【2021年最新版】保育士の自己PRの書き方や例文。転職の面接や履歴書でアピールするには?

保育士として転職活動をするなかで、自己PRを求められることがあるでしょう。自分自身の魅力をアピールするためには、どのような内容を盛り込めばよいのでしょうか。今回は、保育士の転職活動における自己PRの重要性や書き方のコツを紹介します。あわせて、中途採用の面接や履歴書に役立つケース別の例文もまとめました。


面接を受ける女性

maroke/shutterstock.com

 

面接や履歴書で自己PRを求められる理由

自己PRとは、自分がどんな人物なのか、またどういった魅力があるのかを採用側にアピールするための文章です。

 

一般的に、履歴書や職務経歴書などの応募書類に記載するほか、面接の場面で求められることも多いでしょう。

 

特に書類選考は最初の選考ステップになるため、この段階で採用側に対して「会ってみたい」という印象を残さなければ、次に進むことは難しくなるでしょう。

 

そのため、自己PRで仕事での実績をアピールしたり、もし採用されたらどのように活躍できるのか具体的な内容を伝えたりして、採用した後の姿をイメージしてもらうことが重要になります。

 

今回は、そんな重要性を持つ保育士の自己PRについて、書き方や例文をくわしく紹介します。

保育士の自己PRを作成するときのポイント

採用側に会いたいと思ってもらえるような魅力ある自己PR文を作成するには、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。

 

志望先の園について知る

 

自己PRを作成するときは、まず志望する園についてよく理解する必要があります。具体的に見ていきましょう。

園の理念や保育内容への理解を深める

転職したい園の保育理念や方針、保育の特徴などを事前に把握し、理解を深めておきましょう。

 

これまでの自身の経験と志望先の園の特徴との関連性を見つけてアピールできれば、採用側は保育士として活躍する姿をイメージしてくれるかもしれません。

 

志望する園の採用情報やホームページにしっかりと目を通し、その園独自の特色と自身との共通点を見つけておくことがポイントです。

園との接点を作っておく

志望する園との接点を作ることで、オリジナルな自己PRを作ることができるでしょう。

 

例えば、園見学や採用説明会に参加して職員さんの話を聞けば、園との接点が生まれるかもしれません。

 

接点を作れば園のホームページだけではわからない部分を知ることができるうえに、転職意欲をアピールできるチャンスにもつながりそうですね。

 

失敗経験を活用する

 

中途採用を目指して転職活動をしている保育士さんのなかには、「これといった実績がない」「成功体験がない」と感じている方もいるかもしれません。

 

その場合は、前の職場や学生時代の経験を振り返り、失敗から学んだことやそれを活かして成長につながったエピソードを盛り込むとよいでしょう。

 

例えば、以下のような自己PRを作成できます。

 

園庭でふと目を離した隙に園児が遊具から落ちてしまったことがありました。幸いケガには至りませんでしたが、全体が見えていないことが原因だったと反省しました。その経験を機に常に広い視野を持つように意識したことで、より園児たちの細かな変化に気づくことができるようになりました。

 

失敗した経験から原因を探り改善したことによって、その後の成長に活かすことができた、という形で書くと、採用側にポジティブな印象を与えられそうですね。

保育士の自己PRでアピールできる長所

スーツの女性

miya227/shutterstock.com

 

中途採用を目指す保育士さんが、自己PRでアピールできる長所や経験をまとめました。

 

長所①相手に対して共感し、寄り添うことができる

 

保育士は、子どもの気持ちに共感を示し、寄り添うことが大切な仕事でしょう。

 

子どもは、自分の気持ちや要望を言葉で表現することが難しい場合があります。

 

そのため、子どもの考えを汲み取って「いっしょにボール遊びしたいんだよね」「そうだよね、痛かったよね」と、子どもの気持ちに理解を示し共感することで、安心感につながるでしょう。

 

相手の気持ちに共感し寄り添えることを、具体的なエピソードとともに述べることができれば、子どもに慕われる保育士をイメージしてもらいやすそうですね。

 

長所②コミュニケーション能力が高い

 

コミュニケーション能力が高いことも、自己PRに活かせる長所でしょう。

保護者対応

保育園を利用する保護者は年齢や性格、子育てに対する考え方などさまざまですよね。

 

そういった保護者に対して、保育のプロとしてきちんと話ができたり気遣いができたりする保育士さんは、園にとっても貴重な人材といえるでしょう。

 

保護者との円滑なコミュニケーションを裏付けるエピソードとともにアピールすれば、保護者が安心して子どもを預けられる園づくりに欠かせない存在であると、採用側に印象づけられるかもしれません。

 

保護者からのクレームを防ぐという観点でも、園側は採用するメリットがあると考えてくれそうですね。

職員との連携

コミュニケーション能力の高さは、保護者対応だけでなく職員同士のコミュニケーションにおいても重要でしょう。

 

職場の人間関係は退職の原因になることも多いと言われています。そのようななかで、コミュニケーション能力に長けていることをアピールできれば、採用側に円滑な人間関係を築ける人材として印象づけることができそうです。

 

ただし、「私はコミュニケーション能力が高いです」だけでは、漠然としていて説得力が弱いので、どのような場面で円滑にコミュニケーションを取れるのか、具体的な説明を意識してみましょう。

 

長所③責任感が強い

 

保育士さんは、保護者から子どもを預かる大事な役割を担っています。

そのため、責任感が強いことは大きなアピールポイントの一つになるでしょう。

 

例えば、生活発表会の企画や進行を任されたり、担任のクラスを受け持ったりしたエピソードを添えれば、行事やクラスをまとめられる責任感の強さを伝えることができます。

 

責任感の強さを具体的なエピソードとともに伝えれば、「多少の困難があっても簡単には辞めない人だ」「責任の大きな仕事を任せても大丈夫だ」といった印象を持ってもらえそうですね。

 

長所④視野が広い・細かいことにも気づきやすい

 

視野が広く些細なことに気づきやすいのも保育士の仕事にとって大切な要素です。

 

例えば「先生こっち来て!」「先生絵本読んで!」などと呼ばれた場合、個別に対応しながら、クラス全体の安全にも配慮しなければならないこともあるでしょう。

 

子どもと遊びながら広い視野を持って保育に取り組めることは、保育士に必要なスキルといえるかもしれません。

 

また、子どもが示す細かい感情のサインや体調の異変など、普段との違いに敏感に気づける保育士さんは、園側にとっても貴重な人材となりそうです。

 

長所⑤体力がある

 

体力があることも、中途採用を目指す保育士さんにとって大きなアピールポイントになります。

 

元気いっぱいな子どもたちといっしょに遊べる体力があれば、保育士さんとして子どもたちからの人気も高まるかもしれません。

 

また、免疫力が低く風邪を引きやすい子どもが多い保育園では、保育士さんが園児から病気をもらってしまうこともあるようです。そのため、体調管理という観点からも体力は重要なポイントになります。

 

体力があることを長所としてアピールする場合には、「2年間で病欠は0日でした」など具体的に書くとよさそうですね。

 

長所⑥前向きである

 

常に物事に前向きな姿勢で取り組むことができるのも大きなアピールポイントになりそうです。

 

保育士の仕事をするうえで、思い通りにならないことや困難なこともあるでしょう。

そのようなときに、諦めずに前向きな姿勢で仕事に取り組める保育士さんは、園にとって魅力的な人材となるかもしれません。

 

前向きな姿勢で困難に立ち向かった経験があれば、具体的なエピソードとともにアピールしてみましょう。

 

長所⑦ピアノや歌に自信がある

 

ピアノや楽器、歌を得意としていれば、大きなアピール材料となるでしょう。

 

保育園では、ピアノの伴奏に合わせてクラスで歌う場面や、保育士さんが手遊び歌を歌う場面などが多いですよね。

 

また、最近はリトミックに力を入れている園もあるため、音楽を得意とすることは武器になるかもしれません。

 

趣味で続けていることや音楽を勉強した経験などがあれば、補足として添えると自己PRの説得力が増しそうです。

 

長所⑧面倒見がいい

 

面倒見がいいことも、保育士として大きなアピールポイントになります。

 

保育士さんは日々子どものことを見守り、必要なタイミングでサポートしたり安全を守ったりと、常に寄り添った姿勢が大切な仕事です。

 

そのため、「面倒見がいい」という長所から連想される、思いやりがある性格や常に周りに気を配れる視野の広さなどを、根拠となるエピソードとあわせて伝えてみましょう。そうすることで、保育士としての適性があるイメージを持ってもらいやすいかもしれません。

 

以上のポイントを押さえて自己PRすれば、採用側が保育士として活躍できる人材であるという印象を抱きやすいでしょう。

 

また、これ以外の長所のほかに、自分だけの経験や特技などをアピールすれば、他の人と差別化を図ることもできそうですね。

保育士の自己PRの例文

ペンを持つ手元

Pheelings media/shutterstock.com

 

自己PRのポイントやアピールできる長所などを踏まえたうえで、面接や履歴書を作成するときに活用できる例文を紹介します。

 

例文①自分の得意分野を活かす場合

 

私は絵や工作など、ものづくり全般が得意です。


前職で私が担当していたクラスには、工作を苦手とする子どもが多くいました。

子どもたちがつまずいた場合でも自力で完成させられるように、自分なりにアレンジした作り方を伝えながら援助していました。

その工夫により、私が担当する以前と比較して最後まで一人で作れるようになった子が増え、子どもたちがより達成感を味わってくれるようになりました。


貴園の教育方針にある、『子どもたちのクリエイティブな感性を磨くこと』を実現するにあたり、私は製作を通して子どもたちの感性を育てるサポートをしていきたいと考えております。

 

例文②ブランクありで、育児の経験を活かす場合

 

出産を機に退職し、現在は2歳と4歳の子ども2人の育児をしております。ブランクがありますが、前職では4歳児と5歳児のクラス担任を務めた経験があります。


○年の保育経験に加え、自分の育児の経験を活かし、貴園の乳児クラスから年長クラスまで幅広く担当できると考えています。また、親となった今、保護者の気持ちをこれまで以上に深く理解できるようになりました。


子どもに寄り添いながら保育にあたるのはもちろんのこと、同じ子どもを持つ親として、育児の悩みに対するサポートを行いながら、保護者にもしっかり寄り添って働いていきたいと考えております。

 

例文③実務経験の長さから得たスキルや長所をアピールする場合

 

私は、前園で後輩職員とパート保育士の7人をまとめる立場として、職員同士のコミュニケーションを円滑にする役割を担っておりました。


当初、パート職員の入れ替わりが激しく職員同士の会話があまりなかったのですが、その状況を変えたいと思い、自分から積極的にコミュニケーションを取ったり、朝礼のなかでグループごとに話をする時間を設けたりして、職員同士が話しやすいと思える雰囲気作りに努めました。


その結果、少しずつ会話が増えて雰囲気が改善したうえに、仕事でも互いに協力しやすい空気が生まれるようになりました。

貴園においても、自ら進んでコミュニケーションを取ることで、職員同士が意見を出しやすい雰囲気を作り、ひいては園全体でより園児のサポートができる体制を整えて参りたいと考えております。

 

例文④自身の人柄を伝え、園に貢献できることをアピールする場合

 

私は、チームワークを大切にしながら仕事に取り組むことができます。

前園は独自の保育方針があり、保育に対して志の高い職員が多く集まっていたのですが、園での行事やイベントのたびに職員間での意見の対立が発生していました。


そこで、私は職員それぞれの意見を聞き、『では子どもたちはどんな出し物ならよろこぶと思いますか?』と質問を投げかけ、お互いの意見を整理するようにしました。話し合いを進めるうちに意見の譲り合いが生まれるようになり、徐々に対立も減っていきました。


貴園においても、協調性を持って人と接し、職員とのチームワークを大事にしながら保育をしていきたいと考えております。

 

履歴書や面接に向けて自己PR文を作成するときは、今までの経験やエピソードと自分の長所や強みを具体的に絡めながらアピールしましょう。

 

そのうえで、どんな形で園に貢献できるのかを伝えるようにすると、説得力のある自己PRに仕上がりそうですね。

保育士として、自身の魅力が伝わるような自己PRを作成しよう

今回は、転職に役立つ保育士の自己PRについて、作成のポイントや例文などを紹介しました。

 

中途採用における履歴書や面接で求められる自己PRは、自身の人物像や魅力を採用側に伝えるためのものです。

 

自己PRを作成するときは、長所を裏付ける具体的なエピソードを盛り込んで、説得力があり自身の魅力が伝わりやすい内容にすることがポイントです。

 

共感性の高さやコミュニケーション能力の高さ、責任感の強さなどアピールできるポイントはさまざまあるでしょう。自己分析を行って自身の長所をしっかり把握し、採用したいと思ってもらえるような自己PRを作成してみてくださいね。

 

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