運動保育士とは?資格の取り方・費用・仕事内容・活かせる職場をわかりやすく解説

    「運動保育士ってどんな資格?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。運動保育士とは、子どもの発達に合わせた運動遊びを提供する民間資格です。保育士資格がなくても取得でき、保育園や児童発達支援施設など幅広い場所で活かせます。本記事では、運動保育士の資格の取り方・費用・仕事内容・活かせる職場・取得のメリットまでわかりやすく解説します。

    この記事でわかること
    • 運動保育士はNPO法人が認定する民間資格。保育士資格なしでも取得可能▼詳細
    • 具体的な仕事内容と働ける職場・園・施設▼詳細
    • 運動保育士の資格取得の流れと費用をクラスごとに解説▼詳細

    運動保育士とは?資格の全容と保育での役割

    運動保育士とは、運動と保育の専門家として、子どもの発達に合わせた運動遊びを提供するための民間資格です。

    NPO法人運動保育士会が設立・認定しています。

    運動保育士の基本情報資格の種類:民間資格(国家資格ではない)
    認定団体:NPO法人運動保育士会
    取得条件:保育士資格がなくても受講・取得可能
    クラス:初級・中級・上級の3段階
    主な活躍の場:保育園、幼稚園、認定こども園、児童発達支援施設、放課後等デイサービスなど

    資格名に「保育士」と入っていますが、保育士資格を持っていなくても取得できます。

    保育士・幼稚園教諭はもちろん、学童指導員や児童発達支援に携わる方、子どもの運動指導に興味がある方など、幅広い方が取得しています。

    マット運動や鉄棒、跳び箱などの遊具を活用した運動遊びを通じて、子どもの身体能力の向上や脳の発達を促すことが運動保育士の主な役割です。

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    運動保育士の仕事内容と働ける職場

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    運動保育士の仕事は、子どもの発達段階に合わせた運動遊びを計画・実施することです。具体的な仕事内容を見ていきましょう。

    発達に合わせた運動遊びの計画・指導

    運動保育士は、マット運動・鉄棒・跳び箱・平均台などの遊具や、走る・跳ぶ・投げるといった基本動作を取り入れた遊びを計画し、子どもに指導します。

    たとえば鉄棒を使った運動遊びの場合、最初は「ぶら下がる」からスタートし、前回りができるようになったら逆上がりにチャレンジするといったように、年齢や発達に合わせて段階的に指導していきます。

    ただ教えるだけではなく、子どもが「できた!」という小さな成功体験を積み重ねられるよう、楽しみながら取り組める工夫が求められるのがポイントです。

    安全管理と環境づくり

    運動遊びには、転倒やぶつかりといったケガのリスクがつきものです。

    運動保育士は、マットの配置や子ども同士の間隔の確保、遊具の安全点検など、安全な環境づくりも重要な仕事のひとつです。

    保護者や他の職員への情報共有

    子どもの運動面の成長や課題を保護者に伝えたり、クラス担任と連携して日々の保育に運動遊びを取り入れる提案をしたりすることもあります。

    運動の専門知識を持つ立場として、園全体の保育の質を高める役割も期待されます。

    運動保育士が働ける場所

    運動保育士の資格を活かせる主な職場は以下の通りです。

    運動保育士が活躍できる職場保育園・幼稚園・認定こども園(運動遊びの時間や体操教室の担当)
    児童発達支援施設(運動療育プログラムの企画・実施)
    放課後等デイサービス(運動を通じた発達支援)
    子育て支援センター・児童館(親子向け運動遊びイベント)
    商業施設内のプレイランド(子ども向け運動プログラムの指導)
    体操教室・スポーツクラブ(幼児向けクラスの指導)

    特に児童発達支援施設や放課後等デイサービスは、運動療育に力を入れている事業所が増えています。

    そのため、運動保育士の資格が活きる場面が多いでしょう。

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    運動保育士の資格の取り方と費用

    運動保育士の資格は、NPO法人運動保育士会が主催する認定講座を受講することで取得できます。

    取得プログラムは3つの等級(クラス)に分かれており、初球から上級までレベルアップしていきます。

    初級

    運動プログラムの基礎理論と基本的な指導力を習得します。

    発達段階に応じた運動遊びや、跳び箱・鉄棒・マット運動の基礎を実技で学びます。

    安全な補助手順や声かけ、子どもへの適切な関わり方を習得し、保育で実践できる土台を築きます。

    受験
    資格
    受講形態 受講
    日数
    費用(税・教材費込み)
    なし

    オンラインでの座学

    会場での実技

    座学 約2,5時間実技 3時間

    3万5,200円

    中級

    運動プログラムへの理解を深め、応用力と安全指導力を高めます。

    サーキット活動やリズム遊びの考え方を学び、子どもが主体的に楽しめる環境構成の方法を身につけられます。

    言語理解や社会性を育むプログラム構成に加え、安全管理や事故防止策も実践的に習得します。

    受験資格 受講形態 受講日数 費用(税・教材費込み)
    運動保育士初級取得者 オンラインでの座学
    会場での実技
    座学 約2,5時間
    実技 6時間
    5万5,000円

    上級

    発達段階に合わせた活動設計力と、指導者を育成するスキルを身につけます。

    より実務的な年齢別のねらい設定や「動」と「静」のメリハリ、コーチング手法を学習します。

    現場のリーダーとしてほかの職員を指導・育成し、運動指導を牽引できる高度な専門性を目指します。

    受験資格 受講形態 受講日数 費用(税・教材費込み)
    運動保育士中級取得者 オンラインでの座学
    会場での実技
    座学 約2,5時間
    実技 6時間
    11万円

    受講の流れと注意点

    いずれの講座も、NPO法人運動保育士会の公式サイトから予約・申し込みが可能です。

    受講にあたって押さえておきたいポイントをまとめました。

    ❶ 初級は誰でも受講OK
    保育士資格や実務経験がなくても、初級から受講できます。保育学生や異業種からの転職者も対象です。
    ❷ 中級→上級はステップアップ制
    中級の受講には初級の取得が、上級の受講には中級の取得が条件です。いきなり上級から受けることはできません。
    ❸ 事前のオンライン学習のあと会場での実技
    申込後に送られてくるURLでオンライン学習を完了。その後に会場での実技研修と試験を受けます。

    ※費用や開催スケジュールは変更される場合があります。最新情報はNPO法人運動保育士会の公式サイトでご確認ください。

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      運動保育士の資格を取得するメリット

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      保育士さんが運動保育士の資格を取得することのメリットについて紹介します。

      日々の保育はもちろん、今後のキャリアアップや転職にも効力を発揮してくれそうです。

      転職・就職でのアピール材料になる

      運動保育士の資格を持っていると、運動プログラムに力を入れている園や児童発達支援施設への転職・就職で有利になります。

      「運動遊びの専門知識がある」という明確な強みは、面接でのアピール材料としても効果的です。

      施設によっては資格手当を支給しているところもあり、給与アップが見込める可能性もあります。

      保育の引き出しが増える

      運動遊びの専門的な知識が身につくことで、日々の保育活動のレパートリーが大幅に広がります。

      雨の日の室内遊び、運動会の種目考案、体操の時間の進行など、運動に関わるあらゆる場面で専門性を発揮できるでしょう。

      活躍できる職場の幅が広がる

      保育園・幼稚園だけでなく、児童発達支援施設や放課後等デイサービス、体操教室など、運動×子どもに関わる幅広い職場で働く選択肢が生まれます。

      特に児童発達支援の分野では運動療育への需要が高まっており、運動保育士の知識が直接活かせる場面が増えています。

      保育者への指導にも携われる

      子どもへの直接指導にとどまらず、自園の保育士へ運動指導のノウハウを伝授できるようになります。

      運動プログラムの企画や補助方法を論理的にレクチャーできるため、園全体の運動保育の質が向上。

      リーダーや主幹保育士として重宝され、キャリアアップにも直結します。

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      運動保育士と似ている?ほかの資格との違い

      「運動保育士」と混同されやすい資格がいくつかあります。違いを整理しておきましょう。

      資格名 認定団体 特徴・違い
      運動保育士 NPO法人運動保育士会 子どもの発達に合わせた運動遊びの指導に特化。保育現場での実践力を重視
      運動療育支援員 各団体による 発達障がい児への運動療育に重点。児童発達支援施設での療育プログラムに特化
      健康運動指導士 公益財団法人健康・体力づくり事業財団 成人を含む幅広い年齢層の運動指導が対象。子ども特化ではない
      幼児体育指導者 各体育系団体 幼児向けの体操・体育指導に特化。体操教室やスポーツクラブでの指導向け

      運動保育士は、「運動指導」と「保育」の両方の視点を持っているのが最大の特徴です。

      単に運動を教えるだけでなく、子どもの発達段階や心理面を理解したうえで指導できる点が、ほかの運動系資格との大きな違いといえるでしょう。

      運動保育士の資格に関するQ&A

      Q. 運動保育士とは何ですか?

      A. NPO法人運動保育士会が認定する民間資格で、子どもの発達に合わせた運動遊びを提供する専門家です。

      保育士資格とは別の資格であり、国家資格ではありません。保育園・幼稚園・児童発達支援施設・放課後デイなどで、運動を通じて子どもの体力や脳の発達を促す指導を行います。

      Q. 運動保育士の資格はどうやって取りますか?

      A. NPO法人運動保育士会が主催する認定講座を受講して取得します。

      それぞれ初級・中級・上級を順に受講します。初級は誰でも受講でき、受講時間も短時間です。中級以降はステップアップ制で、前の等級の取得が必要になります。

      Q. 運動保育士の費用はいくらかかる?

      A. 初級は3万5,200円(税込)、中級は5万5,000円、上級は11万円です。

      まずは初級から始めて、必要に応じて中級・上級にステップアップしていきます。

      Q. 運動指導士は国家資格ですか?

      A. いいえ。運動保育士も、健康運動指導士も国家資格ではなく民間資格です。

      子どもの運動指導に関する国家資格は現在のところ存在しません。ただし民間資格であっても、専門知識の証明として転職や業務で十分に評価される資格です。

      Q. 保育士資格がなくても運動保育士になれる?

      A. はい、保育士資格がなくても運動保育士の資格は取得できます。

      ただし、保育園や認定こども園で「保育士」として勤務するには別途保育士資格が必要です。運動保育士の資格は、保育士資格にプラスアルファとして取得するか、児童発達支援や体操教室など保育士資格を必須としない職場で活かす形が一般的です。

      Q. 転職は考えていないけど、仕事について相談したい…どうすればよい?

      A. 保育のお仕事、ちょっとしたご相談や情報収集だけでも利用できるのが保育士バンク!です

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      運動保育士の資格を取得して、運動遊びの専門家として活躍しよう

      運動保育士は、運動と保育の専門家として子どもの発達に合わせた運動遊びを提供する民間資格です。

      保育園・幼稚園はもちろん、運動療育プログラムに力を入れている児童発達支援施設や放課後等デイサービスでも需要が高まっています。

      さまざまな保育の現場で運動×子どもに関わるキャリアの選択肢を広げてくれそうですね。

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