保育士の魅力について。やりがいや楽しさを感じる瞬間、社会への貢献度

保育士と聞くと、子どもの命を預かる仕事として大変なイメージがあるかもしれません。しかし、日々の保育活動のなかでさまざまな魅力ややりがいを感じることができます。また、社会全体への貢献度も高いため、今後ますます注目される職業ともいえるでしょう。今回は保育士の魅力について、やりがいや楽しさを感じる瞬間を紹介します。


子どもと先生たち

milatas/shutterstock.com


保育士の仕事には多くの魅力ややりがいがある!

保育士の仕事には、子どもたちと関わるだけでなく、多くの事務作業や製作物の作成、行事の事前準備などのさまざまな仕事があるため、大変だと感じている保育士さんもいることでしょう。


一方で、保育士の仕事には、


  • 毎日子どもの笑顔が見られる
  • 子どもの成長を間近で感じられる
  • 保護者の育児相談に答えることができる
  • 共働きする保護者をサポートできる
  • 大きなイベントや行事が成功したときに達成感を味わえる
  • スキルアップすることで役職に就くこともできる
  • 人や社会に貢献できる

などの多くの魅力ややりがいが挙げられます。


子どもの命を預かるという仕事柄、大変なことも多いかもしれませんが、その分多くの魅力ややりがいを感じられる職業といえるでしょう。


今回は、保育士の仕事の魅力ややりがいについてくわしく紹介します。

保育士の魅力・やりがい①子どもに関する喜びを感じることができる

保育士の仕事にはさまざま魅力がありますが、やはり子どもに関する喜びが多いのではないでしょうか。


保育士さんが子どもと接する中で感じる魅力についてくわしく紹介します。



大好きな子どもとかかわれる


保育士の魅力として多く挙げられるのが、大好きな子どもとかかわれるということです。


仕事が辛いときでも子どもが好きだからこそ、「子どもたちの面倒を見られるから」「子どもたちと過ごせるから」という理由で、保育士さんは仕事を続けることができるでしょう。


さらに、子どもたちは「先生」と呼んで自分のことを慕い、必要としてくれます。
担任になるとより深くクラスの子どもたちとかかわることで、「先生」としての自信がつくだけでなく、より特別な存在になれたような気がして嬉しくなりますよね。そしてその想いが保育士としての仕事に対するやりがいを感じられる瞬間といえるかもしれません。


大好きな子どもとかかわれるということは、保育士の仕事にとって大きな魅力といえそうですね。



子どもの笑顔を毎日見られる


子どもの笑顔が毎日見られるのも、保育士の魅力といえます。


保育士として志望した理由を聞かれとき、やはり「子どもが好きだからです」「子どもの笑顔が見られるからです」と回答したことがある保育士さんも多いのではないでしょうか。


朝出迎えたときに、笑顔で「◯◯先生、おはようございます!」と挨拶しながら元気に登園してくる姿は、思わず抱きしめたくなるぐらい可愛いですよね。また、製作や外遊びをしているときに泣いてしまった子どもに声をかけたり、あやしたりしたとき、笑顔になってくれた瞬間、保育士という仕事にやりがいを感じる保育士さんも多いことでしょう。


子どもたちの可愛い笑顔を見るだけで、仕事で疲れていたとしても、つられて自分も笑顔になってしまうことを考えると、保育士の仕事が魅力的だと感じるのかもしれませんね。



子どもの日々の成長が見られたとき


子どもとかかわるなかで、成長を感じられたときはやりがいを感じ、保育の仕事を魅力的だと思うのではないでしょうか。

保育士さんは成長を間近で見ることができる

保育士さんは子どもと接する時間が長いため、子どもの成長を間近で感じることができます。


たとえば0歳児の場合、まだ話したり立ったりすることが難しい年齢ですよね。
そこから子どもは成長していき、ハイハイしかできなかったのが徐々に歩けるようになって、やがては自由に走り回るようになる姿が見られ始めるかもしれません。さらに、意味のある言葉を喋れるようになることで、少しずつ意思の疎通もできるようになるでしょう。


もちろん親であれば、我が子を育てながら子どもの成長を感じることはできますが、自分の子ども以外に多くの子どもたちの成長を支え、間近で見られることができるのは保育士という職業の大きな魅力といえそうですね。

成長の過程を見守ることができる

保育士の魅力として、子どもが成長していく過程を見守ることも挙げられます。


保育園や幼稚園では、0歳児から小学校就学前までの子どもの成長を見守ることもできますが、保育士さんにとっては、子どもたちとの関係が卒園しても続いていることがあるようです。


卒園してから園を巣立っていった子どもたちが、中学生や高校生になっても訪ねてきてくれたとき、まるで自分の子どもが成長したかのように感動し、「保育士さんで良かった!」と思えそうですね。



子どもの卒園に立ち会えたとき


保育士さんにとって、子どもの卒園式に立ち会えるということも魅力の一つでしょう。


卒園式に立ち会えたとき、子どもたちといっしょに乗り越えたことや子どもたちの成長など、園で過ごした子どもたちとのさまざまな思い出がよみがえってきますよね。


担任としてかかわっていなくても、入園した頃よりも大きく成長した子どもたちを見送ることができるのは保育士さんの大きな魅力であり、「ここまで子どもたちを見守れた」「いっしょに成長できた」と感じられることは大きなやりがいともいえるでしょう。


このように、保育士さんは大好きな子どもとかかわることができ、毎日子どもの笑顔を見ることができます。そして、子どもの成長を間近で感じ、やがては巣立っていく姿を卒園式で見守ることができることは、保育士という仕事の魅力ややりがいといえるのですね。

保育士さんの魅力・やりがい②育児で悩む保護者をサポートできる

保育士さんは子どもたち以外に保護者とも深く関わることになります。そのため、保護者のサポートをしたり、保護者の相談に乗ったりしながら、育児に悩む保護者の力になれたとき、保育士さんの魅力ややりがいを感じられそうですね。


保護者とのかかわりで感じられる魅力ややりがいを紹介します。



共働きする保護者をサポートできる


保育士さんは子どもを育てるのと同時に、保護者をサポートする仕事でもあります。なかには、教育方針の違いから保護者と意見が食い違うことも考えられるため、保護者対応に悩む保育士さんもいるかもしれません。


しかし、共働きしている保護者にとって子どもを預けられる保育士さんという存在は、保護者自身が安心して働くことにつながるのです。


また、保育士さんが日々の業務において子どもの様子を細かく連絡帳に書いたり、直接保護者に子どもの様子を伝えたりと丁寧なサポートを行うことで、保護者から「先生に預けて良かった!」と感謝されることもあるでしょう。


そのときは、保育士になって良かったと改めて感じられる瞬間になりそうですね。



保護者の育児相談に答えることができる


保育士さんは、保護者が育児に関して悩んでいるときの相談相手になることができます。


保護者の中には、育児に関してさまざまな悩みを抱えている方がいます。そのとき、育児に関して知識と経験がある保育士さんならば、保護者の気持ちに寄り添った回答を伝えられるかもしれません。


また、相談されるということは信頼関係が深まる過程でもあるので、保護者から育児相談をされることにより、保育士さんとしてのやりがい感じる方もいるでしょう。


このように、保育士さんは保護者とのかかわりのなかでサポートできたり、相談に乗ったりすることで、育児に悩む保護者の力になることができます。場合によっては、保護者から感謝されることもあるため、保育士さんにとってやりがいを感じることができ、魅力の一つといえそうですね。

保育士さんの魅力・やりがい③行事やイベントで達成感を味わえる

保育士さんは日々の製作や運動、イベントや行事などで事前準備をすることがあるでしょう。


そのなかで、一つ一つの作業を期間内に終えなければいけなかったり、子どもたちの人数が多かったりすると事前準備をするのも大変ですよね。しかし、他の保育士さんや保護者と協力して行事やイベントを成功させたときは達成感を味わうことができ、保育士という仕事に対して魅力ややりがいを感じられるのではないでしょうか。


保育士さんが味わうことのできる達成感の一例を紹介します。



イベントや行事が成功したとき


イベントや行事が成功したときに達成感を味わうことができるのも、保育士の仕事の魅力といえるでしょう。


保育園や幼稚園では、日々の活動以外に発表会やクリスマス会といったイベントや行事を行うことがありますよね。


イベントや行事は子どもたちを主体としているため、本番当日に予想していないことが起こることも考えられます。さらに、大きな行事では当日まで多くの事前準備が必要になったり、会議を重ねたりするため、気が抜けず大変なことも多いかもしれません。


しかしこのような苦労があるからこそ、行事やイベントが成功したときの達成感を感じることができるでしょう。また、子どもたちが行うダンスや歌などの出し物が成功したときも、「頑張っていっしょに練習してよかった」とホッとした気持ちにもなり、子どもたちだけでなく、職員間での喜びも大きく、やりがいを感じられそうですね。



先輩や同僚、保護者との連携が上手くいったとき


運動会のような大きな行事やイベントの場合では、事前準備を一人で行うのではなく、同僚や先輩保育士さん、時には保護者と協力しながら準備をすることもあるでしょう。


職員の人数が多いと、共有があったり連携が大変になったりと、毎年うまくいっていてもイレギュラーなことが起こって、やり方を変更しなくてはいけない場合もあるかもしれません。


しかし、どうすれば連携がうまくいくのかを常に試行錯誤し、先輩や同僚、保護者との連携が上手くいったときは達成感だけでなく、互いの絆も深まるでしょう。そして保育士という仕事に対しての魅力ややりがいを感じることができそうですね。


このように、保育園や幼稚園では、年間を通してイベントや行事を行うことが多いため、事前準備から本番当日まで大変なことも多いでしょう。そのなかで、子どもたちが喜んでくれたり、無事に成功したりすることで達成感を味わうことができるため、その瞬間を感じられる保育士の仕事は魅力的であるといえそうです。

保育士さんの魅力・やりがい④同僚や先輩保育士さんに認められる

子どものお世話をする先生

milatas/shutterstock.com


保育士さん一人ひとり、経験の数は違うかもしれません。新任として入ったときや新たな年齢のクラスを持ったとき、行事やイベントでリーダーを任されたときなど、さまざまな場面でうまくいくときもあれば失敗することもあるのではないでしょうか。


そういったときに、仕事を徐々に覚えていき、同僚や先輩に認められたり褒められたりすると、保育士という仕事に魅力を感じ、やりがいを得られるかもしれません。


保育士さんが仕事で認められたときに感じる魅力ややりがいについて説明します。



同僚や先輩に褒められたとき


保育士としてさまざま仕事を行う中で、同僚や先輩から褒められたとき、「もっと頑張ろう!」「やってよかった」とやりがいを感じる瞬間があるのではないでしょうか。


「今日の製作、みんな楽しそうにやっていたね」「今月のお便りはすごく面白いよ」など何気ない言葉だったとしても、人から褒められることは保育士としてのやりがいにもつながり、より記憶として残るものといえるでしょう。


保育士さんは学ぶことが多いからこそ、さまざまな分野の中で自分が得意そうなものを見つけ、成果として表れたときには仕事をするうえでの糧になることは、魅力といえそうですね。



クラス担任になれたとき


保育園や幼稚園ではクラス分けをし、その中で担任を設定していることでしょう。


クラス担任に任命されると、自分の経験や能力が認められたように感じ、より責任に対する意識が高まるため、やりがいを感じる保育士さんも多いのではないでしょうか。また、クラス担任になることでより子どもたちにとって「特別な存在」になれることも魅力といえそうです。


このように、同僚や先輩保育士さんから仕事に関することで褒められたり、クラス担任に任命されたりするなど、仕事において認められたと感じることは保育士さんにとって大きな魅力ややりがいにつながるのかもしれませんね。

保育士さんの魅力・やりがい➄経験を積むことでスキルの向上を目指せる

保育士の仕事は経験を積めば積むほど、保育に関する知識や能力をより深めることもでき、自身のスキルを向上できることも魅力の一つといえるでしょう。


ここでは、保育士さんがスキルや能力の向上したときに得られる魅力ややりがいについて説明します。



幅広い年齢の子どもに対応することができる


保育士としての経験を積むことで、保育に関する知識や能力を向上させることができるでしょう。


そうすれば、はじめは乳児クラスのみを経験していたけれど、経験を積んだことで幼児クラスの担当を任せられるようになったり、○歳児の対応が難しかったけれど経験を積んだことで臨機応変に対応することができるようになったりするかもしれません。


また、保育士として働き続けることで保育活動や子ども、園の運営などさまざまな視点から新たな気づきがありそうですね。


経験を積むということには、自身で保育に関する勉強をしたり、先輩保育士さんに学んだりとさまざまなやり方があります。毎日の保育の積み重ねによって、自分の能力を高めるだけでなく「前はこうだったから次はこうしよう」という意欲にも変わり、やりがいのある仕事だと実感できるかもしれませんね。



経験や知識を増やせば役職に就くことができる


専門的な知識を増やし、保育士として長く勤務すると、園長先生や主任保育士さんなどの役職に就くことができる場合もあります。


役職に就くためには、専門的な分野を勉強して研修を受ける必要がありますが、任命されることでより保育士さんの仕事にやりがいを感じられるでしょう。さらに、スキルアップをして役職に就くことができれば給料アップにもつながる場合もあるため、魅力の一つといえそうですね。


また保育士さんは仕事を続けていくことで、自分自身の知識や能力を向上させることも可能です。また、専門的な知識を深めて経験年数を重ねることで、役職に就くこともできるので、やりがいがある仕事といえるでしょう。

保育士さんの魅力・やりがい⑥社会全体へ貢献できる

保育士という存在は、子どもを持つ共働き世帯に対する支援や全国的に深刻化を増す待機児童の解消に関して非常に重要な役割を担っています。そのため、保育士さんは人や社会に貢献しているだけでなく、今後さらに社会全体から求められる大きな存在といえるでしょう。


社会貢献という観点から保育士の魅力ややりがいについてくわしく紹介します。



待機児童の解消につながる


保育士の存在は、待機児童の解消につながるため、社会貢献として魅力のある仕事であるといえるでしょう。


厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ」の資料によると、2019年4月時点で全国の保育所を利用する子どもは前年度に比べて約9万人増加しています。


待機児童は全国的には減少傾向にありますが、待機児童がいる市区町村は前年度よりも増え、442の市区町村でいると発表しているため、今後も増える可能性があるでしょう。


国では待機児童の受け皿となる保育施設の充実を掲げていますが、保育施設に保育士さんがいなければ安全に子どもを預かることはできません。


待機児童を解消するためにも保育士さんは必要な存在であり、社会貢献で重要な役割を果たしていることも魅力ややりがいにつながるといえそうですね。



共働き世帯のサポートにつながる


保育士さんという存在があるからこそ、子どもをもつ共働き世帯は安心して仕事をすることができるでしょう。


小さな子どもを当然家に1人にすることはできませんし、在宅業務として家で働いている方でも子どもが家にいると、長時間仕事に向き合うことが難しいこともあるかもしれません。そのようなときに保育士さんが子どもを預かってくれるからこそ、保護者は安心して仕事をすることができるのです。


厚生労働省「【概要】待機児童の解消に向けた取組の状況について」の資料によると、子育て安心プランして国は、女性の就職率を8割まで上げることを目標にしているため、今後さらに共働きをする保護者が増えることが予想され、保育士さんを求めるニーズはより高まることが考えられるでしょう。



このように、どんな時でも安全に配慮しながら子どもを預かる保育士さんは、社会的にとても需要がある仕事です。さらに、待機児童の解消や共働き世帯をサポートする存在として非常に必要とされています。


人だけでなく、広く社会に貢献をしている保育士さんは、多くの方の助けになっており、魅力ややりがいのある仕事といえるでしょう。

保育士の仕事には多くの魅力ややりがいがあり、社会が必要としている存在である

今回は、保育士という仕事の魅力ややりがいについて説明しました。


保育士さんは子どもだけでなく、職員同士や保護者、社会などさまざまなシーンで必要とされている存在といえます。仕事量も多く大変なことも多いかもしれませんが、苦労や困難を乗り越えたからこそ得られる楽しさや達成感を感じられる瞬間があり、魅力ややりがいを得られる仕事といえるでしょう。


また保育士さんを求めるニーズは、今後さまざまな場面高まることが予想されます。そのなかで保育士さんは、人だけでなく社会全体にとってなくてはならない存在であるといえそうですね。


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