【採用担当者コラム】保育士の平均有休取得率の実態。休日を取りづらい理由と対策

保育士の仕事について「有給を取得しづらい」、「休みが少ない」などマイナスのイメージがもつ方も多いかもしれません。人材確保のためには、このような労働条件の不満に対して改善策を考える必要があるでしょう。このコラムでは、保育士の平均有給取得日数や休日を取りづらい理由、対策などを紹介します。


保育士が困っている様子

karins/shutterstock.com

 

 

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保育士の有給取得率の状況

保育士の人材確保や定着を目指して、職場環境を整えたいと考える採用担当者の方もいるでしょう。

 

現場の職員が「残業時間が多い」、「有給が消化できない」などさまざまな不満を抱えてしまうと離職に至るケースもあるかもしれません。

 

2016年の全国保育協議会の実態調査報告書によると、私立保育園で働く常勤の保育士さんの平均有休取得日数は、約6割の方が7~15日以内で取得しているようです。この結果を見れば、極端に有給が少ないというわけではないのかもしれません。

 

また2019年には、労働者への有給休暇取得が義務化され、雇用側は10日以上有給休暇が付与される労働者に関して、年平均5日以上取得することを義務づけています。

 

このような状況から以前よりも有給を取りやすくなることが考えられますが、保育士の仕事の場合、「休日が取得しづらい」というイメージが払拭されていない実態もあるようです。

 

人員不足が深刻化する中で、このような印象を改善するための対策を立てる必要があるでしょう。

まずは保育士さんが、有給を取得しづらい理由について解説します。

 

出典:社会福祉法人全国保育協議会「会員の実態調査報告書2016」

出典:出典:年5日の年次有給休暇の確実な取得わかりやすい解説/厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署

保育士が有給を取得しづらい理由

 

人材が不足している

 

働いている園が人手不足の場合は、有給を取得しても代わりに働く職員を補充できないため、休日を取りにくいという現状があるようです。

 

保育施設では国で決められた職員の配置基準をもとに人員の配置を行っていますが、ぎりぎりの人数で運営している園では、一人が有給を取ってしまうことで支障をきたす場合もあるでしょう。

 

人手不足の中で有休を取ると、他の職員の負担の増えてしまうのではないかという不安を感じ、有給を取得しづらいと考える方も多いかもしれません。

 

有給が取得しづらい雰囲気がある

 

保育施設の中には担任制を取り入れており、担任と副担任がペアでクラスを担当しているケースがあるでしょう。

 

担当クラスの園児情報の共有や保育計画、保護者対応なども普段2人で行っていることから、休む場合になかなか代わりの保育士さんに頼めないという現状もあるようです。

 

このような場合、有休を取得しづらい雰囲気があるのかもしれません。

 

また、主任やリーダーの方が休日を取っていないと他の保育士さんが休みを取りにくいというケースもあるでしょう。

業務が多忙な中で、自分だけ有休を取ると人間関係が悪くなるのではないかと不安に感じる方もいるかもしれません。

 

行事や仕事量が多い

 

保育士の仕事は子どもたちの食事の援助や衣服の着脱などのお世話、遊びの計画、保護者対応、行事の企画・運営などさまざまな業務があります。

 

特に生活発表会や運動会などを開催する場合は、1カ月以上前から準備を行い、演目の決定や練習の指導案作成、保護者に向けたおたよりを用意するなど多くの業務を担うことが考えられます。

 

行事に使う小物の準備が間に合わずに仕事を自宅に持ち帰る保育士さんもいるようです。

 

このような業務量、行事の多さを考えると有給を取得しづらいという現状があるかもしれません。

 

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保育士が有給を取りやすい園にするための対策


子どもと保育士

milatas/shutterstock.com

 

保育士の人材確保や定着に向けて、有休を取りやすい園にするための方法を解説します。

 

ICTシステムの活用

 

ICTシステムとは、タブレットやパソコンを活用して園児の情報共有や職員の労務管理、保護者へのお知らせなどを行うものです。

 

近年、介護や医療分野でも利用されており、保育業界でも導入する園が増えています。

 

ICTを活用することで、有給の消化率がどのように高められるのかを紹介します。

労働環境の把握し、有給取得消化率の上昇を目指せる

ICTシステムは、タブレットやパソコンにカードリーダーをかざすだけで職員の出退勤を打刻することができます。

 

また、シフト管理機能も備わっていることから、休日や有給の取得数の自動集計も可能です。

 

そのため、職員の労働時間や有給の消化率などを簡単にデータ化でき、把握しやすいというメリットが挙げられます。

 

また、年次有給休暇制度により、有給休暇の取得が義務付けられましたが、職員の勤務年数や雇用形態によっても有給取得日数の上限に違いがあるでしょう。

 

ICTシステムを活用すると、職員それぞれの勤務状況に合わせた有給を設定することもできるため、管理がしやすくなるかもしれません。

 

有給消化率を把握していれば「〇日有給が残っているから取得して大丈夫だよ。」などと雇用者側から職員に声かけする機会も増えるでしょう。

 

有給消化率を高めるためにも、システムの導入を検討してみるとよいかもしれません。

業務の効率化が期待できる

ICTシステムは、有給の取得率を自動で計算できるだけでなく、児童の出席確認、情報や写真管理、保護者に向けて一斉送信できるなど多様な機能が備わっています。

 

そのため、今まで手書きで行っていた作業の簡略化に役立つ可能性があるでしょう。

 

児童の出席確認や連絡事項の共有については、職員同士メモでやり取りしている場合もあるかもしれません。

 

その際もICTシステムに入力すれば、簡単に連絡事項を共有できるため、仕事がスムーズに進みそうです。

 

保育士さんの業務が効率化されることで、業務量の削減につながり、有給が取得しやすくなるかもしれません。

 

行事を見直す

 

保育施設では年間に誕生日会や運動会、生活発表会などさまざまなイベントが行われるでしょう。

 

しかし、行事が多いと企画や準備で多忙なあまり、有給を取得しづらい状況になることも考えられます。

 

「運動会の生活発表会の演目の縮小」、「お祭りの出店の縮小」、「誕生日会の簡略化」などイベントの見直しを行い、保育士さんの負担の軽減に目を向けることも大切です。

 

人員不足対策を行う

 

保育士の人材が不足すれば、有給の取得を希望しても代わりの職員が見つからずに、休日を取りにくい状況は改善されないでしょう。

採用活動の見直しを行い、以下のような人員不足に向けた対策を考えてみましょう。

多様なシフトパターンを用意する

「募集してもなかなか応募がこない」など、人材の確保が上手くいかない場合もあるかもしれません。

 

近年は、潜在保育士(保育士の資格を保有しながらも保育士として働いていない方)の増加が問題視されており、募集を増やすためにも求職者のターゲット層を広げることが必要になりそうです。

 

その際に雇用形態を見直し、短時間パートを取り入れるなどして多様なシフトパターンを用意すると応募率を高めることにつながるかもしれません。

 

未経験やブランクのある方の中には「数時間から働いてみたい」、「育児との両立を考えて9時から15時まで働きたい」など短時間の就労を希望する場合も考えられます。

 

職場の保育士さんが有給を取得しやすいように、人材の確保に向けて取り組んでいきましょう。

働きやすい園であることをアピールする

人員不足対策として、求職者に向けて働きやすい園であることをアピールすることは大切でしょう。

採用活動を成功に導くためにも自園の特色を考えたキャッチコピーなどを求人票に記載して、応募を増やす工夫をすることが大切です。

 

例えば、「認可保育園。月給20万円以上、賞与2~3カ月。最寄り園から徒歩〇分で通いやすく、アットホームな雰囲気で子どもたちの成長を見守っています!」など具体的な数字を明記すると求職者の目に留まりやすいかもしれません。

 

また、「小規模保育園。0歳~2歳以下の子どもたちは20名以内。じっくり関わることができます!職員の役割分担も明確で残業時間週1時間程度。」など、園の保育内容がよくわかるような文言を記載するとよいでしょう。

 

このように求人票の書き方を工夫し、応募の増加に力を入れるなど人材不足対策に取り組んでいけるとよいですね。

保育士の有給消化率を高め、働きやすい園を目指そう

保育士の平均有給取得率の実態や有給が取りづらい理由、対策について紹介しました。

 

保育士が有給を取得しやすくするためには、ICTシステムの活用、行事の見直しなどさまざまな視点から保育士の業務量の削減に取り組む必要があるでしょう。

 

有給取得率が上げることで人材の定着に役立つだけでなく、自園の人員を募集する際のアピールポイントの一つとなるかもしれません。

 

職員の仕事への満足度を高めるためにも、有給を取りやすい園になる方法を考え、働きやすい職場環境を作り上げていきましょう。

 

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