保育中に喉が渇いたと感じることもありますよね。子どもたちとたくさん身体を動かして遊んだあとだったり、夏のような暑い時期だったりと、喉が渇くタイミングはさまざまです。忙しさにかまけてついつい水分補給をするタイミングを忘れてしまう人もいるかもしれませんが、喉が渇いたときに我慢は禁物です。今回は、保育中に熱中症にならないための対処法を解説します。
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■目次
保育士さんたちの水分補給事情
保育の仕事をしていると、日頃から子どもたちとたくさん身体を動かして遊ぶことも多いですよね。
子どもたちに水分補給を促すのはもちろんのこと、大半の保育士さんが自分たちにとっても仕事中の水分補給が大事であることを理解しているはずでしょう。
とはいえ、仕事中は子どもたちから目を離せないことも多いので、水分補給をするタイミングがなかなか難しいと感じている人も少なくないようです。
トイレにも行きにくいことを気にしてしまい、水分補給をするのをためらってしまう人もいるといいます。
だからといって、水分補給をすることもトイレに行くことも我慢をしてはいけません。場合によっては熱中症や脱水症状になったり、体調を崩してしまったりすることがあるので注意するようにしましょう。
「喉が渇いてから飲む」では遅い!
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喉が渇いてから水分を摂っても大丈夫だと考える人もいるようですが、実はこれは大きな間違いです。
喉が渇いたと感じているということは、身体の中ですでに脱水が始まっている証拠です。
そのため、喉が渇いたと感じる前に計画的・意識的に水分補給をすることが大切です。こまめに水分補給を行なうことで、身体への負担を最小限に押さえられるでしょう。
なお、以下の記事では保育園でできる熱中症対策について解説しています。詳しく知りたいという保育士さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
大人が一日に必要な水分の摂取量はどれくらい?
そもそも大人が一日に必要な水分の摂取量は、代謝や運動量によって異なります。一般的な目安としては、体重1kgに対して約35mlです。
つまり、体重50kgの人であれば一日に1.7L摂取する必要があるということになります。運動をしたり、汗をかいたりするような行動を取った場合はプラスアルファの量を摂取するようにしましょう。
効果的に水分補給をするためのポイント
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仕事中に水分補給をするにあたって、何か気をつけるべきことはあるのでしょうか。ここでは、効果的に水分補給をするためのポイントを紹介します。
こまめに少しずつ水分を摂る
一度にたくさん水分を摂ったとしても、それがすべて身体に吸収されるわけではありません。なぜなら、一度に吸収できなかった水分は尿として排泄されてしまうからです。
トイレに行く頻度が増えることを気にして、水分摂取を控えてしまう原因になりかねないでしょう。そのため、こまめに少しずつ水分を摂ることが大切です。
冷たすぎる水にも注意する
5〜15℃の冷たいお水は飲んでいるとおいしく感じるかもしれませんが、身体や内臓に負担をかけやすいという特徴があります。
その点、常温の水は身体への負担を少なく、水分補給を行なえます。水分補給をするときに飲む水の温度は、そのときの状況や体調で使い分けるとよいでしょう。
ミネラルも補給する
汗をかくような仕事をしていると、水分と一緒に塩分やミネラルも失われてしまいます。そのため、水だけではなくミネラルも意識的に補給するようにしましょう。
おすすめなのは、ミネラルウォーターや麦茶、スポーツドリンクなどのミネラルが含まれている飲み物です。これらの飲み物を飲んで、しっかりとミネラルを補給しましょう。
喉が渇いていなくてもこまめな水分補給を心がけよう
保育士という仕事柄、忙しさにかまけてついつい水分補給をするタイミングを忘れてしまう人も少なくありません。
しかし、喉が渇いていることを我慢したままにしていては熱中症や脱水症状になったり、体調を崩してしまったりするおそれがあるので危険です。
そのため、たとえ喉が渇いていなかったとしても、こまめに水分補給をすることを心がけるようにしてくださいね。
子どもたちに気を配ることも大切ですが、自分自身の体調にもしっかりと気を遣うことを忘れないようにしましょう。
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