【2021年最新版】保育園で働く調理師になろう!仕事内容や給料・求人事情

調理師免許を活かして働ける場所に保育園があります。栄養バランスのよい給食を作る存在として、子どもたちに必要不可欠と言えるでしょう。今回は、保育園で働く調理師について、仕事内容や給料、求人状況をまとめました。また、働くうえで楽しいことや大変なこと、面接で話せる志望動機の例文についても紹介します。


保育園の給食の写真

Nataliya Arzamasova/shutterstock.com

 

保育園で働く調理師について知ろう!

保育園で働く職員には、保育士さんはもちろん、事務員さんや看護師さんなどさまざまな職種の方がいます。

 

そのなかでも、子どもたちが毎日食べている給食やおやつを作る役目として、調理師さんが存在しています。子どもたちにとっては「給食の先生」と言えますね。

 

調理師さんは、栄養面を考えたバランスのよい食事を作ったり、ときにはアレルギーに配慮したものを用意したりと、子どもたちの成長を「食事」という面からサポートします。

 

また、「どんな味つけならうれしいかな?」「見た目も工夫すると食事が楽しいかな?」など、子ども相手ならではの視点で給食作りをするのも仕事の一つです。

 

栄養士さんと混同してしまいがちですが、栄養士さんが考えた献立をもとに実際の調理を担当するのが調理師さんであるため、美味しい味付けや盛り付け方を工夫するのも大切な役割と言えるでしょう。

 

ここからは、保育園で働く調理師さんの仕事内容や給料などについて解説します。

保育園で働く調理師の仕事内容

保育園で働く調理師さんの具体的な仕事内容をまとめました。

 

給食・おやつ作り

 

保育園で働く調理師さんのメインの仕事内容は、子どもが食べる給食やおやつを調理することです。

 

園児のアレルギー対応や離乳食の調理なども行うため、個別の対応が求められることもあるでしょう。

 

また、子どもたちが食べやすいように食材の大きさや形を工夫して切ったり、やわらかさなどにも配慮したりすることが必要になります。

 

子どもたちが美味しく楽しく食べられるように、調理から盛り付けまで一貫して対応するのが調理師さんの仕事と言えますね。

 

衛生管理

 

子どもたちの食の安全に配慮するのも調理師さんの仕事になります。

 

細菌などの発生を防ぐために、食器や調理器具などをきちんと洗浄・消毒したり、調理室の清掃をしたりするのも大切な業務と言えるでしょう。

 

また、食材の保存方法などにも気をつける必要があります。

 

子どもたちに安心して給食を食べてもらうために衛生管理を徹底することも、保育園調理師さんの仕事の一つと言えそうですね。

 

子どもたちの食育

 

最近は食育に力を入れている保育園も増えているようです。

 

そういった園では、園児といっしょにイベントのおやつ作りをしたり、園庭や畑で作った野菜を子どもたちに収穫してもらい、その食材を使って調理したりすることもあるかもしれません。

 

子どもたちが食べ物に興味を持ったり、食事が楽しみになったりするような活動を考えていくことも大切な仕事と言えるでしょう。

保育園で調理師として働くために必要な資格

「調理師」として働くためには、国家資格である調理師免許が必要となります。

 

調理師免許は、調理師の養成施設を卒業するか調理師試験に合格することで取得できます。

 

ただし、保育園では調理師免許を持った人を1人配置し、その他は調理スタッフとして無免許の職員を置いている場合もあるようです。

 

そのため、保育園で「調理員」として働く場合には、調理師免許を持っていなくても問題ないかもしれません。

 

しかし、求人票の応募資格の欄に「調理師免許をお持ちの方」などと記載がある場合には、履歴書や面接において不利になってしまうことも考えられます。

 

応募する前に園の募集要項をきちんと確認するようにしましょう。

 

出典:調理師の資格を取得するには/東京都福祉保健局

保育園で働く調理師の勤務形態

保育園で働く調理師さんは、どのような勤務形態で働くことができるのでしょうか。

 

内閣府「公定価格に関するお知らせ事項」の資料では、保育園の調理員について、以下のように配置基準が定められています。

 

調理師の配置基準
保育所の利用定員 調理員の配置人数
40人以下 1人
40~150人以下 2人
150人以上 3人(うち1人は非常勤)

 

ここで言う「調理員」とは調理に従事するスタッフという意味で、栄養士や調理師などの資格・免許が必須というわけではありません。

 

そのため多くの保育園は、正社員1〜2名(栄養士or調理師)と調理補助のパート数名という形で、有資格者をメインの正社員として配置していることが多いようです。

 

しかし、正社員だけでなくアルバイトやパートの調理師としても働くことができます。

 

パートの場合は朝からお昼過ぎまでなど短時間のシフトで働けるようなので、子育て中の方やブランクがある方などでも働きやすいかもしれませんね。

 

出典: 公定価格に関するお知らせ事項/内閣府

保育園で働く調理師の給料や求人事情

保育園の給食を食べる子どもの写真

milatas/shutterstock.com

 

ここでは、気になる保育園調理師の給料や求人事情をまとめました。

 

保育園調理師の給料

 

内閣府「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】」の資料によると、私立保育園と公立保育園の常勤・非常勤調理員の平均給料(ボーナス込み)は以下のようになります。

 

保育園の調理員の平均給料(ボーナス込み)
  私立保育園 公立保育園
常勤 26万9534円 32万9211円
非常勤 17万3290円 14万4384円

 

出典:令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】/内閣府

 

以上の数字を年収に換算すると、私立の常勤調理員の年収はおよそ323万円、公立の常勤調理員の年収は395万円程度となります。

 

同資料において、私立保育園の常勤保育士の給料が30万1823円、公立保育園の常勤保育士の給料が30万3113円(※どちらもボーナス込み)と示されているので、保育士さんと比べると若干給料が低いことがうかがえます。

 

ただし、保育園調理師として正社員で勤めた場合は、正社員保育士さんと同じ福利厚生を利用することができます。

 

「借り上げ社宅制度」や「託児利用」など、保育園ならではの福利厚生が整備され、手取りが少なくとも生活が楽になる工夫があるところも多いでしょう。

 

また、公立園や私立園、あるいは地域によっても異なりますが、パートやアルバイトで働く場合、時給1000円前後くらいが平均のようです。

 

保育園調理師の求人事情

 

先ほど勤務形態のところでも触れましたが、保育園調理師の求人は正社員の募集だけでなく、パートやアルバイトの募集も多くあります。

 

正社員の募集では、保育園での実務経験や調理師としての経験が求められることもありますが、無資格でもOKという求人もあるようです。

 

パートやアルバイトの場合は、実務未経験やブランクありの方でも応募しやすい求人が多いうえ、短時間勤務可能なところもあるため、視野を広げてみるとよいかもしれません。

 

また、比較的新規にオープンする園での募集が目立つため、新しくきれいな環境で給食作りができるかもしれませんね。

 

出典:令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】/内閣府

保育園調理師の楽しいこと・大変なこと

保育園で調理師さんとして働くうえでの、楽しいことや大変なことについてまとめました。

 

楽しいこと・魅力

子どもたちの「おいしい!」を間近に聞ける

保育園の調理師さんは、子どもたちのために給食やおやつを作っていますよね。

 

自分が作ったものを子どもたちが笑顔で食べていたり、「おいしい!」と感想を伝えてくれたりすれば、仕事が楽しいと感じやりがいにもつながるでしょう。

 

「食」を通して子どもたちと近い距離で触れあいながら働けることが、保育園調理師として働く魅力と言えそうです。

食育に携われる

保育園の献立は、季節の野菜や素材の味を活かしたメニューが多いようです。

 

旬の食材や季節ならではの料理を作ることで、「さつまいもって甘いんだ」「秋はサンマがおいしいんだ」など、子どもたちの新しい発見を引き出すことができるかもしれません。

 

子どもに食事の楽しさや大切さを手取り足取りと教え、健やかな成長を支える手助けができるのも保育園調理師ならではのやりがいと言えるでしょう。

保護者の助けになれる

「家の食事では栄養バランスが取れない」「アレルギーへの配慮が大変」など、子どもの食事のことで悩む保護者の方もいるでしょう。

 

栄養をしっかりと摂取できるものや子どもたちが食べやすい給食を提供することで、保護者の方も安心して子どもたちを保育園に預けることができるかもしれません。

 

また、アレルギーのある園児の保護者の方とは、今後のメニューをどうしていくか、調理師(または栄養士)と定期的に面談をすることもあるようです。

 

家庭と連携して子どもの健康をサポートしていけるのも保育園調理師の魅力でしょう。

飲食店よりも安定して働きやすい

保育園の調理師さんは、飲食店勤務よりも安定的に働けるというメリットが挙げられるようです。

 

認可保育園は自治体からの補助を受けて運営しているため、景気などに左右されず比較的経営も落ち着いているでしょう。

 

一方で飲食店などのサービス業界は景気に左右されやすく、経営は不安定で離職率も高い傾向があります。

 

最近は、保育士不足を背景として保育園に勤める職員の待遇を改善する動きもあり、ボーナスありなど手厚い福利厚生を受けられる求人もあるようです。

 

そのため、飲食店やホテルなどのサービス業よりも保育園で調理師として働く方が、将来的な安定が見込めるかもしれません。

 

大変なこと

アレルギー対応に慎重になる必要がある

保育園で調理師として働くうえで大変なことの一つに、子どものアレルギー対応があるでしょう。

 

子どもたち一人ひとりのアレルギーを把握し、保護者の方と相談して別メニューを作るなど、個別の対応を求められることも多いようです。

 

アレルギーは子どもの命にかかわることでもあるため、常に配慮する必要がありますが、責任が大きく大変だと感じるかもしれません。

 

一方、調理において大切となるアレルギー対応を身につけることができるため、その点は自身のスキルアップにもつながるでしょう。

休みが取りづらいことも

保育園の調理員は、正社員のほかにも短時間勤務のパート職員を採用して、比較的少人数で回しているケースが多いようです。

 

1人が休むと人手が足りなくなってしまうため、周囲に気をつかって希望する休みが取りづらく、プライベートのスケジュール調整が難しい場合もあるかもしれません。

 

休みを取りやすくするためには、先々の予定を決めておいたり、行事前など忙しい時期を避けたりするとよさそうです。

 

また、園選びをする際に、求人票などで有給休暇の取得率が高いかどうかをチェックしておくことも大切でしょう。

 

保育園調理師の保育士求人一覧

 

保育園調理師の面接における志望動機の例文

調理師として保育園の面接を受ける際には、志望動機でどのようにアピールするのがよいのでしょうか。
例文をもとに紹介します。

 

志望動機の例文1

 

自分自身が保育園の給食をいつも楽しみにしていたため、今度は子どもたちにおいしい給食を提供したいという思いから志望いたしました。


私自身が0歳のときから保育園にお世話になっていたことから、母親から「離乳食の頃から保育園で育ててもらったのよ」といつも聞いておりました。


食事は子どもの健やかな成長を育むうえでとても大切なものです。

子どもに「おいしい」と言ってもらえるような給食を作れるよう、精進していきます。

 

志望動機の例文2

 

子どもが好きで、年下の兄弟やいとこの食事のお世話をいつもしていたことから、食を通して子どもの成長を支えられる保育園調理師の仕事を志しました。


貴園では、食育に力を入れておられ、園庭で野菜の栽培を行うなど子どもたちの身近に食材がある環境であることに魅力を感じています。


現在は食育インストラクターの資格取得に向けて勉強中であるため、学んできたことを活かして、子どもたちに食の楽しさや大切さを伝えていけたらと考えています。

 

志望動機を書くうえで注意したいのが、「年収がよい」「手取りやボーナスが高い」など待遇面についてふれすぎると、「この人は仕事内容を重視していない」とみなされるおそれがあることです。

 

例文のように、自分自身の経験や、給食で子どもの成長を支えたいという思いを伝えると、「保育園の調理師として活躍してくれそうだ」と評価してもらえるかもしれません。

 

 

調理師という経験を活かして、保育園で働いてみよう

今回は、保育園で働く調理師について、仕事内容や年収、求人事情などを紹介しました。

 

保育園の調理師さんは、子どもたちを相手として、栄養バランスや美味しそうな盛り付けを考えながら毎日の給食・おやつ作りを行っています。

 

アレルギー対応など大変なことも多いかもしれませんが、その分子どもたちが美味しそうに食べてくれたときのやりがいも大きいものになるでしょう。

 

面接で使える志望動機の例文を参考に、調理師として保育園で働くことを検討してみてもよいかもしれませんね。

 

保育園調理師の保育求人を紹介

 

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