保育士はとてもストレスフルな職業です。
もちろん「大好きな子どもたちの世話ができる」という、子ども好きにとってはこれ以上ない幸せな職業ではあるのですが、
子どもたちの笑顔を見ても吹き飛ばせない…そんなストレスをためこんでしまう保育士も大勢いらっしゃいます。
そこで今回のコラムでは、「保育士が仕事でストレスに感じることランキング」をご紹介!
どんなことにストレスを感じるのかを知ることで、しっかり対策がとれると嬉しいです!
ストレスに感じることランキングの結果発表
保育士バンク!にご登録いただいている保育士さん1,000名を対象に行われた意識調査の中に、
「日々の仕事の中でストレスに感じることを教えて下さい(3点まで。複数回答可)」という調査項目がありました。
以下がその結果です。
1位:ゆとりのない保育環境(51.1%)
2位:体が疲れる(38.0%)
3位:職場の人間関係(38.0%)
4位:上司の評価(25.1%)
5位:保護者からの評価(7.8%)
6位:日々のいらいら(7.8%)
それではここからは、上記調査結果の3位までを細かくご紹介していきます。
ストレス1位:ゆとりのない保育環境とは?
ランキング1位になっている「ゆとりのない保育環境」という回答。
「ゆとりのない」という言葉の捉え方は、保育士一人ひとり違うとは思いますが、
“業務にゆとりがない”という意味が、まず間違いなく含まれているでしょう。
保育士の仕事は、定時で帰れることなんてほとんどなく、残業は当たり前。
残業で終わらなければ持ち帰り仕事。行事の前には寝る間も惜しんで工作する…なんて保育士もいますから、
「ゆとりがある」と言える保育士の方が少ないのもうなずけます。
ストレスを解消するような時間もなかなかとれないという保育士さんの方が多いんではないでしょうか?
ストレス2位:体が疲れるとは?
子どもたちは、その小さな体からめいっぱいエネルギーを発散させながら、一日中元気いっぱいに動きまわります。
当然、保育士はそんな子どもたちを全力で追いかけながら面倒を見なければいけませんから、
一日が終わる頃にはもうヘトヘト…。
その上子どもたちが帰ったら、疲れた体を押して事務作業や行事準備で残業残業…。
疲労が蓄積し続けた結果、保育士をやめてしまうという選択をする人も、悲しいことに大勢います。
ストレス3位:職場の人間関係とは?
保育園で働く保育士は、今も女性ばかりです。
女性ばかりの職場の場合、残念なことに派閥ができてしまったり、後輩イビリがひどかったりする傾向があるので、
仕事内容ではなく、人間関係が原因で転職する人が後を絶たないのです。
保育士がストレス要因として3位にあげてしまうことも、納得してしまいます。
いかがでしたか?
ストレスに感じることが多い…とはいうものの、そんなにストレスがたまる職業でも、「子どもたちのためなら…!」という強い意志で
仕事を続ける人が大多数だったりもします。
どんな仕事でも、形の違うストレスが降りかかってきますから、
上手にストレスを解消しつつ、お仕事を続けられるといいですね!