ブランクがあっても保育士になれる?復職に役立つ研修や履歴書・面接対策

ブランクがあって、なかなか職場復帰に踏み出せないという保育士さんもいるかもしれません。生活環境の変化や転職などで保育の仕事を離れていると、現場に戻って問題なく働けるのか不安になりますよね。今回は、ブランクがある保育士さんが抱える不安とスムーズに復帰するためのポイント、志望動機の例文を紹介します。


子どもと先生

maroke/shutterstock.com

 

ブランクがあっても保育士として復帰できる?

生活環境の変化や異業種への転職など、一度保育の仕事から離れた方もいるでしょう。

ブランクがあることで、保育士としてちゃんと職場復帰できるのか心配になるかもしれません。

 

しかし、ブランクあり保育士さんの需要は高く、経験者として求人を募集している園も少なくありません。

 

その理由には、深刻化する保育士不足が関わっており、保育人材の確保策として潜在保育士に注目が集まっていることが挙げられます。

 

自治体によっては、再就職支援として研修やセミナーなどを開き、潜在保育士の掘り起こしが強化されているようです。

 

つまり、園側も一度保育の現場を離れた保育士さんに安心して復職してもらえるよう、働きやすい環境を整えていると言えるでしょう。

そのため、ブランクがあっても復職は可能であり、目指しやすい状況なのかもしれません。

 

そうはいっても、保育の現場を離れていた期間が長ければ長いほど、不安や悩みも多いでしょう。

 

ブランクのある保育士さんが抱える不安点について、一つずつ紹介します。

 

出典:「保育士確保集中取組キャンペーン」を実施します/厚生労働省

ブランクありの保育士が抱える不安や悩みとは

 

家庭との両立

 

ブランクありの保育士さんが抱える不安の一つとして、家庭と仕事の両立が挙げられるようです。

 

特に、小さな子どもがいたり介護をしていたりすると、正社員での勤務というのは難しいかもしれません。

 

園によっては、残業があったり休みづらかったりする環境があるかもしれないので、自分の生活スタイルにあった園選びが重要になるでしょう。

 

体力の低下

 

自身の体力面や健康面について不安を感じている声もあるようです。

 

出産や子育て、あるいは異業種への転職を経て復職するとなると、ブランクが長くなりがちかもしれません。

 

体力面や健康面で不安を感じている場合は、日頃からの体力作りだけでなく、無理なく仕事を続けられるような働き方を考えることが大切になりそうですね。

 

保育の知識や技能

 

保育現場を長らく離れていた場合、今の保育に必要な知識や技能が足りているのか不安に感じることもあるようです。

 

最近はICTを導入している園も増えつつあるため、パソコン等を使用したIT化についていけるか、自身の保育知識がアップデートできているのかなどが懸念点となるかもしれません。

 

そのため、復職前に保育施設のボランティアに参加したり、自治体が行う研修に参加したりして、最新の保育の状況を把握しておくといいですね。

 

人間関係など、職場環境への不安

 

人間関係を上手く築けるかといった点も、ブランクありの保育士さんが不安に感じるポイントのようです。

 

特に、一度人間関係でトラブルを抱えたことがある場合、大きな不安要素となるかもしれません。

 

園見学をしたり面接のときに尋ねたりして、職員の雰囲気を確認しておくといいでしょう。

 

出典:潜在保育士の実態について/厚生労働省

ブランクありの保育士が復職するためのポイント

ブランクありの保育士が不安を軽減して復職するためにはどうすればいいのでしょうか。

 

自分に合った働き方を選ぶ

 

家庭との両立や体力面の不安を抱える方は、自身のライフスタイルに合わせて、パートやアルバイトなどの働き方を選ぶのはいかがでしょうか。

 

正社員として復職したい場合は、残業や持ち帰り仕事が少ない園を探すなど、現在の自分にとっての優先順位を明確にして絞り込むといいかもしれません。

 

運動をして体力づくりをする

 

体力面や健康面が心配という方は、復職前に体力づくりをしておくといいでしょう。

 

正社員として復帰する場合、短時間勤務のパートよりも体力を消耗することが予想されます。

ジムに通うなどして体力をつけておくと、面接でも「体力面で自信がある」というアピールができそうですね。

研修やセミナーを活用して勉強する

 

知識や技能面が心配な場合には、保育士向けの研修やセミナーなどに参加して勉強するといいでしょう。

 

ブランクによって職場復帰に不安を感じている保育士を対象に、実技研修などを実施している自治体もあります。

 

また保育の専門知識や保護者対応などについての講義もあるようです。無料で受講できるところも多いので、気軽に参加してみるとよいでしょう。

 

出典:「保育士確保集中取組キャンペーン」を実施します/厚生労働省

 

ブランクOKの保育士求人一覧

 

ブランクあり保育士の志望動機の書き方や例文

パソコンを打つ手元

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ここでは、ブランクありの保育士さんに役立つ、志望動機を書くときのポイントや例文を紹介します。

 

志望動機に活かせるアピールポイント

 

子育て経験

保育現場を離れていた間の出産や育児の経験は、大きなアピールポイントになるでしょう。

 

自身の子育て経験をふまえて、保育に活かせることがあれば志望動機に盛り込むといいかもしれません。

また、保護者の視点を持ちあわせているので、気持ちに寄り添えることなども強みになりそうですね。

他業種での経験

ブランクがあった期間に他業種の仕事をしていた場合、そこで得たスキルをアピールすることもできるかもしれません。

 

たとえば、販売職で身につけた積極性や前向きな姿勢などを、具体的なエピソードといっしょに伝えてみましょう。そのとき、保育にどう活かすかという視点も添えることが大切です。

 

志望動機の例文

 

子育て経験をアピールする場合

「私は、出産を機に6年間勤めていた保育園を退職したのですが、子育てをするなかで、改めて待機児童問題の根深さを実感しました。
そして、保育士として社会の役に立ちたいという思いが強くなり、復職を決意し応募いたしました。
貴園では自身の子育ての経験を活かし、子どもたちにしっかり向き合った保育をしていきたいと考えております。また、保護者の方に寄り添って、安心して預けていただけるような保育士を目指していく所存です。」

他業種での経験をアピールする場合

「私は、3年間勤めていた保育園を退職し、観光施設の従業員として働いておりました。当時は保育士の仕事を大変だと感じており、他の仕事にも目を向けてみたいと考えていたからです。
しかし、前職で子どもと接する機会が多く、子どもの笑顔に癒されることが多かったため、もう一度保育士として働きたいと考えるようになり、応募いたしました。
前職で培った笑顔や明るさ、歌の経験を活かし、子どもたちが毎日笑顔で過ごせるようなサポートをしたいと考えております。」

ブランクあり保育士の面接対策

ブランクがある保育士は、面接でさまざまなことを質問されるようです。

ここでは、質問されやすい項目と答え方を紹介します。

 

面接で聞かれやすい質問

 

  • なぜ前職を辞めたのか
  • ブランクがある理由は何か
  • ブランクの間は何をしていたのか
  • 保育士として復帰しようと思った理由は何か

 

一度保育現場を離れた理由や復帰したい理由を尋ねることで、応募者の保育に対する姿勢を見たいという意図があるようです。

 

このような質問に対して、どう受け答えをしたらいいのか見ていきましょう。

 

面接での受け答え例文

 

Q1:前の保育園を辞めた理由は?

【例文①:ライフイベントが原因の場合】

「出産(あるいは結婚など)をすることとなり、一度保育の仕事を離れることを決めました。
しかし、生活が落ち着いたら、改めて保育士として働きたいと考えていたため、今回応募いたしました。」

 

【例文②:人間関係が原因の場合】

「新人保育士として未熟だったこともあり、先輩保育士と上手くコミュニケーションを取ることができませんでした。
その後、自ら進んでコミュニケーションをとれるような積極性を身につけたいと考え、前園を退職して販売職に就いておりました。」

 

マイナスな理由から前の保育園を辞める場合もあるでしょう。

その際は、「保育園や職場に対する不満があったのではないか」と捉えられないよう、自分に原因がある姿勢で伝えることがポイントです。

Q2:ブランクの間は何をしていたのか

【例文①:子育てをしていた場合】

「退職した後は、子育てをしておりました。 保育士としての経験だけでなく、子育てのなかで培った子どもへの対応力や忍耐力も保育現場に活かせると考えております。」

 

【例文②:他の仕事をしていた場合】

「退職した後は、一般企業で営業職をしておりました。 クライアント様の対応をするなかで、相手の立場に立って物事を考える力や、チームで協力し合う協調性などを身につけました。営業で培った経験を活かして、保育の仕事で大切なコミュニケーションを積極的に取り、職員の方や保護者の方との信頼関係を築いていきたいと考えております。」

 

何をしていたかだけでなく、ブランクがある期間に身につけたスキルや経験などもあわせて話すことで、自身のアピールポイントにつながりそうです。

Q3:保育士として復帰しようと思った理由は何か

【例文①:子育ての経験を活かしたい場合】

「子育てをしたことで、改めて保育の仕事の魅力に気づきました。 また子育てを通して、親として子どもの無事を願う気持ちや子どもと向き合うことの大変さなど、多くのことを学びました。 自身の経験をもとに、保育士として保護者の方に寄り添ったサポートをしていきたいと考えております。」

 

【例文②:他業種から再度保育士として働きたい場合】

「一度保育の現場を離れ、別の仕事に就いたことで、子どもたちの成長をそばで見守りことができる素晴らしさを再認識いたしました。 大変なことも多いですが、その分やりがいも大きいため、再度保育士として働きたいと考えております。」

 

ブランクを経て、再度保育現場に立ちたいという気持ちが採用側に伝わるように受け答えをしましょう。

改めて保育士の魅力を実感したエピソードなどを伝えれば、より復職に対する熱意が伝わりそうですね。

ブランクがあっても大丈夫!不安を解消し保育士復帰を目指そう

今回は、ブランクがある保育士が抱える不安と解消するためのポイント、復職する際に役立つ志望動機の書き方や面接対策などを紹介しました。

 

保育士不足が問題となっている昨今、ブランクがある保育士さんを即戦力で採用したいと考えている園が多いようです。そのため、ブランクがあっても復職を目指しやすい環境と言えるでしょう。

 

もしも保育現場を離れていた期間が長いことから復帰を不安に思う場合は、研修を活用したり自分に合った働き方を探したりすれば、職場復帰の懸念点も解消できそうです。

 

ブランクありの保育士さんに役立つ志望動機の書き方や面接対策をして、もう一度保育士として働くことを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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