保育園でのクリスマスパーティーをより盛り上げるゲームを取り入れて、子どもたちと行事を楽しみましょう。少人数でも大人数でも楽しめるアイデアを知って、クリスマス会を特別なイベントにできるとよいですね。今回は、保育園のクリスマス会にぴったりなゲームのアイデアを、乳児向けと幼児向けに分けて紹介します。

yamasan0708/shutterstock.com
■目次
保育園のクリスマス会で簡単なゲームを楽しもう
子どもたちが好きなイベントの一つ、クリスマス。
保育園で開くパーティーでは、クリスマスならではのゲームや人形劇、ハンドベルなどの出し物を行うことも多いでしょう。
保育園でクリスマス会を開催するのには、クリスマスについて知り、親しみをもつ というねらいがあるようです。
サンタクロースやプレゼントなど、クリスマスをテーマにした室内ゲームで盛り上がれば、行事への興味を深める機会になるかもしれませんね。
今回は、保育園のクリスマスパーティーで大活躍するゲームのアイデアを紹介します。
オーナメントを使った宝探しや靴下の中身当てゲームなど、大人数でも少人数でも楽しめるアイデアがたくさんあるのでくわしくみていきましょう。
【乳児向け】保育園のクリスマス会を盛り上げるゲーム
まずは、乳児クラスの子どもが楽しめる、保育園のクリスマス会にぴったりなゲームを紹介します。
サンタさん福笑い
お正月におなじみの福笑いを、クリスマス風にアレンジしてみましょう。
【遊び方】
1.先生はサンタさんの顔の土台とパーツを画用紙で作っておきます。
2.子どもたちは目をつぶり、土台にパーツを一つずつ置いていきます。
3.パーツをすべて並べ、サンタさんの顔を完成させます。
パーツを手に取って置くだけなので、0歳児や1歳児でも楽しめそうです。
このゲームでは、完成度よりもできあがりの面白さを楽しめるとよいですね。
オーナメント探し
室内遊びの定番、宝探しゲームをクリスマスバージョンにアレンジしてみましょう。
【遊び方】
1.先生は、始める前に子どもたちにオーナメントを見せて、「これと同じキラキラのものを探してね」と声をかけます。
2.15秒と時間を決めて、その間子どもたちに目をつぶってもらいます。
3.子どもたちが目をつぶっている間、先生は新聞紙を敷き詰めたビニールプールの中にオーナメントを入れます。
4.15秒経ったら先生が声をかけて目を開けてもらい、子どもたちはオーナメントを探します。
キラキラとしたオーナメントに釘付けになる子もいるでしょう。普通の宝探しよりも、より夢中になって探してくれるかもしれませんね。
クリスマス玉入れ
雪だるま
雪だるまを玉に見立て、室内で玉入れゲームをしてみましょう。
<先生の準備>
1.先生は、ダンボールをフタが開いた状態に組み立てます。
2.ダンボールの表面にクリスマスブーツの装飾をします。
3.新聞紙を丸めて白い画用紙で包み、雪だるまの顔をかきます。
必要なものを用意したら、子どもたちに雪だるまに見立てた玉をクリスマスブーツに投げ入れてもらいましょう。チーム対抗でできるゲームなので、大人数でも楽しめますよ。
乳児クラスの場合、物を遠くに投げるのが難しい子どももいるかもしれないので、近い場所にかごを置くようにしましょう。
プレゼントボックス(1:29~)
<用意するもの>
- スポンジ
- リボン
- 牛乳パック
- 画用紙
- ペン
- はさみ
<ポイント>
的となる牛乳パックの口が少し狭いので、1人や2人など少人数向けのゲームです。
先生は、あらかじめゲーム用のアイテムを手作りしておきましょう。
0歳児・1歳児の子どもが行う場合や、大人数で遊ぶ際はプレゼントを入れづらいかもしれないので、お菓子の空き箱など口が広いものを使って代用するとよさそうです。
ハイハイレース
サンタさんの格好をした子どもがレースを行い、最も早くゴールにプレゼントを届けられたら勝ちというゲームです。
周囲に何もない広いホールなどを使用し、子どもたちにマットの上をハイハイで進んでもらいます。
実際にプレゼントを持ってハイハイするのは難しいため、プレゼントボックスのデザインが施されたゼッケンを身につけたり、中身が空の巾着袋を背負ったりすれば、クリスマスの雰囲気を楽しめそうですね。
【幼児向け】保育園のクリスマス会を盛り上げるゲーム

Mcimage/shutterstock.com
続いて、幼児クラスの子どもが楽しめるクリスマス会にぴったりなゲームを紹介します。
クイズ系
靴下の中身はなんだろな
クリスマスの靴下の中に何が入っているのか子どもたちに当ててもらうゲームです。
おもちゃやクレヨンなど、子どもたちにとって身近なものなどにすると答えやすくなるでしょう。また、星形のオーナメントなど形が特徴的なものもよいかもしれません。
また、靴下やタオルなどあえて形や感触だけでは分かりづらいものを入れて、少人数のチームで相談しながら答えを考えてもらうようにしても盛り上がりそうですね。
クリスマス〇✖クイズ
クリスマスにちなんだ〇✖クイズも盛り上がるでしょう。
ここでは、〇✖クイズに活用できる例題を紹介します。
<例題>
①ソリを引いている動物はトナカイである。
答え:〇
②サンタさんが着ている洋服は青色である。
答え:✖(赤色)
③クリスマスツリーのてっぺんに飾るのはハートである。
答え:✖(星)
先生は、あらかじめ〇と✖の範囲を作っておき、問題を出したら子どもたちに合っていると思う方に移動してもらいましょう。
子どもたちが答えやすいよう、絵本で見たことがあるサンタやトナカイなどをテーマにした、易しいお題を選ぶとよさそうです。
簡単なものから難しいものまで、子どもの年齢にあわせて難易度を工夫してみてくださいね。
身体遊び系
プレゼント運びリレー
クリスマスプレゼントをリレー形式で運ぶゲームをしてみましょう。
【遊び方】
1.先生はダンボールでソリを作り、中にプレゼントボックスを入れます。
2.子どもたちをいくつかのチームにわけ、2人1組でソリを引きながらコースを走ります。
3.コースを一周したら次のペアにソリを渡してリレーをします。※途中でソリを倒してしまったりプレゼントが落ちたりしたら、その場で再スタートします。
4.最後のペアが一番早くゴールしたチームが勝ちです。
幼児クラスの子どもであれば、ルールを守って取り組めるでしょう。
このリレーは大人数でも少人数でも楽しめます。少人数で行う場合は、2人1組のペア対抗戦にして、トーナメント形式で進めると面白いかもしれませんね。
クッキートス(~0:34)
<用意するもの>
- ダンボール
- 紙コップ
- 画用紙
- 紙袋
- カッター
- はさみ
- ペン
- のり
<ポイント>
紙袋の側面をカットし、トナカイとサンタクロースの口に見立てたかわいいトスゲームです。
的との距離が近いと簡単にクッキーを入れられるので、年齢にあわせて遊び方を工夫するとよいですね。
4歳児や5歳児クラスであれば、アイテムを手作りするところから始めてみても楽しいかもしれません。
〇〇積み系
プレゼントボックス積みゲーム
プレゼントボックスを制限時間内により多く積み上げられたら勝ちというゲームです。
ルールは簡単なので、3歳児から5歳児まで幅広く楽しめるでしょう。
個人戦でも面白いですが、2~3人の少人数チームで戦っても盛り上がりそうです。
チーム戦にすれば、子どもたち同士で知恵を絞ったり相談したりと、協力し合う姿が見られるかもしれませんね。
バランスツリー(0:35~1:28)
<用意するもの>
- 紙皿 3枚
- トイレットペーパーの芯
- 紙コップ
- ペットボトルキャップ
- ビニールテープ
- モール
- はさみ
- パンチ
- ペン
<ポイント>
簡単なルールで遊べるので、3歳児から楽しめるでしょう。
2人~4人程度の少人数向けのゲームなので、大人数で取り組む場合はいくつかバランスツリーを作って行うとよいかもしれません。
勝ち抜き戦にして、バランスチャンピオンを決めるのも面白そうですね。
〇〇探し系
プレゼントボックス探し
幼児クラスの子どもたちと、保育室内でプレゼント探しを楽しんでみましょう。
制限時間内に見つけた数を競うほか、点数制で楽しむ方法もあります。
点数制で遊ぶときは、プレゼントボックスを3~4種類程度の色に分け、色ごとに「赤:1点」「青:3点」などと点数を決めておきましょう。
ゲーム終了後に点数を集計し、一番得点が高かった子どもが勝ちとなります。
子どもたちには点数を伏せておくことで、何点ゲットできたのかワクワクしながら楽しむことができそうですね。
本物の靴下探し
セロハンで作ったキャンディが入った靴下を、制限時間内に多く見つけられると勝ちのゲームです。
【遊び方】
1.先生はセロハンでキャンディを作っておき、一つずつ新聞紙に包みます。
2.(1)を靴下の中に入れておき、保育室内に隠します。
3.先生の合図でゲームをスタートし、子どもたちは制限時間内にできるだけ多くの靴下を探します。
このゲームのポイントは、キャンディ以外にもダミーとしてティッシュや新聞紙のみを丸めたものを入れておくことです。
靴下の上からさわっただけではキャンディなのかダミーなのか分からないようにしておくことで、ゲームが終わるまでドキドキ感を楽しめそうですね。
面白い室内ゲームを取り入れて、保育園のクリスマス会を盛り上げよう
今回は、保育園で行うクリスマスパーティーを盛り上げるゲームのアイデアを、乳児・幼児別に紹介しました。
保育園でクリスマス会を開くねらいとして、「子どもたちに、クリスマスに親しみを持ってもらう」ことが挙げられるようです。
そのため、サンタさんのレースや靴下の中身当てなど、行事の意味もいっしょに理解できるようなゲームを取り入れるとよいかもしれません。
今回紹介したアイデアを参考に楽しいゲームを取り入れて、保育園でのクリスマスパーティーをより一層盛り上げてみてくださいね。
保育士バンク!では、日々の保育に役立つものから、転職に関するものまでさまざまな情報を公開しています。
「残業が少ないところで働きたい」などのお悩みがある場合は、保育士バンク!にお気軽にご相談ください!転職に関する情報収集のみでもOK。自分に合う働き方を見つけませんか?