放課後等デイサービスの保育士は、障がいのある小学生〜高校生に遊びや学習を通じた療育支援や日常生活のサポートを行う役割を担います。本記事では、保育園との役割の違いや具体的な仕事内容、活かせるスキル、給料アップの方法まで詳しく解説します。なお、放課後等デイサービスの施設の目的や人員配置などの総合的な基本情報は、以下の記事で解説しています。▶ 放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスにおける保育士の役割と仕事内容
放課後等デイサービスは、身体や発達に障がいのある小学生から高校生(就学児)が、授業終了後や休日に通う施設です。
保育士はここで、子どもたちが地域社会で自立した生活を送れるようサポートする「療育」のプロとして活躍します。
保育士資格があれば「児童指導員」として配置基準を満たす
放課後等デイサービスの人員配置基準では、「保育士」または「児童指導員」の配置が義務付けられています。
保育士資格を持っていれば、特別な手続きや追加の資格なしに専門職としてすぐに勤務できるのが大きな特徴です。
施設によっては、保育士としてそのまま採用される場合もあれば、児童指導員として任用される場合もありますが、現場で求められる役割は基本的に同じです。
具体的な4つのお仕事内容
放課後等デイサービスで保育士が担う主な仕事内容は、大きく以下の4つに分けられます。
1. 療育の実施
児童発達支援管理責任者が作成した個別支援計画に沿って、遊びや集団活動のサポートを行います。社会性やコミュニケーション能力を身につけるためのプログラムを企画・実施します。
2. 送迎業務
学校の放課後や休日に児童を施設へ迎えに行き、帰りは自宅へ送り届けます。普通自動車免許を持っている保育士が送迎車の運転を担当する施設も多くあります。
3. 保護者支援
日々の施設の様子の伝達や、家庭での過ごし方についての相談・アドバイスを行います。保護者の悩みに寄り添い、家庭と連携して児童の成長を支える重要な役割です。
4. 見守りとケア
放課後の宿題のサポートや、おやつ、トイレ(排泄)などの日常動作の補助を行います。児童が安全かつ安心して過ごせるよう、きめ細かな見守りが求められます。
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保育園と放課後等デイサービスの違い
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保育園での経験がある方にとって、放課後等デイサービスとの違いを理解することは転職の第一歩です。
保育園との仕事とは、対象年齢や支援のねらいが異なります。
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保育園 |
放課後等デイサービス |
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支援のねらい |
乳児~幼児の保育と養護。健康な心身の育成と生活習慣の確立。 |
障がいのある学齢期の児童の療育を通した、自立支援と社会参加の促進 |
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支援の対象 |
0歳~就学前の乳幼児 |
小学1年生~高校3年生までの就学児 |
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主な業務内容 |
生活習慣のサポート、遊びを通じた集団活動、年間行事の実施、書類作成など |
個別支援計画に基づく療育プログラムの実施、宿題サポート、送迎業務など |
未就学児を対象とする児童発達支援施設と比べ、放課後等デイサービスは小学生以上の児童が対象です。
そのため、「対人関係」や「社会のルールを学ぶ」といった、社会参加を見据えた支援が中心になります。
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放課後等デイサービスで保育士が働くメリット・注意点
放デイへの転職を検討するうえで知っておきたい、働くメリットと注意点をまとめました。
働くメリット
放課後等デイサービスならではの魅力は、保育士としての経験が活かしやすく、働きやすい環境が整っている点です。
- 保育の経験を応用できる:保育園での遊びの企画や、子ども・保護者とのコミュニケーション経験をそのまま療育に活かせます。
- 対象年齢が広い:乳幼児とは違う、小学生から高校生までの幅広い成長プロセスに関わることができます。
- 一人ひとりとじっくり関われる:少人数制のため、個別支援計画に基づき、子どもの特性に合わせた丁寧な支援が可能です。
- ワークライフバランスが取りやすい:平日は午後からの通所がメインで、運動会などの大規模行事も少ないため、残業や持ち帰り仕事が少ない傾向にあります。
事前に知っておきたい注意点
一方で、保育園とは異なる難しさもあります。
- 障がい特性への専門的理解:発達障がいや知的障がいなど、多様な特性を理解し、それぞれに合った支援を学び続ける姿勢が必要です。
- 送迎業務の発生:運転免許がある場合、ハイエースなどの送迎車の運転を任されることがあります。
- 少人数ゆえの人間関係:スタッフの人数が少ないため、児発管や他の指導員との密な連携・コミュニケーションが不可欠です。
メリットと注意点を踏まえ、「自分に合った施設を探したい」という方は、保育専門のキャリアアドバイザーに相談することで、職場の雰囲気なども含めた求人情報を得られます。
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放課後等デイサービスで働く保育士の1日の流れ
放課後等デイサービスの勤務は、平日(学校がある日)と休日(土曜・長期休暇)でスケジュールが異なります。
平日(放課後)の1日の流れ
平日は児童が学校を終えてから通所するため、午前中は準備や事務作業が中心です。
休日(土曜・長期休暇)の1日の流れ
夏休みなどの長期休暇中は、朝から児童が来所するため、保育園に近いリズムになります。
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放課後等デイサービスの「五領域」と保育士経験の活かし方
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2024年の報酬改定により、放デイでは「五領域」を網羅した総合的な支援が義務化されました。
この五領域は、保育所保育指針の五領域と考え方が近いため、保育士のスキルが直接活かせます。
- 健康・生活:食事や排泄など、保育園での基本的生活習慣の指導経験がそのまま活きます。
- 運動・感覚:外遊びや制作活動を通じた身体発達のサポート経験が強みになります。
- 認知・行動:ルールのある遊びの指導経験が、行動のコントロール支援に役立ちます。
- 言語・コミュニケーション:絵本の読み聞かせや言葉がけの経験が直結します。
- 人間関係・社会性:集団保育で培った、子ども同士の関わりを支えるスキルが発揮されます。
療育未経験でも、これまでの保育経験で培った「観察力」「遊びの企画力」「保護者に寄り添う対応力」は、放デイの現場で高く評価されます。
自分の経験、
放デイで活かせる?
セルフチェック
ひとつでも当てはまったら、
あなたの保育スキルが放デイで活かせます♪
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食事やトイレ(排泄)など、基本的生活習慣のサポートをしてきた
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外遊びや制作活動などの遊びを企画し、実施したことがある
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「ルールのある遊び」を通して、子どもたちをまとめた経験がある
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絵本の読み聞かせや、子どもに合わせた丁寧な言葉がけを意識している
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集団のなかで、子ども同士の関わりをサポートした経験がある
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日々の様子を伝えたり、保護者の悩みに寄り添う対応をしてきた
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自分の経験やスキルがどう活きるか気になる方は、お気軽にご相談くださいね。
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放課後等デイサービスで働く保育士の給料とキャリアアップ
放課後等デイサービスへの転職において、給料や将来のキャリアアップも重要なポイントです。
処遇改善加算による給与の安定
放課後等デイサービス事業所の約94%が「福祉・介護職員等処遇改善加算」の届出を行っています。
これにより、国からの手当が給与に上乗せされるため、安定した給与水準が期待できます。
保育士が給料アップ・キャリアアップを目指す方法
保育士が放デイで給料を上げるためには、スキルを磨き、施設内での役割を高めることが有効です。
児童発達支援管理責任者(児発管)へのステップアップ
現場のリーダーであり、個別支援計画の作成責任者である「児童発達支援管理責任者(児発管)」の資格を取得することで、大幅な給与アップが見込めます。
保育士としての実務経験があれば、必要な研修を受講することで児発管を目指すことが可能です。
児発管になれば、施設運営の要として活躍の場が広がり、処遇改善手当の配分も高くなる傾向があります。
専門性を高める資格の取得
働きながら、強度行動障害支援者養成研修などの専門的な研修を修了することで、特定の加算の対象となり、給与に反映される施設もあります。
キャリアアップを見据えた転職をお考えなら、資格取得支援制度がある施設や、評価制度が整っている職場を選ぶことが大切です。
放課後等デイサービスへの転職に関するQ&A
Q. 療育未経験の保育士でも放課後等デイサービスで働ける?
多くの施設が「未経験OK」で募集しており、保育園での遊びの企画や生活指導の経験がそのまま療育現場で活かせます。
Q. 放課後等デイサービスの仕事内容は?
個別支援計画に基づくプログラムの実施を中心に、学校・自宅への送迎、宿題のサポート、保護者との面談などが主な業務です。
Q. 転職すると給料は下がる?キャリアアップはできる?
処遇改善加算を取得している施設が多く、手当が充実しています。また、実務経験を積んで児童発達支援管理責任者へキャリアアップすることで、大幅な給与向上も目指せます。
Q. 放課後等デイサービスは残業が少ないって本当?
運動会などの大規模行事がなく、平日の開所時間が短いため、ワークライフバランスが取りやすい職場が多いです。
Q. 転職の相談をすると今の職場にバレない?
在職中の方でも安心してご利用いただけます。連絡のタイミングや方法もご希望に合わせて配慮いたします。
保育士の資格を活かして放課後等デイサービスで活躍しよう
放課後等デイサービスにおける保育士は、児童の自立を支える「療育」のプロフェッショナルとして欠かせない存在です。
保育園で培った経験がそのまま活かせるうえ、幅広い年齢の児童とじっくり関わることができ、ワークライフバランスやキャリアアップも実現しやすい環境が整っています。
放課後等デイサービスの目的・人員配置・給料など、働くうえでの基本情報を確認したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶ 放課後等デイサービスとは
保育士バンク!では、専任のキャリアアドバイザーが、放課後等デイサービスをはじめとする療育施設の求人をご紹介し、面接対策から入職後のサポートまで手厚くフォローします。
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