乳児院で働くには?必要な資格や仕事内容、給料・待遇を徹底解説

乳児院で働くにはどうすればよいか知りたい保育士さんもいるでしょう。主に0歳児から2歳児の子どもを養育する施設であるため、乳児の子どもとかかわりたい、社会に貢献したいという思いを持った方に人気のようです。今回は、乳児院で働くにはどうすべきかについて、必要な資格や働き方、給料や待遇などをまとめました。


乳児院の子どもの写真

DONOT6_STUDIO/shutterstock.com


乳児院についておさらい

まずは、乳児院とはどのような施設なのかを簡単におさらいしましょう。



概要


乳児院とは、さまざまな事情により子育てができない家庭の子どもを、保護者に代わって養育する福祉施設のことを指します。


入所理由は親の精神疾患やネグレクト、虐待などさまざまですが、主に0~2歳の子どもがメインとなっており、乳児院で24時間を過ごしています。



仕事内容・役割


乳児院の職員に求められる仕事内容や役割を紹介します。

子どもの養育

乳児院は、家庭で過ごすことが難しい子どもを受け入れ、生活の場を提供する施設です。
そのため、職員さんは親代わりとなって、子どもに愛情を注ぎながら養育する必要があるでしょう。


また、乳児院に入所する子どもは24時間施設で過ごします。
そのなかで大人との愛着関係を作り、安心して過ごすことで生きていくための土台を形成する必要があるようです。


さらに、乳児院には障がいを持つ子どもや、虐待を受けて心に傷を抱えた子どもも入所してきます。
子ども一人ひとりに合わせた手厚いケアを行い、健全な発達を支えることも乳児院で働く保育士の大きな役割と言えるでしょう。

保護者支援

乳児院で過ごす子どもだけでなく、親である保護者のサポートをすることも重要な役割です。


虐待やネグレクト、精神疾患など、乳児院に預ける理由はさまざまですが、家庭の状況や保護者の様子に合わせて、家庭で養育できるよう支援を進めていくようです。


保護者自身が抱えている問題に焦点を当てて、児童相談所や病院、保健所など関係機関と連携しながらサポートすることが大切になるでしょう。

親子関係のサポート

家庭復帰や里親への引き取りなど、乳児院の子どもたちが家庭での養育が可能になるよう、親子関係の構築を支援していきます。


家庭復帰を目指すには、子どものお世話のしかたを教えたり、親子の関係形成を取り持ったり、育児相談を受けたりと、各家庭の状況に合わせてきめ細やかに対応していく必要がありそうですね。


関連記事:乳児院とはどんな施設?果たす役割や子どもの年齢、現状と今後の課題など/保育士バンク!

乳児院で働くには

乳児院で働くために必要な資格や職員の配置基準を紹介します。



乳児院で働くために必要な資格


乳児院で働くには、看護師、保育士、児童指導員などの資格が必要とされるようです。


そのほかにも、医師や栄養士、臨床心理士などの配置も求められ、職員それぞれの専門知識をもとに、協同して養育に当たることが大切とされています。


パートやアルバイトであれば無資格でも応募することができますが、職員の配置基準の関係を見ると、有資格者が有利かもしれません。



乳児院の配置基準


乳児院の配置基準は、乳幼児10人以上が入所する場合と、10人未満が入所する場合の2つのケースに分かれるようです。

乳幼児10人未満が入所する場合の配置基準

  • 嘱託医
  • 看護師:7人以上
  • 調理員(またはこれに代わるもの)
  • 家庭支援専門相談員

なお、看護師は保育士または児童支援員に代えることができます。

その場合、最低1人以上は看護師を配置する必要があります。

乳幼児10人以上が入所する場合の配置基準

  • 医師または嘱託医
  • 看護師:2歳未満児1.6:1、2歳以上児2:1、満3歳以上児4:1
  • 個別対応職員
  • 家庭支援専門相談員
  • 栄養士
  • 調理員(全部委託の場合を除く)

同じく、看護師は保育士または児童支援員に代えることができます。
その場合、乳児10人で2人以上、以下10人毎に1人以上は看護師を配置する必要があります。


出典:最低基準等及び措置費における職員配置基準について /厚生労働省




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乳児院での働き方

乳児院の子どもの写真

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乳児院で働くには、どのようなスタイルで勤務することになるのでしょうか。



雇用形態


乳児院の職員には、正社員の他にもパートやアルバイトといった雇用形態があります。


基本的に正社員は早朝出勤や夜勤なども任せられることが多いようですが、パートやアルバイトの場合、固定シフトで勤務できるという施設もあるようです。


乳児院で働くには、ボランティアとして経験を積むという方法もあります。
まずは施設の雰囲気を知りたい、どんな仕事をしているか気になるという方は、問い合わせてボランティアを申請してもよいかもしれませんね。



一日のスケジュール


乳児院で働く際の、スケジュールの一例を紹介します。


乳児院の仕事内容

このように、子どもたちが家庭的な環境で安心して過ごせるようにゆったりとかかわっていきます。


他にも、月に一度誕生会を行ったり、気候のよい季節には遠足にでかけたりと行事を行うこともあるそうです。



給料・待遇


乳児院で働く職員の平均的な給料は、月額17万~30万と、一般的な保育園よりも待遇がよいケースが多いようです。


夜勤手当や住宅手当など、さまざまな手当が設けられているため、複数の求人を比較してみるとよいかもしれません。


ボーナスについても、4カ月分を支給など充実している施設もあるようです。
納得した給料や待遇で働くことができるよう、応募する際にはよく確認しておきましょう。

乳児院で働くには、資格の取得を目指そう

今回は、乳児院で働くにはどうしたらよいか、仕事内容や必要な資格、給料などを紹介しました。


乳児院は無資格でも働けますが、配置基準のうえで保育士や看護師、児童支援員などの資格があると有利になります。


24時間運営しているため、シフト制で夜勤や早朝出勤なども対応する必要がありますが、待遇や給料は通常の保育園よりもよい傾向にあるようですね。


子どもたちの成長を側で見守ることができる乳児院の保育士は、社会に貢献できるやりがいある仕事です。コラムを参考に、転職先の一つとして検討してみてくださいね。


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