チャイルドマインダーとは?【2026年最新】資格の取り方・費用・収入と保育士との違い

チャイルドマインダーとは、0歳から12歳の子どもを1〜3人ほど預かる、家庭的な少人数保育のスペシャリストです。イギリス発祥の民間資格で、講座受講のみで資格取得できるなど働きながらでも目指しやすいのが特徴。一方で「取っても意味ないのでは?」という声もあります。この記事では資格の取り方と費用、働き方別の収入、そして資格が活かせる人・活かしにくい人の特徴を解説します。

この記事でわかること
  • 0〜12歳を1〜3人預かる家庭的保育の民間資格。保育士との違いは?▼詳細
  • 資格取得は4ステップ!費用は認定団体によって異なる▼詳細
  • 「意味ない」と言われる3つの理由と、資格が活きる人の条件▼詳細

目次

チャイルドマインダーとは、子どもを1〜3人預かる少人数保育のスペシャリスト

チャイルドマインダーとは、イギリスで生まれた「家庭的な少人数保育」の専門職を指します。

保育園のような集団保育とは異なり、子どもの自宅やチャイルドマインダーの自宅など家庭に近い環境で、保護者の意向に沿った個別保育を行うのが特徴です。

チャイルドマインダーの
基本データ
資格の種類 民間資格(イギリスでは国家職業資格)
対象年齢 0歳〜12歳
預かる人数 原則1〜3人(年齢・団体により異なる)
取得方法 各認定団体の講座・研修を受講

チャイルドマインダーは、現在のイギリスでは家庭的保育の専門職として国家職業資格とされていますが、日本での位置づけは民間資格です。

指定団体の養成講座を修了し、検定試験に合格することで取得できますが、国家資格である保育士とは制度上まったく別のものであり、チャイルドマインダーの資格で保育士の業務を担うことはできません

なお、一度取得すれば更新の必要は基本的にないとされています。

対象年齢は0〜12歳、預かる人数は1〜3人が原則

チャイルドマインダーが保育の対象とするのは0歳から12歳までと幅広く、乳児期から小学生までを継続して見守れるのが特徴です。

1人のチャイルドマインダーが預かる人数は原則1〜3人とされ、子どもの年齢によって上限が変わります。

参考として、保育士1人が担当できる人数は国の配置基準で0歳児3人、1〜2歳児6人、3歳児20人、4歳以上児30人までと定められており、チャイルドマインダーはこれよりも大幅に少人数です。

そのため、一人ひとりの発達や生活リズムに合わせたきめ細やかな保育が実現しやすく、「もっと子どもとじっくり関わりたい」と感じている保育士さんの理想に近い保育スタイルといえるかもしれません。

保育士・ベビーシッター・家庭的保育者との違い

混同されやすい4つの資格・職種を比較すると、違いは「資格の種類」「預かる人数」「働く場所」に集約されます。

チャイルドマインダーと類似職種の比較
職種 資格の種類 預かる人数 主な働く場所
チャイルドマインダー 民間資格 原則1〜3人 自宅・依頼者宅・小規模施設
保育士 国家資格 配置基準に準じる
(0歳児3人〜)
保育園・認定こども園など
ベビーシッター 資格不要
(民間資格あり)
1人が中心 依頼者宅
家庭的保育者
(保育ママ)
自治体の認定 3人まで
(補助者ありで5人)
自宅(自治体の認定事業)

とくに違いが分かりにくいのがベビーシッターです。

ベビーシッターは特別な資格がなくても働ける一方、チャイルドマインダーは少人数保育の理論と実践を体系的に学んだ証明になる点が異なります。

また、自治体の認定を受ける家庭的保育者(保育ママ)は公的な事業として運営されるため、チャイルドマインダーの資格そのものとは制度が別であることも押さえておきましょう。

それぞれの働き方をもっと詳しく知りたい方は、ベビーシッターになるには?資格なしOKの理由と3つの働き方子育て支援員とは?無資格OK・研修内容・給料もあわせてご覧ください。

チャイルドマインダーが注目される理由

共働き世帯の増加により、保育の受け皿は量だけでなく「形」の多様化が求められています。

定員19人以下の小規模保育事業や企業内保育所、託児施設などが各地で増え、少人数保育を担える人材のニーズが高まっている状況です。

加えて、集団保育がなじみにくい子どもや、家庭の方針に沿った保育を望む保護者もいます。

こうした個別性の高いニーズに応えられる専門性として、チャイルドマインダーが評価されはじめています。

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チャイルドマインダーの給与・仕事内容と働き方

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チャイルドマインダーの仕事は、少人数の子どもを預かり、保護者の教育方針に沿って保育を行うことです。

食事や排せつ、睡眠、遊びのサポートといった基本的な保育業務に加え、その日の様子を記録して保護者に報告するところまでが役割に含まれます。

大きく分けて「在宅型」「訪問型」「施設型」の3つの働き方があり、収入や必要な準備が大きく変わります。

【在宅型】自宅を保育場所にして開業する

自宅や近隣に保育スペースを設け、保護者や自治体と契約して子どもを預かる働き方です。自分の裁量で保育方針や受け入れ時間を決められるのが最大の魅力といえるでしょう。

ただし開業には準備が必要です。自治体が定める設備・面積などの基準を満たすことに加え、「認可外保育施設設置届」の提出が求められます。

書式や基準は自治体ごとに異なるため、事前に窓口へ確認しておきましょう。

あわせて、賠償責任保険への加入や、感染症・事故発生時の対応方針の整備も欠かせません。

【訪問型】依頼者の自宅を訪問して保育する

依頼を受けたご家庭を訪問し、自宅や指定の場所で子どもを預かる働き方です。ベビーシッターに近い形態で、シッター会社やマッチングサービスに登録して働くケースが一般的です。

時間単位で仕事を受けられるため、私生活や本業と両立させたい方、副業として始めたい方に向いています。一方で、依頼が入るかどうかは需要に左右されるため、収入が安定しにくい面もあります。

【施設型・派遣】保育施設に勤務する

企業内保育所や託児ルーム、小規模保育施設、認可外保育園などに勤務する働き方です。

「チャイルドマインダー」という職種名での求人はまだ少ないため、実際には保育補助や託児スタッフとして応募し、資格を強みとしてアピールする形が現実的です。

派遣や登録型で働く選択肢もあり、勤務日数や時間を調整しやすいのがメリットです。

安定した月給を得たい場合は、保育士資格とあわせて正社員求人に応募するほうが条件は整いやすいでしょう。

資格を活かせる職場をもっと具体的に知りたい方は、企業内保育所とは?メリット・デメリットや給料・求人例託児所とは?保育士の仕事内容・給料・保育園との違いも参考になります。

働き方別の収入の目安

チャイルドマインダーの給料について、公的な給与実績は公開されていません。

そのため、実際にチャイルドマインダーが働くことになる職種の公的データを「目安」として紹介します。

在宅型・訪問型は仕事の内容が近い「ベビーシッター」、施設型は保育士資格の有無に応じて「保育士」「保育補助者」の数値が参考になります。

 
働き方 目安となる職種 平均年収 時給
(常勤/短時間)
求人賃金
(月額・2026年3月)
在宅型・訪問型 ベビーシッター 402万7,000円 1,928円/1,355円 23万3,000円
施設型
(保育士資格所有)
保育士 427万6,000円 2,147円/1,419円 22万9,000円
施設型
(保育士資格なし)
保育補助者 402万7,000円 1,928円/1,355円 18万8,000円

厚生労働省jobtagより「ベビーシッター」「保育士」「保育補助者」を参照して作成(令和7年賃金構造基本統計調査)

なお、在宅型・訪問型で開業する場合は、時間単位で保育料を設定して売上を作る形になります。

家賃・保険・備品などの経費を差し引いた額が手元に残る収入となります。預かる人数の上限が1〜3人であることを踏まえ、事前に収支の見通しを立てておきましょう。

とはいえ、求人票の時給や月給だけでは、実際の残業時間や一人あたりの担当人数までは判断できません。

ポイントは、チャイルドマインダーの資格そのものが給与に直結しにくいという点です。

手当として明確に加算する施設は多くないため、収入を上げたい場合は「資格を取る」より「雇用形態や職場の条件を見直す」ほうが効果が出やすい傾向にあるでしょう。

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チャイルドマインダー資格の取り方4ステップ。費用や合格率も

チャイルドマインダーになるには、認定団体の養成講座を受けて検定試験に合格する必要があります。

学歴や実務経験などの受験要件はなく、未経験の方でも挑戦できるのが特徴です。

資格取得までの4ステップ

チャイルドマインダー資格を取得するまでのステップをみていきましょう。

 
 
STEP❶
認定団体・講座を選ぶ
整理通学・通信・通信+スクーリングなど、受講形式と費用、開業サポートの有無を比較して決めます。
 
 
STEP❷
養成講座を受講する
少人数保育の考え方、年齢別の発達、遊び、子どもの病気・安全管理、食と栄養、保護者とのコミュニケーションなどを学びます。
 
 
STEP❸
検定試験を受験する
講座修了が受験の前提となるのが一般的です。
 
 
STEP❸
合格・資格登録
合格後に資格が認定され、在宅・訪問・施設のいずれかの形で働きはじめられます。
 

受講から試験、資格取得までの流れは各認定団体によって異なるので、事前に確認してスケジュールをたてましょう。

認定団体・講座の比較

日本国内では、主に複数の団体がチャイルドマインダーの資格を認定・運営しています。

イギリスの認定団体から正式に運営を任されている団体、日本独自の基準を設けている団体などがあり、カリキュラムや費用に差があります。

養成講座を選ぶときの比較ポイント
比較項目 チェックする内容
受講形式 通学/通信/通信+スクーリング
費用 受講料に教材費・受験料・認定料が含まれるか
期間 最短で何カ月か、働きながら受講できるか
アフターフォロー 開業支援・就業支援・保険加入の有無

選び方としては、受講料・認定費用などの価格だけで選ばないことが大切です。

とくに自宅開業を目指す場合は、資格取得後のフォロー体制が整っているかどうかが実際のスタートを大きく左右します。

費用・期間の目安と独学での取得

受講料は、研修や資格認定証発行費用なども含め、おおむね12万円台〜20万円程度です。

同じ団体でも通信講座のほうが通学より安く設定されているのが一般的です。

修了までの期間は平均して3〜6カ月程度とされ、検定試験の合格率は約80〜90%と比較的高めなようです。

なお、チャイルドマインダーは、認定団体の講座受講が受験の前提となるため、独学での取得は原則できません

市販のテキストだけで試験を受けることはできない仕組みです。

費用や講座選びをもっと詳しく知りたい方は、チャイルドマインダーの資格を独学で取得できない理由は?費用や通学・通信講座の選び方で解説しています。

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    「チャイルドマインダーは意味ない」は本当?資格が活きる人・活きない人

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    保育の仕事をするうえでチャイルドマインダーの資格取得を検討する方も増えていますが、その反面「チャイルドマインダーは取得しても意味ない」という考え方もあるようです。

    結論としては、目的によって価値が大きく変わる資格です。ここではデメリットも含めて整理しましょう。

    「意味ない」と言われる3つの理由

    • 職種名での求人が少ない
      「チャイルドマインダー募集」という求人はまだ限られており、実際は保育補助や託児スタッフとしての応募が中心になります。
    • 保育士の業務は担えない
      民間資格のため、保育士の配置基準にカウントされません。保育士資格の代わりにはなりません。
    • 手当に反映されにくい
      知名度が高くないため、資格手当として給与に加算する施設は多くないのが実情です。

    費用が20万円以上かかることを踏まえると、「収入を上げるための資格」として期待すると期待外れになりやすいという考え方もあるでしょう。

    チャイルドマインダー資格を取得するメリット

    一方で、次のような目的があれば十分に価値があると考えることもできそうです。

    • 少人数保育の専門性が身につく
      個別の発達支援や保護者との信頼関係づくりを体系的に学べます。小規模保育施設や企業内保育所での実践に直結します。
    • 独立・開業という選択肢が持てる
      保育園を一から開設するのはハードルが高いですが、少人数の預かりであれば個人で始められます。
    • 得意分野を保育に活かせる
      英語やリトミックなどのスキルを組み合わせて、自分だけの保育スタイルをつくれます。

    資格を活かした具体的な仕事内容はチャイルドマインダーの資格をいかした仕事とは。仕事内容や収入についてもあわせてご覧ください。

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    資格取得の目的は?これからのビジョン見直しチェック

    チャイルドマインダーの資格を取得したいという方は、まず、取得したあとのビジョンや仕事のイメージを見直してみましょう。

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    本当は「資格が欲しい」より「今より少人数の職場で働きたい」
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    20万円以上の受講料をすぐに用意するのは難しい
    開業までは考えておらず、まずは雇われて働きたい
    近くにどんな少人数制の園があるのか調べたことがない

    2つ以上当てはまったら

    資格より先に「職場選び」から
    考えてみませんか?

    「一人ひとりとじっくり関わりたい」という思いは、資格を取らなくても職場を変えることで叶うケースがあります

    たとえば定員19人以下の小規模保育事業、定員10〜30名程度の企業内保育所、託児施設などは、もともと少人数で家庭的な保育を行う環境です。

    行事や書類業務が比較的少ない施設も多く、持ち帰り仕事の負担が軽くなる場合もあります。

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    チャイルドマインダーについてのQ&A

    Q. チャイルドマインダーは国家資格ですか?

    A. 日本では民間資格です。

    日本国内では認定団体が認定・運営する民間資格にあたります。一方、発祥国のイギリスでは家庭的保育の専門職として国家職業資格に位置づけられています。

    日本では保育士の配置基準にカウントされないため、保育士資格の代わりにはならない点に注意しましょう。

    Q. 資格取得にかかる費用と期間はどのくらい?

    A. 費用は約20万〜33万円、期間は3〜6カ月程度が目安です。

    受講形式によって差があり、通信講座のほうが通学より安いのが一般的です。受講料に教材費・受験料・認定料が含まれるかは団体ごとに異なるため、総額で比較しましょう。

    Q. チャイルドマインダーは独学で取得できる?

    A. 原則できません。

    受験には認定団体が指定する養成講座の修了が前提となるため、市販のテキストだけで試験を受けることはできません。通信講座であれば自分のペースで学べるので、働きながらの取得を目指す方はそちらを検討してみてください。

    Q. 資格の更新は必要ですか?

    A. 基本的に更新は不要とされています。

    一度取得すれば継続して名乗れるのが一般的です。ただし団体によっては会員登録の更新や年会費が設けられている場合があるため、受講前に確認しておくと安心です。

    Q. チャイルドマインダーの求人はある?派遣でも働ける?

    A. 職種名での求人は少なく、保育補助や託児スタッフとしての応募が中心です。

    企業内保育所や託児ルーム、小規模保育施設、認可外保育園などで募集があり、派遣や登録型で働く選択肢もあります。安定した月給を希望する場合は、保育士資格とあわせて正社員求人に応募するほうが条件が整いやすいでしょう。

    Q. チャイルドマインダーとベビーシッターの違いは?

    A. 資格の要否と預かる人数が主な違いです。

    ベビーシッターは資格がなくても働けて、基本的に1人の子どもを担当します。チャイルドマインダーは少人数保育を体系的に学んだ証明となる資格で、年齢に応じて複数人を預かることが可能です。

    Q. 保育士がチャイルドマインダーを取るメリットは?

    A. 少人数保育の専門性と、開業という選択肢が得られることです。

    個別の発達支援や保護者対応を体系的に学べるため、小規模保育施設や企業内保育所での実践に活かせます。給与への直接的な反映は期待しにくいため、目的をはっきりさせて取得を判断しましょう。

    Q. 保育士資格がなくてもチャイルドマインダーとして働ける?

    A. 働けますが、担える業務には制限があります。

    訪問型や自宅開業であれば保育士資格がなくても始められます。ただし認可保育園などで保育士として働くことはできず、施設では保育補助という位置づけになるのが一般的です。

    Q. 転職サービスに登録したら、今の職場にバレたりしない?

    A. バレません。あなたの許可なく、今の勤務先に情報が共有されることは一切ありません。

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    Q. まだ転職するか決めていないけど、相談だけでも大丈夫?

    A. もちろん大丈夫です。

    「資格を取るべきか迷っている」「少人数制の園の条件を見るだけ」という段階で登録する方はとても多いです。

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    出典:保育施策/こども家庭庁出典:ベビーシッターなどを利用するときの留意点/こども家庭庁出典:ベビーシッター/厚生労働省jobtag出典:保育士/厚生労働省jobtag出典:保育補助者/厚生労働省jobtag

    チャイルドマインダーを知って、自分に合う少人数保育の形を見つけよう

    チャイルドマインダーは、0歳から12歳の子どもを1〜3人ほど預かる家庭的保育のスペシャリストです。

    費用は20万円台〜、合格率は80〜90%と挑戦しやすい一方、職種名での求人が少なく、資格手当に反映されにくいという現実もあります。

    開業や少人数保育の専門性を身につけたい方には価値のある資格ですが、「子ども一人ひとりと向き合いたい」という思いなら、小規模保育園や企業内保育所への転職のほうが早く実現できるかもしれません。

    とくに通勤圏内の小規模施設は求人数が限られるため、希望条件で比較できる選択肢が少ない地域もあります。

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