クリスマスに向けて、3歳児クラスの子どもたちと製作を楽しみたいと考えている先生もいるでしょう。ツリーやサンタクロース、靴下などさまざまなモチーフのものを作れば、冬のビックイベントの雰囲気を味わえそうですね。今回は、帽子やリースなど、3歳児向けのクリスマス製作のアイデアを紹介します。
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■目次
3歳児のクリスマス製作のねらい
12月に入ると、3歳児クラスの子どもたちとクリスマスの製作を行うことも多いでしょう。
保育園で開かれるクリスマス会に向けて、帽子や靴下などさまざまなアイテムを作ることもあるかもしれません。
3歳児が行うクリスマスの製作には、以下のようなねらいがあるようです。
- 製作を通してクリスマスという行事に関心をもつ
- クリスマスならではのモチーフを作ってクリスマスの文化を理解する
3歳児になるとはさみやのりなどの道具も使えるようになる子どもも出てくるかもしれません。
また、ごっこ遊びを楽しむ頃でもあるので、身近な廃材を活用したアイデアやできあがった後におもちゃとして遊べるものなどを作るとよさそうです。
ツリーやリースなどの製作を通して、クリスマスの文化や季節の楽しみ方にふれることができるとよいですね。
ここからは、3歳児向けのクリスマス製作のアイデアを見ていきましょう。
3歳児向けのクリスマス製作:立体飾り
3歳児にぴったりな立体飾りのクリスマス製作を紹介します。
画用紙靴下
用意するもの
- 画用紙(赤) 1枚
- 画用紙(白) 1枚
- 毛糸・リボンなど
- 鉛筆
- 穴あけパンチ
- はさみ
ポイント
動画の靴下は穴の数が多いため、3歳児には少し難しいかもしれません。
その場合は、穴同士の間隔を広めにとって数を少なくするとやりやすくなるでしょう。
毛糸を通すときは、「前、後ろ、前、後ろ」と声をかけてリズムにあわせるようにすれば、スムーズに通せるようになりそうです。
ツリー
毛糸のツリー
<用意するもの>
- 画用紙
- 毛糸
- タコ糸
- 装飾アイテム
- 鉛筆
- セロハンテープ
- 接着剤
- はさみ
<ポイント>
先生はあらかじめ画用紙に扇形の線をかいておき、子どもたちにその線をなぞってカットしてもらいます。
毛糸の色を変えて、赤いツリーやピンクのツリーなど、子どものオリジナルツリーを作るのも面白いかもしれませんね。
紙皿ツリー
<用意するもの>
- 紙皿 1枚
- 折り紙もしくは色画用紙
- コットンボール
- 星の飾り
- ペン
- はさみ
- 接着剤
- のり
<ポイント>
紙皿で簡単にミニクリスマスツリーを作ることができます。
コットンボール以外にも、キラキラした折り紙を小さくちぎったものや、グリッターペンなどで装飾すれば華やかなツリーが仕上がりそうですね。
3歳児向けのクリスマス製作:壁面飾り
3歳児にぴったりな壁面飾りのクリスマス製作を紹介します。
リース
紙皿リース
<用意するもの>
- 紙皿 1枚
- 毛糸(白やピンク)
- 折り紙 1枚
- 麻ひも 20cm
- パンチ
- 緑色のペン
- はさみ
<ポイント>
先生はあらかじめ、紙皿の中心を丸くくり抜いておきましょう。
ペンで紙皿全体を塗るのは時間がかかってしまうので、ちぎり絵のようにして折り紙を細かく貼り付けたり絵の具で色付けしたりしてもよいかもしれません。
ベルの部分に本物の鈴を取り付けて壁などにかければ、揺れたときに音が鳴ってよりクリスマスの雰囲気を楽しめそうですね。
折り紙リース
<用意するもの>
- 折り紙
- リボン
- のり
- はさみ
<ポイント>
先生は、細長い形にカットした折り紙をたくさん用意しておきましょう。
折り紙を輪っかにしてつなぎ合わせていくだけなので、3歳児でも一人で挑戦できそうです。
子ども同士で協力して、大きなリースを作ってみてもよいかもしれませんね。
ポインセチア
用意するもの
- 折り紙(緑) 2枚
- 折り紙(赤) 1枚
- はさみ
- のり
ポイント
折り紙で作ったパーツを貼り合わせて製作する12月のポインセチアです。
先生は、折り紙をあらかじめ4等分と9等分にそれぞれカットしておきましょう。
花びらのように1枚ずつ重ねて貼り付けていくというシンプルな工程なので、3歳児でも作りやすいでしょう。
ポインセチアを知らない子どももいるかもしれないので、クリスマスならではの花であることや、花言葉なども伝えてみてくださいね。
3歳児向けのクリスマス製作:おもちゃ・アイテム
3歳児にぴったりなおもちゃやアイテム系のクリスマス製作を紹介します。
サンタの帽子
用意するもの
- 画用紙(赤)
- 糸
- 毛糸(白)
- コの字型に切った厚紙
- ゴムひも
- 綿
- 鉛筆など
- 穴あけパンチ
- はさみ
- セロハンテープ
- 接着剤
ポイント
先生は、画用紙に弧線をかいたものを用意しておきましょう。
毛糸でポンポンを作るときは、少し大きめに仕上げてから周りをはさみで整えていくときれいに仕上がります。
クリスマス会に向けてみんなで帽子を作って、当日はサンタさんになりきってみてくださいね。
クリスマス人形
用意するもの
- 紙コップ
- 画用紙で作ったサンタとトナカイの顔と服
- ピンクの折り紙
- はさみ
ポイント
先生が、サンタさんやトナカイの絵をかいたものをカラーコピーしてカットしておけば、スムーズに製作を進められるでしょう。
サンタさんとトナカイができあがったら、人形劇に活用したりごっこ遊びなどに展開させたりしても面白そうですね。
歯ブラシでお絵かきカード
用意するもの
- 歯ブラシ
- 綿棒
- 絵の具
- 色画用紙
- はさみ
ポイント
歯ブラシならではの色の付き方やかすれ具合を楽しみながら製作に取り組める製作です。
先生は切り込みを入れる際の目印となるような線を鉛筆で薄くかいておきましょう。
できあがったカードを友だち同士で交換して、クリスマス会への招待状のようにすれば、さらにワクワク感を味わえそうですね。
アドベントカレンダー
用意するもの
- トイレットペーパーの芯 13本
- フラワーペーパー(半分に切ったもの) 1枚
- 数字シール(1~25まで)
- お菓子
- リボン
- マスキングテープ
- 両面テープ
- はさみ
ポイント
12月1日から25日までをカウントダウンするアドベントカレンダーを作ってみましょう。
みんなで協力して分担すれば、できあがったときに達成感を味わうこともできそうです。
クリスマスに向けて子どもたちのウキウキした気持ちも高まるかもしれませんね。
3歳児といっしょに、クリスマスならではの製作を楽しもう
今回は、保育園でできる3歳児向けのクリスマス製作のアイデアを紹介しました。
3歳児になると、製作物を活用して遊びに発展させたり、友だちといっしょに作ったりする姿も見られるかもしれません。
クリスマスに対する興味を持ったり理解を深めたりすることをねらいとして、サンタの帽子といったアイテムのほか、みんなで作るリースやアドベントカレンダーなどのアイデアを取り入れてみるとよいでしょう。
冬の一大イベントであるクリスマスに向けて、3歳児クラスで製作を楽しんでみてくださいね。