保育園で夏の肝試しを楽しもう!子どもが喜ぶアイデアや、導入時のポイント

保育園のお泊り保育のメインイベントとして、肝試しを行いたいと考えている先生も多いのではないでしょうか。お化け屋敷は夏の定番ですが、怖がってしまう子どももいるかもしれないため工夫することが大切です。今回は、子どもたちが楽しむためのコツや、肝試しに使えるオバケや灯籠などの工作アイデアを紹介します。


顔を隠す子ども

A3pfamily/shutterstock.com

 

子どもたちが肝試しを楽しむためには?

夏のお泊り保育のときに肝試しを行う園もあるでしょう。子どもが楽しみにしているイベントの一つとも言えるのではないでしょうか。

 

一方、お化け屋敷を怖がってしまう子どももいるかもしれません。そのため、肝試しのアイデアを考えるときには、子どもが怖がりすぎないように少し工夫する必要があるでしょう。

ただし、まったく怖くないと盛り上がりに欠けてしまうため、加減を調整することが大切と言えそうです。

 

そこで、以下のようなポイントを押さえて肝試しを行うといいでしょう。

 

  • 子どもが怖さだけでなく楽しさを感じられるような工夫をする
  • 友だちと協力して行えるようなコースを作る
  • 子どもの想像力を引き出す仕掛けを作る

 

以上を踏まえたうえで、保育園の肝試しのやり方を紹介します。

保育園での肝試しのやり方

では、保育園ではどのように肝試しをするといいのか、やり方を見ていきましょう。

 

肝試しを行う場所を決める

 

まずは、肝試しを行う場所を決めましょう。

園内全体を使う場合、長めのコースを作ることができるので、広々と楽しむことができるでしょう。また、ホールなどの場合は、迷路のようなものを作ってもいいかもしれません。

 

明るくて視界がクリアだと怖さが薄れてしまうため、窓やドアから外の光が入らないように暗幕や布を使って明るさを遮ることもポイントです。

 

コースを決める

 

場所を決めたら、スタート地点とゴール地点のコースを決めましょう。スタート地点とゴール地点を別にする場合と、同じにする場合があります。どんな違いがあり、どんな点に配慮する必要があるのかくわしく見ていきましょう。

別地点の場合

スタート地点とゴール地点を別の場所にする場合、一定時間経てば次の組が進めるようになります。

 

子どもたちが持つライトや提灯などの明かりを出発する組数分用意する必要があったり、先生たちはスタート地点とゴール地点の両方の場所で待機したりする必要があるので、あらかじめ頭に入れておきましょう。

 

別地点の場合は、複雑に入り組んでいるコースではなく、直線的にすると子どもたちも迷わずにクリアできそうです。ただし、道の先が見えないように、新聞紙やPEテープを上から垂らすなどといった視界を遮るような工夫をすることがポイントです。

 

このような工夫をすれば、お化け屋敷の中にどのような仕掛けがあるのかを、新鮮な気持ちで楽しむことができるでしょう。

同じ地点の場合

スタート地点とゴール地点が同じ場合には、中で鉢合わせることがないように1組ずつ入る必要があります。子どもたちが他の組の帰りを待ってる間も飽きないように、「楽しみだね」「どんなふうに戻ってくるかな?」などと、肝試しに集中できるような声がけをするとよさそうです。

 

また、来た道を戻るような折り返しのコースはシンプルなため、帰りの道を楽しめなくなってしまうかもしれません。そうならないためにも、広いホールなどをぐるっと一周するようなコースを作ってみてもよさそうですね。

 

ルールを決める

 

肝試しをするにあたってのルールを決めましょう。

人数を決める

お化け屋敷に入る人数を決めます。

 

1人で入っていくのは子どもにとって勇気がいることであるため、子どもの挑戦する気持ちを育んだり、度胸をつけたりするきっかけになるかもしれません。もし1人で入るのを怖がる子どもがいたら、先生が途中までいっしょに進んだりして、恐怖心を和らげるようにしましょう。

 

2人組や3人組で入る場合は、友だちといっしょに協力してコースをクリアすることが大切になります。友だちといっしょにゴールを目指すことで、子どもたちの仲が深まったり相手を思いやる気持ちを持ったりする機会になるといいですね。

全員が終わるまで感想は言わないようにする

先にゴールした子が中の仕掛けについて他の子に話してしまい、子どもの楽しみが半減してしまうことも考えられます。

 

そのため、先生は「お化け屋敷の感想は、みんなが終わってから話そうね」と事前にルールを伝えて、子どもたち全員が楽しめるように配慮しましょう。

 

雰囲気作りをする

 

お化け屋敷に入るときは、子どもたちに少しの恐怖心を持たせるような雰囲気作りが大切になります。

 

たとえば、幽霊が出るお墓などがテーマであればそれに関連した怖い話をすることで、世界観を保ったままスムーズに肝試しを始めることができるでしょう。

話す内容は、お化け屋敷のテーマやコンセプトに合ったものにすることがポイントです。

子どもを楽しませる肝試しのコツ

Ester Sathler/shutterstock.com

 

保育園での肝試しで子どもたちを楽しませるためにはどのようにすればいいのでしょうか。ここでは、具体的なコツを紹介します。

 

クリアすべきお題を作る

 

お化け屋敷をさらに楽しめるように、子どもたちにクリアしてもらうミッションを用意しましょう。

アイテムをチェックポイントに置く

スタートする前に、子どもたちにアイテムを渡します。そして、「コースの途中にある〇〇に置いてきてね」と説明し、チェックポイントにアイテムを置いてから帰ってきてもらいましょう。ゴールした時に、そのアイテムを持っていなければミッションはクリアとなります。

 

また、年長クラスが肝試しをする場合は、アイテムを置いてくることに加えてもう一つお題を出してみてもいいかもしれません。チェックポイントに合言葉をかいておき、ゴールした後に先生が合言葉は何だったかを聞き、正解していればクリアというルールにしてみても面白そうです。

アイテムをチェックポイントから持って帰ってきてもらう

スタート前に「コースの途中に赤い箱が置いてあるから、中にあるものを出して持って帰ってきてね」などのように説明し、子どもたちにアイテムを持って帰ってきてもらうよう指示します。

 

このとき、箱の中身を言わないようにすることで、子どもは何が入っているのかドキドキしながらスタートすることができるでしょう。ゴール地点で子どもがアイテムを持って帰ってきていれば、お題はクリアとなります。

 

音を使った演出をする

 

子どもたちに恐怖感を持ってもらうために、音を使った演出をしましょう。たとえば、ホラー映画のBGMやピアノの音、お経などがあります。

 

音を効果的に使うことで、目の前に怖いものがなくても不気味な気持ちにさせ、子どもたちの想像力を引き出して怖がらせることができそうです。

 

カーテンや布で視界を遮る

 

お化け屋敷の仕掛けやアイテムが見えないように、布や細く裂いたPEテープを垂らして子どもたちの視界を遮りましょう。

進んだ先にどのような仕掛けがあるのかわからないと、子どもたちは「何か出てくるかもしれない」と不安感を抱いてくれそうです。

 

驚かせ方を工夫する

 

子どもたちを驚かせるときは、子どもたちがびっくりしすぎないようにやり方を工夫する必要があるでしょう。

ゆっくりと姿を見せる

驚かせる役の先生は、いきなり飛び出すのではなくゆっくりと姿を現すようにしましょう。

突然飛び出てくると、子どもたちはびっくりしてパニックになってしまうかもしれません。物陰などからゆっくりと登場すれば、子どもたちが怖がりすぎることなく楽しんでくれるでしょう。

ささやくように声を出す

突然大きな声を出すと、子どもたちを怖がらせすぎてしまうかもしれません。

そのため、「わあっ」というような大きな声で驚かせるのでなく、ゆっくりとささやくように声を出すようにしましょう。

 

肝試しアイテムを使う

 

子どもたちを驚かせるために、肝試しアイテムを使ってみましょう。

マネキンに白い布をかぶせておくだけでも、人がいるように見えるため子どもたちは怖がってくれそうです。他にも、怖い絵やお札などをたくさん貼っておくだけでも、十分怖い雰囲気を作ることができるでしょう。

 

100円均一ショップなどでも手軽に購入することができるため、肝試し用のアイテムを取り入れることも考えてみてくださいね。また、保育園での肝試しはリアルすぎないように、手作りのアイテムを活かしながら子どもたちをびっくりさせてみましょう。

保育園での肝試しに活用できる製作アイデア

保育園で肝試しをするときに使うことができる製作をまとめました。

子どもが使うものと先生が驚かすときに使うものに分けて紹介するので、手作りで肝試しアイテムを作る際の参考にしてみてくださいね。

 

子ども用の肝試しネタ

 

子どもたちが肝試しの際に活用できる手作りライトの製作を紹介します。

紙コップランプ

紙コップで簡単な手持ちライトを作ってみましょう。

 

 

キリで絵をなぞるように穴をあける工程は時間がかかるため、必要な個数を前もって準備しておくようにしましょう。紙コップの穴からやわらかい光が漏れるため、暗い肝試しの会場をぼんやりと照らしてくれそうです。

キャンドルホルダー

ビンを使ったキャンドルホルダーの製作を紹介します。

 

 

フラワーペーパーを通して優しい色合いの光を放つキャンドルホルダーです。白いフラワーペーパーを貼ってオバケの顔をかくなど、肝試しらしくアレンジしてみるのもいいかもしれません。

これらのライトを持って、肝試しを楽しんでみてくださいね。

 

先生用の肝試しネタ

 

先生が肝試しで子どもたちを驚かすときに使える手作りアイテムを紹介します。

オバケ灯籠

暗闇に光るオバケの灯籠を手作りしてみましょう。

 

 

ペットボトルとトレーシングペーパーを使って簡単に手作りすることができます。いろいろなオバケの顔をかいて、たくさんのオバケ灯籠で子どもたちをびっくりさせてみましょう。

ゆらゆらオバケ

ビニール袋で作れる簡単なオバケの製作を紹介します。

 

 

オバケの顔をかいたビニール袋をタコ糸と割り箸でつるせば、ゆらゆらと空中を揺れるオバケのできあがりです。お化け屋敷のコース内にオバケを登場させれば子どもたちも驚いてくれそうですね。

牛乳パックお化け屋敷

牛乳パックの中からオバケが飛び出す、小さなお化け屋敷を手作りしてみましょう。

 

 

動画内ではビニールにガイコツのキャラクターをかいていましたが、オバケや幽霊、妖怪などさまざまなキャラクターをかいてアレンジすることもできるでしょう。

このアイテムをいくつか並べて置いておき、先生たちが一斉に息を吹き込んでオバケを登場させれば、より子どもたちをびっくりさせることができそうですね。

夜光塗料遊び

暗闇で光る塗料を使った肝試しアイテムを紹介します。

 

 

オバケや幽霊などをモチーフにしたものをいくつか作り、上から紐で垂らしてみましょう。

光るオバケが突然目の前に現れたら、子どもたちがどのような反応をしてくれるのか楽しみですね。

壁に浮かび上がるライト

手作りライトで壁にイラストを浮かび上がらせてみましょう。

 

<用意するもの>

 

  • 紙コップ(大きめ) 1個
  • ラップ
  • 輪ゴム 1本
  • 懐中電灯 1個
  • キリ
  • はさみ
  • 油性ペン

 

<作り方>

 

1.紙コップの底の中心にキリで穴をあけます。

2.(1)で穴をあけたところから外側に向かってはさみで8等分に切り込みを入れます。

3.紙コップの口の部分にラップをぴんと張り、輪ゴムをかけて上からラップをとめます。

4.ラップにオバケや幽霊の絵をかきます。

5.(2)で切り込みを入れた紙コップの底から懐中電灯を差し込めばできあがりです。

 

ラップがたるんでいると絵がかきづらくなってしまうため、ぴんと張った状態でラップをかけることがポイントです。暗い部屋で壁にライトを当てれば、絵が壁に浮かんでゆらゆらとただようオバケを演出することができるでしょう。

 

この製作は、保育士バンク!で公開している「光と影で遊んでみよう♪アニマルライト」の動画での作り方を参考にお化け屋敷バージョンとして紹介しています。詳しい説明を知りたい方は以下の動画を参考にしてみてくださいね。

 

関連記事:光と影で遊んでみよう♪アニマルライト/保育士バンク

保育園で肝試しを行うときの注意点

ここでは、保育園で肝試しをするときに注意すべきことについて紹介します。

 

安全性を確認する

 

肝試しを行うにあたって、子どもがケガをしないように先生が安全性を確保する必要があります。

コースの下見

お化け屋敷を作り終わったら、事前に先生がコースを回って下見しておくようにしましょう。

コース内にケガにつながるものや危ないものがないか、また子どもたちが手や足をひっかけてしまいそうなものはないかなどを入念に確認することが大切です。

 

紙などが地面に散らかっていると足を滑らせてしまう可能性があるため、足元に何も置かれていないかチェックすることも重要となります。

子どもたちの服装

子どもたちが肝試しをするときの服装は、万が一のケガを防げるように長袖長ズボンが望ましいですが、夏の時期に長袖長ズボンを着用するのは子どもたちも暑がってしまうかもしれません。

 

そのため、上は半袖、下は長ズボンという服装を保護者の方に用意してもらうといいでしょう。また、靴下は滑りやすいため、子どもたちには園内履きを履いてもらうことも大切になります。

 

広い場所で行う

 

肝試しは、ホールの中や園内全体を使って広々と行うといいでしょう。コースが狭いと子どもたちが圧迫感や密閉間を感じ、より怖がってしまうこともあるかもしれません。

 

園内全体を使えば、子どもたちはいつもとは一味違った姿の保育園で非日常的な体験をすることができるでしょう。また、ホールなどの広い場所で行えば、子どもたちはゆっくりとコースを回って肝試しを楽しむことができそうです。

 

ルールを決めて、子どもたちに伝える

 

保育園で肝試しを行う際に一番大切になるのは、子どもたちが安全に楽しめるようなルールを作ることです。

例えば、コースの中では走らないことや、友だちと手をつないでゆっくり回ることなどをルールとして決めておくといいかもしれません。他にも、お化け屋敷の仕掛けを触ったり壊したりしないこともルールに加えておくとよさそうです。

 

肝試しを始める前にあらかじめ子どもたちに伝えれば、安全で楽しい肝試しを行うことができるでしょう。

保育園で肝試しを行って、子どもたちと夏の思い出を作ろう

今回は、保育園で行う肝試しについて、子どもたちを楽しまるためのコツや手作りできるアイテムなどを紹介しました。

 

夏の時期ならではの肝試しを楽しみにしている子どもも多いかもしれません。そこで子どもたちが楽しめるようにするためには、音を効果的に使ったり驚かせ方を工夫して、子どもたちの想像力を膨らませられるような仕掛けを作るといいでしょう。

 

今回紹介したオバケ灯籠やお化け屋敷といった肝試しアイテムを取り入れて、子どもたちと季節のイベントを楽しめるといいですね。

 

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