保育園でスタンプラリーを行う際、どのような内容にすれば盛り上がるでしょうか。遠足や夏祭り、ハロウィンなどの行事で手作り台紙やクイズを取り入れれば、子どもが夢中になるかもしれません。今回は、保育園で楽しめるスタンプラリーの遊び方を紹介します。また、各ポイントで使えるゲームのアイデアなどもまとめました。
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■目次
保育園でスタンプラリーを取り入れる場面
スタンプラリーとは、一定のエリア内で条件をクリアしながらチェックポイントをまわってスタンプをためる遊びです。
例えばクリアできる条件として、行事にまつわるクイズに答えるような内容にすれば、子どもが遊びながら楽しく行事について学ぶことができるかもしれません。
以下に、保育園でスタンプラリーを導入できそうな行事を挙げてみました。
- 夏祭り
- 遠足
- お泊り保育
- ハロウィン
- バザー
スタンプラリーを活用して、夏祭りでは屋台巡り、バザーではあらゆるコーナーを回れるようチェックポイントの場所を工夫すれば、行事をまんべんなく楽しめるように誘導できるかもしれません。
保育園で行われるさまざまな行事以外にも、雨天時の室内遊びなど、普段の保育でスタンプラリーを導入しても盛り上がりそうですね。
次に、保育園でスタンプラリーを行うときの遊び方やポイントについて説明します。
保育園でできるスタンプラリーのやり方
保育園で行うスタンプラリーのやり方をまとめました。
準備するもの
- スタンプ
- 台紙
基本の遊び方
1.グループごとに座り、ゲームの説明を聞きます。
2.グループごとにスタンプラリー用の台紙をもらいます。
3.台紙に書かれてある順番通りにチェックポイントをまわります。
4.各ポイントで条件をクリアしたら、スタンプを押します。
5.全てのチェックポイントを巡ったら終了です。
遊ぶときのポイント
チェックポイントの条件をクリアしたことがわかるように、その都度スタンプを押します。
台紙は、夏祭りなら提灯、ハロウィンならおばけなど、行事にちなんだデザインを施して手作りしてもよいでしょう。
台紙とスタンプの作り方は、以下の動画を参考にしてみてくださいね。
関連動画:お泊り保育などに♪手作りスタンプラリーのアイデア/保育士バンク!
保育園で楽しむスタンプラリーのアイデア
スタンプラリーのチェックポイントに使える、クイズやゲームなどのアイデアをまとめました。
クイズを出題する
チェックポイントにクイズが書かれた紙を貼り、子どもがクイズに正解できたらスタンプを押すことができます。
保育士さんがチェックポイントで待機し、子どもがきたら問題を読み上げてもよいですね。
ほかにも、クイズがあるチェックポイントの場所を分かりづらくしておくといった一工夫を加えれば、子どもが「クイズはどこにあるのかな?」と探す楽しみも生まれるかもしれません。
保育園や行事にちなんだ内容のクイズを用意してみましょう。それぞれの行事ごとに、使えそうなお題の例をまとめました。
- 「園長先生は何色の浴衣を着ているでしょうか?」(夏祭り)
- 「先生がこれからすくうスーパーボールの数は?」(夏祭り)
- 「バスガイドさんの名前はなんだったでしょうか?」(遠足)
- 「この公園の名前は?」(遠足)
- 「ハロウィンは何月何日?」(ハロウィン)
- 「ハロウィンで見かけるかぼちゃのお化けの名前は?」(ハロウィン)
行事にまつわる内容にすれば、イベントについてより深く知るきっかけにつながるかもしれません。
また、遠足の行き先などをクイズの答えにすると、子どもの記憶に残りやすそうですね。
ゲームを組み込む
チェックポイントで、子どもが夢中になりそうな楽しいゲームを盛り込んでみましょう。
スタンプを押してもらいたい一心で、ゲームをがんばる子どもの姿が見られそうですね。
じゃんけんゲーム
チェックポイントで控えている保育士さんとじゃんけんをします。
3回勝てるまでじゃんけんを続けるなど、ルールを決めると盛り上がるでしょう。
条件をクリアできたらスタンプを押して、次のチェックポイントへ進みます。
色集めゲーム
指定されている全ての色のシールを探して、台紙にシールを貼っていくゲームです。
あらかじめシールを貼れる台紙を作成し、赤いボールには赤いシール、青い遊具には青いシールのように、チェックポイントに用意したアイテムと同じ色のシールを数カ所に忍ばせておきましょう。
例えば3色なら、子どもは指定されている3色のシールを台紙に貼るために、エリア内を探索します。
室内でも遊べますが、親子遠足の際に戸外で行っても盛り上がりそうですね。
謎解きゲーム
クイズの答えを参考にエリア内に隠されているチェックポイントを探しながら、スタートからゴールまでスタンプを全て集めるとクリアとなるゲームです。
あらかじめ保育園のさまざまな場所に、スタンプの在りかが分かるヒントを忍ばせておきましょう。
子どもはクイズなどのヒントをたよりにチェックポイントの場所を探索し、スタンプを集めて回ります。
実は保育士さんがスタンプを持っていた、というシチュエーションを加えても楽しそうですね。
保育園でスタンプラリーを楽しむコツ
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保育園で行うスタンプラリーをさらにおもしろくするためのアイデアを紹介します。
行事を楽しめるコースを作る
行事をより楽しめるように考慮したコースを用意しましょう。
例えば夏祭りでは、ヨーヨー釣りや的当てなどのスポットをめぐることでスタンプがたまるようにすれば、いろいろな屋台で遊ぶことができるでしょう。
子どもはスタンプラリーを楽しみながら、イベントで用意された各スポットの魅力に触れることができそうですね。
地図を用意する
台紙の裏面などに地図を用意して、スタンプラリーのコースを掲示してもおもしろいでしょう。
地図にヒントやスタンプがもらえるポイントの場所を記せば、子どもは友だちといっしょに相談しながら楽しめるかもしれません。
景品を用意する
スタンプラリーのゴール地点に、折り紙で作成した手作りのメダルやおやつなどの景品を用意しましょう。
あらかじめゴールに景品があることを伝えれば、子どもはより真剣に取り組むようになるかもしれませんね。
保育園の行事にスタンプラリーを取り入れてみよう
今回は、保育園で楽しめるスタンプラリーのアイデアをまとめました。
スタンプラリーのチェックポイントでは、夏祭りやハロウィン、遠足などにまつわる内容のクイズを行えば、さまざまな行事の意味などを学ぶきっかけにつなげることができそうです。
クリスマスツリーなど行事にちなんだデザインの台紙や、ゴールしたらもらえる景品を保育士さんが手作りで用意すると、さらに遊びが盛り上がるかもしれません。
子どもたちがスタンプラリーを通して友だちとの親睦を深め、行事をより楽しめるとよいですね。