保育士にぴったりなズボン選び　おすすめや補修の方法は？

保育士の仕事着として重要なズボン選びに悩む方もいるでしょう。身体を動かすことや汚れることも多い保育士の仕事に耐えられ、保護者からの印象もよいズボンを選びたいですよね。今回は、保育士の仕事には欠かせないズボンの選び方を詳しく紹介します。穴が開いたときの補修方法もまとめたので、困った際は参考にしてみてくださいね。

保育士のズボン選びでは何を重視する？

保育士が仕事で使うズボンを選ぶとき、どんなポイントを重視するとよいのでしょうか。

伸縮性

保育士の日常ではとにかく体をたくさん動かすため、着用するズボンには伸縮性が必須です。子どもと目を合わせるためにひざをついたり、四つんばいになって遊んだりするときに、それらの動作を妨げないズボンであれば、スムーズに動くことができますね。

丈夫さ

保育士の仕事ではひざをつく動作が多く、特にひざ部分が破れたり、穴が開いたりするのはよく起こることですね。簡単に穴が開いてしまっては、すぐに修理したり買い替えなければならないため、出費がかさんでしまいます。そのため、丈夫さも保育士のズボンには必要です。

きちんと感

動きやすさと言えばジャージが最も適しているかもしれませんが、最近では行事以外のジャージの着用がNGの保育園が少なくありません。保護者を迎える際にもきちんとした格好でいられるようにと、だぼっとしたゆるい服装ではなく、しっかりフィット感のある服装と素材のズボンが好まれている傾向にあります。

どんなズボンが選ばれている？おすすめは？

実際に保育士に選ばれているズボンはどのようなものなのでしょうか？おすすめのズボンを紹介します。

チノパン

チノパンは伸縮性があって動きやすく、丈夫さもあるため、保育士に人気のズボンです。またきちんと感もあるので、保護者の印象もよいでしょう。色もベージュやカーキ、ネイビー、黒などいろいろ選べるので、毎日保育着を選ぶのも楽しくなりそうですね。

デニム

デニムはもともと固くて動きづらい素材というイメージもありますが、最近ではストレッチ素材の動きやすいデニムも多く出ているので、保育士の間でも人気が高まっています。丈夫さも兼ね備えており、ゆるいシルエットではないものならきちんと感も出るので、保護者受けもよいでしょう。トレーナーやTシャツなど、トップスを選ばないのもうれしいですね。

ただし、デニムはややカジュアルすぎるということで、園の方針で禁止されている場合もあります。服装の決まりを確認できるとよいでしょう。

ジョガーパンツ

近年ではジョガーパンツを着用する保育士も増えてきているようです。動きやすい上に裾が締まっているためゆるいシルエットにもなりません。オフィスカジュアルでも着られていることから、カジュアルさの中にもきちんと感があります。似通いがちな保育士の仕事着にレパートリーが増えますね。

ジャージ

ジャージは伸縮性があって動きやすく、洗濯したり水遊びで濡れても乾くのが早いのがありがたいポイントです。ただ近年では行事以外の着用を禁止する園が増えてきているため、着る機会は少なくなるでしょう。ただ、トイトレの失敗や絵の具などで汚れた場合にも汚れを落としやすいので、重宝したいズボンのひとつですね。

季節ごとの選び方は？

季節ごとのズボンの選び方で気をつけたいことや、適したズボンについて紹介します。

春・夏

春や夏の暑い日には、7分丈のジャージやクロップドパンツなどの、普通の丈よりも少し短いズボンがよいでしょう。ハーフパンツの方が涼しいですが、ひざをつく動作が制限されてしまったり、保育士自身のケガの原因にもなりかねません。多少暑くても、ひざより長い丈のズボンがおすすめです。

秋・冬

秋や冬は寒い日でも園庭でどんぐりや枯れ葉集めをしたり、お散歩に出かけたりなど、外で活動する時間もありますよね。そのため、内側がボア素材になっているズボンや、厚みのあるタイツなどをズボンの下に重ね着することで、防寒対策になります。

穴が開いてしまったときの対処法

保育士のズボンは仕事柄、すぐにひざに穴が開いてしまいます。新しくズボンを買う以外に、穴が開いたときの対処法を考えてみました。

自分で補修

ズボンに開いた穴を自分で直す場合、小さな穴であれば余った布を当てて縫ってもOKですが、破れて大きな穴が開いてしまった場合は、ストレッチ素材の補修布を使って直しましょう。生地の厚さや色も何種類か用意されているので、持っているズボンに合わせて補修することができます。ストレッチ素材なので伸縮性が保てる上に、アイロンで接着できるので簡単です。だいたい100～1000円以下で揃えられるので、買い替えるよりリーズナブルですね。

お店で補修

時間がない方や自分で直すのが面倒な方は、服のお直しの専門店にお願いするのもよいでしょう。自分で補修するのに比べて費用や時間はかかるかもしれませんが、補修跡は丁寧な仕上がりになります。程度や素材、お店にもよりますが、だいたい1000円～補修できるようです。

上手なズボン選びで保育を楽しもう

保育士の仕事にぴったりなズボンの選び方について、重視するポイントや穴が開いてしまったときの対処法などを紹介しました。伸縮性があって丈夫なズボンであれば、動きにくさを感じず、そして破れなどを気にせずに保育に集中することができますよね。気にする、気にしないのその一瞬の間に、子どもたちに対する危険や、成長のサインを見逃さないように、上手なズボン選びでより子どもたちに寄り添った保育をしたいですね。