今年のお正月は、保育園や幼稚園で幼児向けの手作りおもちゃをつかった遊びを楽しんでみませんか?。福笑いやコマ、すごろくなど、簡単に手作りできるおもちゃや遊びを取り入れることで、子どもたちはよりお正月に親しみやすくなるかもしれません。遊びを通して楽しみながら、お正月について子どもたちに伝えていきましょう。
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■目次
お正月ならではの手作りおもちゃや遊びとは?
保育園でお正月ならではの手作りおもちゃで遊ぶねらいは、子どもたちがお正月に親しみを持つためです。お正月は年の始まりでもあり、1年の節目として大切な日なので、子どもたちにもしっかりと伝えていきたいですよね。
手作りおもちゃをつかった遊びをとおしてお正月の言葉にもふれることで、幼児の言語学習のきっかけにもなりそうです。
お正月ならではの手作りおもちゃ
お正月ならではの手作りおもちゃを紹介します。昔ながらのおもちゃにふれることで子どもたちの感性を高められそうですね。
ダンボールコマ
ダンボールをつかうだけでいろいろな遊び方ができるコマを作ることができます。準備するものも少ないので助かりそうですね。
用意するもの
・段ボール 1枚
・タコ糸 100cm 1本
・つまようじ 1本
・コンパス
・はさみ
・キリ
製作時のポイント
製作でつかう段ボールはできるだけ薄めで波目が細かいものを選ぶようにするといいかもしれません。薄めの段ボールをつかうことで、コマを作るときに大きくなりすぎることがなくなり、安定しやすくなるでしょう。
また、子どもたちがけがをしてしまわないように、コマに刺すつまようじの先端は必ずはさみで切るようにしましょう。はさみで切った先端はやすりで削り丸めておくといいかもしれません。
牛乳パックぽっくり
子どもたちが身体でバランスをとりながら楽しめるおもちゃです。ぽっくりに乗って競争をしてみたりなど、身体を動かして楽しく遊ぶことができますよ。
用意するもの
・牛乳パック 6個
・PEテープ 120cm 2本
・はさみ
・テープ
・穴あけパンチ
製作時のポイント
立方体にした牛乳パックの中には蛇腹に折った牛乳パックをしっかりと詰めるようにしましょう。牛乳パックを隙間なく詰めることでぽっくりの耐久性も上がり、長く遊ぶことができます。
子どもたちがぽっくりに乗って競争をしたりして楽しむことができるように安全性を高める工夫をしましょう。
お正月の手作りおもちゃをつかったゲーム
お正月にちなんだゲームをしてみましょう。楽しみながらゲームをすることで、お正月に親しみを持つことができそうですね。
福笑い
顔のパーツを移動させることでいろいろな顔の表情を楽しめる遊びです。子どもたちが福笑いで作るおもしろい顔に、思わず保育士も笑ってしまいそうになります。
用意するもの
・写真 2枚
・折り紙(肌色) 1枚
・はさみ
・のり
製作時のポイント
動写真をつかって福笑いをしていますが、画用紙に簡単な顔を描いてからパーツを切り取るだけでも楽しむことができます。お友だち同士で似顔絵を描き合い、顔のパーツをはさみで切り取り、福笑いで遊んでみましょう。ほかにも、その年の干支の動物の顔をつかったりしてみるのもいいかもしれませんね。
すごろく
遊びながら言葉や数字の勉強にもなる、すごろく。子どもたちが考えたお題をマスに書いてみるのもおもしろいかもしれませんね。
用意するもの
・画用紙
・厚紙
・定規
・ペン
・はさみ
・テープ
作り方
1.画用紙に定規をつかいながらマス目を描いていきます。
2.マス目をくねくねさせたりしながら、1枚の画用紙にコースを作ります。
3.厚紙で立方体のサイコロを作ります。
4.さらに厚紙でこまを作ります。
5.画用紙のマス目に「一回休み」や「2マスすすむ」などの指示文を描くと完成です。
製作時のポイント
サイコロを作るときは5cm×5cmくらいの正方形を定規で描いてマス目を作り、折りたたんで立方体を作りましょう。立方体をつくったあとは、サイコロの向かい合う面を足すと必ず7になるようにそれぞれの面に数字を書きます。
画用紙に描いたコースのまわりに干支の動物の絵や、シールなどを貼り装飾をすることで、よりお正月らしい華やかなすごろくを作ることができます。
また、すごろくのコースを無料ダウンロードできるホームページもあるので、準備の時間短縮をする場合は活用してみてくださいね。
お正月ならではの手作りおもちゃでごっこ遊びをしよう
お正月ならではのおもちゃをつかったごっこ遊びをしてみましょう。
郵便屋さんごっこ
郵便屋さんになりきってお友だちや先生と、自分たちが作った年賀状を交換し合って遊びます。子どもたち同士のコミュニケーションのきっかけにもなりそうですね。先生もいっしょになって子どもたちと年賀状の交換をしてみましょう。
用意するもの
・絵の具
・歯ブラシ
・金網(茶こし)
・画用紙
・段ボールや新聞紙
・はがき
・はさみ
遊ぶときのポイント
お正月の言葉にふれながら郵便屋さんごっこをしてみましょう。
例えば、お友だちに年賀状を届けるときは「あけましておめでとう」や「今年もよろしくお願いします」を言い合い、年賀状を交換するという簡単なルールを決めてみると、年賀状の慣習にふれることができますね。
お祭りごっこ
それぞれ獅子舞になりきって遊んでみましょう。お祭りソングや太鼓の音を流しながら、獅子舞をもって身体を揺らすことでお祭りの雰囲気を出すころができそうですね。
用意するもの
・牛乳パック
・色画用紙(緑・茶・白・黒)
・クレヨン
・えんぴつ
・はさみ
遊ぶときのポイント
まずは先生が獅子舞になりきって子どもたちの目の前で遊んでみましょう。獅子舞の口をパクパクさせながら、獅子舞を右や左に動かすとよさそうですね。
また、子どもたち全員で獅子舞を持ち、獅子舞になりきって会話などをしてみるのも楽しめるかもしれません。
お正月ならではの手作りおもちゃをつかって遊ぼう
お正月に楽しめる、保育園や幼稚園での幼児向けのおもちゃやゲーム、ごっこ遊びのアイデアを紹介しました。福笑いやコマ、すごろくなどの簡単に手作りできるおもちゃを取り入れ、子どもたちがお正月に親しめるようにしましょう。
お正月ならではのおもちゃやゲーム、ごっこ遊びで楽しむことで、子どもたちは「お正月は楽しい日」だという印象を持ち、お正月への興味も深まるのではないでしょうか。
手作りおもちゃをつかったゲームや遊びをきっかけに、日本ならではの風習を楽しめるとよいですね。