転職の面接に向けて、メイクの仕方に悩んでいる保育士さんもいるのではないでしょうか。アイシャドウやチークなどの色味が気になったり、化粧をせずに行くべきか迷ったりすることもあるかもしれません。今回は保育士さんの対面面接や、web上で行うオンライン面接時のメイクについて気をつけるポイントを紹介します。
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■目次
保育士の面接はノーメイク?ナチュラルメイク?
転職を考えている保育士さんの中には、面接時の適切なメイク方法について知りたい方もいるでしょう
普段のメイクでは個人の好みにあわせて、華やかさやかわいらしさ、綺麗さなどを意識することが多いかもしれません。
しかし、保育士さんの場合は主に子どもたちの生活全般のお世話や保護者対応などが求められる職種になります。
そのため、転職活動の際に面接官への印象を考えて、メイクは「明るさ」「清潔感」「健康的」という部分に焦点をあてて考えるとよいでしょう。
また、保育士経験があり「以前はファンデーションが子どもにつかないようにノーメイクで勤務をしていた」という方は、面接もノーメイクがよいと考える方もいるかもしれません。
しかし、ノーメイクは場合によっては顔色が悪く不健康に見えたり、面接官に身だしなみに気をつかっていないと判断されたりする可能性もあるようです。
面接では前述した明るさや清潔感が伝わるように、ナチュラルなメイクを意識するとよいかもしれないですね。
それでは、面接の際に相手が好印象を持ちやすいメイクのポイントを整理していきましょう。
保育士が面接時にメイクをする際の注意点
ここでは、保育士さんが面接に向けて、メイクをするときに意識するとよいポイントをみていきましょう。
年齢にあわせた化粧品を使用する
人は誰しも、年齢を重ねるごとに肌質が変わったり、しわや顔のパーツの印象に変化が出たりするでしょう。そのため、自身の年齢にあわせたメイクを考える必要があります。
メイク用品やスキンケア用品は、20代の頃に使用していたものが30代になると肌に合わなくなることもありますよね。
今の自分の状態にあったものを選ぶことで、メイクの仕上がりも変わるでしょう。試供品などを試して、自分の肌に合った化粧品を見つけられるとよいですね。
年齢よって好印象を与えるポイントの違いを意識する
面接時に好印象を持ってもらうためには、どのような点に気をつけるとよいか考えてみましょう。
好印象につながる要素として、年齢を意識したメイクをするという点も大切なポイントの一つといえそうです。
例えば、20代では「若さ」「爽やか」が好印象につながることも多いかもしれません。しかし、30代の転職などは、これまでの社会経験をふまえて、落ち着きや安心感を意識した方がよい印象を与える場合もあるでしょう。
そのため、30代ではアイシャドウやリップは明るい色味だけではなく、ブラウン系やベージュ系といった落ち着きを感じる色味を選ぶなど、年齢に応じた好印象のポイントを意識して工夫をするとよさそうです。
【工程別】保育士が面接時にメイクする際のポイント
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ここでは、メイクの工程別に意識するとよいポイントについて紹介します。
スキンケア
健康的な印象を持ってもらうためには、肌のコンディションを整えることは大切でしょう。
乾燥や肌荒れなど、自分の肌の問題点にあわせて化粧水や乳液を選ぶことで、肌トラブルを防ぐことにもつながりそうです。
肌の状態を整えることは、面接時の化粧のりにも影響するため、意識するとよいでしょう。
ベースメイク
ファンデーションは、パウダータイプやリキッド、クリーム、クッションタイプなど自身の肌質にあったものを使用しましょう。
自分の肌にあわないメイク用品を使うことで、肌の水分が少なく粉を吹いていたり、反対に油分が極端に多く清潔感に欠けて見えたりと、マイナスな印象を与える場合もあるかもしれません。
また、目の下のクマやくすみなどは疲れているように見えてしまい明るさに欠ける可能性もあるため、コンシーラーなどでカバーするとよいでしょう。
眉
眉の形はその人の雰囲気を左右するポイントの一つといわれています。
きりっとした印象になるよう、眉山の角度をしっかりかく方もいるでしょう。また、平行眉で目との間隔が狭い方が好きだという場合もあるかもしれません。
好みの違いはありますが、保育士さんの面接では優しい印象を与えることを考えて、眉のかきかたに気をつけるとよさそうです。
一般的に、アーチ形の眉は柔らかい印象を与えやすいとされています。色味もブラウン系を選ぶことで、優しい雰囲気を感じてもらえるよう工夫するとよいかもしれません。
上手くかけない場合は、眉の形のテンプレートを使う方法もあるでしょう。自分の眉にテンプレートをあてて、はみ出ている眉をカットし、眉毛の流れをブラシで整えます。
その後、ペンシルやパウダーで色をのせブラシなどでなじませると自然な仕上がりに近づけることができそうですね。
アイメイク
目は相手の印象に残りやすいパーツであるため、面接時のメイクでも工夫するポイントがいくつかあるでしょう。
普段のメイクでは、目を大きく見せたり、まつ毛を長く見せたりと気を配る方もいるかもしれません。しかし、面接時のアイメイクは、快活さや明るい印象を持ってもらうことを意識するとよいかもしれません。
また、目力が強くなるように「アイラインを太く引く」「マスカラを多くつける」というメイクの仕方は、不自然な印象を与える可能性もあり、注意が必要です。
まつ毛は多く長く見せることよりも、上向きに整えるくらいが丁度よいかもしれません。また、赤など目立つ色のアイシャドウは避けた方が無難でしょう。
パールやラメが入っているものは華美な印象を与えることもあるため、使用しない方がよさそうでs。淡いブラウンやベージュなどのアイシャドウで目の奥行感を出し、目元がぼんやりしないように工夫するとよいでしょう。
チーク
面接時のチークをつける際は、位置と量に注意しましょう。頬の高い位置に丸くのせると、幼い印象を与えることもあるようです。
頬骨から耳側に向かって色をのせて、自然な血色に見えるように意識してみましょう。
自分の顔色にあわせて、コーラルやブラウン系の落ち着いた色合いを選ぶと、ナチュラルに仕上がるかもしれないですね。
リップ
リップを塗る際は、健康的な印象や明るさが感じられるように、色味や質感に注意してみましょう。
ツヤ感が強いものや、色が濃いものはナチュラルメイクよりもお洒落を意識した印象が強くなるため、避けたほうが無難かもしれません。
自然な印象を心がけて、淡いピンクやベージュ系など血色がよくみえるものを選ぶとよさそうです。また、リップペンシルで唇の輪郭をハッキリさせると、整った仕上がりになるでしょう。
マスク
面接時のマスクに関しても、どのようなものを選べばよいのか不安になりますよね。
マスクを着用する際には、好印象を与えることよりも、保育園の担当者に不安感や違和感を与えないことを第一に考えるとよいかもしれません。
ここでは、面接時に着用するマスクの素材や色の選び方について紹介します。
素材
不織布マスクは他の素材に比べて、飛沫などの細かい粒子が通りにくいといわれることもあるようです。そのため、不織布の素材を選ぶと相手に不安な気持ちを与えずにすむかもしれません。
マスクの素材に関する考え方は人それぞれですが、面接時には相手が少しでも不安を感じる可能性がある素材は避けるという配慮が必要でしょう。
また、不織布の素材で肌が荒れてしまう場合は、つける時間を調整するとよいかもしれないですね。
面接時のマスクは、長時間の着用とはならないため、応募先の保育園に到着するまでは、自身の肌に合うものを着用するとよさそうです。
園に到着してから、不織布のマスクに変えるなど自分ができる範囲で工夫をしてみましょう。
色
清潔感を感じてもらうことを意識すると、「白」のマスクが無難でしょう。
しかし、健康的な印象を持ってもらうために、血色がよく見える色つきのマスクを着用したいという方もいるかもしれません。
その場合は、黒や紺色などではなく薄いピンクや暖色系を選択するとよさそうです。色つきのマスクを選ぶ際にも、メイク同様、華美にならないことを意識しましょう。
もし、少しでも色つきのマスクの着用に不安を感じるのであれば、白を着用した方が面接前に余計な心配をせずに面接に臨めるでしょう。
オンライン面接でのメイクの仕方と写り方の注意点
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応募先の保育園によっては、オンラインでの面接となる場合もあるかもしれません。
web上のオンライン面接では、メイクの仕方の注意点やカメラの位置にも気を配る必要がありそうです。対面の面接とは異なる注意ポイントについて整理していきましょう。
メリハリと色味に注意する
web面接は画面越しのため、メイクがナチュラルすぎるとノーメイクに見える可能性もあるでしょう。対面のときよりも、画面を通しても顔がはっきり見えるように、メリハリを意識するとよいかもしれないですね。
また、目の下の影がクマのように見えてしまうことも考えられるでしょう。目元が暗くならないよう、ハイライトや明るめのファンデーションを目元にのせるとよいかもしれません。
明るさやカメラの位置に注意する
部屋の照明の明るさを確認しましょう。「自分の顔がはっきり写る明るさになっているか」「光が強すぎて顔色が白くなりすぎていないか」など、事前にカメラテストをするとよいですね。
また、webカメラの位置にも注意が必要でしょう。自分の顔よりも低すぎる位置に設置すると、面接官を見下ろすような印象を与える可能性があります。
できる限り、自分の目の高さにあわせるように、ノートパソコンやスマートフォンなど使用する機器の置き場所を調整するとよさそうです。
また、背景は家具などが写らないように壁やドアなどが後ろにくるように、設定できるとよいですね。オンライン面接時の背景に、目立つ柄や目立つ色の物があると、顔の印象が薄れてしまうかもしれません。
背景は、白系や無地を意識して、自分ができる範囲で調整してみましょう。
面接時のメイクのポイントをおさえて、準備を進めましょう
今回は、対面の面接時やオンライン面接時のメイクのポイントや注意点を紹介しました。
面接時にメイクする際は保育園の面接官の印象を考えて「こういう保育士さんに働いてほしい」と思ってもらえるよう、ナチュラルメイクを基準に考えるとよさそうです。
子どもが安心できるように、優しい雰囲気の色の化粧品を選んだり、明るさや清潔感が感じられるポイントを意識したり、自分なりに工夫できるとよいですね。
普段のメイクと面接時のメイクを区別して面接官に好印象を与えられるよう、メイクのポイントを整理してみましょう。
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