保育園でクッキングを楽しもう!ねらいや注意点、ゼリーなどのレシピ

食育の一環としてクッキングを取り入れている保育園が増えているようです。毎月のメニューやねらいを定めて計画を立て、季節ごとの食材や調理方法について学ぶ機会を作れるとよいですね。今回は、保育園で行うクッキングについて、レシピや注意点などを紹介します。ゼリーやカレーなど簡単な料理に挑戦してみましょう。


料理をする親子

takayuki/shutterstock.com

 

保育園で行うクッキングとは

保育園で大切にされている子どもたちの食育。

野菜の栽培や収穫体験、季節の行事食を食べることなどをメインの活動としている園が多いかもしれません。

 

そのようななかで、最近は食育の一つとしてクッキングを取り入れるところが増えているようです。

 

そもそも保育園でのクッキングとは、子どもたちが実際に調理を行い、作ったものを自分たちで食べる体験をする活動のことです。

 

取り入れ方は園によってさまざまですが、一般的に3歳児以上の幼児クラスで行われることが多いようです。ただし、なかには簡単なクッキングを1歳児や2歳児の乳児クラスの子どもたちと行っている場合もあります。

 

少人数のグループごとに行われるので、こうした活動を通して子ども同士の交流やコミュニケーションが活発になることも期待できそうですね。

保育園でのクッキングのねらいや計画のポイント

保育園で行うクッキングにはどのようなねらいがあるのでしょうか。また、計画を立てるときに意識したいポイントを紹介します。

 

ねらい

 

保育園のクッキング活動には、以下のようなねらいがあるようです。

 

  • 自分で調理することによって料理する楽しさを実感する
  • 食に対する興味をもつ
  • 調理や片づけの工程を学ぶ

 

クッキングは基本的に3人から4人程度の少人数のグループで行われます。

そのため、食事に対して興味をもち、新しい気づきを得ることだけでなく、目標を立てて実行することや友だちと協力することなども学ぶことができるかもしれません。

 

また、自分で作ったものをおいしいと感じたり、苦手だった食材が食べられるようになったりする姿も見られるかもしれませんね。

 

計画を立てるときのポイント

 

クッキング活動の計画を立てるときは、季節の食材や行事などを意識しつつ、子どもの姿を想像しながらメニューを考えるとよいでしょう。子どもたちが無理せずに作れるレベルのものを前提とすることが大切です。

 

たとえば、月ごとに「皮をむけるようになる」「盛り付けのしかたを学ぶ」など、調理に関するねらいを定めると具体的な計画を立てやすくなりそうです。

 

また、調理器具によっては使い方が難しいものもあるので、先生のフォローが必要になることもあるでしょう。先生ばかりが作業を行うことがないように、子どもの年齢にあわせた使いやすい器具の選定も大切になります。

 

単純に調理をして食べるだけでなく、子どもが楽しいという気持ちを持ちながら、自ら学ぶことにつながるような活動計画を立てられるとよいですね。

保育園のクッキングで楽しめるメニューアイデア

料理をする子どもたち

JenJ_Payless/shutterstock.com

 

保育園のクッキングにぴったりなメニューのアイデアを目安の年齢とあわせて紹介します。

 

クラッシュゼリー(目安:2歳児~3歳児)

 

2歳児クラスが行うクッキングでは、スプーンやフォークなどの食器を使ってできる簡単なクラッシュゼリーの調理に挑戦してみましょう。

 

先生があらかじめゼリーをバットに広げた状態で用意しておき、子どもたちにはフォークを使ってかき混ぜてもらいます。最初はプルプルとしていたゼリーがだんだん形を変えていく様子に、子どもたちも興味を持ってくれるかもしれません。

 

クラッシュし終えたらお皿にのせ、缶詰のフルーツなどを乗せて盛り付けを楽しみましょう。子ども同士で、かわいい盛り付け方を工夫したり教え合ったりできるとよいですね。

 

フルーツポンチ(目安:2歳児~3歳児)

 

缶詰のフルーツとジュレを使って、簡単なフルーツポンチを作ってみましょう。

 

包丁などの調理器具を使わずにできるメニューなので、クッキング活動を始め出す2歳児や3歳児にぴったりかもしれません。

 

缶詰のフルーツではなく季節の果物を使って作ってみてもよいですね。スイカやメロンなどをスプーンでくりぬいて、旬の食材にふれながらクッキングしてみましょう。

 

全体の色合いやフルーツのバランスなどから、きれいに盛り付けるとおいしそうに見えることにも気づけるとよいですね。

 

じゃがいももち(目安:2歳児~3歳児)

 

じゃがいももちは、じゃがいもをつぶしたりこねたりする作業がメインとなるので、年齢の低い子どもでもチャレンジしやすいメニューかもしれません。

 

「みんなじゃがいもって知っている?」「大きさや固さはどんな風だったかな?」などと声をかけ、まずは食材について知るところから始めてみましょう。

 

かたいジャガイモをゆでると柔らかくなり、子どもたちの力でも簡単につぶせるようになることを教えれば、興味を持ってくれるかもしれません。

 

また、混ぜ続けるとだんだん粘り気がでるようになることにも気づけるので、料理を面白いと思ってもらうきっかけにもなりそうです。

 

子どもには手の平で丸める作業までやってもらい、焼いたり味付けしたりする作業は先生が行いましょう。

 

イチゴ大福(目安:3歳児~5歳児)

 

冬の時期には、旬のイチゴを使ったイチゴ大福を作ってみましょう。

クッキングの前に収穫体験もできれば、自分で採ったイチゴに対して愛着をもって調理することができるかもしれません。

 

イチゴの周りにあんこをつける作業や、生地で包む作業などを子どもたちに担当してもらいましょう。

 

大福の生地を一から作る場合は、熱を加えたあとにきちんと冷めていることを確認してから子どもたちに渡すことが大切です。

 

カレーライス(目安:4歳児~5歳児)

 

クッキングに慣れ始めた4歳児や5歳児クラスでは、少し難しいカレーライスの調理に挑戦してみましょう。

 

園によって違いはあるものの、3歳児から4歳児クラスで行うクッキングのなかで、包丁をもって食材を切る作業を経験することが多いようです。

 

そのため、にんじんやじゃがいもなど、カレーに使うさまざまな食材のカットにチャレンジしてみてもよいかもしれません。ただし、調理に入る前に、包丁の使い方を子どもたちにきちんと伝えておくことが大切です。

 

カレーライスは、皮むきやカットなど工程を分担することが多いので、子どもたちが協力して取り組むことができそうですね。

 

お味噌汁(目安:5歳児)

 

5歳児の年長クラスのクッキングでは、食材のカットだけでなく出汁をとる経験もできるお味噌汁を作ってみましょう。

 

お味噌汁を作る際に必要な出汁を一からとって、食材のうまみについて学ぶきっかけを作れるとよさそうです。

 

また、クッキングをする時期に合った旬の野菜を使用すれば、季節感のある料理や食事を楽しむこともできるでしょう。

 

普段野菜をあまり食べないという子どもでも、自分で作ったお味噌汁であればもりもり食べてくれるかもしれませんね。

保育園でクッキングをするときの注意点

保育園で子どもたちとクッキングをするときに注意したいポイントを紹介します。

 

子どものアレルギー対策をする

 

クッキングをするクラスのなかには、食材のアレルギーを持つ子どももいるかもしれません。

あらかじめ保護者の方にクッキングの計画をお知らせするなどして、子どもたちのアレルギーについて確認しておきましょう。

 

使用できない食材があれば、全員が食べられるメニューに変更するなど柔軟に対応することが大切です。

 

衛生面へ配慮する

 

食材を扱ううえで気をつけなければならないのが衛生面です。

 

クッキングをする前に、食材に傷みがないか、問題なく食べられそうかなどを確認しておきましょう。また、調理器具の消毒なども前もって行っておくことが大切です。

 

子どもたちには、きちんとせっけんで手を洗ってもらい、三角巾やエプロンなどを身につけることも伝えましょう。食中毒やノロウイルスなどが起こらないように、細心の注意を払うことを徹底するとよいですね。

 

器具の管理や扱いに気をつける

 

幼児クラスで行うクッキングでは、包丁やピーラーなどの調理器具を使うこともあります。

使い方によっては子どものケガにつながるおそれもあるため、子どもたちが使用する際は、先生がそばにつくなど扱いに注意しましょう。

 

また、使い終わったら子どもたちの手の届かない場所に移動するなど、管理方法も整えておくことが大切です。

保育園でクッキングをして、子どもたちの食育につなげよう

今回は、保育園でのクッキングについて、ねらいや計画の立て方、年齢ごとのメニューアイデアなどを紹介しました。

 

保育園のクッキング活動は、食育の一環として行われており、調理を楽しんだり調理のしかたを学んだりするねらいがあるようです。

 

メニューを考案したり活動計画を立てたりするときは、子どもが無理せずにできる範囲の料理を選ぶようにしましょう。また、使用する調理器具も年齢にあわせて選ぶことがポイントです。

 

保育園の活動にクッキングを取り入れて、子どもたちの食に対する関心を高められるとよいですね。

 

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