新年度が始まる4月のおたよりの挨拶例文を探す保育士さんもいるでしょう。園だよりやクラスだよりでは保護者の方に向けて、季節を感じられる書き出しや心温まる新年度の挨拶を添えられるとよいですね。今回は、保育園の4月のおたよりの挨拶例文30選を紹介します。入園式などの行事や0歳児~5歳児別の子どもの様子に関する文例もまとめました。
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■目次
4月のおたよりで心のこもった挨拶をしよう
新年度がスタートする4月のおたよりは、保護者の方への挨拶や抱負を伝える大切なお手紙ですよね。
担任としてきちんと挨拶をして、これからの園生活を楽しみに感じてもらえるような文章を書けるとよいですね。
今回は、4月のクラスだよりや園だよりに使える挨拶例文を30選紹介するので、園だよりやクラスだよりの作成時に参考にしてみてくださいね。
4月のおたより:保護者向け担任例文
4月の園だよりやクラスだよりに使える保護者向けの挨拶例文を、進級児と入園児に分けて紹介します。
進級児向け
文例1
ご進級おめでとうございます。
暖かな春の日差しとともに新年度がスタートしました。新しいクラスにドキドキしている様子が見られる中、友だちとお話ししたり、好きな遊びを楽しんだりと笑顔で過ごしています。これからの成長がとても楽しみです。
これから〇〇組でこどもたちといっしょにたくさんの思い出を作りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
文例2
ご進級おめでとうございます。
暖かな陽気を感じる中、ひとつお姉さんとお兄さんとなった子どもたちの姿がたくましく見えます。4月は新しい環境に戸惑う子も多いかもしれませんが、子どもたちが楽しく、居心地のよい園生活を送れるように担任を精一杯務めさせていただきます。
これからの1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
文例3
ご進級おめでとうございます。うららかな春の日差しを感じながら、新年度が始まりました!子どもたちは新しい環境で不安や戸惑いがあるかもしれませんが、一人ひとりの心に寄り添いながら成長を見守りたいと思います。
これから1年間、さまざまな場面でご協力をお願いすることがあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。何か不安なことがあれば、どうぞお声かけくださいね。
文例4
ご進級おめでとうございます。新年度が始まり、子どもたちは初めてのクラスにちょっぴり緊張している様子でした。
今年度も、楽しく安全に園生活を送れるよう、一日一日を大切に過ごしたいと思います。毎月発行するおたよりでは子どもたちの行事の様子や日々の出来事を伝え、保護者の方に園生活について知らせていきたいと思います。
これから1年間どうぞよろしくお願いいたします。何かご心配事があれば、いつでもご相談ください。
文例5
新しい仲間と新年度がスタートしました!この1年間、友だちと遊んだり、楽しく身体を動かしたりしながらたくさんの思い出を作っていきたいと思っています。
中には新しい環境に少し疲れを感じる子もいるかもしれません。何かお子様のことで心配なことがありましたら、気兼ねなくご相談ください。〇〇組の担任として、保護者の方と協力させていただきながら子どもたちの成長を見守っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
入園児向け
文例1
ご入園おめでとうございます。
ポカポカとした春の陽気に包まれて、子どもたちの新しい生活がスタートしました。保護者の皆様と離れるのが寂しくて泣いている子もいますが、園生活に早く慣れることができるように見守っていきたいと思います。これから1年間どうぞよろしくお願いいたします。
文例2
ご入園おめでとうございます。
園庭の桜が満開になる中、〇名の友だちとともに〇〇組がスタートしました。
初めての園生活に泣いている子がいますが、クラスに入ると好きな遊びを楽しんだり、手遊びをしたりしながら笑顔で過ごしています。
これから子どもたちと信頼関係を築き、成長を見守っていきたいと思いますので、心配なことがありましたらいつでもご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。
文例3
ご入園おめでとうございます。
〇〇組の新たな1年がスタートしました!一人ひとりの子どもたちの思いをしっかり受け止めながら、楽しい園生活が送れるように成長を見守っていきたいと思います。
〇〇組の担任として精一杯頑張りたいと思いますのでこれから1年間、どうぞよろしくお願いいたします。ご心配なことがありましたらいつでもご相談ください。
文例4
ドキドキワクワクした入園式から一週間。
「ママと離れたくない」と玄関で泣く子もいますが、少しずつ園生活に慣れて車のおもちゃで遊んだり、製作したりとさまざまな遊びを楽しんでいます。
お子様が泣いていると心配になることもあるかと思いますが、「保育園は楽しい!」と子どもたちが思えるように担任として精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
文例5
柔らかな春の気配を感じつつ、入園式から1週間が経ちました。
少しずつ緊張がほぐれて、笑顔を見せてくれる日も多くなってきました。今月は暖かい日に散歩したり公園に出かけたりと春の訪れを感じられる活動を予定しています。
これから1年間子どもたちと過ごし、安心・安全な園生活を送れるように見守っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
4月のおたより:季節の挨拶の書き出しの文例
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4月の園だよりやクラスだよりに使える季節の書き出し文例を紹介します。
文例1
ポカポカ陽気に誘われて、新年度がスタート致しました。
春らしい暖かさを感じながら元気いっぱいに遊ぶこどもたち。
散歩や公園に出かけるのが今から楽しみです。
文例2
桜も開花し、入園児を〇名迎えて新たな1年の幕開けです。
今月は公園へ春探しに出発!「たんぽぽ」や「シロツメクサ」など春の花や植物を見つけて、季節の移り変わりを感じたいと思います。
文例3
園庭にチューリップが咲き、「かわいいね!」と言いながら外遊びを楽しむ子どもたち。
外遊びでは滑り台やブランコが大人気です。安全に気をつけながら楽しく遊びたいと思います。
文例4
春のあたたかな風が頬をなでる中、新年度がスタートしました。
〇〇組の仲間は園庭を走り周り元気いっぱい!虫探しがブームのようです。
4月も体調管理に気をつけて、楽しく過ごせるように見守っていきたいと思います。
文例5
暖かな春の陽気の中、「先生おはよう!」と笑顔で挨拶してくれる子どもたち。
公園に出かけたり園庭で春探しをしたりと、子どもたちとあたたかな季節の訪れを楽しみたいと思います。
季節の変わり目となりますので、保護者の方々もくれぐれも体調にお気をつけてお過ごしください。
4月のおたより:行事別の書き出し文例
4月は以下のような行事を開催する園があるでしょう。
- 入園式
- 身体測定
- 避難訓練
おたよりの書き出しではそれぞれの行事に向けて、準備する子どもの様子もいっしょに伝えられるとよいですね。
各行事の書き出し文例を紹介します。
入園式
<文例>
〇月〇日には入園式が開催されます。
在園児の皆様は通常保育となりますので、よろしくお願いいたします。新しい仲間を迎えるのが楽しみです。
身体測定
<文例>
〇月〇日の身体測定では、みんながどのくらい大きくなったのかを測定します。子どもたちは「どのくらい背が伸びたかな?」と身体測定が待ち遠しい様子です。
当日の詳しい内容は別のおたよりでお伝えしますので、ご確認よろしくお願いします。
避難訓練
<文例>
〇月〇日は大切な避難訓練を予定しています。
地震が起こったことを想定して行ないます。子どもたちが迅速に避難できるよう、約束事を守る大切さも伝えたいと思いますので、ご家庭でもお話を聞いていただけたら幸いです。
4月のおたより:【乳児・幼児別】子どもの姿を伝える書き出し文例
乳児・幼児別に子どもの姿を伝える文例を紹介します。
乳児(0歳児、1歳児、2歳児)の姿を伝える文例
年齢別に4月に見られる乳児クラスの子どもの姿の文例をみていきましょう。
0歳児
<文例1>
見るもの触るもの全てが珍しそうな様子の子どもたち。
日々の変化に寄り添いながら、子どもたちの成長をサポートしていきたいと思っています。
<文例2>
〇〇組の新しい園生活がスタートしました!
環境の変化に戸惑う子や不安を抱く子もいますが、子どもたちが楽しく園生活を送れるよう、担任として心に寄り添った対応を心がけていきます。
1歳児
<文例1>
新入園児を迎えたことで、この1年の子どもたちの成長をしみじみと感じられるようになりました。
お気に入りの玩具やぬいぐるみを見つけては、楽しそうに遊んでいます。
<文例2>
友だちと遊ぶことも多くなり、歌やリズム遊びが大好きな〇〇組の子どもたち。
みんなのお気に入りは「ちょうちょう」の歌。
春の訪れを感じられる歌なので、朝の会や帰りの会に音楽を流しています。
2歳児
<文例1>
乳児クラスでは1番のお兄さん・お姉さんとなり、新入園児のお世話をしようとするなど、成長した姿が見られるようになりました。
天気のよい日は外をかけ回って、元気いっぱいに遊んでいます。
<文例2>
散歩が大好きな〇〇組のみんなは春探しに夢中!
「これなあに?」とたんぽぽやつくしに指をさしながら聞いてくれます。
かわいらしい質問にほっこりする毎日です。
幼児(3歳児、4歳児、5歳児)の姿を伝える文例
年齢別に4月に見られる幼児クラスの子どもの姿の文例をまとめました。
3歳児
<文例1>
園庭に植えたチューリップの花が恥ずかしそうに顔を出し、子どもたちは1つお兄さんお姉さんになりました。
色とりどりの花を「きれい!」と眺めながら、春のお散歩を楽しんでいます。
<文例2>
園庭の桜が満開の中、子どもたちは元気いっぱい楽しんでいます。
中には「あつい!」と言って半袖になる子も♪
気温の変化に気をつけながら体調管理に気をつけて過ごしたいと思います。
4歳児
<文例1>
散歩にでかけるとチョウチョやアオムシなど春の虫が迎えてくれ、一生懸命つかまえようとする姿も見られます。
「この虫なんだろう?」と気になったときは、図鑑を見て調べるようになりました。
<文例2>
縄跳びや跳び箱など身体を動かすことが大好きな〇〇組の子どもたち。
「〇〇ちゃんとなかよくなったの。」と教えてくれる子もいて、〇〇組で友だちの輪が広がっています。
5歳児
<文例1>
新年度がスタートし、友だちとごっこ遊びや製作を楽しんでいます。
中には、泣いている子どもがいると「泣かないでね。」と頭をなでる姿も。
新たなクラスになり、すっかり最年長としての自覚が芽生えている子どもたちです。
<文例2>
子どもたちが「おはよう!」と元気よく挨拶をするたびに、たくましくなったなあと感じる今日この頃。
異年齢クラスとの交流会では、「こうやって遊ぶんだよ」とおもちゃの遊び方を教えている姿も見られ、かっこいい姿をたくさん見せてくれています。
例文を参考に4月のおたよりの書き出しを考えよう
4月のおたよりでは、担任としてきちんと挨拶して、園生活に安心感や期待感をもってもらえるように作成できるとよいですね。
なお、以下の記事ではおたより作成の悩みの解決ポイントを紹介しています。作成に悩んだときは参考にしてみてくださいね。
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