秋の落ち葉を使った製作。保育に取り入れるねらいと、画用紙や絵の具を使ったアイデア

保育園で、落ち葉やどんぐりなどを使って秋の製作遊びをしたいと考えている先生も多いのではないでしょうか。落ち葉製作には、子どもが身近な自然に親しむといったねらいがあるため、保育に取り入れてみてもよいですね。今回は、落ち葉製作のねらいと画用紙やのりを使ったアイデア、落ち葉の保存方法などを紹介します。


落ち葉の画像

Dedii/shutterstock.com

 

保育園で落ち葉製作をするねらい

秋が近づいてくると、保育活動に落ち葉を使った製作を取り入れたいと考える先生も多いかもしれません。

ここでは、保育園で落ち葉製作を行うねらいを紹介します。

 

身近な自然に親しむ

 

落ち葉製作を行うのには、身近な自然に親しむというねらいがあるようです。

 

普段の園生活のなかで、落ち葉を目にする機会は多いですよね。

しかし、じっくりと観察したことがない子どももいるかもしれません。

 

落ち葉製作をすることは、子どもたちが自分の手で落ち葉に触れたり観察したりするきっかけになります。

 

葉っぱには葉脈があることや、落ち葉の触り心地がカサカサしていることなど、身近にある自然とふれあうことで、新しい発見や気づきを得られるかもしれませんね。

 

自然の移り変わりを感じる

 

落ち葉製作をするのには、自然の移り変わりを感じるといったねらいもあるようです。

 

落ち葉を使った製作をすることで、子どもたちが春や夏と、秋や冬では葉っぱの色が変わるということを知る機会となるでしょう。

 

子どもたちは、季節によって葉っぱの色が変化することに対して疑問を持ったり、四季に対しての興味がわいたりするかもしれませんね。

 

表現する楽しさを感じる

 

落ち葉製作には、子どもたちが落ち葉を使って表現する楽しさを知るというねらいもあるようです。

 

落ち葉はさまざまな色や形をしているため、形や色の特徴をつかんで自由な発想で製作することができるでしょう。

 

身近な素材と組み合わせてライオンなどの動物に見立てたり、落ち葉そのものの大きさや模様を活かしたりする製作などもできそうですね。

 

できあがった作品を子ども同士で見せあうことで、自分なりに表現することの楽しさや、友だちとの表現の違いを感じることにもつながりそうです。

製作遊びで落ち葉を使うときの注意点

落ち葉をきれいな状態で製作に活用するための注意点を紹介します。

 

使う前に水洗いする

 

拾った落ち葉には、土汚れや見えない雑菌などが付着していることが考えられます。

衛生的な状態で製作をするためにも、落ち葉の汚れをしっかりと落としてから使うようにしましょう。

 

ただし、石鹸を使って過度に消毒してしまうと、落ち葉の色が消えやすくなったりもろくなったりしてしまうので、水洗いのみで洗うことが望ましいです。

 

また、落ち葉を折ったり丸めたりせずに表面を優しくこすり洗いすることで、製作に使いやすいきれいな状態を保つことができるかもしれません。

 

しっかりと乾かしてから使う

 

落ち葉をしっかりと洗ったら、乾かすことも大切です。

 

水気が残っているとカビの発生原因になってしまうこともあるので、新聞紙などの上に並べて天日干しすると、日光消毒ができるうえにしっかりと乾燥させることができそうですね。

 

また、風で落ち葉が飛ばされないように、上からネットをかけるなどの対策もしておきましょう。

 

紙袋などで保存する

 

落ち葉を保存するときは、通気性がいい紙袋などに入れましょう。

 

先ほども説明したように、水気を含んでいると落ち葉にカビが発生しやすくなってしまいます。

 

ビニール袋は通気性が悪く、中に落ち葉を入れると湿気がたまってしまうかもしれないので、保存する際は避けた方がいいでしょう。

乳児向けの落ち葉製作のアイデア

ここでは、0歳児、1歳児、2歳児の子どもたちが楽しめる落ち葉製作を紹介します。

 

落ち葉の型抜き

 

落ち葉を型として使い、画用紙に模様を付けてみましょう。

用意するもの

  • 落ち葉
  • 画用紙
  • スポンジ
  • 絵の具

作り方

1.画用紙の上にランダムに落ち葉を並べます。

2.スポンジに絵の具を付け、落ち葉の上から色を付けます。

3.画用紙から落ち葉をはがし、落ち葉の形の模様がついていたらできあがりです。

ポイント

画用紙から絵の具がはみ出てしまってもいいように、テーブルに新聞紙を敷いておくといいでしょう。

 

落ち葉の裏にセロハンテープを丸めたものを貼り付けてから画用紙の上に乗せると、スポンジを押し当てたときに落ち葉がずれにくくなるので、子どもたちがやりやすくなるかもしれませんよ。

 

2歳児の子どもであれば、できあがった作品にペンなどで自由に絵をかいて、さらなるアレンジを楽しむこともできそうですね。

 

落ち葉スタンプ

 

落ち葉を並べて、スタンプのように模様を付けてみましょう。

 

用意するもの

  • 食品トレー 2枚
  • 落ち葉 適量
  • 絵の具 適量
  • 画用紙 1枚
  • セロハンテープ
  • 接着剤

ポイント

先生は食品トレーをセロハンテープでとめ、プリントマシンを作っておきましょう。

 

絵筆を使い慣れていない0歳児や1歳児の子どもが作るときは、指に絵の具をつけて色つけをすれば、指先の感触を楽しみながら製作できそうです。

 

動画では接着剤を使ってトレーに落ち葉を貼り付けていますが、両面テープを使用すれば、ほかの落ち葉を貼り付けたり色も変えられたりと、使い回しができるので参考にしてみてくださいね。

 

落ち葉アート

 

落ち葉をメインとして活用する製作を紹介します。

用意するもの

  • 落ち葉
  • 画用紙や紙皿
  • ペンやクレヨン
  • 接着剤

作り方

1.画用紙に落ち葉を貼り付けます。

2.ペンで画用紙に絵をかいたり、自由に色付けしたりすればできあがりです。

ポイント

落ち葉アートは、画用紙に落ち葉を貼り付けたり色をつけたりと子どもたちの感性を活かせる製作です。

 

はがきサイズの紙に落ち葉を貼ったり指スタンプなどで飾り付けしたりすれば、メッセージカードを作ることができるでしょう。

 

また、手形や足型を用いて模様づけすれば、子どもたちの個性的な作品が仕上がりそうですね。

 

ほかにも、大きな画用紙を使えば、秋の落ち葉をテーマにした壁画製作にも応用できますよ。

 

落ち葉の紙皿リース

 

落ち葉で飾り付ける紙皿リースを作ってみましょう。

用意するもの

  • 落ち葉
  • どんぐりなど
  • 紙皿
  • リボン
  • 接着剤
  • はさみ
  • カッター
  • キリ

作り方

1.紙皿のふちを残し、中央の丸い部分をカッターで切り抜きます。

2.紙皿の上部にキリで1カ所穴をあけ、リボンを通します。

3.(1)で残ったふちの部分に、落ち葉やどんぐりなどを貼り付ければ落ち葉リースのできあがりです。

ポイント

(1)と(2)の工程は、事前に先生が済ませておきます。

 

紙皿のふち全体に落ち葉を貼り、さらに落ち葉の上からどんぐりや木の実などを貼り付けてみましょう。

ところどころにどんぐりを配置することでいいアクセントになりますよ。

 

落ち葉でライオンを作ろう

 

画用紙に落ち葉を貼り付けて、ライオンのたてがみを表現してみましょう。

用意するもの

  • 落ち葉
  • 画用紙
  • ペン
  • のり

作り方

1.画用紙にペンでライオンの顔をかきます。

2.(1)でかいたライオンの顔のまわりに、落ち葉を貼りつけてライオンのたてがみを作ればできあがりです。

ポイント

たてがみを作る工程のときは、落ち葉を外側に向かって貼るとよりライオンらしくなるので、子どもたちと挑戦してみてくださいね。

 

ライオンのひげを木の枝で表現したりどんぐりを鼻に見立てたりと、秋の自然物を活用してみても楽しいかもしれません。

 

落ち葉のこすりだし

 

紙の上から落ち葉に色をつけると、模様が浮かび上がってくる製作を紹介します。

 

用意するもの

  • 落ち葉
  • 紙(半紙、わら半紙などの薄い紙がオススメ)
  • クレヨン

ポイント

自分の好きな大きさや形の落ち葉を選んで作ることができる製作です。

自由にお絵かきなどを楽しむようになってくる2歳児の子どもにはぴったりのアイデアと言えるかもしれません。

 

クレヨンで色を塗るとだんだん模様が浮かび上がってくる光景を見れば、子どもたちの興味も惹きつけられそうですね。

幼児向けの落ち葉製作のアイデア

ここでは、3歳児、4歳児、5歳児の子どもたちが楽しめる落ち葉製作を紹介します。

 

落ち葉のみのむし

 

落ち葉を使って、秋にぴったりなみのむしの製作に挑戦してみましょう。

用意するもの

  • 落ち葉
  • 画用紙
  • 小さめの透明なポリ袋
  • ペン
  • はさみ
  • セロハンテープ

作り方

1.ポリ袋に落ち葉を詰め、口を結んでテープなどでとめます。

2.画用紙にみのむしの目と口をかき、はさみで切ります。

3.(2)で作ったパーツを(1)のポリ袋に貼ればできあがりです。

ポイント

袋の口を結んだときにみのむしの形になるように、落ち葉を多めに入れることがポイントです。

 

また、遊んでいる最中に落ち葉がこぼれてしまわないように、ポリ袋の口はきつく閉じるようにしましょう。

 

この製作は4歳児や5歳児の子どもには少し簡単かもしれないので、トイレットペーパーの芯などに落ち葉を貼り付けてみのむしを作ったりしてもいいかもしれません。

紐をつけて、保育室の中に飾るのもかわいくなりそうですね。

 

スパッタリング

 

スパッタリングを用いて、落ち葉のシルエットをえがいてみましょう。

用意するもの

  • 落ち葉
  • 茶こしや金網
  • 歯ブラシ
  • 画用紙
  • 絵の具

作り方

1.画用紙の上に落ち葉を並べます。

2.歯ブラシに絵の具を付けて、金網にこすりつけます。

3.画用紙に落ち葉のシルエットが作れたらできあがりです。

ポイント

きれいに絵の具をつけるには、少し多めの水で絵の具を溶くことがポイントです。

 

歯ブラシをこする力加減によって絵の具の付き方が変わるので、色の濃淡やグラデーションを楽しむことができるでしょう。

 

この製作は、以下の動画での作り方を参考に落ち葉製作にアレンジして紹介しています。

くわしい作り方を知りたい方は参考にしてみてくださいね。

 

参考動画:「【お絵かき】茶こしでお絵かき、何が出るかな? スパッタリング/保育士バンク!」

 

落ち葉でフクロウ

 

落ち葉をそのまま貼り付けて、秋らしいフクロウを作ってみましょう。

 

用意するもの

  • 画用紙 1枚
  • 絵の具 数色
  • ストロー
  • 落ち葉 適量
  • のり
  • はさみ
  • ペン

ポイント

先生が事前に画用紙の裏にフクロウの形の切り取り線をかいておけば、4歳児や5歳児といった年長クラスの子どもなら、線に沿ってスムーズに切ることができるでしょう。

 

何色かの絵の具を使うことでカラフルな仕上がりになりますが、たくさん絵の具を垂らしすぎると色が混ざって黒っぽくなってしまいます。

そのため、適度に絵の具を垂らすことを子どもたちに伝えるとよさそうです。

 

紙コップで作る落ち葉妖怪

 

紙コップに落ち葉を貼り付けて妖怪人形を作ってみましょう。

用意するもの

  • 落ち葉
  • 目玉シール
  • のり

作り方

1.紙コップの側面や底の部分に落ち葉を貼って、紙コップを覆います。

2.紙コップの底の部分を頭として、紙コップの側面に木の枝を貼り付けて手足を作ります。

3.落ち葉の上から、目玉シールを貼ればできあがりです。

ポイント

落ち葉を貼るときは隙間を作らないようにし、同じ向きに貼るようにしましょう。

落ち葉の流れを同じ方向にすることで仕上がりがきれいになります。

 

できあがったものを使って人形遊びやごっこ遊びに展開できるほか、糸を付ければ保育室内の飾りとしても活躍しそうですね。

 

落ち葉のキーホルダー

 

拾ってきた落ち葉をそのまま思い出として残せる製作を紹介します。

 

用意するもの

  • 落ち葉
  • ラミネートフィルム(貼り付けるタイプ) 1枚
  • 穴あけパンチ
  • リボン
  • はさみ

ポイント

空気が入り込まないようにラミネートフィルムを貼り付けるのは、子どもたちにとって少し難しい場合もあるかもしれません。

 

そのため、角をあわせて貼り付けたり空気を抜いたりする作業は、先生が子どもといっしょに行うときれいに仕上がるでしょう。

 

落ち葉といっしょに自分がかいた絵を並べたり、できあがったあとに飾り付けたりすれば、子どもたちのオリジナルな作品ができあがりそうですね。

落ち葉製作を保育に取り入れて、子どもたちと秋の季節を感じよう

今回は、保育園でできる落ち葉製作のねらいや、アイデアを0歳児から2歳児の乳児クラスと3歳児から5歳児の幼児クラスに分けて紹介しました。

 

落ち葉を使った製作には、身近な自然を感じたり、季節の移り変わりを感じて表現する楽しさを味わったりするというねらいがあるようです。

 

1歳児、2歳児の乳児クラス向けの製作では、落ち葉の形や模様を楽しめるアイデアを取り入れ、4歳児や5歳児の年長クラス向けの製作では、落ち葉を見立てたり遊びに発展させたりできるアイデアを取り入れるといいでしょう。

 

保育に落ち葉製作を取り入れて、子どもたちが季節や自然を感じるきっかけになるといいですね。

 

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