なぜ書類選考に落ちる?保育士の転職時に気をつけたい、書類作成のポイントや注意点

転職活動時、履歴書や職務経歴書などの書類選考が通らず、落ちる理由や原因、対策方法を知りたい方もいるのではないでしょうか。今回は、書類選考を通過するためには何に気を付ければよいのか、採用担当者は応募書類のどんなところを見ているのか、書き方やコツ、注意点を保育士さん向けに解説します。


悩む女性

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書類選考で落ちる原因

保育士さんの人手が不足しているなか、「人手不足なら受かりやすいはず」と思う転職活動中の保育士さんもいるかもしれません。しかし、だからと言って「採用されやすい」わけではありません。

 

保育園側は履歴書や職務経歴書などの書類を通して、面接で会いたいと思う応募者を見極めています。

 

履歴書や職務経歴書は、その人がどういう人かを示す大切な資料。書き方や内容には意外と応募者の人柄も表れるものです。

 

まずは、書類選考で落ちる確率が高くなる要素をみていきましょう。

 

誤字脱字

 

誤字脱字は、書類を見直すという簡単な確認作業を行うだけで防ぐことができます。

 

それにも関わらず、誤字脱字が多い書類を提出してしまうと、「注意力がない」という判断をされてしまう可能性があります。

 

また、文字は丁寧に書くという基本ができているかどうかも重要です。相手に読んでもらう書類記入に、丁寧さが欠けるいることで雑な印象を与えかねません。

 

「綺麗」より「丁寧」に書く姿勢は、求人応募にしっかり向き合っている姿勢が感じられやすいでしょう。大変でも時間をかけて作成できるとよいですね。

 

修正

 

修正液や修正テープの使用は厳禁とした方が良いでしょう。応募書類は応募する保育士さんが企業へ提出する正式なビジネス文書です。

 

作成時に誤った記載をしてしまった時は、1から書き直し修正箇所がない状態で提出しましょう。

 

書類作成時のマナーが守られていないという点は、選考に落ちる理由につながりやすいので注意が必要です。

 

空白

 

空欄や空白が多い応募書類は、応募意欲が低いと判断されやすくなるでしょう。

 

自己アピールや志望動機の欄に空白が多い書類は、その保育園に入りたい意志が十分に伝わるとは言い難いでしょう。場合によっては「やる気がない」「適当な履歴書」「うちの保育園は第一志望ではないのかも」などマイナスイメージを与えてしまうこともあるかもしれません。

 

長所や短所の欄についても、空白を作らずにしっかりと書くようにするとよいでしょう。この項目は冷静に自分自身を分析できているという点をアピールできるポイントです。

 

応募先の保育園への志望意志をしっかりと伝えるため、応募書類にはできるだけ空白を作らないよう注意することが必要です。

 

文章構成

 

職歴や志望動機は、「わかりやすく」書くことが不可欠です。

 

自分にとってはわかりやすくても、相手がどう思うかを考えて時系列や言い回しについて整理して組み立てることが必要でしょう。

 

相手にとってわかりやすいように書くことは、読み手への配慮ができるかどうかや、相手の立場にたった思考力の有無が読み取れる箇所でもあります。

 

最初は難しく感じるかもしれませんが、周囲の人に一度読んでもらって感想をもらうなど自分以外の目線から書類をチェックしてもいいかもしれませんね。

 

正式名称

 

在学していた学校名、会社名、取得した資格の名称は全て正式名称で記入しましょう。

 

応募書類は公的文書のため、略式での記載は避けて記入すると良いですね。

 

よくありがちなミスの事例

  • 誤:自動車免許  正:普通自動車第一種運転免許(AT限定)
  • 誤:英検     正:実用英語技能検定〇級 
  • 誤:TOEIC    正:TOEICListening&ReadingTest 〇〇点 

 

日常会話などでは略式の名称を使うことが多い場合もあるため、つい同じ感覚で記載してしまうこともあるかもしれません。

 

何かの名称を書くときは、一度事前に正式名称を調べてから書類作成に取り掛かると良いでしょう。

 

和暦西暦統一

 

学歴や職歴は和暦で記入していても、資格取得欄は西暦で記入されているなどのケースがあります。

 

例えば見開きタイプの履歴書で左側に学歴・職歴欄、右側に資格取得欄があるなど、異なるページの年号記入欄がある場合によく起こりがちな事例です。

 

ページが変わっていても履歴書全てを通して書式が統一されているかどうかを確認してから提出すると良いでしょう。

 

証明写真

 

見落としがちなのは、写真の貼り方です。

 

貼り付け方が曲がっている、枠にあわせて貼られていない書類は、作成者の雑なイメージを与えてしまうかもしれません。

 

また、写真自体を貼っていない書類は、その時点で選考に落ちる確率が高くなることがほとんどです。応募者の姿からも清潔感や雰囲気を読み取ります。証明写真は、書類の記載内容と同様に選考を進める上での不可欠な要素であることを理解しておきましょう。

 

あわせて、証明写真のサイズにも注意する必要があります。

履歴書には、貼り付ける写真の規格が記載されていることが多いため、使用する履歴書に記載されているサイズの写真を用意しましょう。

 

証明写真のサイズで多く使われている規格は、3cm×4cmです。万一、使用する履歴書に写真のサイズが載っていない場合には、3cm×4cmで用意すると良いでしょう。

書類選考を通過するために知っておきたいこと

転職希望の保育士さんは「こういう保育園で働きたい」「こういう待遇で勤務したい」という希望条件は、少なからず誰しもが持っていることでしょう。

 

それと同じように保育士さんを募集する保育園側にも「こういう保育士さんに来てほしい」「こういう仕事の仕方ができる人がほしい」という希望があります。

 

どのような書類の書き方をするとマイナスイメージを持たれてしまいやすいのか。具体的な例をみていきましょう。

 

「丁寧な仕事が苦手?」「相手のことを考えられない人なのかもしれない」

 

字の書き方

綺麗な字で書くということよりも「丁寧に書く」ことが必要とされます。

 

応募書類は相手に読んでもらうために書くものです。字の上手い下手に関わらず、丁寧に記入することで、読む側に誠意が伝わるよう作成することが大切でしょう。

 

また、保育士さんの業務の中には手書きで作成する資料も多くあります。応募書類を丁寧に書いていないという印象は、実際の業務でも丁寧な資料作成ができない人であるという、マイナスのイメージを与えかねません。

 

保育園側から「手書き」という指定がなければ、パソコンで作成しても良いでしょう。

タイプミスがないことが前提ですが、パソコンで資料作成ができるというアピールにもつながるかもしれません。

写真の中身

証明写真は、原則として本人確認のために必要なものです。顔全体がはっきりと映っているものを用意しましょう。

 

また、書類選考におけるその他の証明写真の確認ポイントは「身だしなみ」があげられるでしょう。清潔感があるかどうかは重要な部分です。

 

実際の面接でも、見た目から暗いという印象を与えてしまうことは好ましくありませんが、写真でも同じことがいえるでしょう。書類選考でマイナスイメージを与えないために、明るい印象を与える映り方の工夫をすることも良いかもしれません。

 

「すぐに諦めてしまう?」「体や心のストレスに弱い?」「問題解決に取り組む姿勢がないかもしれない」

 

転職回数と在籍期間

中途採用の場合、過去の転職回数が多いことに不安を抱く保育士さんもいるのではないでしょうか。

 

保育の現場では人手不足が大きな課題となっている箇所が多く、保育士勤務の経験者は優遇されることも少なくはないでしょう。そのため、転職回数の多さだけで悪い印象を与えるとは言い切れません。中途採用は過去の転職回数よりも経験内容の方が重視されることも多くあります。

 

ただし、応募者が多い場合の選考では足切り要素の一つになる可能性はあるため、その点はあらかじめ抑えておいたほうが良いでしょう。

また、転職回数と併せてみられるのは「在籍期間」です。

 

1年未満での退職がある、短期間勤務の職歴が複数ある場合は、何か問題があると思われる可能性があるといえるでしょう。

 

さまざまな事情があることは認識していても、保育園側はやはり短期間ですぐに退職する可能性がある応募者は敬遠するケースも少なくはありません。

 

引っ越し、妊娠や出産、家族介護など、やむを得ない事情などがある際には、退職理由を明記することが必要といえます。

過去の職歴の退職理由

前述の通り、過去の職歴の退職理由は採用担当者が注目する要素の一つといえるでしょう。

 

例えば、「一身上の都合」による退職が続いた場合、書類を見た担当者は「なぜ辞めたのか」と疑問を持つことがほとんどです。「継続力がない」「家庭事情がある」「健康上の理由がある」などさまざまな想像をするでしょう。

 

その想像した理由が、現在も続く可能性があると判断すれば、やはり選考は通りにくくなります。退職理由は、採用担当者が状況を理解できるように記入すると良いでしょう。

 

また、退職理由がネガティブな内容ばかりだと落ちる確率は高くなりやすいです。「上司ともめた」「環境があわなかった」「勤務条件に不満があった」という内容では、保育園側も「うちの保育園でも、何かあったらすぐに辞める」と考えるかもしれません。

 

例えば、「忙しすぎて体力が続かなかった」というネガティブな理由でも、「子どもたち一人ひとりと、じっくり向き合う環境の中で保育の仕事を続けていきたい」というように、課題に取り組む姿勢や前向きな考えを伝える書き方に変えることはできます。

 

採用担当者が「長く働いてもらえそう」と思える文章になるよう工夫すると良いでしょう。

 

「働きたい意欲が感じられない」「本当にうちの保育園で働きたいと思っている?」

 

志望動機

採用という転職の最終目的に直結する項目です。

志望動機は、その保育園で働きたいという思いを保育園側に伝えられる重要な箇所です。そのような項目に空白が多くあれば、当然働きたいという意志は伝わりません。

 

保育園への勤務に対する熱意が感じられない書類は選考に落ちる確率が非常に高いといえるでしょう。

また、保育園側にとっては「なぜうちの保育園がよいのか」という点も知りたい要素の1つです。応募先の保育園の魅力に触れて「こういう環境で保育の仕事がしたい」「こういう部分に強くひかれた」ということを記載するのは効果的といえるでしょう。

 

ただし、前職と比較したり以前の職場を悪く書いたりすることは避けたほうが懸命です。不満を伝えてしまうことで「同じことがおこったらすぐに辞めてしまう」という印象を与えないためにも、前向きな内容のみにとどめるという点はおさえておきましょう。

 

採用する保育園が「会ってみたい」と思えるかどうかを判断する項目であることを抑えて、記載内容を整理し作成に取り掛かりましょう。

自己アピール

特技やスキルについて書いたり、自分自身の考え方を書いたりいろいろな書き方をすることができる項目ですが、個性のアピールだけでは選考に通りにくい可能性があります。

 

保育園側は、あくまでも採用可否の判断をするために書類を見ています。自己アピールの記載内容から「自分の保育園で働いてほしいと思うかどうか」を考えているといえるでしょう。

 

保育についての理想や、こんな風に働いていきたいという思いは「向上心」や「前向きな姿勢」と捉えることもできますが、書き方によっては「理想主義」「自己主張が強い」という印象を与える原因にもなりかねません。

 

長所は「その保育園でどのように活かすことができるのか」につなげて書くと、採用担当者側も応募者が自分の保育園で勤務した時のイメージを持ちやすくなるでしょう。

 

短所は「ここができていない」「こういう癖がある」だけ終わらずに、どのように改善していこうとしているのか、どういう努力をしているのかをあわせて記載すると良いでしょう。

 

また長所や短所は、自分自身を冷静に分析する能力があるかどうかも見られています。端的な文章にならないよう、考えを整理して記載するようにしましょう。

書類選考で落ちた?応募先の保育園から連絡がくるのはいつ頃か


カレンダーとスマホ

takasu/shutterstock.com

 

連絡の仕方や期間については、応募先の保育園によって異なることが多いでしょう。

 

不採用の場合は連絡なしとする園もあれば、採否の結果は必ず連絡するという園もありますので、応募時に確認をしておくことが一番確実です。

 

応募者の数や規模によって2週間前後としているケースもありますが、一般的には1週間程度を目安としている場合が多いでしょう。

 

募集要項に採否連絡の期間や方法に記載がない、応募先の保育園からも説明は一切なかったという場合には、1週間を経過した時点を目安に問い合わせをして良いかもしれません。

 

メールや電話など、応募先の保育園が受けつけている問い合わせ方法にあわせることが原則です。氏名、応募日、応募方法などを明確に伝え、選考状況や結果通知のタイミングや方法について尋ねましょう。

 

ただし、あくまでも先方の時間を頂いての問い合わせであるため配慮が必要です。「お手すきの際にご回答頂けますと幸いです」など相手の状況にあわせる姿勢を伝えましょう。

 

また、選考結果の連絡が遅れるケースとしては「応募者が多い」「選考結果が郵送のため電話やメールよりも遅れる」「不合格者への通知が後回し」などがあげられるでしょう。

 

自分の状況を照らし合わせて、ベストと思える方法をとると良いですね。もし応募前であれば最初に応募後の流れについて確認してから進めるとスムーズに進めることができるでしょう。

書類選考のポイントを抑えて、新しい保育園で働く未来を手に入れよう

今回は、保育士さんの転職における書類選考について紹介しました。

 

履歴書や職務経歴書は、応募者の考え方や取り組み姿勢など、自身の姿が反映された自己紹介資料です。その内容から作成者の人柄を読み取ることができる書類でもあるため、丁寧に作成する必要があるといえるでしょう。

 

また、書き方だけではなく、自身の過去の転職回数が気になったり応募先への連絡方法に迷ったり、中には中途は採用率が低いなど悩みを抱えることあるかもしれません。

 

ですが、人手不足の問題を抱える保育現場にとっては、保育の経験を持つ人材は非常に魅力的であり転職の大きな武器ともいえるでしょう。

 

応募した保育園が「この人に会ってみたい」と思える書類作成をするため、書類選考に落ちる理由や改善ポイントをおさえ、希望の保育園で働く未来をかなえましょう。

 

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