反対から読んでも同じ言葉を楽しめる回文は、子どもたちに人気の言葉遊びでしょう。「しんぶんし」「よくいくよ」など、身近な言葉の中にふくまれている可能性も♪今回は、子どもたちと楽しめる回文30選を紹介します。回文を遊びに取り入れるねらいや文の作り方などもまとめたので、保育園や幼稚園の活動に取り入れてみてくださいね。
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子どもと回文遊びを楽しむねらいは
反対から読んでも同じ言葉の「回文」。
子どもから大人まで楽しめる言葉遊びですよね。
保育園や幼稚園では、言葉の理解が深まる4歳~5歳児クラスから活動に取り入れるとよさそうです。
子どもと回文を楽しむねらいは以下の通りです。
言葉遊びの楽しさを知る
回文を通して言葉の意味を知り、興味を持つきっかけになるでしょう。
友だちと回文を発表し合う中で、言葉遊びのおもしろさに気づく場面が多いかもしれません。
語彙力を高める
後ろから読んだり前から読んだりすることで、たくさんの言葉を考えながら自然に語彙力が身につくでしょう。たくさんの言葉にふれる機会になりそうですね。
発想力や思考力を養う
言葉と言葉の組み合わせ方によって面白い回文ができ上がります。活動を通して、子どもたちの発想力や思考力を養うことができるでしょう。
ぜひ、子どもたちといっしょに回文を作ったり、発表したりして楽しんでみてくださいね。
子どもとの回文の作り方
保育園や幼稚園などで子どもたちといっしょに回文を作るときの流れを紹介します。
1.子どもたちに反対から読んでも意味が通じる言葉を発表してもらう
まず、「うしろから読んでも前から読んでも意味が通じる言葉にはどんな言葉があるかな?」と聞いてみましょう。わかりやすいように以下の例を紹介してみるとよさそうです。
(例)イカ→カイ イルカ→カルイ スキ→キス
子どもが発表した言葉はホワイトボードや黒板に書いていきましょう。
また、以下の動画のように「ひらがなの五十音のカード」を用意すると、子どもたちが回文を考えやすいかもしれません。
子どもたちとカードを作った後に回文を考えてもよいでしょう。
また、グループごとにカードを用意すれば、友だちとやり取りしながら活動を進められそうです。
2.意味が通じるように(1)で選んだ言葉の真ん中にひらがなをたしてつなげる
1で選んだ言葉にさらにひらがなをくわえて回文を作っていきます。
(例)イカ、カイの場合
- イカ+ア+カイ(イカ赤い)
- イカ+ト+カイ(イカとカイ)
子どもたちの様子を見ながら保育士さんはヒントを伝えてサポートしていきましょう。
また、作った回文をおたよりに記載したり、壁面に貼ったりして紹介すると、保護者の方も楽しんでくれそうです。それをきっかけに、子どもといっしょに回文づくりにチャレンジするご家庭もあるかもしれません。
ここからは子ども向けに短文編と長文編にわけて回文を紹介します。
【子ども向け】
回文〜短文編〜短めの回文を紹介します。
- 新聞紙(しんぶんし)
- 理科係(りかがかり)
- 遠い音(とおいおと)
- 猫の子ね(ねこのこね)
- 靴につく(くつにつく)
- 歌うたう(うたうたう)
- 夜来るよ(よるくるよ)
- 柿の木か(かきのきか)
- ビラ選び(びらえらび)
- 無駄なダム(むだなだむ)
- 買いたいか?(かいたいか?)
- よく行くよ(よくいくよ)
- ビラ選び(びらえらび)
- 妻が待つ(つまがまつ)
- 黄色い木(きいろいき)
- この木にきのこ(このきにきのこ)
- 留守に何する?(るすになにする?)
- ダンスが済んだ(だんすがすんだ)
- 軽いイルカ(かるいいるか)
- じいさん天才児(じいさんてんさいじ)
- いか食べたかい?(いかたべたかい?)
- タイヤを焼いた(たいやをやいた)
- 竹やぶ焼けた(たけやぶやけた)
- 関係ないけんか(かんけいないけんか)
- 夜すき焼きするよ(よるすきやきするよ)
【子ども向け】回文〜長文編〜
長めの回文を紹介します。
- ママが私にしたわがまま(ままがわたしにしたわがまま)
- ママのリモコンてんこもりのまま(ままのりもこんてんこもりのまま)
- 夜鳴くなよ、柴犬。居場所無くなるよ(よるなくなよしばいぬいばしよなくなるよ)
- いか、確かに借したかい?(いか、たしかにかしたかい?)
- イタリアで暮らし、楽でありたい(いたりあでくらしらくでありたい)
保育士さんへ
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子どもたちと回文作りを楽しもう
回文を知ったり、作ったりすると言葉遊びのおもしろさに気づくきっかけになるでしょう。
幼稚園や保育園では朝の会や帰りの会に回文を発表する時間を設けると、子どもたちの語彙力や発想力を高める機会が増えそうですね。
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