子どもたちの誕生日はすてきなメッセージカードを贈ってお祝いしたいもの。どんなことを書けばよろこんでもらえるのかと、悩む保育士さんもいるでしょう。今回は、0歳児~5歳児別に子どもへ贈る誕生日のメッセージ文例18選を紹介します。心に残る文章の書き方のポイントを抑えて、お祝いの気持ちを伝えていきましょう。
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■目次
保育園で誕生日を祝うメッセージを贈ろう
子どもたちの誕生日にあわせてほぼ毎月行われる誕生日会。先生が出し物をしたり歌を歌ったりと、クラスのみんなで楽しくお祝いする保育園も多いでしょう。
また、誕生日を迎える子ども一人ひとりに、先生からメッセージカードを贈ることもありますよね。
子どもたちにとって、先生からお祝いの言葉をもらえるのはうれしいことでしょう。しかし先生のなかには、どんな内容を書けばよいのか思い浮かばず、毎回悩んでしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は、保育園の子どもたちに贈る誕生日メッセージの書き方のポイントを紹介します。
盛り込むとよい内容を押さえて、一人ひとりの心に残るオリジナルのお祝いメッセージを贈りましょう。
保育園で贈る誕生日メッセージを書くときのコツ
まずは、保育園で贈る誕生日のメッセージの書き方について、基本的なコツを4つまとめました。
文字はひらがなで大きく書く
先生から子どもへ贈る誕生日のメッセージカードは、ひらがなで大きく書きましょう。
文字に興味を持ち始めると、自分の力で読みたいと思うようになる子もいるかもしれません。
とくに4歳児や5歳児クラスであれば、メッセージを読んで内容を理解できるかもしれないので、子どもにとっての読みやすさを意識して書きましょう。
わかりやすい言葉を使う
子どもたちが内容を理解しやすいよう、簡単な言葉を使って書きましょう。
「ありがとう」「おめでとう」「だいすき」など、子どもにとって聞きなじみのあるシンプルなフレーズを盛り込むことがポイントです。
柔らかい表現を意識する
誕生日メッセージを書くときは、柔らかい表現を意識しましょう。
例えば、以下のような書き方をするとよいかもしれません。
「いつもえがおでかわいい〇〇ちゃん。」
「〇〇ができるようになったね。」
語尾に「ね」「よ」をつけるなど、普段保育園で接するときと同じような言葉遣いで、あたたかみの感じられるメッセージを送りましょう。
キャラクターなどのイラストを添える
メッセージカードの空いているスペースに、簡単なイラストを添えましょう。
文字だけだとややさみしい印象になってしまうので、マスキングテープでデコレーションしたり、クマやウサギなどの簡単な動物をかいたりするとかわいらしく仕上がります。
また吹き出しをつけて、イラストがお祝いの言葉を話しているようにするのもオリジナリティがあってよいかもしれません。子どもの好きなキャラクターデザインにすれば、さらによろこんでくれそうですね。
保育園で作成する誕生日メッセージに書く内容
誕生日メッセージの書き方のコツをふまえたうえで、ここでは具体的な書き方について紹介します。
お祝いの気持ち
誕生日カードのメインは、子どもへお祝いの気持ちを伝えることですよね。
まずは、先生からの誕生日を祝福する言葉を書きましょう。
「〇〇ちゃん、おたんじょうびおめでとう!」
「〇さいのすてきなおねえさん(おにいさん)になりましたね。」
1つ大きくなったことを伝え、子どもたちが自分の成長をよろこべるようなメッセージを贈りましょう。
子どもができるようになったこと
昨年や数カ月前と比べて、子どもができるようになったことを書きましょう。
「〇〇がじょうずにできるようになりましたね。」
「しんちょう〇せんち たいじゅう〇きろ こんなに大きくなりましたね」
成長を祝うメッセージを入れることで、子どもが「自分は大きくなったんだ」と自信をもつことにつながるかもしれません。
また、0歳児や1歳児などの場合、保護者がメッセージを読んで子どもの1年間の成長を振り返ることもできますね。
愛情表現
子どもがよろこんでくれるように、愛情表現を盛り込んでみましょう。
「ごはんをもりもりたべているすがたがとってもかわいいね。」
「いつもげんきよくおへんじしてくれるところがだいすきだよ。」
「かわいい」「だいすき」などの愛情表現のみを書くとシンプルすぎる印象になってしまうので、具体的なポイントをいっしょに添えるとよいですね。
子どもが頑張っていることや得意なこと
子どもが挑戦していることや得意なことを書いて、先生からの応援の気持ちを伝えるのもよいでしょう。
「きゅうしょくをのこさずたべられるようにがんばっているところをいつもみているよ。」
「おりがみがとってもじょうずな〇〇くん。こんどは△△にちょうせんしてみようね。」
頑張っていることを書くことで、子どものモチベーションアップにつながるかもしれません。
また、保護者に子どもたちの園での過ごし方を伝えることもできそうですね。
【0~5歳児別】保育園で贈る誕生日メッセージの文例18選
誕生日メッセージの書き方をふまえ、ここでは0歳児~5歳児までの年齢別に書き方の文例を紹介します。
1歳(0歳児クラス)の誕生日を祝うメッセージ文例
0歳児クラスでは、初めての誕生日を迎えて1歳になったことをお祝いしましょう。
文例1
〇〇くん、1さいのおたんじょうびおめでとう!
せんせいのうたをたのしそうにきいてくれる〇〇くんがだいすきだよ。
文例2
はじめてのおたんじょうびおめでとう!1さいになりましたね。
これからもにこにこえがおがすてきな〇〇ちゃんでいてね。
文例3
〇〇ちゃん、1さいのおたんじょうびおめでとう。
だいすきなえのぐをつかってたのしそうにおえかきしている〇〇ちゃんが、かわいくてだいすきだよ。
0歳児クラスの誕生日カードは、主に保護者が読むことになるでしょう。
メッセージを通して、子どもが保育園でどんな風に過ごしているか伝わるような内容を書くとよいですね。
また、カードをカラフルに仕上げたりちょっとした仕掛けを作ってみたりすると、子どもが視覚的に楽しめるカードになるかもしれません。
2歳(1歳児クラス)の誕生日を祝うメッセージ文例
2歳を迎える1歳児クラスの子どもに贈るメッセージ文例をまとめました。
文例1
〇〇ちゃん、2さいのおたんじょうびおめでとう!
△△遊びがだいすきな〇〇ちゃん。いつもにこにこえがおであそんでいるから、せんせいもとってもうれしいよ。これからも△△でたくさんあそぼうね!
文例2
〇〇くんおたんじょうびおめでとう!2さいのおにいさんになったね。
せんせいがぴあのをひくと、げんきいっぱいおどってくれる〇〇くん。
こんど、〇〇くんがすきなうたをせんせいにおしえてね。
文例3
〇〇ちゃん、おたんじょうびおめでとう!2さいのおねえさんですね。
いつも、おおきなこえでおうたをうたう〇〇ちゃんが、とってもかわいくてだいすきだよ。
これからも、ほいくえんでげんきいっぱいにおうたをうたおうね。
0歳児に比べると、遊びや食事の面などで好みが表れてくる1歳児さん。
子どものお気に入りのおもちゃや好きな遊びなどに触れてみるとよいかもしれません。
3歳(2歳児クラス)の誕生日を祝うメッセージ文例
3歳の誕生日を迎え、さらに大きく成長した子どもたちへ贈りたいメッセージ文例をまとめました。
文例1
〇〇ちゃん、3さいのおたんじょうびおめでとう!
ちいさいおともだちとてをつないであそぶ〇〇ちゃんは、すっかりおねえさんですね。
そんなやさしい〇〇ちゃんがせんせいはだいすきだよ。
これからも、みんなにやさしくてにこにこの〇〇ちゃんでいてね。
文例2
おたんじょうびおめでとう〇〇くん!3さいになりましたね。
おりがみあそびにきょうみしんしんの〇〇くん。
せんせいがやりかたをおしえると、めをきらきらさせて「すごーい」とよろこんでくれるね。
これからも、ほいくえんでたくさんおりがみあそびをしようね!
文例3
〇〇くん、3さいのおたんじょうびおめでとう。
だいすきな〇〇あそびをたのしそうにせんせいにおしえてくれたときは、とってもうれしかったよ。こんど、おそとでせんせいといっしょにあそんでね!
2歳児の子どもは、遊びや行動の範囲が広がる時期でしょう。
保育園で挑戦していることや頑張っていることをほめて、子どもがよろこんでくれるのはもちろん、保護者も心温まるメッセージを書けるとよいですね。
4歳(3歳児クラス)の誕生日を祝うメッセージ文例
4歳の誕生日を迎える3歳児クラスの子どもを祝う誕生日のメッセージ文例を紹介します。
文例1
〇〇ちゃん、4さいのおたんじょうびおめでとう!
おもちゃあそびをしたあとに、いつもいちばんさいしょにおかたづけをはじめてくれる〇〇ちゃん。
みんなにこえをかけていっしょにおかたづけをしている〇〇ちゃんは、しっかりもののおねえさんですね。そんな、やさしくてたのもしい〇〇ちゃんが、せんせいはだいすきだよ!
文例2
4さいになった〇〇くん、おたんじょうびおめでとう!
こまっているともだちがいると「どうしたの?」としんぱいする〇〇くん。
とってもやさしい〇〇くんのことが、せんせいはだいすきです!
これからもおともだちにやさしくできる〇〇くんでいてね。
文例3
〇〇くん、おたんじょうびおめでとう!〇にちで4さいのおにいさんだね。
たくさんたべるのがだいすきな〇〇くん。さいきんはにがてなにんじんをがんばってたべているね!とってもがんばりやな〇〇くんが、せんせいはだいすきだよ。
3歳児になると、徐々に周囲の友だちととかかわって遊ぶようになるでしょう。
クラスでの様子や子ども同士のやり取りに焦点を当てたメッセージを書いてみるのもよいかもしれません。
5歳(4歳児クラス)の誕生日を祝うメッセージ文例
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5歳を迎える4歳児クラスの子どもに贈りたい誕生日メッセージの文例をまとめました。
文例1
〇〇ちゃんおたんじょうびおめでとう!5さいのおねえさんになりましたね。
〇〇ちゃんは、いつも「せんせい、きいてー」とはなしかけてくれるね。
にこにこえがおでおはなししてくれる〇〇ちゃんが、せんせいはだいすきです!
たのしいことやうれしいことがあったら、いつでもおはなしきかせてね。
文例2
〇〇くん、5さいのおたんじょうびおめでとう!
さいきんアニメの△△にはまっている〇〇くん。おともだちとヒーローごっこをたのしそうにしていますね。
うんどうかいで、ちいさいおともだちのてをひいてあるく〇〇くんは、ほんもののヒーローにみえたよ!これからもおともだちへのやさしさをたいせつにして、かっこいいおにいさんになってね。
文例3
〇〇ちゃん、5さいのたんじょうびおめでとう!
いつもおともだちとぶろっくあそびをたのしんでいる〇〇ちゃん。
このあいだは、「ぶろっくかして」といったおともだちに「いいよ」とおへんじしていたね。いつもみんなとなかよくあそべるやさしい〇〇ちゃんがせんせいはだいすきです。
これからも、やさしくておともだちおもいの〇〇ちゃんでいてね。
言葉でのコミュニケーションや友だちとのかかわりが活発になる4歳児クラス。
保育園で友だちと過ごしているときの姿や行動をほめて、子どもがよろこぶオリジナルのメッセージを書いてみましょう。
6歳(5歳児クラス)の誕生日を祝うメッセージ文例
6歳を迎える5歳児クラスの子どもを祝う、誕生日メッセージの文例を紹介します。
文例1
〇〇ちゃん、おたんじょうびおめでとう!6さいのおねえさんになりましたね。
はじめはたくさんのこしていたきゅうしょくも、いまではぜんぶたべられるようになりました。
おいしそうにもりもりとたべる〇〇ちゃんがとってもかわいくて、せんせいはだいすきだよ!ごはんをたくさんたべて、げんきなおねえさんになってね。
文例2
〇〇くん、6さいのおたんじょうびおめでとう!
ひとりでいるおともだちをみかけて、「いっしょにあそぼう」とさそっていた〇〇くん。
せんせいは、いつもおともだちをきにかけてやさしくはなしかける〇〇くんのことがだいすきです!これからもおともだちにやさしくできる、すてきなおにいさんになってね。
文例3
〇〇くん、6さいのおたんじょうびおめでとう!すっかりおおきくなって、たのもしいおにいさんになりましたね。
はやくしょうがっこうにいきたいとはなす〇〇くん。いつも「おべんきょうするならひらがなをがんばらなくちゃ!」とすすんでえほんをよんでいるね。
これからも、がんばりやさんでげんきいっぱいの〇〇くんでいてね。せんせいはずっとおうえんしているよ!
保育園のなかで最高学年となる5歳児クラス。
これまでの成長が感じられるような内容を盛り込んで、子どもがお兄さんやお姉さんになったことをいっしょによろこびましょう。
また、小学校入学に向けた文章を入れて、子どもたちが自信をもてるような内容にしてもよいですね。
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心を込めたメッセージを贈って、保育園で子どもの誕生日をお祝いしよう
今回は、保育園で先生から子どもへ贈る、誕生日メッセージの書き方のコツや年齢別の文例などを紹介しました。
毎月子どもに向けて誕生日のメッセージを書くのは大変かもしれません。しかし、先生として日々近くで見ているからこそ気づける、一人ひとりの個性やよさがたくさんあるのではないでしょうか。
成長を感じたポイントや愛情表現などを盛り込んで、子どもが思わず笑顔になるすてきなメッセージカードで誕生日をお祝いしましょう。
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