人材紹介会社を利用したにもかかわらず「保育士さんを紹介してくれない」と悩みを抱える方はいませんか?採用活動がスムーズに進まないと人材不足が解消されず、運営に支障をきたすケースも。今回は人材紹介会社から保育士さんを推薦してもらえない場合の原因や解決策を紹介します。人材紹介会社を上手に活用して保育士さんの確保に繋げましょう。
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■目次
保育士専門の人材紹介会社とは
人材紹介会社とは、登録者の中から保育施設の希望に合わせて人材を紹介するマッチングサービスです。
費用については採用が決まった時点で手数料が発生する「成果報酬型」を取り入れる企業が多いでしょう。初期投資を抑えることができるという点は保育施設にとって大きなメリットになります。
ただ、人材紹介会社を利用しても、紹介を受けた方が採用に至らなかったり、そもそも人材の推薦を受けられなかったりと、スムーズに人材の確保が進まない場合もあるようです。
今回は人材紹介会社が保育士さんを紹介してくれないケースに焦点を充て、原因や解決方法を徹底解説します。
人材紹介会社が保育士さんを紹介してくれないのはなぜ?
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まずは、人材紹介会社に保育士さんを紹介してくれない原因を詳しく見ていきましょう。
企業側に保育士さんの登録数が少ない
人材紹介会社は、自社に登録している求職者を園側に紹介していますが、そもそも会社側で抱えている求職者が少ない可能性があります。
地域によって登録者数に差がある企業もあるかもしれません。
人材紹介会社を選ぶときは「自園の地域の登録者数」を尋ねておくことも大切ですね。
人材紹介会社側の対応に問題がある
人材紹介会社を利用する際は、まず担当者に求める人物像や条件を伝えたうえで要望に合った人材を紹介してもらいます。
しかし、担当者に以下のような問題があると保育士さんの紹介に至らないケースもあるようです。
大量の案件を抱えている
まず理由として考えられるのが、担当者が大量の案件を抱えている場合です。複数の園を担当すると多忙でなかなか紹介まで手が回らないこともありそうです。
また、競合園の中には「人材がすぐに欲しい」と緊急性を要する園もあるでしょう。担当者も優先的に人材を推薦するため、なかなかこちらまで順番が回ってこないということもあるかもしれません。
経験・スキル不足の可能性がある
担当者の経験やスキル不足が要因でスムーズに紹介してもらえないケースも。
経験が浅いと「求職者への対応がスムーズに進められない」「マッチングに自信がない」などといった理由から紹介に至らない場合もありそうです。
もし担当者の対応に不満があるのなら担当交代を申し出るのもひとつの手段です。
人材紹介会社に保育士さんを紹介してもらうための対策
続いて人材紹介会社に保育士さんを推薦してもらうための対策を紹介します。
人材紹介会社への対応方法を見直す
まずは、なぜ人材を紹介してくれないのか、問題点を洗い出して解決方法を検討してみましょう。
以下はケース別の問題点の例となります。
問題点:過去の対応に問題があった
過去に紹介した求職者とトラブルがあったり不透明な理由で不採用が続いたりすると、推薦へのハードルが上がってなかなか紹介してくれないことがありそうです。
<解決ポイント>
紹介された人材については誠実に対応し、トラブルが生じないよう心がけましょう。
不採用の場合もなぜ採用できないのか、担当者にきちんと理由を説明するとよいですね。
不採用の理由をしっかり伝えるとその後、自園にマッチしない人材の紹介を避けられます。担当者の方も希望条件に合った人材を推薦しやすくなるでしょう。
問題点:求める人物像を明確に伝えていない
求める人材をきちんと伝えられていないと、要望に合った方の推薦を受けられないかもしれません。また、希望条件が頻繁に変わったり、あまりにも要望が多かったりすると担当者の方が紹介へのハードルの高さを感じてしまう可能性もあります。
<解決ポイント>
現場の状況を把握し、労働条件や人柄、スキルなど求める人物像を明らかにしたうえで担当者に伝えましょう。
また、ときには担当者から「求める条件とすべて一致していない求職者であっても推薦可能か」と相談を受ける場合もあるでしょう。面接で実際に話してみると「人柄がよかった」「明るい雰囲気が園とマッチしていた」などの理由から採用になる可能性もあります。
あらかじめ採用基準の許容範囲を決めて、間口を広げておくことを考えてみましょう。
問題点:企業側に採用への熱意が伝わっていない
なかなか人材の紹介に至らない場合は、企業側に採用への熱意が伝わっていない可能性もあります。緊急性がないと判断されると、自園への紹介が後回しになる場合もありそうです。
<解決ポイント>
人材紹介会社とは定期的にやり取りを行い、採用状況について共有しましょう。
急募を依頼する際はいつまでに何人必要なのか、園の切実な状況を詳しく説明することで優先的に紹介してもらえるかもしれません。
上記の例を参考に人材の紹介を受けられていない理由を推察し、解決策を考えてみましょう。
人材紹介会社を選び直す
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人手不足で困っているのになかなか紹介してくれない状況が続くと、人材紹介会社への不満が募ることもありますよね。保育士専門の人材紹介会社は複数あるため、依頼先を選び直すことも検討してみましょう。
問い合わせの際は担当者のヒアリング力や相談のしやすさなどをチェックして、長い付き合いができそうな企業を選ぶとよいですね。
採用手法の幅を広げる
保育士不足が続く中、そもそも保育士資格取得者が少ない地域は登録者自体も少ない可能性があります。人材を紹介したくても難しい企業もあるかもしれません。
その際は採用活動を見直し、オンライン面接の活用や転職・就職フェアの出展なども考えてみるとよいでしょう。
オンライン面接を導入すれば、遠方に住む方や引っ越しを検討する保育士さんからの応募が期待できそうです。
また、転職・就職フェアに出展すれば待つだけの採用ではなく、採用担当者自ら求職者に直接自園の魅力をアピールすることができるでしょう。園の認知度も高まり、採用の成功率もアップしそうですね。
「紹介してくれない」と悩んだら人材紹介会社の使い方を変えてみよう
人材紹介会社に保育士さんを推薦してもらえない場合は、自園の実情に合わせて問題点を洗い出し、解決策を考えていきましょう。
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