保育士さん向けのオンライン内定者懇親会の開催準備に取り組む採用担当者の方もいるかもしれません。内定者と現場の職員との交流を深めるための大切なイベントになります。今回はオンライン上の内定者懇親会を開催する目的や必要な準備、実施ポイントをまとめました。保育士さん向けのプログラム例も紹介しているので役立ててくださいね。
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■目次
保育士向けにオンライン内定者懇親会を開催しよう
内定者懇親会とは現場の職員と内定者が初顔合わせを行い、親睦を深めるものです。
基本的には園内で開催しますが、近年はコロナ禍の影響もありオンライン上で開催する園も多いようです。インターネット環境が整っていれば場所に関係なく出席可能なため、内定者が気軽に参加できるというメリットがあります。
内定者懇親会を開催する目的は以下の通りです。
- 内定者同士がコミュニケーションを図る
- 内定者と先輩保育士さんとの親交を深める
- 内定者に向けて園や仕事内容の説明を行い、園への理解を深めてもらう
- 内定者の入社に対する不安を払拭する
内定懇親会では内定者が安心して入職できるように歓迎の気持ちを表すことが大切になります。オンライン上で実施する場合の準備方法やプログラム例などを把握して、開催に向けて役立てていきましょう。
保育士向けのオンライン内定懇親会に向けた準備
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保育士向けのオンライン内定懇親会の実施に向けた準備方法を紹介します。
①環境を整える
まずは、インターネットの環境を整えることが大切です。
回線状況が悪いと当日にトラブルが起こる可能性があるため、早めに点検しておくるとよさそうです。
また、機器はパソコンやタブレット、スマートフォンを使用することが多いでしょう。事前に機器の動作チェックも行うとよいですね。
②ツールやアプリを選定する
オンライン上で利用できるツールやアプリにはさまざまな種類があるため、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。不具合があった場合にサポート環境が整っているものを選定することも大切です。
③必要な資料をまとめて内定者に送付する
環境が整い、ツールやアプリの設定などが完了したら内定懇親会前に必要な資料を内定者に送付しましょう。
資料にはオンライン上の参加方法を記載し、なにか質問やトラブルがあった場合の連絡先も記入するとよいですね。当日のプログラムもいっしょに送付すると、内定者も見通しを立てて参加することができそうです。
保育士向けのオンライン内定懇親会の流れの例
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保育士向けのオンライン内定懇親会のプログラム例を紹介します。
1.園長先生からの言葉
2.園紹介
3.自己紹介
4.座談会
5.ゲーム
懇親会を始める前には音や映像などの動作チェックを行いましょう。
園長先生からの言葉や園紹介などの際は、雑音が入らないようにマイクを切ってもらうとよいかもしれません。
また、プログラムの中でゲームを行う際はオンラインで参加できるものを選びましょう。
▼対面での内定懇親会について知りたい方はこちら
保育士向けのオンライン内定者懇親会で楽しめるゲーム
ここでオンライン上の内定者懇親会で盛り上がるゲームを紹介します。
「実は…私〇〇なんです。」自己紹介ゲーム
遊び方
1.内定者一人ひとりが自己紹介を行います。
2.自己紹介の中で「実は…私〇〇なんです。」という言葉を入れて話してもらいます。
ポイント
「自己紹介」のやり方を少しアレンジするだけで面白いやり取りができるでしょう。
「実は…私〇〇なんです。」という言葉を使って自身について説明してもらうと、意外な一面を見ることができて場が和みそうですね。
絵しりとりゲーム
遊び方
1.参加者に紙とペンを用意してもらいます。
2.「いぬ」「ねこ」などの初めのお題の絵を見せます。
3.絵を見て何が描かれているかを想像して、描いた物の名前の最後の文字から始まる絵を描いてもらいます。順番に後ろの参加者につなげていきます。
4.全員描き終えたら、それぞれの絵を見せながら自分が描いた物を発表して、答え合わせをします。
ポイント
ゲームでペンや紙を使うことを懇親会前に伝えておくとよいでしょう。正解が分からないままゲームが進行するため、答え合わせのときに盛り上がりそうですね。
歌詞朗読ゲーム
遊び方
1.お題の曲の歌詞を抑揚をつけずに読みます。
2.(1)の曲の題名がわかった人から手を挙げて答えてもらいます。
ポイント
童謡や有名な曲を選び、朗読風に読みましょう。朝の会や帰りの会でよく使用する曲を選ぶと、園の紹介にもなりそうですね。
保育士向けのオンライン内定懇親会の実施ポイント
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最後にオンライン上で内定懇親会を開催する際の注意点をまとめました。
内定者への気遣いや配慮を大切にする
オンラインでの懇親会は対面とは違い、画面越しでやり取りします。主催者側ははっきりとした発声や明るい表情を意識するとよいでしょう。
途中で「声が聞こえづらかったら教えてくださいね。」など気遣いのある言葉をかけるとともに、適度にトイレ休憩を挟むことも大切ですね。
教育担当者が参加する
内定者懇親会には入社後の内定者の教育担当者が参加できるよう、開催時間や業務を調整するとよさそうです。懇親会を通じて親睦を深められると、内定者も安心するでしょう。
また、教育担当者は明るく笑顔で接することを心がけるとよいですね。入職前に不安にならないように「かわいい子どもたちが待ってますよ。」「いつでも相談してくださいね。」など優しい言葉をかけられるとよいですね
質問しやすい環境を作る
懇親会中は質問タイムを設ける園が多いでしょう。
すぐに質問が浮かばない内定者もいるため、事前にアンケートを配布しておくよさそうです。スムーズに対応できるよう、あらかじめ回答者を決めておくとよいですね。
▼保育学生さん向けの内定ブルー対策を知りたい方はこちら
保育士向けのオンライン内定懇親会を実施しよう
オンライン内定懇親会は内定者と現場の職員との親睦を深めることができ、内定辞退防止にも役立つでしょう。画面越しにやり取りするため、事前の準備や動作チェックが大切になります。
積極的に懇親会を実施し、内定者の入職をサポートできるとよいですね。