保育士は、ワークライフバランスを保つのが難しい仕事だと感じるかもしれません。シフト勤務、残業や持ち帰り、休みの取りづらさなどがその要因でしょう。今回は、ワークライフバランスが崩れやすい原因と、個人でできる改善策、環境要因が大きい場合の選択肢を解説します。なお、保育士さんの年間休日や有給の取りやすさなど、休日事情の全体像については以下の記事で解説しています。▶ 保育士の休日事情保育士だって休みたいこれからの働き方、見直してみる

ワークライフバランスとは?仕事と私生活どっちも充実!
ワークライフバランスとは、仕事と私生活のどちらも充実させ、無理なく両立できている状態のことです。
内閣府が掲げる「仕事と生活の調和憲章」では、ワークライフバランスが実現した社会の条件として以下の3つが示されています。
- ✔仕事により経済的に自立できる
- ✔健康で豊かな生活のための時間を確保できる
- ✔多様な働き方を選択できる
ワークライフバランスを整えるとは、仕事を手抜きすることではありません。
労働条件や働き方を見直しながら、仕事と私生活のどちらにも満足できる状態を作ることが目標です。
保育士さんの場合、この3条件のうち「生活時間の確保」「多様な働き方の選択」が難しいと感じるケースが多いのではないでしょうか。
保育士のワークライフバランスが崩れやすい3つの原因
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保育士さんが仕事と私生活のバランスを取りにくい原因は、不規則な勤務時間・残業や持ち帰り・休日の取りづらさの3つに大別できます。
原因1:勤務時間が不規則
認可保育園は基本的に11時間開所のため、保育士さんの勤務時間帯も長くなりがちです。
さらに週6日開園が一般的で、シフト制で早番・遅番・平日休みなどの勤務スタイルがバラバラになるため、プライベートの予定を立てにくいという声は多く聞かれます。
家族や友人と休みが合わなかったり、帰宅が遅くなる日と早い日が交互に来たりと、生活リズムを一定に保ちにくいことがストレスの原因になることもあるでしょう。
原因2:残業や持ち帰りの仕事がある
保育士さんは子どもとの関わり以外にも、日誌・月案・週案などの書類作成、壁面製作や行事準備など多岐にわたる業務をこなす必要があります。
勤務時間内に終わらず、残業や持ち帰りで対応することが常態化している職場も少なくありません。
特に行事前や年度末は業務量が一気に増えるため、「家に帰っても仕事のことを考えてしまう」「休日も製作物を作っている」といった状況が続くと、心身の疲れがたまりやすくなります。
原因3:休日を取りにくい
職員の人数が少ない園では、「自分が休むと他の先生に迷惑がかかる」と遠慮してしまい、思うように有給休暇を使えない保育士さんもいるようです。
希望通りに休みが取れない環境が続くと、ワークライフバランスを保つのは難しいでしょう。
保育士さんの有給の取り方や取りやすい職場の特徴については、以下の記事でくわしく解説しています。
▶ 保育士の有給休暇の取得
あなたのWLBは
崩れていませんか?
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シフトが不規則で、家族や友人と休みが合わない
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残業や持ち帰りが多く、帰宅後もゆっくりできない
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有給を使いたいけれど、雰囲気的に申請しづらい
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今の職場でできるワークライフバランス改善の工夫
まずは今の環境のなかで、自分でできる工夫から始めてみましょう。
業務の優先順位づけ、休日の計画、周囲の協力がポイントです。
業務に優先順位をつけて効率化する
書類作成・製作物・行事準備など、抱えている業務を「いつまでにやるべきか」で整理し、優先度の高いものから取りかかりましょう。
締め切りが遠いものを先に進めてしまい、直前の業務に追われるというパターンは、優先順位を明確にするだけで改善できることがあります。
また、同僚と分担できる作業は積極的にお願いする、ICTツールを活用して手書き業務を減らすなど、効率化できるポイントがないか見直してみましょう。
休日の過ごし方を計画的にする
貴重な休日をなんとなく過ごして終わってしまうと、「休んだ気がしない」と感じやすくなります。
あらかじめ「この日は何をする」とざっくりでも計画を立てておくと、時間を有効に使えて満足度が上がります。
旅行や友人との食事などを先に予定に入れておけば、仕事の励みにもなりますね。
休日の過ごし方やリフレッシュのアイデアは、以下の記事も参考にしてみてください。
▶ 保育士の休日の過ごし方・リフレッシュ
家族やパートナーの協力を得る
仕事から帰宅してさらに家事や育児を一人で抱えていると、自分の時間がほとんど残りません。
家族やパートナーと家事分担を見直したり、「この曜日はお互いの自由時間にする」など、ルールを決めて協力体制を作ると負担が軽くなります。
仕事と私生活の境界線を意識する
持ち帰り仕事をしない時間帯を決める、休日は仕事のLINEグループを見ない時間を作るなど、意識的にオンとオフの境界線を引くことも大切です。
「常に仕事モード」の状態が続くと、心身の回復が追いつかなくなります。
「ここからは自分の時間」と区切る習慣をつけましょう。
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職場環境が原因なら、職場を変えることで解決できる
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個人の工夫では改善が難しい場合、働く環境を変えることが解決策になります。
慢性的な人手不足や、職場の雰囲気として休みが取りづらい場合は、転職を視野に入れてもよいでしょう。
転職でワークライフバランスは変わる?
ワークライフバランスが崩れる原因のうち、「勤務時間帯」「人員配置」「残業の多さ」は個人の努力だけでは変えにくい部分です。
園全体の体制や風土に起因する問題であれば、環境を変えることが根本的な改善につながるケースは少なくありません。
「工夫しても改善しない」「そもそも休めない環境がつらい」と感じているなら、休日重視の園への転職が解決策になるかもしれません。
休日が少ない原因別の対策や、休める園の見つけ方については、以下の記事でくわしく解説しています。
▶ 「休みがない…」休日重視の園へ転職して解決
ワークライフバランス重視できる職場の見つけ方
以下のような条件が求人票に具体的に書かれている園は、ワークライフバランスへの意識が高い傾向があります。
- ✔完全週休二日制・年間休日120日以上
- ✔持ち帰り残業なし・残業月〇時間以内
- ✔有給取得率100%・入社時に有給付与
- ✔人員配置にゆとりあり・シフト調整しやすい
こうした条件が求人票に具体的に書かれている園は、ワークライフバランスへの意識が高い傾向があります。
ただし、求人票の情報だけでは実態がわからないこともあるのが現実。
働きやすい職場を確実に見つけるなら、ひとりで求人を探すのではなく、プロのキャリアアドバイザーに頼むという方法もあります。
キャリアアドバイザーは、保育士さんと転職先をつなぐ役割。
保育士さんの立場にたって転職をサポートするので、求人が出ている園の実際の残業時間や有給取得率、職員の定着率などを事前に確認してもらうこともできます。
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保育士のワークライフバランスに関するよくある質問
Q. 保育士はワークライフバランスを取りにくい仕事ですか?
ワークライフバランスが崩れる原因の多くは「職場環境の問題」です。残業が少なく、有給が取りやすい園を選べば、保育士でも仕事と私生活を充実させることができます。
Q. ワークライフバランスを改善するために、まず何をすればいい?
業務の優先順位づけや休日の計画は自分で始められます。一方で、慢性的な人手不足や残業体質は個人の努力では変えにくいため、環境要因が大きい場合は転職も選択肢に入ります。
Q. 持ち帰り仕事が多くてつらいです。減らす方法はありますか?
「持ち帰り残業なし」を掲げる園は増えています。求人票でこの条件を確認したり、アドバイザーに実際の残業事情を聞いたりして、持ち帰りの少ない職場を探す方法もあります。
Q. 休日の過ごし方でリフレッシュするコツはありますか?
旅行や趣味の時間を先に予定に入れておくと仕事の励みにもなります。保育士さん向けの休日の過ごし方は▶ 保育士の休日の過ごし方・リフレッシュでも紹介しています。
Q. WLBを大切にできる園はどうやって探せばいい?
実は、求人票の情報だけではわからないことも多いんです。そんなときは保育士バンク!のアドバイザーに、園の実際の残業時間や定着率まで確認してもらうことも。「いい求人があれば転職したいけど、今はまだ考えていない」という方も、情報収集だけでも気軽に利用できます。
Q. 転職するかまだ決めていなくても相談していい?
保育士バンク!では、登録フォームで「情報収集したい」を選べるので、転職意思が固まっていなくても問題ありません。自分のペースで進められるので、まずは話を聞いてみるところから始めてみてください。
ワークライフバランスを整えて、保育士として充実した生活を送ろう
今回は、保育士さんのワークライフバランスが崩れやすい原因と、今の環境でできる改善の工夫、そして環境を変える選択肢について紹介しました。
保育士さんの休日事情の全体像を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶ 保育士の休日事情
保育士として責任を持って働いているからこそ、仕事もプライベートも大切にできる環境を選ぶのは当然のこと。
「まだ転職するかは決めていない」「自分に合う働き方を相談してみたい」という方も、まずはどんな働き方が理想か、話してみるところから始めてみませんか。
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