保育がもっと楽しくなるコラム 2017年11月21日

子どもたちを待たせないコツ!

保育がもっと楽しくなるコラム


保育の現場では、先生たちが本当にさまざまなスキルを駆使して、子どもたちと接しています。
ベテランの先生たちは当たり前のようにやっていることでも、
他の先生がやってみてもうまくいかないことってたくさんありますよね。
今回もそんな保育のコツを紹介していきます。
今回のテーマは、「子どもたちを待たせない=我慢させない」コツです。



保育中、ベテランの先生たちは子どもたちに我慢させることなく、
実に自然に、次々と設定保育を進めていきます。
でも、あまりうまくいっていないグループでは、子どもたちがそわそわしたり、
座っていられなかったり、おしゃべりしたりしてしまう。
そんな時、「○○ちゃん、しずかにしなさい!」なんて言っているようじゃあ、
まだまだ"あまちゃん先生"です。

そういう時は、なぜ子どもたちは集中しないんだろうか?と考えてみることが大事です。


子どもが集中できないのは「つまらない」から



なぜ子どもたちは集中しないのでしょうか
それは「つまらない」からです。
子どもは楽しければ、本当に集中して物事に取り組みますし、先生の指示もちゃんと聞くことができます。

今回は、そういう時、子どもたちにつまらない思いをさせないで、我慢させない、
また、無理に待たせないコツを紹介します。

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1.お散歩へ出かける前の時間のコツ



設定保育の中で場面が切り替わるときに、子どもたちを待たせていませんか?
「○○ちゃん、帽子かぶったら並んで待っていなさい」なんて指示だけしても、子どもたちはちっとも楽しくないし、
近くのお友達同士で遊び始めてしまいます。
そういう時は、お散歩前の"楽しい手遊び"をルーティーン化してしまうとよいでしょう。
子どもたちが大好きで、一緒に楽しめる手遊びを、お散歩の準備ができたら始めるというルーディーンを設定するのです。
これにより、「早く楽しい手遊びがしたいから準備をして座って待とう」と子どもたちが自主的に動くようになります。

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2.給食終わりからのお昼寝の時間への誘導



ご飯を食べ終わったあと、お昼寝の時間までの間に歯磨きをしたり、中には寝間着に着替えたりする場面の切り替えが始まります。
そんな時も、ついつい指示ばかりだしていて、子どもたちもだらだらと指示に従っているなんてことないでしょうか?

そんな時は、"いきなりミュージカル"が有効です。
先生たちが給食の片づけなどある程度終わった段階で、だれかが急に歌いだしてみましょう。
その楽しい雰囲気に子どもたちも乗ってきて、自然と先生のもとに集まってきます。
そしてみんながまとまった時点で、手遊びなどに切り替えてグループをまとめていきます。
そうすれば指示命令をすることなく、自然と子どもたちをまとめることができ、楽しい雰囲気の中で、お昼寝に向かうことができます。


3.絵本の読み聞かせ前のコツ



絵本を読み聞かせる前に、決まった手遊びを毎回行うといいでしょう。
すると、その手遊びが始まった時に、「次は絵本の時間だ!」とみんなわかるようになります。
そうすると自然と先生のまわりに子どもたちが集まってきます。
ここで大事なのは、「絵本の読み聞かせ前用」に毎回同じ手遊び(数種類でも可)をすることです。

 

子どもたちを「我慢させる保育」をやめよう!



以上、保育のコツを紹介してきましたが、こうしたコツの大前提は、なんといっても「楽しさ」です。
子どもたちが楽しんで取り組める雰囲気作りが、「子どもたちを我慢させる保育」から脱却するコツなのです。

ではその「楽しさ」を感じるような雰囲気を作るには、どうすればいいんでしょうか?
それは、何よりもまず先生自身が保育を思いっきり楽しむことが一番大切なんですよね。

ぜひ、日々の保育が笑いにあふれた保育にしてください!
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プロフィール


保育園元気キッズ 代表取締役 中村敏也氏

中村敏也(なかむらとしや)

(株)SHUHARI 保育園元気キッズ代表取締役。

埼玉県志木市、新座市、朝霞市にて、保育所・小規模保育・児童発達支援事業所を9箇所運営。

2004年、身近な待機児童問題を解決するため、保育事業をゼロから起業。

運営する園は、保育者が気持ちよく働ける環境を整備し、離職者が少ないことで知られる。

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