異年齢児保育とは?ねらいや意味、子どもが楽しめる遊びやゲームのアイデア

異年齢児保育は縦割り保育とも呼ばれ、年齢ごとにクラス分けを行わずに保育をすることが特徴です。先生のなかには、異年齢児保育のねらいや、保育におけるメリットやデメリットが知りたいという方もいるかもしれません。今回は、異年齢児保育の概要に加え、子どもが楽しめる遊びのアイデアを解説します。


女の子と男の子の兄弟

MIA Studio/shutterstock.com

 

異年齢児保育とは

一般的に日本の保育園では、子どもの年齢ごとにクラス分けを行う「年齢別保育」や「横割り保育」が多く採用されています。これに対して、年齢の異なる子どもたちを一つのクラスで保育する「異年齢児保育」または「縦割り保育」が実施されている場合もあるようです。

 

異年齢保育が実施されている背景

 

異年齢児保育が行われるようになった背景には、少子化によって兄弟がいる子どもが少なくなり、それによって年齢を超えた子ども同士の関わりが減少したことがあると言われています。

 

そのため、異年齢児保育をすることで年上や年下の子どもと触れ合うことができ、子どもが自分とは異なる存在を受け入れ、共に成長することが期待されているようです。

 

導入のしかたは園によってさまざま

 

園によって異年齢児保育を取り入れる方法はいろいろあるそうです。

 

例えば、年齢に関係なくクラスを決めて縦割り保育をしている園や、クラスを設けずに園全体で保育をする園、乳児と幼児の2クラスに分けて保育をする園などがあります。

 

また、1週間のうちの何日かだけにしていたり、1日のうち食事やおやつの時間だけなどと決めて取り入れていたりすることもあるようです。

 

他にも、通常は年齢別の保育を行っている園でも、延長保育の時間帯や夏休みなどの子どもの人数が少ない場合に限って異年齢児保育をすることもあり、取り入れ方は園によってさまざまです。

 

次は、異年齢児保育を行うねらいについて見ていきましょう。

異年齢児保育のねらい

異年齢児保育には、年齢の異なる子どもたちが一緒に遊んだり食事をしたりして、同じ空間で過ごすことで交流を持つという意味がありました。

 

そのなかで、保育園や幼稚園で異年齢児保育を取り入れるのには、以下のようなねらいがあるそうです。

 

  • 年齢が異なる子との関わり方を学ぶ
  • 社会性や協調性を身につける

 

年齢が異なる子との関わり方を学ぶ

 

異年齢児保育のねらいの一つとして、子どもたちが年齢が異なる友だちのと関わり方を学ぶことが挙げられます。

 

年が違う友だちと一緒に活動して交流することで、年上の子どもであれば年下の子のお手本になろうと意識したり、年下の子どもであれば年上の子を見習おうとしたりするような姿勢が見られるようになるかもしれません。

 

年齢が異なる子との集団遊びを通して、子どもたちはお互いの関わり方を学び、刺激を受けながらいっしょに成長してくことが期待できるでしょう。

 

社会性や協調性を身につける

 

異年齢児保育のねらいには、年齢の異なる子どもと交流するなかで、子どもたちが社会性や協調性を身につけることが挙げられるでしょう。

 

いっしょに遊んでいるときに、子どもたちは自分の意思を相手に伝えたり、反対に相手の思いを汲み取ろうとしたりすることがあるかもしれません。

 

また、年上の子どもは、活動のなかで年下の子どもの手助けなどをして、相手へ思いやりの気持ちをもって接することへもつながるでしょう。

 

異年齢児保育の意味やねらいを押さえることができれば、指導案や月案を作成するときに活かすことができそうですね。

異年齢児保育のメリットやデメリット

遊んでいる兄弟

ucchie79/shutterstock.com

 

異年齢児保育を行うことで、子どもにとってどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

 

メリット

 

ここでは、異年齢児保育のメリットを紹介します。

相手を思いやる気持ちが育まれる

年齢の異なる子どもといっしょに活動することで、相手を思いやる気持ちを育むというメリットがあると言えそうです。

 

年齢の異なる子と遊ぶときには、遊びの種類よってできるできないの差がでてくるでしょう。

例えば、製作ではさみを上手く使えなかったり、折り紙をきれいに折ることができなかったりする子もいるかもしれません。

 

そのようなときに、年上の子どもができない子どもに教えたり優しく接したりするようになり、思いやりの心を持つことへとつながりそうです。

興味や関心の幅が広がる

異年齢児保育のメリットとして、子どもにとっての興味や関心の幅が広がったり、挑戦心を育んだりすることが挙げられるでしょう。

 

年下の子は、年上の子が遊んでいるのを見て遊び方やルールを覚えたり、新しい遊びに興味を示したりするようになるかもしれません。

 

また、年上の子どもが活動のなかで身近なお手本となることで、行動を真似たり見習おうとしたりすることもあるでしょう。

 

身の回りのことを自分でやっている年上の子を見たら、年下の子も「自分でやってみる」というように積極的にチャレンジするようになるかもしれませんね。

友だちの幅や居場所が広がる

いっしょに遊ぶ友だちや、保育園や幼稚園内での居場所が広がるというメリットも挙げられるでしょう。

 

年齢別保育では、どうしても同年齢の友だちが多くなるでしょう。

 

それに対し異年齢児保育では、年齢が異なる友だちと関わることができます。

また、年齢別保育では固定されがちになってしまう、クラスや遊び場などの子どもの居場所を広げることも可能になるでしょう。

 

デメリット

 

一方で、異年齢児保育にはどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

発達に合わない遊びでは子どもが飽きてしまう

異年齢児保育のデメリットとして、発達に合わない遊びでは子どもが楽しめないことが挙げられます。

 

年齢によって発達の程度に差があるため、運動遊びや製作遊びなどにおいて年下の子に合わせると年上の子が物足りなく感じてしまったり、年上の子に合わせると年下の子が遊びに参加できなくなったりしてしまうこともあるかもしれません。

 

そのため、先生は子どもたち全員が楽しめるような遊びの工夫が必要になるでしょう。

力関係が発生してしまう

異年齢児保育のデメリットとして、遊びなどにおいて年齢による力の差が発生してしまうことが挙げられるでしょう。

 

年上の子がおもちゃを取ってしまったり、いじわるをして仲間外れをしてしまったりすることもあるかもしれません。年下の子はそれによってストレスを感じてしまい、遊びを楽しめなくなってしまうことも考えられます。

 

そのため、先生は子どもたちをしっかりと観察し、年齢の異なる子ども同士でトラブルが起こっている場合には、声をかけるなど子どもの状況を見ながらフォローすることが大切になるでしょう。

異年齢児保育をするときのポイント

異年齢児保育をするうえで先生が配慮するといいポイントを紹介します。異年齢児保育の指導案や月案を作成する際の参考にしてみてくださいね。

 

子どもをしっかりと見守る

 

異年齢児保育をするときには、先生が子どもたちをしっかりと見守るようにしましょう。

 

年上の子が面倒を見ようとして、乳児クラスの子を抱っこして転んでしまうようなこともあるかもしれません。そのとき、子どもに「抱っこはしないでね」と伝えると、子どもたちの主体性を損なってしまうことが考えられます。

 

年上の子の「やりたい」という自主性を尊重しながらも、細心の注意を払って観察し、子どもたちを見守ることが異年齢保育をするうえで大切なことと言えるでしょう。

 

年齢にあったおもちゃや遊びを工夫する

 

年齢の異なる子どもがいっしょに遊ぶ場合には、子どもの年齢に合った遊びやおもちゃを用意するようにしましょう。

 

遊びをどちらかに合わせると、子ども全員が楽しめなくなってしまうかもしれません。

年齢ごとのルール設定や、時にはクラスの中を区切っておもちゃ遊びをするなどの配慮をしながら、全員が楽しめるようにするといいですね。

 

ふれあい遊びを取り入れる

 

0歳児~5歳児までの子どもたちで異年齢児保育をする場合、ゲーム遊びや運動遊びなどを取り入れるのが難しいこともあるかもしれません。

 

そのようなときには、子どもたちがスキンシップを取れるようなふれあい遊びの要素を加えてみるのはいかがでしょうか。

 

年齢の異なる子どもたちがふれあい遊びをできるというのは、異年齢児保育ならではと言えるでしょう。

 

手をつなぐなど、遊びのなかで乳児クラスの子とふれ合える機会を作れば、幼児クラスの子に自分がお兄さんやお姉さんであるという意識が芽生えるかもしれませんね。

 

力の差が出たら先生がフォローする

 

異年齢児保育をするうえで、子どもたちの間で力関係が発生してしまうことを心配している先生もいるかもしれません。

 

もし、年上の子が意地悪をしてしまったり、おもちゃを取り上げてしまったりしたら、先生がフォローに入ります。

 

ただし、すぐに仲裁に入るのではなく、どうしたらみんなで楽しく遊べるのか考えられるように子どもたちに声かけをするのがポイントです。

 

また、年下の子とのコミュニケーションの取り方が分からずに困ってしまっていることもあるかもしれません。どのように話しかけたらいいのか教えるなど、子どもたちが自らいっしょに遊ぶことを提案できるような配慮をするとよさそうです。

異年齢児保育に活用できるアイデア:ゲーム

年齢が異なる子どもたちが楽しめるゲームのアイデアを紹介します。

 

リズムゲーム

 

音に合わせて手をリズムをとるリズムゲームをしてみましょう。

手をたたく

手をたたいたり足踏みをしたりして楽しむリズムゲームです。

 

 

お座りができるようになった赤ちゃんであれば、先生が手をもっていっしょに叩く動作をして楽しむことができそうです。

1歳児後半くらいからは、先生の動きを真似して足踏みするようになるかもしれませんね。

振付をする

振付があるリズムゲームに挑戦してみましょう。

 

 

「カンカン」「ぼちゃぼちゃ」といった言葉の響きも楽しみながら遊べるゲームです。

振付もそこまで難しくないため、楽しみながら挑戦することができるでしょう。

 

ロンドン橋落ちた

 

歌に合わせて動くロンドン橋落ちたを取り入れてみましょう。

 

「ロンドン橋落ちた」はみんなで歌を歌いながら遊ぶのが特徴のゲームです。

オニとなる2人が手をつないで橋を作り、子どもたちは円になって歌いながらその下をぐるぐると回ります。歌が終わった時にオニは手を下げ、下をくぐっている子どもを捕まえます。そして、オニに捕まった子どもが新しいオニとなって橋を作るという流れになっています。

 

0~5歳児のクラスで行うときには、年長クラスの子どもがオニを順番に担当し、乳児クラスの子どもたちは下をくぐるようにしましょう。

 

そのとき、歌はゆっくりと歌い、走らないように声をかけると安全に遊ぶことができそうです。

 

橋を下ろすときは、捕まえるというよりもスキンシップをメインとして、ふれあい遊びの要素を持たせると年齢が低い子どもでも楽しめるかもしれません。

 

アレンジを加えた椅子取りゲーム

 

集団遊びとして盛り上がる椅子取りゲームをしてみるのはいかがでしょうか。

 

本来の椅子取りゲームは、音楽に合わせて動き、椅子の数が減る中で最後まで座れていたら勝ちというゲームですよね。

 

しかし、異年齢で行う場合には、勝ち残りの要素があると全員が楽しめなくなってしまったり、力の差が出てしまったりするかもしれません。

 

そこで、年長クラスの子どもが椅子となる、少しアレンジを加えた椅子取りゲームをしてみましょう。

乳児クラスの子どもは音楽に合わせて歩き、音楽が止まったら年長クラスの子どもたちのもとへ走ります。そして年長クラスの子は自分のもとに来た子どもと手をつないだり、抱っこをしたりしてスキンシップを取ります。

 

この椅子取りゲームでは、勝ち残ることではなく子ども同士がふれ合えることを目的としているため、椅子の数を減らすこともありません。ルールがシンプルなうえに全員が参加できるので、飽きることなく楽しめるでしょう。

 

ハンカチ落とし

 

ハンカチ落としは室内で盛り上がる集団遊びの定番ですよね。

 

ルールは簡単で、まず子どもたちが内側を向いて輪になって座り、手を後ろに出しておきます。そして、オニは手の上にそっとハンカチを落として走ります。ハンカチを落とされた子どもは走ってオニを追いかけ、捕まえることができなかったら次のオニになります。

 

これをペアで行い、ハンカチを落とされたら手をつないで追いかけてみましょう。

 

このとき、年上の子が手を引っ張ったり焦らせたりせずに、年下の子のペースに合わせるような配慮が必要になります。

 

そのため、先生はゲームを始める前に、子ども同士無理に手を引っ張り合わないように伝えることが大切です。

 

しっぽ取りゲーム

 

しっぽ取りゲームは室内遊びでも外遊びでも楽しめるゲームですよね。

 

このゲームを2人組のペアでやってみましょう。

 

年下の子のズボンにハチマキや紙テープなどをしっぽとして垂らします。

走り回れる枠を決め、子どもたちはしっぽを取られないように逃げながら、他の子のしっぽを取りに行きます。しっぽを取られたら枠の外に出て、ゲーム終了後にしっぽを一番多く持っていたペアが勝ちとなります。

 

ペアで参加することで、年上の子は年下の子がしっぽを取られないように守ったり、他の子のしっぽを取りに行こうと頑張ったりするため、力を合わせて取り組む姿が見られるかもしれません。

 

ゲームを通して相手を気遣う姿勢を身につけられそうですね。

 

じゃんけん列車

 

室内遊びとしても楽しめるじゃんけん列車を紹介します。

 

じゃんけん列車のルールはとてもシンプルです。

子ども同士でじゃんけんをして、負けた子どもは勝った子どもの後ろに列車を作ります。そして、何度もじゃんけんを繰り返し、最後に先頭に立っている子どもが勝ちというゲームです。

 

じゃんけんのルールを理解していないと難しいかもしれないため、3歳から5歳児の幼児クラスの子どもたちを楽しめる目安としています。

 

じゃんけん遊びは道具を使わずに遊べるため取り入れやすく、力関係も発生しにくい遊びと言えるでしょう。

異年齢児保育に活用できるアイデア:製作

製作をするときはいくつかのグループを作り少人数で行うと、子どもたちは楽しみながら協調性を身につけることができそうです。

ここでは、製作が終わった後に、ごっこ遊びやゲーム遊びに発展できる製作を紹介します。

 

折り紙

 

折り紙を使った、異年齢児保育で楽しめる製作を紹介します。

折り紙製作ははさみを使う工程が少ないため、年齢が低い子でも年上の子に教えてもらえば取り組めそうです。

お弁当

お弁当のおかずを折り紙で作ってみましょう。

 

 

ブロッコリーを作るときにはさみを使う工程があるため、4歳児から5歳児の子どもが行うといいかもしれません。

 

その際、えんぴつなどで切り込みを入れる箇所に印をつけてから行うようにすると、どこを切るのかがわかりやすくなり、バランスよく切ることができますよ。

 

この製作の特徴として、折ったり丸めたりする工程が多いため、年齢が低い子でもチャレンジしやすいでしょう。お弁当ができたら、ピクニックごっこをしてみても楽しめるかもしれませんね。

エビフライ

折り紙を丸めて簡単なエビフライを作ってみましょう。

 

 

紙をくしゃくしゃと丸めるのは乳児が行い、形を整えるのを幼児クラスの子がやれば、異年齢の子どもたちが協力して製作に取り組むことができるでしょう。

 

年上の子が手を添えていっしょに折り紙を丸める姿も見られるかもしれませんね。

手裏剣ハンドスピナー

折り紙の手裏剣がおもちゃに変身する製作です。

 

 

手裏剣としても遊ぶことができますが、一工夫加えてハンドスピナーにアレンジしてみましょう。

 

先生はあらかじめダンボールに穴をあけたものを用意しておき、手裏剣を折る工程と組み立てる工程は子どもたちが行います。

 

トイレットペーパーの芯

 

トイレットペーパーの芯を活用した製作を紹介します。

ロールチャレンジ

ボールを通して遊べるロールチャレンジの製作に挑戦してみましょう。

 

 

トイレットペーパーの芯は事前に先生が切っておきます。

年齢が低い子どもの場合は、折り紙を上手く巻くことができないかもしれないため、年上の子が適宜手伝うように声をかけましょう。

 

同じものを10個作るので、子どもたちが分担して、協力しながら作ることができそうですね。

的当て

的当てゲームができる製作を紹介します。

 

 

先生は事前にトイレットペーパーを切って鉄砲を用意しておき、子どもたちにはそれを使ってもらうようにしましょう。

 

画用紙に絵をかいたりシールを貼ったりして、自由に的の飾り付けを楽しんでくださいね。

 

作り終わった後は、的当てゲームをして遊んでみましょう。うまく的に当たらない子がいたら、年上の子が鉄砲をいっしょに持ってゲームを楽しむといいかもしれません。

トイレットペーパーロード

ビー玉を転がしてゴールを目指す、トイレットペーパーロードを作ってみましょう。

 

 

トイレットペーパーの芯をランダムに切り、壁に貼った画用紙に貼りつけてビー玉を転がして遊ぶゲームです。

 

先生はトイレットペーパーの芯を切ったものを用意しておきましょう。

画用紙に貼る場所や貼る順番など、どのようにコースを作ればいいのか相談しながら製作を進めるため、子どもたちの仲が深まりそうですね。

 

紙皿

 

やわらかい素材の紙皿を使ってできる製作を紹介します。

カメ

紙皿を甲羅に見立てたカメを作ってみましょう。

 

 

ちぎり絵でカメの甲羅を飾り付けてみましょう。

 

1歳児くらいから紙をちぎれるようになる子どもも出てくるかもしれません。

 

また、0歳児後半くらいからでも、あらかじめのりをつけたちぎり紙を手渡しすれば、貼りつけることができるかもしれないため、幼児クラスの子どもたちや先生といっしょにカメの甲羅に色をつけていきましょう。

 

できあがったものを画用紙に貼り付ければ壁画製作にも応用できますよ。

クレープ

紙皿とフラワーペーパーを使って美味しそうなクレープを作ってみましょう。

 

 

ポンポンは、束ねたものをしっかりと開き、一枚ずつ丁寧にはがしていくのがポイントです。また、丸い形になるように、左右を内側に入れるようにするのも大切です。

 

フラワーペーパーを使ったポンポンの作り方が分からない子どもでも、年上の子が教えながらいっしょに作ればできるようになるかもしれません。

 

本物そっくりなクレープができたら、お店屋さんごっこに活用してみてくださいね。

輪投げ

絵合わせの要素をもつ輪投げを製作してみましょう。

 

 

コンパスをやはさみを使って紙皿をくりぬく工程は、あらかじめ先生が対応するようにします。

 

紙コップに切り込みを入れる工程は4歳児や5歳児の幼児クラスの子どもが行うようにし、動物の顔をかく工程と分担すると、はさみが使えない子どもでも楽しむことができそうです。

 

ライオン以外にもクマやうさぎなどさまざまな動物で作ることができるため、何の動物を作るのか子どもたちで相談して決めてみてもいいかもしれません。

異年齢児保育に活用できるアイデア:運動

異年齢保育に使える運動遊びのアイデアを紹介します。

 

マット遊び

 

マット遊びは、乳児も幼児も楽しむことができる室内遊びの定番ですよね。

 

異年齢保育でマット遊びを取り入れるときには、子どもたちの年齢に合わせたコースを作り、リレーをしてみると面白いかもしれません。

 

0歳児や1歳児向けの場合、マットの下にやわらかめのブロックやくるくると巻いたマットを敷いて緩やかな坂を作り、その上をハイハイして進んでもらうようなコースを作ります。

 

また、2歳児や3歳児向けのコースでは、マットの上に寝転がり、端から端までゴロゴロと転がってもらいましょう。

 

4歳児や5歳児向けの場合は、マットの端から端までをうさぎ跳びでジャンプしながら進んだり、背中に軽い荷物を乗せて落とさないようにハイハイしながら進んだりと、少し難易度を上げたコースを設定してゴールを目指してもらいます。

 

年齢ごとの発達に合ったコースを作りリレー形式にすれば、子どもたち全員がマット遊びを楽しむことができそうです。

 

ただし、先生が子どもの横について、マットから落ちたり子ども同士がぶつかったりしないように見守るなど、安全に配慮しながら行うようにしましょう。

 

新聞紙遊び

 

子どもたちが楽しめる室内遊びの一つでもある新聞紙遊びを紹介します。

 

ここでは、5種類の新聞紙遊びを紹介します。

新聞紙を使った準備運動は、先生がお手本を見せながら行えば、乳児クラスの子どもでも取り組むことができそうです。

 

新聞紙リレー

新聞紙リレーでは、新聞紙を落とさないようにするという要素が加わり少し難易度が上がっているため、2歳児~3歳児くらいの子どもから楽しむことができるでしょう。

 

年齢ごとに分けたチームを作り、4歳児や5歳児のチームは1人が走るコースを1周半にするなど、ハンデをつけると年齢が異なる場合でも楽しめそうです。

新聞紙でボール運び

ボール運びは友だちと息を合わせて協力する必要があるため、子どもたちの協調性を育むことができそうですね。2人1組で行うため、年上の子が年下の子を急かさないように、先生はあらかじめ声をかけておきましょう。

 

また、いくつかのチームを作ってリレー形式にしてみても楽しそうです。年上の子どもたちのチームはボールを2個運ぶなど、難易度を変えるのも面白いかもしれません。

 

縄跳び遊び

 

室内でも屋外でも楽しめる縄跳びを使った遊びを紹介します。

ロープくぐり

年上の子ども2人が縄跳びを持ち、年下の子は身体が触れないように縄跳びの下をくぐって遊びます。

 

縄跳びの高さを変えて難易度を調節したり、反対に上をまたいでもらうようにアレンジしてみても面白いかもしれません。

 

年下の子が縄跳びを持つ場合には、年上の子にジャンプで縄跳びの上を超えるのに挑戦してもらうなど、年齢にあわせて難易度を変えると子どもたちも楽しめそうです。

にょろにょろヘビ

にょろにょろとした動きのヘビを再現して縄跳び遊びをしてみましょう。

 

縄跳びを左右に揺らして波を作り、子どもたちは縄を踏まないように飛び越えて遊びます。

 

最初は年上の子が縄を持つ役と飛ぶ役に分かれて、年下の子に遊び方を教えましょう。年齢の低い子が飛ぶときには波の数を少なくしたり大きくしたりして、飛びやすいように工夫します。

 

一方年齢が高い子が飛ぶときには、波を小さくして少し難しくしてみましょう。子どもたちが慣れてきたら、ヘビを踏むというルールにして挑戦してみるのもいいかもしれません。

 

縄跳びを持つ子どもは、動かす速さや大きさを調節することで難易度を変化させることができるので、アレンジを加えれば異年齢でも楽しむことができるでしょう。

 

ボール送りリレー

 

子どもたちが協力して取り組めるボール送りリレーを紹介します。

 

ボール送りリレーのルールはとてもシンプルです。

子どもたちが縦に1列に並び、前から後ろへとボールを送っていき、折り返して先頭の子どものもとへボールが帰ってきたのが早いチームが勝ちとなります。また、往路は頭の上からボールを送り、復路は開いた足の下から送ります。

 

異年齢児保育に取り入れる場合には、子どもたちの年齢をばらばらにして列を作り、あえて身長差を作りましょう。

 

前後にいる子が自分とは異なる年齢の場合、その子に合わせてボールを送る必要があるため、相手を思いやる気持ちが育まれそうです。

 

また、ボールを落としてしまったり上手く渡せなかったりした子がいても、責めたり焦らせたりしないように先生が声をかけて配慮するといいでしょう。

異年齢児保育とは何かを知り、保育活動に役立てよう

今回は、異年齢児保育のねらい、メリットやデメリット、遊びのアイデアなどを紹介しました。

 

異年齢児保育には、子どもたちが年齢の違う子との関わり方を知るというねらいがあり、思いやりの気持ちが生まれるなどのメリットがあるようです。

 

子どもたち全員が楽しめるようにするためには、ふれあい遊びを取り入れるなど、遊びやルールを工夫する必要があります。月案を作成するときには、遊びを工夫することに加え、どのような配慮が必要なのかもかくようにしましょう。

 

今回紹介した異年齢児保育の意味や行う際の注意点などを押さえて、子どもたちが楽しめる遊びを工夫して取り入れてみてくださいね。

 

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