの引き止めが可能かどうか、また引き止める際に意識したいポイントについてお伝えします。

意向調査で「退職希望」!保育士さんの引き止めは可能?
秋〜冬頃に、園の保育士さんに対して来年度の就業意向を確認する場である意向調査。
そこで「辞めたい」と意向を示している保育士さんであっても、引き止めることはできるのでしょうか。
結論から言うと、一度退職を希望した保育士さんであっても引き止めることは可能です。
ただし、引き止める際は保育士さんの思いや事情をしっかりとヒアリングすることが大切です。
そのうえで、退職という方法以外に職場への不満・懸念点を解消する方法を提案するようにしたいところ。
伝え方を間違えると、保育士さんに無理を強いてしまう可能性もあるため、慎重な対応を心がけていきましょう。
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意向調査で退職を伝える保育士さんは57%というデータも
引き止め方を考える前に、保育士さん側がどのくらいの心構えで意向調査に臨んでいるかを知っておくことも大切です。
保育士バンク!公式Instagramで実施したアンケートによると、今回の意向調査で退職の意思を「伝える」と答えた保育士さんは57%という結果になりました。

半数以上の保育士さんが、退職を伝える前提で意向調査に臨んでいるということです。「継続の確認」ではなく「退職の申し出を受ける場」になる可能性が高いと考えて、引き止めの準備をしておく必要がありそうですね。
また、実施形式については面談形式が約半数を占めるという結果も出ています。面談は本音を引き出しやすい一方、園長先生や主任を前にすると緊張して言い出せない保育士さんも少なくありません。
詳しい設問・結果は▶意向調査に関するアンケート結果の記事をご覧ください。
意向調査で退職希望を出している保育士さんの引き止め方
では、実際に退職希望を出している保育士さんに対して、どのような引き止め方ができるのでしょうか。順を追って、対応を確認していきましょう。
- 何よりもまず、保育士さんの思いにしっかり耳を傾けることが大切です。
- 人間関係や業務量といった職場環境の悩みか、引っ越しや結婚、介護などプライベートの事情か、背景はさまざまです。
- まずは理由をヒアリングして現状を把握し、寄り添うことがポイントです。
- ヒアリングした内容をもとに、退職以外の道を模索します。
- 人間関係が悩みなら配置を調整、家庭の事情でフルタイムが難しいなら時短勤務やパート雇用への切り替えなどが考えられます。
- 園の制度や働き方を柔軟に調整していくことが大切になるでしょう。
- 提案できる案が固まったら、「こんな風に対処できるが、継続してもらえないか」と相談してみましょう。
- 提案内容に不安が残るケースもあるため、メリット・不安な部分を聞いてみましょう。
- 最も安心できる選択肢を共に考えていくとよいですね。
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意向調査で退職希望の保育士さんを引き止める際に意識したいポイント
退職希望の保育士さんを引き止めるうえでは、こちらのポイントを意識しておくと、スムーズかつ配慮あるやり取りができそうです。
保育士さんの思いをしっかりと引き出す
迷惑や心配をかけたくないという思いから、意向調査や面談の場では、保育士さんがなかなか本音を話せないというケースが考えられます。
保育士さん自身がどんなことに不安や懸念を感じているかを尋ね、寄り添いながら話を聞くことが大切です。
無理な引き止めはしない
退職希望を出す保育士さんは、どうしても勤続が難しい事情を抱えている場合があります。
頼りにしていた保育士さんに抜けてほしくないと感じるのは当然ですが、強引に引き止めることがないよう配慮が必要です。
自身ではどうにもできない事情があったり、体調や精神面に影響を及ぼしていたりする可能性も考えられます。保育士さん自身にとって最もよい方法は何なのかを熟慮したいですね。
継続が決まったあとも定期的に声をかける
引き止めた結果「来年度も継続したい」と回答をもらえた場合も、意識して保育士さんの様子を気にかけることが大切です。
無理をしていないか顔色や体調を観察するとともに、定期的に声をかけたり面談の場を設定したりするようにしましょう。
一度退職を考えたという事実を受け止め、働きやすい環境作りに注力していくことが大切です。
「引き止めるべきか」「どこまで配慮すべきか」といった判断に迷う段階からご相談いただけます。
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保育士さんの引き止めに関するよくある質問
Q. 退職希望を出した保育士さんを引き止めても問題ありませんか?
勤務時間や配置の調整などで継続を選んでもらえるケースもあります。ただし無理な引き止めは体調不良や、口コミを通じた採用への悪影響につながる恐れがあります。
Q. 保育士さんが本音を話してくれません。どうすればよいですか?
寄り添いながら「どんなことに不安を感じているか」を具体的に尋ねると、本音を引き出しやすくなります。
Q. 引き止めがうまくいかず、退職を選ばれた場合はどうすればよいですか?
無理な引き止めは体調面への負担や口コミによる採用への悪影響につながる可能性もあります。退職が決まった場合は、早めに次の採用活動へ移ることが大切です。
Q. 継続を選んでもらえた場合、その後は何もしなくてよいですか?
一度退職を考えたという事実を受け止め、無理をしていないか継続的に様子を確認することで、再度の離職を防ぎやすくなります。
Q. 採用や定着の相談だけでも対応してもらえますか?
保育士バンク!では、採用課題・職員定着に関する個別相談を無料で受け付けています。判断に迷う段階からご相談いただけます。
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保育士さんの引き止めは意向調査での回答をもとにした配慮が必要
今回は、意向調査で退職希望を出している保育士さんを引き止めるときの配慮やポイントについてまとめました。
退職を考える理由は人によってさまざまです。保育士さん一人ひとりの思いや懸念に寄り添い、安心して働くための手段を講じていくとよいですね。
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